重複(じゅうふく/ちょうふく)の意味と使い方|読み方・違いも解説

    URLをコピーする
    URLをコピーしました!

    ビジネスシーンでは、正しい漢字の読みがわからず、間違いを指摘される言葉があります。「重複」という言葉も世間に浸透している読み方が2つあるので困る言葉でしょう。この記事では、「重複」の正しい読み方や使い方を例文など交えて解説していきます。

    目次

    「重複」の読み方と意味の違い

    「重複」の読み方と違い|それぞれの読み方で意味がかわる!

    「重複」の読み方は「重複(ちょうふく)」と「重複(じゅうふく)」とで、どちらが正解なのか悩む人が多い言葉です。片方の読み方が正しいとされ、もう片方の読み方は誤りとなります。

    ただし、ビジネスシーンでは「重複(ちょうふく)」も「重複(じゅうふく)」も使われているおり、正しい読み方のほかに、それぞれの読みでの使い方を覚える必要があります

    「重複」は「ちょうふく」と読む

    「重複」の正しい読み方は、「重複(ちょうふく)」です。「重複(じゅうふく)」は、慣用読みといわれ、もともとは誤読で使われていたものが一般的な読み方として広まって定着しました。

    「重複(ちょうふく)」の意味

    「重複(ちょうふく)」の意味は、「1つ以上の同じ物事が重なること、またはそのような状態であること」です。「重複」の「重」という字は「重なる」という意味にする場合、「ちょう」と読みます。

    「重複」を構成しているもう1つの字である「複」には、「2つ以上のものが重なる」や「同じことを重ねて行う」という意味があります。

    「重複(じゅうふく)」の意味

    「重複(じゅうふく)」の「重」という字を「じゅう」と読む場合は、「体重」のように「重さ」を表す意味として使われるときが多いです。一方で「重箱(じゅうばこ)」のように、「重ねた」状態を示す場合もあります

    「二重」・「三重」のように重なるものを数えるときに用いられたり、「重傷」や「重鎮」のように「段階」や「位」を表す言葉として使われたりもします。

    参照:weblio辞書「重複」

    「重複(ちょうふく)」の類義語と対義語

    「重複(ちょうふく)」の類義語と反対語は?

    「重複(ちょうふく)」の意味である「重なる」と同じ意味をもつ別の言葉が類義語となります。対して「重なる」の反対の意味をもつ言葉が「重複(ちょうふく)」の対義語です。

    「重複(ちょうふく)」の類義語・言い換え

    「重複(ちょうふく)」の類義語には、「メッセージの繰り返し」や「できごとの繰り返し」の意味をもつ言葉があります

    メッセージが繰り返される場合の類義語は、「剰語(じょうご)」「冗文(じょうぶん)」「冗物(じょうぶつ)」などです。できごとが繰り返される場合の類義語は、「繰りかえし」「重出(じゅうしゅつ)」「反復(はんぷく)」などがあてはまります。

    「重複(ちょうふく)する」の場合の類義語は、同じものが1つ以上ある場合の「二重になる」、いくつかのものが重なった状態の「二重にする」です。

    「重複(ちょうふく)」の対義語・反対語

    「重複(ちょうふく)」の対義語には、「唯一のもの」という意味の言葉があてはまります

    たとえば、「単一(たんいつ)」や「単独(たんどく)」などです。「固有(こゆう)」も意味が「そのものだけである」ことを指すので、「重複(ちょうふく)」の対義語といえるでしょう。

    「重複(ちょうふく)」の英語表現

    「重複(ちょうふく)」は英語ではどう訳す?

    「重複(ちょうふく)」を英語で訳す場合は、「重なる」や「繰り返す」などの意味をもつ単語が使われます。ただし、英語で「重複(ちょうふく)」と表現できる単語でも、文章にする場合に「組み合わせる単語」や「文法」によって意味合いが変わる場合があるので注意が必要です。

    duplication(二重・複製)

    「重複(ちょうふく)」の英語表現として使える英単語の1つに「duplication」があります。

    「duplication」は、「複製」「二重」「重複」などの意味が含まれる名詞です。「duplication」は、「コピー」や「複製」を表現するときに使用される場合が多いです。

    「duplication data」は、「重複(ちょうふく)データ」という意味になります。

    overlap(重なり・重ねる)

    「overlap」も「重なり」や「重ねる」という意味をもつ英単語です

    「overlap」は名詞としても動詞としても使えます。たとえば、「重複する部分がある」を英語で表現する場合は、「There are overlapping parts」です。

    redundant(冗長・余分の)

    「redundant」も「重複(ちょうふく)」を英語表現するときに使用できる英単語です。

    「redundant」は、「余分の」や「冗長な」などの意味がある形容詞です。「重複(ちょうふく)」を表現する場合は、「That is redundant」とすれば「それば重複しています」という意味になります

