フィジカルの意味と使い方とは?メンタルとの違いや対義語・類語、英語表現を例文解説

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    「フィジカル」という言葉をよく耳にするようになりました。「フィジカルって何?」と聞かれた場合、正確に答えるのは難しいですよね。本記事では「フィジカル」の意味や類義語、英語と日本語の違いや使い方について、注意点もあわせて徹底解説します。

    目次

    「フィジカル」の意味とは?

    「フィジカル」の意味とは?

    「フィジカル」とは英語の「Physical」が由来の形容詞で、「物質的なもの・それにかかわるさま」「物理的なもの・物理学」「肉体的・身体的なこと」を表現する単語です。

    それぞれの具体的な意味をみていきましょう。

    「フィジカル」意味その1 物質的なもの、それにかかわるさま

    「フィジカル」の意味に挙げられる意味の1つ目は、「物質的なもの」、また「それに関わる様子」を表現するために使われる言葉です。「実質」または「具体的な存在があるさま」を表し、見たり触れたりできるものを指します。

    「フィジカル」意味その2 物理的なもの、物理学

    「フィジカル」の意味に挙げられる意味の2つ目は、「物理的なもの」、また「物理学」を表現するために使われる言葉です。主に物理学に関する用語で使われることが多く、手で押し込んだり足で踏みつけたりすることは「フィジカルな力(物理的な力)」と表現されます。

    「フィジカル」意味その3 肉体的・身体的なこと

    「フィジカル」の意味に挙げられる意味の3つ目は、「肉体的なこと」「身体的なこと」を表現するために使われる言葉です。特にスポーツ関連で用いられることが多くあります。

    参照:Weblio辞書「フィジカル」

    「フィジカル」の由来・語源

    「フィジカル」の由来・語源

    次に、より知識を深めるために、「フィジカル」という言葉の由来と語源を見ていきましょう。

    「フィジカル」の由来、英語と日本語

    「フィジカル」という言葉の由来は、英単語の「Physical」に由来します。英語では「物理的な~」という広範囲の意味を示す言葉ですが、日本語では「身体的に」「肉体的に」という意味で使われることが多い点が特徴です。

    「フィジカル」の語源

    フィジカルの語源は英語の「Physical」ですが、英語の「Physical」は古代ローマ帝国の公用語であったラテン語の「Physica(自然学)」が語源です。ラテン語で「自然学」を意味する「Physica」から派生し「Physical」という言葉が誕生したのですね。

    「フィジカル」の類義語・言い換え

    「フィジカル」の類義語・言い換え

    「フィジカル」の類義語また言い換えられる言葉は次のようなものが挙げられます。

    ・物質的な・リアル(本当の・現実の)
    ・物理的な・物理学
    ・肉体的・身体的なこと

    「肉体的・身体的」という意味での「フィジカル」の類語において、英語では「Bodily」(ボディリー)と置き換えることがありますが、日本語では一般的でなく、使われることはありません。

    「フィジカル」の対義語

    「フィジカル」の対義語

    「フィジカル」の対義語は、次のように挙げられます。

    「肉体的・身体的」という意味においての「フィジカル」の対義語は、「メンタル」です。「メンタル(Mental)」とは「精神的な」という意味の英語に由来する形容詞。「肉体・身体的」なことを指すフィジカルに対して、メンタルは「心」に関することを指します。

    また「物質的な・リアル」という意味においての「フィジカル」の対義語は、「スピリチュアル」です。「スピリチュアル(Spiritual)」とは「霊的な」という意味の英語に由来する形容詞。「目に見える現実的な」ものを指すフィジカルに対して、スピリチュアルは「目に見えない霊的・魂・精神的」なものを指します。

    「フィジカル」の英語表現

    「フィジカル」の英語表現

    「フィジカル」の英語表現でよく使われている具体例を紹介します。

    日本語で使われることはほとんどありませんが、英語表現を目にしておくと「フィジカル」の意味をより深く理解することができますので、頭の片隅に入れておくとよいでしょう。

    ・Physical Appearance 「外見・容姿」
    ・Physical Education「体育」
    ・Physical Therapist「理学療法士」
    ・Physical Strength「体力」
    ・Physical Examination「健康診断」・「身体検査」

    なおPhysical Therapist「理学療法士」については、詳細を後述しています。

    「フィジカル」の使い方と注意点、例文集

    「フィジカル」の使い方と注意点、例文集

    次に「フィジカル」の使い方と使う時に注意すべき点、また「フィジカル」を使った例文を紹介します。

    「フィジカル」の使い方

    「フィジカル」を使い方として、2つの特徴的な状況があります。

    1つ目は、サッカーやラグビーなどスポーツ業界で使う場合。そして2つ目は音楽業界で使う場合です。

    「フィジカル」をサッカーやラグビーなどスポーツ業界で使う場合

    「フィジカル」をサッカーやラグビーなどスポーツ業界で使う場合には、「身体的な」意味で使われます。

    具体的な言い方としては「フィジカルが強い」、また「フィジカル」という単語だけで「身体能力」の意味を示せます。

    例文

    ・あのライバル選手は、フィジカルが強い。
    ・スポーツ界においては、フィジカルがかなり重要だ。

    この例文での「フィジカル」は「身体的能力」と言い換えられます。

    また身体的能力を強化するためのトレーニングを「フィジカルトレーニング」といい、サッカーやラクビーその他スポーツに合った筋力や持久力、瞬発力やバランス感覚そして柔軟性などを鍛えるトレーニングを指します。

