「送付」の意味や使い方とは?類語「郵送/添付/発送」との違いや対義語・敬語表現を例文解説

送付
目次

「送付」の意味とは?

「送付」の意味とは?

「送付(そうふ)」とは、ものを送り届けることです。ものなどをほかの場所へおくりとどけること、つかわすをいう「送」と、与えるや添えるを意味する「付」とが合わさっています。日常会話では「送る」で問題ありませんが、ビジネスなどのかしこまった場面では「送付」の方がふさわしいでしょう。

「送付」の類義語と違い

「送付」の類義語と違い

「送付」の類義語には送り届けることや、見送ることを意味する言葉があります。送るものや強調したいことによって、使い分けるようにしましょう。

1.発送

「発送」とは、商品や荷物などを送り出すことをいいます。「送付」にくらべ、ものを送り出すことに視点が置かれています。物品を送り出したことを強調したいときは、「送付」よりも「発送」を使うとよいでしょう。
・ご注文の品を本日発送しましたので、ご確認ください。
・在庫がございますので、すぐにでも発送できます。

2.郵送

「郵送」とは、郵便を利用してものを送り届けることをいいます。「送付」では送る手段は問われませんが、郵便で送ることを相手に伝えたい場合は「郵送」としましょう。ちなみに宅配便を利用するときは「輸送」か、「宅配にて送付します」と伝えるとよいでしょう。
・A社からの郵送物を待っているところです。
・契約書は郵送ではなく、宅配にて送付しました。

3.送信

「送信」とは、FAXやメールなどの電子信号やデータを送り届けることをいいます。電報も本来は「送信」を使いますが、最近は花やぬいぐるみ付きの電報が増えたことから、「送付」を使うこともあります。
・FAXには、送信データの誤送信を防ぐシステムが内蔵されている。
・送信履歴は、Eメールの送信完了後に記録される。

4.差し出す

「差し出す」とは、相手に何かを送り出すや提供する、与えるの意味があります。封書や小包などの送り主は「差出人」ですが、「差し出す」は「送付」とは違い、近くの人などに直接ものを渡すニュアンスが強い言葉です。
・願書に履歴書を添えて差し出した。
・文書には、承知の旨を書いて差し出しておきました。

5.送り届ける

「送り届ける」とは、待っている人のところへ送り、着かせることをいいます。安全にや無事に着かせるニュアンスを含んでおり、大事なものを送るときに使われます。
・注文の品は、顧客に確実に送り届けるようにと指示された。
・乗客を早く安全に目的地に送り届けられる、配車管理システムを開発中だ。

6.送致

「送致」は「送付」と同じ、送り届けることをいいます。ですが「送致」は事件の被疑者や関連書類などを、捜査機関から案件を処理するためのほかの機関へ移転する意味で使われることが多く、一般的にはあまり使われていません。
・日本では警察に逮捕されると、基本的には検察官に送致される。
・犯罪事実が極めて軽い事件の場合は、送致されずに微罪処分となることがある。

7.拝送

「拝送」とは、見送るを意味する謙譲語です。「お送りします」や「送付します」よりもかしこまった場合に適しています。「送付」のようにものを送る場合だけでなく、FAXやメールのときにも使えます。「ご拝送」とするのは誤りですので、覚えておきましょう。
・標記の件、ご依頼の資料を添付にて拝送いたしますのでご査収くださいませ。
・表題の件につき、下記の通り拝送申し上げます。

「送付」の対義語・反対語

「送付」の対義語・反対語

「送付」の対義語や反対語には、受け取ることを意味する言葉があります。ビジネスシーンにふさわしい表現かどうか、敬語表現はどうすべきかもチェックしておきましょう。

1.受領

「受領」とは、重要なものやお金などを受け取ることをいいます。ビジネスシーンでは、取引先や顧客から書類や資料などを受け取ったときに使います。「受領しました」と丁寧語にする、または「受領いたしました」と謙譲語とするとよいでしょう。
・本日請求書を受け取りました。まずは受領確認のみの報告にて失礼いたします。
・新しい資料をご送付しましたので、受領いただきますようお願いいたします。

