特別インタビュー第20弾 成長し続けることが恩返しだと思う「人間力」で変化の激しい時代に対応せよ〜toBeマーケティング株式会社 取締役COO坂本元気さん〜

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明日、今日より少し成長できる。現場で使えるノウハウを先輩から教えてもらう特別企画、第20弾!

本日お話を伺ったのは、toBeマーケティング株式会社、取締役COO坂本元気さんです。坂本さんのキャリア、toBeマーケティング株式会社の活動や、坂本さんがずっと大切にしてきたこと、これから特に必要になる○○力について伺ってきました!

坂本 元気

大学卒業後、羽毛寝具の製造販売メーカーに入社し職域ルートセールスや新規チャネル開拓を経験後、IT・マーケティング業界に転身。株式会社イノベーション、株式会社チェンジ、株式会社ブイキューブを経て、2016年toBeマーケティング株式会社に取締役として経営に参画、COOとして会社の舵取りを先導している。

キャリアに無頓着だった20代、勤勉な上司によって興味を持ったマーケティング

ー まずは坂本さん自身について、社会人のキャリアを教えてください。

大学卒業後に、羽毛寝具の製造販売メーカーに入社しました。大学時代はアメリカンフットボールに夢中でキャリアのことはまったく考えていない学生でした。恥ずかしながら当時はパソコンを操作することもできない学生だったため、その時代、徐々にインターネットでの応募が主流となっていた時代に応募すらできず、たまたま紙のダイレクトメールで新卒採用の案内を送ってきてくれた羽毛寝具の製造販売メーカーに応募し内定を頂いたのがきっかけです。

仕事としては官公庁職員や医療従事者向けの職域ルートセールスや新規チャネル開拓を約7年ほど経験しました。営業として日々の目標達成が至上命題であり、達成するまではやり遂げるというマインドセットが養われました。その後、JAを中心とした職域以外の販売先を開拓する新規チャネル開発部門に異動し、その部署の上司が大変勤勉な方でマーケティングやセールスに関する書籍を数多く紹介してくれているうちにマーケティングに関わる仕事がしたいという思いが強くなり転職することにしました。

ー 未経験、異業種への転職活動はうまく行きましたか?

これが恐ろしいほど落ちました。最初は紹介会社様に職務経歴書を登録して活動していたのですが、書類選考の段階で30社〜40社は落ちたと思います。経歴書といっても新卒で入社した1社だけ、さらにはいわゆる訪問販売の経験しかない中で異業種であるIT業界でマーケティングをやりたいと応募をしてもそれは無理がありますよね。

ー 心が折れそうですね….

そうですね、でも、訪問販売や新規のチャネル開拓の仕事ではお断りされるケースがほとんどでしたし、うまくいかない時はやり方を変えてみる工夫をしてみることなど精神的にも行動し続けることは鍛えられていたのかもしれません。根拠のない自信ですが、会ってさえもらえばやる気や思いは伝わるしチャンスをくれる会社もあるはずだと、手間はかかりますが自分で会社を調べて直接応募する方法に切り替えました。その結果、10社程度の内定を頂くことができました。その中からまだベンチャー企業で事業規模は小さいものの人間的に魅力的な人が多かった株式会社イノベーションに入社しました。

ー その後も現在に至るまでいくつかの企業に転職をしてますよね

変化の激しい時代ですからビジネス社会で生き抜いて行こうと考えた時に、経験をしておくべき領域があると考えていてそれらを全て経験してみたかったんですね。具体的には営業とマーケティング、コンサルティング、コーディネートの能力を身につけ向上させることと事業開発やアライアンス、プロジェクトマネジメントの経験を積んでおきたかったんですよね。なので、そんな仕事ができる場所を選択して転職先を探してきましたが、たまたま全て知人からの紹介で経験をすることができました。

ー 現在のtoBeマーケティング株式会社に経営者として参画した経緯を教えて下さい

株式会社イノベーション、株式会社チェンジ、株式会社ブイキューブとITやマーケティングと言われるような業界を渡り歩いてきて、これらの会社は貢献度はさておいて、私が卒業後若しくは在籍中にすべてIPOを果たしている会社です。IPOを実現した時に創業初期から参画している経営者やメンバーが涙を流して喜んでいる姿を見たときに自分も将来にわたって大切にできる思い出のようなものを作りたくなったんです。そのためには創業初期に経営者として参画するべきだなと考えました。当時、年齢も40歳手前になっていましたのでそろそろこのタイミングでと思っていた時に友人でもあった創業社長の小池に声をかけられ経営者として参画しました。

