「後ろで手を組む」のはビジネスで失礼?その理由と正しいビジネスマナーも解説

    URLをコピーする
    URLをコピーしました!

    上司への報告などで、つい「後ろで手を組んで」しまい、注意された経験はありませんか?「後ろで手を組む」ことはビジネス上でよくないのかな、でも手のポジションをどうすればいいかな?と悩んでいるあなたの疑問にすべてお答えします。

    目次

    「後ろで手を組む」はビジネス上でNGなの?

    「後ろで手を組む」はビジネス上でNGなの?

    習慣のように「後ろで手を組む」しぐさをする方はいませんか?普段は意識していなくても、上司などに指摘されると気になりますよね。まずは「後ろで手を組む」行為のビジネスマナー上の意味と由来を一緒に見ていきましょう。

    「後ろで手を組む」ことは相手に無礼な印象を与える

    あまり気にしない方もいますが、現代日本のビジネスシーンにおいて、「後ろで手を組む」しぐさはマナー違反とされるケースが多いです。

    「後ろで手を組む」と自然と胸を張ることになり、態度が大きい人に誤解されたり、ときには相手を威嚇するようにも見えてしまいます。特に自分より目上の方と話をするときは「後ろで手を組む」行動を避けましょう。

    ただし、「後ろで手を組む」行為が許される職業もあります。消防士や警察、軍人のように厳しい規律がある職業がこれに当てはまります。これかの職業において「後ろで手を組む」体制は訓練などにおける「休め」のポーズです。ご参考までに知っておいてくださいね。

    隠し事がある印象を与えることも

    「後ろで手を組む」動作は手の裏を隠している、つまり何かを企んでいながら相手に隠している印象を与える可能性があります。場合によっては不信感を与え、仕事に影響する可能性もあるので、気を付けるべきですね。

    「後ろで手を組む」ことがマナー違反だという認識が根付いたのは、中世ヨーロッパからです。日本の戦国時代のように小さいに国に分かれていた中世ヨーロッパでは戦争も多く、暗殺や裏切りの危険も常に存在していました。

    そのため、王室に仕える軍人や召使は「手を後ろに組まない」ことにより、「私はあなたを裏切りません」という意思を伝えるようになりました。そういった風潮により、「後ろで手を組まない」ことが徐々に礼儀作法として確立されていきました。

    「後ろで手を組む」心理的な理由

    「後ろで手を組む」心理的な理由

    ついつい「後ろで手を組む」人はどういう考えからそういった行動をしているのでしょうか。「後ろに手を組む」しぐさの裏に隠されている心理的要因をいくつか紹介します。

    自尊心が高い場合

    「後ろで手を組む」動作を頻繁にする人の中には、プライドがとても高く、自分だけの基準がはっきりしている人がいます。ときには自尊心が高すぎて、相手になめられたくない気持ちの表れで「手を後ろに組む」場合もあります

    こういうタイプの方は仕事熱心で、推進力がある部分はいいですが、周りとの協調性に欠ける場合がしばしばあります。自分がこういうタイプだと感じている方は、相手に歩み寄る努力をするとより仕事がスムーズに進むでしょう。

    自分の立場が上だと示したい場合

    自尊心が高い方とつながる部分が多いですが、自分の立場が上だと相手に示したい場合も「後ろで手を組む」しぐさをします。

    こういうタイプの場合、本来自分が持っている能力よりも見栄を張ってしまうことが多く、それが相手にとってもマイナスなイメージで映る可能性が高いです。自分の権威ばかりを主張するよりは、相手の話もじっくり聞くことを意識するといいでしょう。

    考え事をしている場合

    周りのことを忘れ、深く考え事をしている場合も「後ろで手を組む」動作が出てきます。物事に対して深く考えて行動することは推奨されるべきことではありますが、ときには深く考えすぎたあまり周りが見えなくなり、人間関係に悪影響を与える可能性もあります。

    自分がどのようなタイミングで「後ろに手を組んで」深く考えに入るのか、客観的に観察してみるのもいいでしょう。その頻度を減らしたり、1人で考える必要がある場合は別室でアラームを設定して決まった時間だけ考え事をしたりなど、対策をすると人間関係もよりスムーズにいくでしょう。

    緊張している・習慣になっている場合

    「後ろで手を組む」行動は緊張感の表れである場合と、ただ習慣になっている場合があります。前者は心配事が多く、弱い自分を相手に見せたくないという心理が働き、「後ろで手を組む」行動で自分を守っているケースが多いです。緊張を減らすためには事前に話す内容をまとめる、話すスピードをゆっくりにするなど、対策をするといいでしょう。

