「勧める」と「薦める」の違いとは?正しい意味と使い分け方や類語を詳しく紹介

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    「勧める」と「薦める」、2つの言葉の使い分け方をご存じでしょうか。違いなんて気にせず過ごしてしまっていませんか?違いを詳しく知りたい方必見!「勧める」と「薦める」の違いに加え意味や使い方、類語や英語表現を詳しく紹介します!

    目次

    「勧める」の意味とは?

    「勧める」の意味とは?

    日本語表現において「すすめる」と読む漢字はたくさんあります。今回は代表して、「勧める」という漢字のその意味と、「すすめる」と読むその他の漢字について紹介していきます。「すすめる」と読む漢字の使い分けができるようになりたい方は必見です。ただでさえ、読み方が多くわかりにくいこれらの漢字の意味を、わかりやすく解説します。

    「勧める」の意味は「人が行動するように誘いかける」

    「勧める」という言葉には「人が行動するように誘いかける」という意味があります。カタカナで表記されることが多い「オススメです!」という表現は、この漢字を開いたものになります。モノを売りたいときの文章などによく使われるニュアンスです。その本質は、「他人に行動してもらうために働きかける」という気持ちを表現しています。

    そのほかの「すすめる」と読む漢字

    その他の「すすめる」と読む漢字は以下のとおりになります。「進める」「薦める」「奨める」。今回はこれらの言葉についても詳しく解説していきます。基本的に「すすめる」と読む漢字は「他人に何かをするように働きかける」ための言葉であることがほとんどです。

    「勧める」の類義語・言い替え

    「勧める」の類義語・言い替え

    「勧める」の類語表現として2つ紹介します。その言葉は「進める」と「薦める」です。これはの漢字は使い分けが非常にまぎらわしいので、しっかり押さえておくべき言葉になります。非常に難しいのは読み方が同じでも、ニュアンスが異なるという点です。つまりニュアンスが異なることで使い方やタイミングも変わってきます。正確にニュアンスを把握し、しっかり使い分けができるようになりましょう。

    「進める」

    「進める」という漢字には、物理的な意味と抽象的な意味の2つが存在します。物理的な意味は「前の方へ動かして位置を移すこと」という意味になります。一方、抽象的な意味は「予定の手順に従って物事を捗らせること」という意味になります。ビジネスシーンにおいては抽象的な意味での使い方をされる方が多いです。特に、「仕事をはかどらせること」を「仕事を進める」という風に表現します。 「薦める」や「勧める」とはかなり意味合いが異なるので注意が必要です。

    「奨める」

    「奨める」という言葉には、「代表して進めていく」という意味と「使用をおすすめする」という意味の2パターンあります。物事を進めていくか、他人に対して行動を促進するのか、どちらの意味でも使うことが可能です。もうひとつの覚えておきたい意味として、「助け励ます」というニュアンスがあります。「奨励する」という熟語表現で表現で使われる事が多いです。

    「勧める」と「薦める」を使う漢字

    「勧める」と「薦める」を使う漢字

    「勧める」と「薦める」の違いを知るためにこれらの漢字が使われている熟語を知ることは大切です。そこで、これら2つの漢字を使う熟語をそれぞれ紹介します。熟語を足がかりにそのニュアンスをつかむことは可能です。微妙なニュアンスの違いを把握して正しく使い分けられるようになりましょう。

    「勧誘」

    「勧誘」は「あることをするように勧めて誘うこと」を指します。中学や高校での部活動の勧誘や大学でのサークルの勧誘など、聞き馴染みがある方も多いでしょう。これらは、行動を起こすことを促しているというニュアンスになります。他の熟語には「勧善懲悪」などがあります。この言葉は「善を勧めて悪を懲らしめる」という意味を持ち、水戸黄門などのストーリーはその典型的な例であるといえるでしょう。

    「薦挙」

    「薦挙」は「人を推薦し役につかせること」を指します。この熟語はすすめるものが役やポジションであることが大きなポイントです。大企業や政治などの巨大組織においてよく用いられる言葉になります。「挙げて薦める」という意味であるため、特に選挙のような人を選ぶ場面でよく使われる言葉になります。

    「勧める」と「薦める」の違い

    「勧める」と「薦める」の違い

    ここでは、「勧める」「薦める」の違いを紹介していきます。違いを分けるポイントは「何をすすめるのか」という点です。この2つはよく似ているため、詳しく知っておくことで混同することを避けられます。はじめに「勧める」を次に「薦める」を解説します。ここで、ニュアンスの違いをしっかり押さえていきましょう。

    「勧める」は「行いを促す」

    「勧める」は「行いを促す」というニュアンスがあります。人に対して「これを行った方がよい」や「これを使った方がよい」など、おすすめするときに使われます。また、「助け励ます」という意味を持ちます。 この「助け励ます」という意味に関しては、「奨める」と同じ意味合いになります。基本的にはマイナスの言葉ではありませんが、しつこく他人にオススメするのは避けた方がよいでしょう。

    「薦める」は「モノやポジションをすすめる」

    「薦める」は「人や物をすすめて採用するように説くこと」を指します。推薦文や推薦図書という言葉でも用いられているため、比較的浸透している言葉でしょう。「周囲の人から実力を認めてもらい、適したポジションにつけるように背中を押してもらう。」といったニュアンスがあります。就職活動や受験においてよく用いられます。この「薦める」は、「ポジションや役職をすすめる」というニュアンスが大部分を占めている言葉です

    「勧める」を英語でいうと?

    「勧める」を英語でいうと?

    「勧める」の英語表現を2つ紹介します。実は英語において「勧める」と「薦める」に大きな違いはありません。ここでは、わかりやすいかんたんな例をピックアップしました。覚えておくと英語圏で役に立つことがあるかもしれません。さっそく見ていきましょう。

    「on somebody’s advice」

    「on somebody’s advice」で「勧められて」という意味になります。adviseが忠告や助言という意味をもち、言葉の意味として「勧める」と同じニュアンスを持っています。そのため「勧める」とほぼ同じ意味であると考えて問題はありません。日本語でいう「オススメです」と意味合いは同じであるといえます。

    「encourage somebody to work hard」

    「encourage somebody to work hard」で「勉強を勧める」になる。「encourage」は勇気をづける という意味を持ちます。この意味が「勧める」のニュアンスと一致します。この文の場合「もっと一生懸命勉強しなさい」といったニュアンスになるでしょう。

    「勧める」と「薦める」の使い方と例文集

    「勧める」と「薦める」の使い方と例文集

    「勧める」と「薦める」の使い方をそれぞれ解説していきます。言葉の意味は解説しましたので、その使い方を深掘りしていきます。例文も紹介することで、使い方をより鮮明にイメージできるようにしました。ここでしっかり押さえておけば、今後「すすめる」という言葉で迷うことがなくなります。さっそく見ていきましょう。

    「勧める」の使い方

    「勧める」は「行いを促す」ときに用いられます。ビジネスシーンにおいても仕事の進め方をアドバイスするときなどに使われ、物を進めるときにも使える表現になります。例えて言うと、食事やコーヒーなどの飲食物を進める時などにもこの「勧める」を使うことが可能です。セールストークなどで用いられている「オススメです!」はその意味合いから「お勧め」と同じニュアンスになります

    「勧める」の例文

    「勧める」の例文を紹介します

    ・判断に迷ったらまずは上司に報告するように勧められた。
    ・客間に上がると、すぐに抹茶とお茶菓子を勧められた。

    このように、他者に対して行動や飲食物を「すすめる」ときに使われます。

    「薦める」の使い方

    「薦める」は人を適したポジションにあてがう時に用いられます。「その場その場の状況に適した人を採用するように働きかけること」というニュアンスを持つ言葉です。また、すすめられるのは人だけでなく、物に対しても「薦める」を用います。例えば、推薦図書という称号は「みんなに読んでほしい」という気持ちを元に他の図書とは差別化されたものに与えられるポジションです。このように、採用を決定する権利を持つ人に対して、誰を採用したらよいか、または何を採用したらよいかをはたらきかける時に使われます

    「薦める」の例文

    「薦める」の例文を紹介します

    ・彼を次期リーダーとして薦めます。
    ・この本は非常にためになるから君に薦めるよ。

    「勧める」との大きなニュアンスの違いは、ポジションや称号が関与する点です。

    まとめ

    「勧める」は「人が行動するように誘いかける」、「薦める」は「人や物をほめて採用するように説く」という意味がありました。「勧める」は行動や物に対して、「薦める」は人や物に対して使われ、特にポジションや役職が絡む場合は「薦める」を使うのが一般的です。その他の「進める」や「奨める」の意味も理解し、使い分けができるようにしておきましょう。

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