    「重複(ちょうふく)」の使い方と例文

    「重複(ちょうふく)」の使い方と例文

    「重複(ちょうふく)」は、単語ではなく「重複する」のように動詞として使うのが一般的です

    ビジネスシーンでも多用される言葉なので正しく使えるように注意しましょう。使い方や例文を具体的に説明していきます。

    「重複(ちょうふく)」の使い方

    「重複(ちょうふく)」は、よく「重複する」や「重複データ」などのように使われます。

    一般的に「重複(ちょうふく)」という言葉が使われるのは、「ひとつあれば足りるものが、いくつか重なっている」ときです

    たとえば、ビジネスシーンでよく使われるのが「データが重複している」などの一文です。この場合は「同じデータ」が繰り返し使われていて、その状態が望ましくない場合に使われます。

    「重複(ちょうふく)」表現に注意

    「重複(ちょうふく)」で気をつけるのは、意味の理解や言葉の使い方だけではありません。本当に注意が必要なのは「重複表現」です

    「重複表現」は、有名なたとえで「頭痛が痛い」というのがあります。ここまでわかりやすいと間違えることは少ないでしょうが、よく耳にする言葉や目にする言葉だと気付かずに使っているケースもあります。

    たとえば「一番最初に」という言葉を使っていませんか?これは「一番」と「最初」で同じ意味が含まれるため「重複表現」となります。いくつかの重複表現を紹介します。

    • 重複表現「犯罪を犯す」/正しい表現「罪を犯す」
    • 重複表現「馬から落馬する」/正しい表現「馬から落ちる」または「落馬する」
    • 重複表現「まずはじめに」/正しい表現「まず、はじめに」

    このほかにも知らず知らずのうちに使っているときがあるので注意しましょう。

    「重複(ちょうふく)」と名詞を組み合わせる

    「重複表現」という言葉もその1つですが、「重複(ちょうふく)」+「名詞」を組み合わせて「熟語」として使う場合があります。そのものが「重複(ちょうふく)」していることを表すための使い方です

    「重複表現」「重複投薬」などが「重複(ちょうふく)」+「名詞」の熟語です。ほかに「重複順列」や「重複データ」なども「重複(ちょうふく)」+「名詞」の熟語となります。

    「重複(ちょうふく)」の意味と使い方

    「重複(ちょうふく)」は使われる分野でも意味が変化する!

    「重複(ちょうふく)」という言葉は、さまざまな分野で使用されています。それぞれの分野で「重複(ちょうふく)」と単語を組み合わせて使用しますが、それぞれに意味は違っています

    数学・生物分野

    数学の分野では「重複順列」や「重複組み合わせ」という言葉で、「重複(ちょうふく)」を使用しています。数学分野は「重複(ちょうふく)」を順列や組み合わせの分野にて取り入れているのです。

    生物の分野では、「重複受精」や「重複遺伝子」などの言葉で「重複(ちょうふく)」使用しています。生物分野では、「重複(ちょうふく)」という言葉自体を「染色体の一部分が余分に付着する」という意味で使う場合もあります

    医療・法律分野

    医療の分野では、「重複(ちょうふく)」を「重複投薬」や「重複障害」という言葉で使っています。「重複(ちょうふく)」+「名詞」のところで説明しましたが、あえて「重複している」ことを指すための言葉です。

    法律の分野での「重複(ちょうふく)」は、「重複課税」や「重複保険」などの法律用語です。法律用語での「重複(ちょうふく)」の使い方は、税を負担する側や保険に加入する側にわかりやすく「重なり」を示す目的もあります。

    医療・法律の分野では「重複(ちょうふく)」という言葉の本来の意味に近い使い方をしているといえるでしょう

    そのほかの分野での「重複(ちょうふく)」

    「重複(ちょうふく)」を含む言葉は、「選挙」や「ゲーム」などの分野にも存在しています

    「選挙」の分野では、1人の候補者が小選挙区と比例代表の両方に立候補する場合の「重複立候補」という言葉です。

    「ゲーム」の分野での「重複(ちょうふく)」は、「いくつかの効果が有効である」という意味合いで使用します。たとえば、複数アイテムを使用できるときの、全てのアイテムが有効となった場合には「効果が重複する」といいます。

    「重複(ちょうふく)」は意味や使うシーンを意識して正しく使おう!

    「重複(ちょうふく)」について、正しい読み方と意味以外にも、使い方などを含めいろいろと説明してきました。これだけさまざま使われ方をする言葉は、ビジネスシーンでもそれほど多くはないでしょう。

    たくさんの意味や使い方がある「重複(ちょうふく)」ですが、しっかりと意味を理解していれば、読み方や使い方を間違える心配はないはずです。逆にきちんと意味を理解しないで使うと、「重複表現」をしている文章をメールで送るなどの失敗が起きるかもしれません

    上司や同僚に間違いを指摘されないように、正しく「重複(ちょうふく)」を使いこなしましょう。

    ビジネス動画チャンネル「先輩と後輩のまよちゃん」

    やたらと会社の先輩に「~してください」と命令してくる後輩

    やたらと先輩に「左様でございます」を使ってくる後輩

    やたらと先輩に「頑張ってください」を使ってくる後輩

    笑いながらビジネス用語やマナーを覚えられる!先輩と後輩のまよちゃんのYouTubeチャンネルはこちら

    この記事が気に入ったら
    フォローしてね!

    よかったらシェアしてね!
    URLをコピーする
    URLをコピーしました!
    目次
    閉じる