    後者の人は習慣を改善するために、自分の行動を観察し、記録することを推奨します。自分が「後ろで手を組んでいる」と意識するたびに記録し、徐々に回数を減らしていくことで改善にもつながるでしょう。

    (女性の場合)相手に心を許しているサインの場合も

    男性よりは女性に多いですが、相手に好意を持っている・心を許している心理の表れとして「後ろで手を組む」人がいます。女性は自分を守るときに手を前に組むしぐさをする場合が多いですが、その反対のしぐさをすることで相手への信頼を表しているのです。

    ビジネスパートナが女性の場合、相手の女性が「後ろで手を組んでいる」のなら、より積極的に意見を提案したり、リードしてもいいでしょう。

    ビジネス上で正しい手のポジションとは

    ビジネス上で正しい手のポジションとは

    では「後ろで手を組む」の代わりにできるビジネス上で正しい手のポジションは何でしょうか。ここでは2つの手のポジションを紹介します。

    手を前で組む

    「手を前で組む」動作は一般的に礼儀正しい印象を与えます。礼儀・マナーが最も重要視されるホテルマンや百貨店などのサービス業の場合、スタッフがお腹あたりに両手を重ねるポーズをして待機していることが多いですよね。

    しかし、胸元で両腕を組むしぐさは日本では失礼な印象を与えることもありますので、気を付けてください。

    手を横に付ける

    中高生のときによくやる「気を付け」のポーズのように、「手を体の横に付ける」こともビジネス上正しい手のポジションです。どのビジネスシーンでも活用できるポーズですので、手のポジションに困ったらこちらのポーズを取ってくださいね。

    (番外編)後ろで手が組めない場合はどうすればいいの?

    (番外編)後ろで手が組めない場合はどうすればいいの?

    ストレッチの意味で「後ろで手を組む」こともありますよね。しかしオフィスワーカーなど、普段あまり体を動かさない職業の場合、いきなり「後ろで手を組む」ポーズをしようとしても、うまくできない場合が多いです。その原因は何か、一緒に見ていきましょう。

    原因は肩甲骨にあるかも!

    「後ろで手を組む」動作ができない人は、肩甲骨あたりが固まっている可能性があります。パソコン作業が多い仕事だと、どうしても猫背になりやすいですよね。猫背をそのまま放置すると、肩だけではなく、背中の肩甲骨も固まり、手を挙げることさえ負担がかかります。

    放置すると肩こりの原因にも

    肩甲骨は背中だけでなく、上半身の他の部分にも影響します。肩甲骨の固まりにより肩の筋肉も委縮し、それが首や頭につながる筋肉にも影響を与えます。そのまま放置すると肩こりや頭痛の原因にもなります。

    ストレッチを習慣化し、仕事のパフォーマンスを上げよう

    ずっと同じ体制で仕事をすると、身体が固まり仕事のパフォーマンスも落ちます。1~2時間に1回は軽いストレッチを習慣化し、仕事のパフォーマンス向上に役立てましょう。

    特に手を後ろに回し、肩甲骨辺りまで上げるストレッチがとても効果的です。

    「後ろで手を組む」の英語表現

    「後ろで手を組む」の英語表現

    「後ろで手を組む」に該当する英語表現も一緒に見てみましょう。

    lock hands behind one’s backなど

    「lock hands behind one’s back」とは、背中の「後ろで手を組む」という意味です。

    また、「Put your hands behind your back」という表現もあります。よくアメリカの映画などで警察が犯人に向かって「手を後ろにして、地面に伏せろ」と叫ぶシーンがありますよね。そういったときにも使える表現です。

    例文

    では英語の例文も紹介します。

    • Don’t move! Put hands behind your back!
      動くな!手を後ろに回せ!
    • I tried to lock my hands behind my back for stretching my body.
      私はストレッチするために手を後ろで組んだ。

    まとめ

    「後ろで手を組む」しぐさはビジネス上あまり推奨されない行動で、相手に隠し事がある印象や与えたり、不快感を与える可能性があります。この機会に正しいビジネス上の手のポジションを取得しましょう。

    この記事が気に入ったら
    フォローしてね!

    よかったらシェアしてね!
    URLをコピーする
    URLをコピーしました!
    目次
    閉じる