2.受理

「受理」とは、会社や公的機関などが書類などを受け取って処理することをいいます。「受領」とは違い、どこが受け取るのかを限定している言葉です。会社が訴状や辞表などを受け取る、公的機関が願書や婚姻届けなどを受け取るときは「受理」が適しています。
・大変恐れ入りますが、何卒受理いただきますようお願いいたします。
・お知らせには、〇月〇日以後の願書は受理しないと書かれてあった。

3.入手

「入手」とは、手に入れることや自分のものにすること、手に入ることをいいます。欲しいものや自分にとって価値があるものを、自分が使える状態にできたときに「入手」を使います。
・新聞から時事情報を入手することが、毎朝の習慣になっている。
・ソフトウェアの最新バージョンの詳細と、リリース予定日の情報を入手した。

4.拝受・拝領

「拝受」と「拝領」は「受領」の謙譲語です。「拝領」の「領」は「大切なもの、貴重なもの」を意味し、言い回しが古いこともあって使う機会は少ないでしょう。「拝受」自体が敬語なので「拝受いたしました」は二重敬語になりますが、ビジネスシーンでは慣習的に使われています。正しい敬語表現である「拝受しました」や「拝受します」を使うとよいでしょう。
・先日、貴社の資料を拝受しました。迅速なご対応ありがとうございました。
・本日A様より契約書を受け取りました。まずは拝受のご連絡まで。

「送付」の敬語表現

「送付」の敬語表現

「送付」を尊敬語または謙譲語にするときは「ご送付」としましょう。相手にお願いするときは「ご送付願います」や「ご送付ください」、自分の動作をへりくだっていうときは「ご送付いたします」といいます。
・大変恐縮ですが、必要事項をご記入の上ご送付くださいますようお願い申し上げます。
・本日中に資料をご送付いたしますので、ご確認ください。
・請求書につきましては、後日ご送付いたします。

「送付」を英語でいうと?

「送付」を英語でいうと?

「送付する」の英訳は「send」で、「送る」や「届ける」、「発送する」などさまざまな意味を持ちます。ものだけでなく「send a wire(電報を送信する)」「Send data(データを送る)」などとFAXやメールなどを送るときにも使えます。
・Please hurry and send it.(急ぎで送付してください。)
・I sent the document to you by mail.(郵便にて資料を送付しました。)

「送付」の使い方と例文集

「送付」の使い方と例文集

「送付」の使い方を例文とともに紹介します。ビジネスシーンで使う場面が多い言葉ですから、実用的な使い方を知っておきましょう。

「送付」の使い方

「送付予定日」とは送るものが届く予定の日で、「送付日」とは送ったものが届いた日のことをいいます。「送付予定日は15日です」とは「15日に届くことになっている」ことで、「送付日は15日にしてください」とは「15日に届くように手配してください」を意味します。「送付状」とは、送付する書類などの目次にあたるものです。送付日と送付した人、時候の挨拶などを記します。「送付状」は挨拶状や添え状、送り状などとも呼ばれます。

「送付」の例文

「送付」を使った例文を紹介します。
・上司から、〇〇日までに資料を送付するようにと指示された。
・新しい商品の企画書は、後ほど送付させていただきます。
・修正した見積書を再度ご送付いたしますので、ご査収くださいますようお願いいたします。
・一両日中にメール添付にてご送付いたしますので、ご一読ください。
・お忙しいところ恐縮ですが、ご送付いただきました請求書の内容について一点確認がございます。

まとめ

「送付」とは、ものを送り届けることを意味する言葉です。送るものや手段によって、別の類義語を使う方が適切な場合があるので、まとめて意味を知っておきましょう。受け取ることを意味する対義語とともに理解しておくと、あわてずに使い分けできるでしょう。

送付

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる