吃驚の意味や読み方とは?中国語との関係や「吃驚仰天」、使い方・類語・例文も解説

「吃驚」の意味や読み方とは?中国語との関係や「吃驚仰天」、使い方・類語・例文も解説
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「吃驚」の意味を知っていますか?なかには漢字を読めないひともいるでしょう。この記事では「吃驚」の意味や類語、中国語との関係を解説します。実はよく使っている言葉ですので、しっかりと頭に入れておきましょう。

目次

「吃驚」の読み方

「吃驚」の読み方

「吃驚」の正しい読み方を知っていますか?実は「吃驚」は読み方が2つある言葉なのです。ここでは「吃驚」の2つの読み方について解説します。小説などで登場したときに読めないと社会人として恥ずかしいです。レベルアップした語彙を手に入れるためにも、「吃驚」の読み方は2つとも覚えておきましょう。

「吃驚」の読み方1「きっきょう」

「吃驚」の読み方1つ目「きっきょう」です。「吃」は「きつ」と読み、「吃音(きつおん)」「吃語(きつご)」のように使われています。「吃驚」の読み方としてはもう一方のほうが一般的ですが、「きっきょう」とも読むことは忘れないで頭に入れておきましょう。

「吃驚」の読み方2「びっくり」

「吃驚」の読み方2つ目「びっくり」です。「びっくり」は日常生活や漫画などにも使われている表現。非常になじみ深い表現を漢字で書くと「吃驚」となることに驚いたひともいるのではないでしょうか。「びっくり」を「吃驚」と書くのは当て字ですが、辞書にも記載されている一般的な読み方ですので覚えておきましょう

「吃驚」の意味とは?

「吃驚」の意味とは?

「吃驚」の意味を知っていますか?「吃驚」は読み方によって意味が異なる言葉。ここでは「吃驚」のそれぞれの読み方における意味について解説します。同時に「吃驚」を含む四字熟語である「吃驚仰天」についても解説。読み方を知っていても意味を知らなくてはまったく意味がないので、社会人として確実に頭に入れておきたいものです。

「吃驚(きっきょう)」の意味

「吃驚(きっきょう)」は「驚くこと」や「びっくりすること」を意味しています。「驚」という漢字が含まれているため、意味を覚えるのは容易でしょう。

「吃驚(びっくり)」の意味

「吃驚(びっくり)」は「不意を突かれたことに一瞬驚くこと」や「わずかに動くこと」を意味しています。「吃驚(きっきょう)」の意味とは本質的に変わらないのですが、若干のニュアンスの違いや含まれている意味の違いには注意しましょう。

参照:Weblio辞書「吃驚」

「吃驚仰天」の意味

「吃驚仰天」は「びっくりぎょうてん」と読み、「とても驚いた」という意味を表現します。「吃驚」と「仰天」の両方ともが「驚いた」という意味をもっており、同じ意味をもつ言葉を繰り返すことによって意味を強調しているのです。

「吃驚」の由来・語源

「吃驚」の由来・語源

「吃驚」の由来・語源を知っていますか?言葉の語源や由来を知っていると、使い方が異なってきたり、豆知識として披露できたりもします。ここでは「吃驚」の由来や語源について解説します。覚えておくことによって社会人としてワンランク上の知識が身につくことは間違いない。クライアントとの会話も弾むようになるかもしれませんよ。

「吃驚」の由来は「びっくり」

「吃驚」の由来は「ビクビクする」「びくともしない」などの「びく」からきています。「ビクビクする」「びくともしない」は「わずかに動く様子」を表現した言葉。それが転じて「びっくり」が「わずかに動く様子」を表現するようになったのです。「びっくり」は古く日本語として使われてきました。

「吃驚」は中国語の当て字

「吃驚」は中国語を当てた漢字です。中国においても同じように「吃驚」が「びっくり」という意味で使われています。よって、同じ意味を表す言葉だからと「びっくり」に「吃驚」という漢字を当てたのです。

「吃驚」の類義語・言い換え

「吃驚」の類義語・言い換え

ここでは「吃驚」の類義語・言い換えについて解説します。「吃驚」は読み方を知っていれば容易に伝わる言葉ですが、書き言葉として使ったときには理解できないひとがいるのも事実。そこで「吃驚」の類義語・言い換えを使えるようになっておきたいものです。「吃驚」の類義語・言い換えは覚えておいて損はありません。どんなひとともコミュニケーションが取れるように類義語・言い換えは覚えておきましょう。

「吃驚」の類義語1「腰を抜かす」

「吃驚」の類義語1つ目は「腰を抜かす」です。「腰を抜かす」は「驚きや恐怖のあまり立ち上がれなくなること」を意味しています。驚きが非常に大きいことと、恐怖に対しても使えるのが特徴です。

例文

魔王を目の前にして村人は腰を抜かしてしまった。

「吃驚」の類義語2「目を見張る」

「吃驚」の類義語2つ目は「目を見張る」です。「目を見張る」は「目を大きく開けてみる」や「優れたものを目の当たりにして、驚いたり感動したりすること」を意味しています。「腰を抜かす」とは違って、今度は感動に対しても使えることを覚えておきましょう。

例文

彼の美しい演技には目を見張るものがあった。

「吃驚」の類義語3「一驚」

「吃驚」の類義語3つ目は「一驚」です。「一驚」は「いっきょう」と読み、「驚くこと」「びっくりすること」を指しています。「いっきょう」と読む漢字がほかにも「一興」「一教」などとたくさんあるので、使う際には誤変換に気を付けましょう。

例文

あまりの素晴らしさに私は一驚した。

「吃驚」の類義語4「驚嘆」

「吃驚」の類義語4つ目は「驚嘆」です。「驚嘆」は「きょうたん」と読み、「素晴らしいことや思いもよらないことに対して、驚いて感心すること」を表現しています。ただ単に「驚く」のではなくて、「驚きによって感心している」のがポイントです。

例文

彼がどのような練習をしているのかを聞いて驚嘆した。

「吃驚」の類義語5「驚愕」

「吃驚」の類義語5つ目は「驚愕」です。「驚愕」は「きょうがく」と読み、「非常に驚くこと」を意味しています。「けいがく」と読まれたり、同じ意味で「驚駭」が使われたりすることもあります。

例文

彼が達成したものは世界を驚愕させるものだった。

「吃驚」と「驚愕」の違い

「吃驚」と「驚愕」の違い

「吃驚」と「驚愕」の違いは「驚きの大きさ」にあります。「吃驚」は「驚く」という意味ですが、「驚愕」は「非常に驚く」という意味として使われているのです。よって、「急に声をかけられて吃驚した」は使いますが、「急に声をかけられて驚愕した」とはなかなか使いません。「驚愕」は「吃驚」に比べて、大きな驚きに対して使われるのです。

「吃驚」の使い方と例文集

「吃驚」の使い方と例文集

いくら「吃驚」の意味や類義語を覚えていたとしても、実際に「吃驚」を使えなければまるで意味がありません。ここでが「吃驚」の使い方と例文を紹介します。実際にどんな場面で、どのようにして使われているのかを意識することで、とっさに「吃驚」が使えるようになりましょう。

「吃驚」の使い方

「吃驚」は基本的に「わずかに動く」という意味でより、「驚く」の意味で使われることが多いです。「吃驚する」や「吃驚した」と表現することで「不意な出来事に驚いた」という感情や状態を意味できます。ポイントは「驚いたものがいいものでも悪いものでも使える」こと。しっかりとポイントを押さえて、適切に「吃驚」を使いましょう。

「吃驚」の例文

「吃驚」を使った例文は以下のとおりです

例文
  • 吃驚した!いるんだったら声かけてよ!
  • 吃驚するようなことが起きたんだけど、聞きたい?
  • 久しぶりに会った彼女は以前より美しくなっていて吃驚した。
  • Aさんの成長が早すぎて吃驚している。
  • こんなところで中学の同級生に再会するなんて吃驚仰天だ。

「吃驚」を英語でいうと?

「吃驚」を英語でいうと?

「吃驚」を英語で表現すると「surprise」「amazement」「astonishment」となります

例文
  • I was surprised when I saw him again after ten years.(彼と10年ぶりに再会した時は吃驚しましたよ。)
  • I was in amazement.(私は驚きのなかにいた。)
  • I exclaim in astonishment.(私は吃驚して叫んだ。)

まとめ

「吃驚」は2つの読み方をもち、その読み方によってそれぞれ微妙に意味が変わる言葉です。よって、使うときや理解するときには注意が必要。また、「びっくり」として使う際にはひらがなで表記されることも多いです。それぞれの場所や状況に合わせて「吃驚」を使えるようになりましょう。

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