「フラグ」の意味とは?「フラグが立つ・回収する」の使い方も解説

フラグ
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「フラグが立つ」などに使われる「フラグ」の意味とは?

「フラグが立つ」などに使われる「フラグ」の意味とは?

近年、特に若い世代の間で「フラグが立つ・フラグを回収する」といった言葉が広まっています。初めて聞いても意味がわかりにくいため、実際に使用するには少しハードルの高い言葉です。しかし、意味を理解すれば多くの場面で使える便利な言葉です。まずは「フラグ」とはどういう意味なのかを、由来も含めて解説していきます。

「伏線」という意味合いでの「フラグ」

フラグを別の言葉に言い換えた際に一番わかりやすいのが「伏線」です。「フラグが立つ」は「伏線が張られた」、「フラグを回収する」は「伏線を拾う」の意味合いににています。例えば、テスト前日に友達とご飯の約束が入ったとします。前日に勉強ができないと、きっとテストの結果は大変なことになってしまいます。ここで「フラグが立った」というと、それは「明日のテストの結果が悪くなりそうなフラグ(伏線)が立った」という意味合いです。このように、ある出来事によって、今後の展開に予測が着くという状況で「フラグ」という言葉が使えます。

「フラグ」の由来

「フラグ」はもともと、プログラミングで利用される言葉です。「ある変数を利用した際に、このような結果が成り立つ」というプログラムを設定しておく際に、「フラグを立てる」という言葉を使います。そこから、ゲームやSNSを楽しむ人たちによって、「この行動によって、このような結果が予測される」という意味でも、「フラグが立つ」という言葉が広がり、徐々に日常の中でも使われることが増えてきました。

「フラグ」の英語の意味

「フラグ」は、「旗」を意味する英単語の「flag」が由来です。審判が赤旗、白旗を上げ下げして判定をおこなうイメージで、プログラミングの変数が成り立つかどうかを「フラグ」と呼ぶようになりました。「flag」は「フラッグ」と読む人が多いですが、プログラミング業界では「フラグ」と短縮して読んでいます。

メール機能における「フラグ」

メール機能における「フラグ」

「フラグってメールで使われる機能のことではないの?」と思う人もいるかもしれません。メールの機能である「フラグ」も、英単語の「flag」が由来ですが、意味は大きく異なります。メールにおける「フラグ」は、受信ボックスのなかで重要なメールが埋まらないように「目印としての旗」をつける機能を意味します。フラグの意味を調べると、メールにおけるフラグと、本記事で解説しているフラグの両方が表示されるので、間違えないよう注意しましょう。

「フラグ」の類義語・言い換え

「フラグ」の類義語・言い換え

次に、「伏線」以外の「フラグ」と似た意味合いで使われる言葉を2つ紹介します。全く同じ意味合いではないので、言い換えには適さないので注意しましょう。

「セオリー」

「セオリー」とは、仮説と結果の因果関係を説明する原理のことです。「普遍性」を意味する言葉であり、対義語として「意外性」などがあげられます。因果関係を示すという点で類義語に挙げられますが、「伏線」という意味合いよりは「理論」的な意味合いで使われます。フラグの言い換えには利用できないので、注意が必要です。

「パターン」

「パターン」の日本語訳は「型」です。「パターン(型)に当てはめて考える」というように使い、「すでに因果関係が立証されている事例を元に、新たな現象を考察する」という意味です。「セオリー」と同じく、因果関係を示すという点で「フラグ」と意味が似ています。例えば、以前道に迷ったときに、スマホの充電が切れて困った経験があるとします。そこで、再び充電が切れそうな時に道に迷うと「またこのパターンだ」というようにいいますよね。これをフラグに言い換えると、「道に迷っているのに、また充電が切れそうなフラグが立っている」となります。

「フラグ」の対義語

「フラグ」の対義語

続いて、「フラグ」と反対の意味をもつ言葉を紹介します。対義語を知ることで、より言葉の意味を理解しやすくなるので参考にしてみてください。

「ミスリード」

ミスリードは英語で「mislead」と書き、「mis」間違った「lead」導き、という意味です。「ミスリード」の類義語は「勘違い」です。「フラグ」はある事象が起きる前触れとして使われるのに対し、「ミスリード」は誤った事象を連想させることを意味します。つまり、因果関係が成り立っていないことになるので、「フラグ」とは反対の意味で利用されます。映画で、よくある流れで展開が読めるというケースで「展開にフラグが立っている」というのに対して、展開通りにならないことを「展開をミスリードする」といいます。