ー toBeマーケティング株式会社のお仕事とやりがいについて教えてください。

当社は、「企業のマーケティングの目指す姿へ」というビジョンの元、Salesforce領域に特化をした、MA(マーケティングオートメーション)・CRM・ビジネスインテリジェンスを中心にした、デジタルマーケティング支援の会社です。

創業8期目で100名超の規模になり、IPOを目指して日々邁進しています。新卒も毎年採用しておりますが、20代の若い社員が最速で成長できる場と環境が市場的にも整っており、成長意欲の高い方には最高の環境だと思います。

toBeマーケティング株式会社

toBeマーケティングは、Salesforce Pardotの導入・活用支援を専門としたマーケティングエージェンシーです。導入コンサルティング・初期設定支援・伴走活用支援サービスの提供を通じて、お客様のマーケティング施策と営業活動の効果創出に貢献します。

ー これまでのビジネス人生で失敗エピソードはありますか?

それがないんですよ…。大なり小なり人並みに失敗は経験してきていると思うのですが、致命的な失敗をしていないことが失敗のような気がします。でも、振り返ると常日頃失敗の連続だけど失敗を失敗のままにせず好転するまでやり続けてきたような気はします。

ー 失敗を失敗と思わない?

失敗は失敗なんでしょうけど、失敗したらそれをそのままにせずにリカバリーすることに集中してきたんだと思います。その結果、致命的な失敗だったと心に残ることなくすぎていったんだと思います。

ー そのように前向きに考えることが出来るようになる秘訣はありますか?

秘訣らしい秘訣はありませんが、私自身が人生で大切にしているテーマがあります。それは「愛」「志」「利他」の3つです。「愛」は、社員・パートナー様・お客様に対して上からでも下からでもなく、別け隔てなく家族や友人のように接する、またはそう考えること。具体的には義理を大切にして、誠実で嘘をつかないこと。

「志」は、自分がこの世の中で何を成し遂げたいか、何のために今の会社で働いているかを自問自答し、立てた目標に対し最短距離で突き進むこと。

「利他」は、自分のことも大事だが、他人の利益をまずは考えること。先義後利、Give & TakeのGiveですね。目の前の事象にとらわれるのではなく、すべてのことに対してこの3つのテーマに沿って行動しているだけなんだと思います。

ー 若いメンバーに期待することはなんですか?

最近1社目の上司だった方々とお会いする機会があったのですが、当時20代の私は「後輩力」が強かったと言われました。どんどん先輩や上司に質問したり相談したり、言われたことをまずは素直に実行してみたりと、可愛がってもらう、助けたくなる、応援したくなる後輩だったようです。よく言われることですが若いうちは失敗し放題、まずは、素直にそして誠実にアドバイスを受けて自分なりに考えてみたことをどんどんやってみてほしいですね。若いメンバーの自己成長は、必ず会社の成長につながりますから。

ー マネジメントの立場になり必要だと思う○○力はなんですか?

すばり「人間力」ですね。以前、以前勤めていた会社の創業社長に「元気、お前はCPUは低いけど人間力で勝負すれば勝てる(笑)。」と言われ、それから「人間力」とは何だろうと調べたり学んだりするようになりました。「人間力」を形成するために大切な要素として「覚悟」「克己」「利他」「寛容」と私なりに整理しています。「覚悟」は、困難から逃げないこと。「克己」は、自分に打ち克つ、欲望に流されないこと。「利他」は、人の成功を願い、人の利益を優先する、自分のことは後にすること。「寛容」は、人の過ちや失敗を許す慈悲の心を持つことです。

ー 「覚悟」「克己」「利他」「寛容」なんか難しそうですね…

そんなに難しく考える必要はないんです。スキルやノウハウはあるのに人間力が低い人は世の中に多くいます。例えば、不正をはたらく人。自分の都合の良いことや、自分の利益のことしか頭にない人。不平不満や悪口・言い訳ばかりしている人。失敗を人のせいにする人….。スキルやノウハウに加え、「人間力」を併せ持つことが大切です。「人間力」は誰でも努力次第で高められます。意識をするかしないか、自分自身で変わろうとする覚悟を決めるか。一緒に「人間力」を高めて人として大きく成長しましょう!

会社の展望や読者へのメッセージ

当社はIPOを目指しており、必ずやその目標を達成したいと考えています。IPO後は、デジタルマーケティングのコンサルティング会社としてご支援の幅をさらに広げIT/デジタルテクノロジーを活用したマーケティングと営業活動の仕組みつくりによって企業とその先のお客様のエンゲージメントを数多く実現して行きたいと考えています。

志を共に一緒に働いてくれるマーケティングに興味のある仲間を募集しています。少しでも当社に関心があればお気軽にお問い合わせ下さい!
https://hikoma.jp/tobem

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