    「フィジカル」を音楽業界で使う場合

    「フィジカル」を音楽業界で使う場合には、CDやレコードなどの「実物があるメディアを指す」意味で使われます。

    現在はCDやレコードを購入するよりも、音楽ストリーミングサービスやダウンロードサービスを利用して音楽を楽しむ機会が増えました。

    音楽ストリーミングサービスやダウンロードサービス=「デジタル」に対し、CDやレコードなどの物的メディア=「フィジカル」と表現されます。

    例文

    ・音楽業界ではデジタル配信が主流だが、この曲はフィジカルでのみ発売されている。
    ・50年前にフィジカルリリースされた曲のデジタル版が、現在では多数ダウンロードされている。

    例文に出てくる「フィジカルリリース」も音楽業界ではよく使われる言葉で、「CDやレコードで発売される」ことを表します。

    「フィジカル」を使用するときの注意点

    「フィジカル」を使用するときの注意点として挙げられる言い回しに「フィジカルな関係」という言い方があります。

    「フィジカルな関係」とは、「性的な肉体関係」を表現することが多くあります。

    必ずこの意味で使われるというわけではありませんが、意図せず使うことを避けるために、ビジネスシーンにおいては使わない方が無難です。

    例えば「取引先の担当者とフィジカルな関係になった。」。この例文は、取引先の担当者と性的な肉体関係になったことを表します。

    カタカナで間接的に表現したい場合には使えますが、発言の場をわきまえるのがマナーといえます。

    「フィジカル」の例文

    「フィジカル」を使った例文をみてみましょう。

    例文

    ・スポーツにおいては、フィジカルだけでなくメンタルも重要だ。
    (スポーツにおいては、身体的能力だけでなく精神力も重要だ)
    ・元彼とは、フィジカルな関係でのみ繋がっている。
    (元彼とは、肉体関係でのみ繋がっている)
    ・何かフィジカルな力が働いているようだ。
    (何か物理的な力が働いているようだ)
    ・音楽を楽しむなら、フィジカル盤に尽きる。
    (音楽を楽しむなら、CDやレコード盤に尽きる)

    「フィジカル」の関連語

    「フィジカル」の関連語

    他に「フィジカル」を使った関連語にはどのようなものがあるのでしょうか。特にここであげる「フィジカルディスタンスとソーシャルディスタンス」と「フィジカルセラピー」は使われることが多いので、覚えておくと便利です。

    フィジカルディスタンスとソーシャルディスタンス

    新型コロナウイルスの発生そして流行拡大とともに、感染防止策として世界的に行われている「ソーシャルディスタンス」。人と人との距離を2メートル以上は保って生活するよう推奨されていますが、感染症流行の長期化にともない、人との接点が希薄になることによる精神面への影響が懸念されるようになりました。

    ソーシャルディスタンスとは、直訳すると「社会的距離」。そしてフィジカルディスタンスとは「物理的距離」。

    感染流行初期には感染症に対する警戒・注意喚起の意図を込め「社会的距離」が唱えられていました。ウィズコロナ時代に移り変わる上で「ソーシャルディスタンス(社会的距離)」ではなく「フィジカルディスタンス(物理的距離)」が唱えられるようになり、社会との接点は保ちながらも「人と人との物理的な間隔のみを開けること」を意味しています。

    「フィジカルディスタンス」とは、ウィズコロナ時代への突入ともにWHOにより提唱された言葉で、言葉の意味は「ソーシャルディスタンス」とは変わらないものの、「フィジカルディスタンス」に含まれる意図を把握しておきましょう。

    フィジカルセラピー

    「フィジカルセラピー」とは、日本語にすると「理学療法」のこと。理学療法士は「フィジカルセラピスト」といいます。

    「フィジカルセラピー」とは具体的に「リハビリ」「リハビリテーション」のこと。

    怪我や病気などで障害を受けた運動能力を回復させるために行うもので、マッサージや温熱、電流などを使った物理療法を指します。

    「フィジカル」と間違いやすい言葉「フィスカル」との違い

    「フィジカル」と間違いやすい言葉「フィスカル」との違い

    「フィジカル」と間違いやすい言葉で、「フィスカル」という言葉があります。

    フィスカル(Fiscal)とは、イヤー(Year/年)をつけて「フィスカルイヤー」と言い、「年度(会計年度)」を表します。例えば、Fiscal Year 2020(フィスカルイヤー2020)は2020年度という意味です。特にカタカナ表記が似ていて混同しやすいので、気をつけましょう。

    ちなみに、「フィジカルイヤー(Physical Year)」という表現はありません。

    まとめ

    「フィジカル」という言葉には、「物質的なもの」「物理的なもの」「肉体・身体的なもの」という3つの意味があります。

    スポーツや医療の分野では「身体的」という意味を表現するために使われることが多いのですが、ビジネスシーンにおいては「物質的なもの」「物理的なもの」「肉体・身体的なもの」の3通りで使われています。

    その場の状況を適切に見分け、状況に応じて使い分けることが肝心です。

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