「明示」

「フラグ」は、あくまで「伏線」であり、結果として起こる事象をほのめかしている状態です。一方で「明示」は、起こりうる事象を明らかにしてしまっています。あくまで「ほのめかしている」状態であることが「フラグ」という言葉を使用する条件のため、「明示」は対義語となります。つまり、「明示」の対義語である「暗示」が、「フラグ」の類義語となります。

「フラグ」の使い方と例文集

「フラグ」の使い方と例文集

ここまでで、「フラグ」の大体の意味は掴めたでしょう。しかし実際にどのような場面で「フラグ」を使えるのかを理解するのは難しいですよね。ここから実際に、「フラグ」の使い方と注意点を説明したうえで、わかりやすい例文を紹介していきます。

「フラグ」の使い方

「フラグ」は若者の間で使われることが多い言葉です。SNS、ゲームの界隈から広まったため、ネット上でよく使われます。また、「伏線」に比べると、宿題が終わらなさそうな時や仕事が間に合わずに上司に怒られそうなときなど、ネガティブな事象が起こりそうなときに使われます。しかし、例文によってはポジティブな展開を予測するときにも使えるケースがあります。しっかり意味を理解して、自分で応用しながら使いましょう。

「フラグ」を使用するときの注意点

「フラグ」は、友達同士で使われることが多く、ビジネスシーンには適さないので要注意です。間違っても、上司やクライアントに「納期に間に合わないフラグが立ちました」などとはいわないようにしましょう。ビジネスマナーをわかっていない失礼な人という印象を与えてしまいます。

「フラグ」の例文

最後に、よく使われている「フラグ」の例文を紹介します。「フラグが立つ」以外にもいくつか使い方があるので、参考にしてみてください。

「フラグが立つ」

ここまでで何度も登場している「フラグが立つ」は、「この行動により、ある事象が引き起こされることが予測される」ときに使われます。例えば、漫画などで主人公が新学期初日に食パンを加えたまま走って登校し、曲がり角を曲がるタイミングでイケメンにぶつかると、恋に発展するケースが定番ですよね。この場合、主人公の行動によってこの後恋愛が繰り広げられるであろうという展開が予測されるので、「フラグが立った」といえます。

「フラグを回収する」

「フラグが立つ」は原因となる事象が起こった際に使うのに対して、「フラグを回収する」は結果となる事象が起こった際に使います。先程の例でいうと、食パンを加えたまま走って曲がり角でぶつかった相手が「同じ学校の制服を着ていて、たまたま同じクラスで、隣の席」だとします。この3つのフラグが予想通り起こったため、「フラグを回収した」といいます。

「フラグが折れる」

「フラグが折れる」は、「フラグが立った」と思っていても、予想していた展開にならなかった際に使います。再び先程の例を使うと、相手が「同じ学校の制服を着ていて、たまたま同じクラスで、隣の席」という3つのフラグが立っていたとしても恋愛に発展しなかったときに、「フラグが折れた」といいます。「フラグ」はネガティブな意味合いで使うことが多いですが、「フラグが折れる」はポジティブな意味合いで使うことも可能です。例えば、休みの日に一日中寝てしまっていて、宿題が間に合わないというフラグが立っていたとします。そんなときにメモを確認したら提出期限が来週だった場合、嬉しいというポジティブな意味合いで「フラグが折れた」を使えます。

まとめ

「フラグ」はネット業界から広まり始めた言葉のため、「よく聞くけれど意味はあまりわからない」という人も多いことでしょう。最近は「フラグ」が使われることが増えてきたので、意味を知っておくと便利な言葉です。意味を理解すれば応用して、紹介した例文以外の使い方もできます。是非、ネットやSNSに限らず、友達や若い世代との会話などのさまざまなシーンで「フラグ」という言葉を使ってみてください。

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