「ベネフィット」の意味や使い方とは?類語・対義語・例文を解説

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    「ベネフィット」とはどんな意味の単語なのでしょうか。実は、ビジネスにおいては、英単語でよく見聞きする「ベネフィット」とは少し違う意味もあるのです。また、「ベネフィット」には多くの類語や反対語があります。この記事でわかりやすく解説しています。

    目次

    「ベネフィット」の意味とは?

    「ベネフィット」の意味とは?

    「ベネフィット」は英単語ですが、ビジネスで使用する場合には少しだけ違った意味もあるのです。それぞれの意味をまずは解説します。

    英単語の意味

    英単語の「ベネフィット」には「利益・〜のためになるもの・給付・手当」といった意味があります。表記は「benefit」です。「個人や組織が幸福になるためのものやこと」をイメージするとわかりやすいでしょう。

    ただし、英単語の「ベネフィット」は、必ずしも金銭的な利益を示す言葉ではないのです。

    マーケティング業界での意味

    一方でマーケティング業界での「ベネフィット」には、「会社」にとっての利益ではなく「顧客」にとっての利益を示しています。

    顧客に企業の商品やサービスを利用・購入するとどんなプラス要素があるかを提示し、実際に利用・購入して利益を感じられたら「ベネフィット」が成り立つ状態を意味するのです。

    「ベネフィット」の類義語・言い換え

    「ベネフィット」の類義語・言い換え

    「ベネフィット」には多くの類義語や言い換えがあります。ここでは、日本語と英単語にわけて7つの言葉を紹介していきます。

    利益

    「利益」には「りえき」と「りやく」2種類の読み方があり、それぞれ意味も異なるのです。

    「りえき」は、事業において発生したもうけを意味し、「りやく」は神仏から与えられる恵みや、ためになる益を得ることを意味します。ビジネスにおける「利益」は、売上から原価(仕入れ)を引いて残ったものを説明する際によく使用していますよね。

    「ベネフィット」は「利益(りえき)」に近いでしょう。

    恩恵

    「恩恵」は「おんけい」と読み、「恵み」や「いつくしみ」の意味があります。キリスト教で、神が人々に恵みを与える恩寵(おんちょう)といった意味も含んでいますが、神のみでなく、ほかの人や要因によって与えられる恵みでもあるのです。

    「ベネフィット」と「恩恵」は人から与えられる点に共通点がありますね。

    援助

    「援助」は自分の意思で困っている人に力を貸すことを意味します。また、「援助」は相手の期待する恵みを与えることですので、自分の利益は含みません。

    英単語の「ベネフィット」にも「援助」が含まれていますので、同義語ともいえますね。

    福祉活動

    「福祉活動」は、より幸福で安心できる社会生活のために公的扶助をおこなうことです。つまり、人々が平等であるために公的な力を使って気遣いをしたり、サービスをおこなったりする活動は「福祉活動」にあてはまりますね。

    こちらも英単語の「ベネフィット」と近い意味があるでしょう。

    メリット

    ここからは英単語です。「メリット(merit)」は長所や利点を指し、利益につなげるための具体的な条件を示しています。

    「ベネフィット」とよく似ていますが、「メリット」は「ベネフィット」を発生させるために必要な要素といえるでしょう。

    プロフィット

    「プロフィット(profit)」の意味も「ベネフィット」と同様に「利益」です。ただし、「プロフィット」の示す利益とは、金銭的なものを指しています。「もうけ」や「利潤」のイメージが強いかもしれません。

    アドバンテージ

    「アドバンテージ(advantage)」の意味は、「有利である・強み・長所・利益」です。

    「ベネフィット」との相違点は「比較対象がある」こと。「ベネフィット」は、なにかひとつを対象にして発生する利益でしたが、「アドバンテージ」は何かと比較して有利であった場合に生じる利益を意味します。

    「ベネフィット」の対義語・反対語

    「ベネフィット」の対義語・反対語

    では反対に「ベネフィット」の対義語にはどんなものがあるのでしょうか。ここでは、よく取り上げられる3つの単語を紹介します。

    ディスアドバンテージ

    「ディスアドバンテージ(disadvantage)」は、「不利な点・欠点・デメリット」などの意味があります。外的要因によって悪影響を及ぼされることを指し、「ベネフィット」の意味である「利益」とは反対語です。

    ロス

    「ロス(loss)」は「損失・喪失・無駄にすること」です。

    最近では日本でも「〇〇ロス」と使われていますよね。ハマっていたドラマの放送が終了してしまったときには、その喪失感から「〇〇ロス」と使う人も多いでしょう。

    「ベネフィット」が得ることですから、失うことを意味する「ロス」は反対語といえます。

    ダメージ

    「ダメージ」とは「損害・被害・損傷・費用」のことです。「ダメージ」は全体的な損失より、部分的な損失を示す場合によく使用されています。こちらも「ベネフィット」が持つ利益とは反対の意味と捉えてよいでしょう。

    「ベネフィット」の使い方と例文集

    「ベネフィット」の使い方と例文集

    さて、ここからは「ベネフィット」を実際に使うときの使い方と例文を見ていきましょう。ビジネス場面で使用する場合の例文を会話形式で紹介します。

    例1)
    上司
    顧客の購買意欲が高まれば、うちの会社にも「ベネフィット」が多く得られるんだ。
    部下
    顧客を満足させて「ベネフィット」を与えれば、商品も購入してもらえますもんね。

    例2)
    ネットの売り込み
    このダイエットサプリを利用するだけで、お客様は多くの「ベネフィット」を得られます。
    ネットユーザー
    たしかにこのサプリを購入したら、高級ジムのトレーニングチケットがもらえて、予約もすぐ取れるなんて試してみる価値はあるかも。

    例3)
    企業向けのセミナー講師
    皆さまが顧客の気持ちを理解してあげようとすれば、顧客が得る「ベネフィット」も倍増していきますよ。
    受講者
    うちの会社でも顧客の要望に合わせたカラー展開をしていけば、満足度も上がるし、売上にもつながるな。

    「ベネフィット」含んだビジネス用語

    「ベネフィット」含んだビジネス用語

    「ベネフィット」は、マーケティング業界でよく使用されていますが、この言葉を含んだ専門のビジネス用語があるとご存じですか?ビジネスに活用できそうな単語を2つ紹介します。

    ファンクショナル・ベネフィット

    「ファンクショナル・ベネフィット」は直訳すると「機能的な利益」です。ビジネス場面では、顧客に「ファンクショナル・ベネフィット」を示すことで、商品を購入する価値を提案します。

    たとえば、フライパンを例にしましょう。フライパンの「ファンクショナル・ベネフィット」には以下が考えつくかもしれません。

    ・焦げにくい
    ・汚れがおとしやすい
    ・油をひかなくても目玉焼きを焼ける

    こんなフライパンがあったら助かるな、と感じる機能があるとつい購入してしまいますよね。つまり、商品を購入すると便利になる、効率的になるといった機能面に着目した「ベネフィット」です。

    エモーショナル・ベネフィット

    次に、「エモーショナル・ベネフィット」。こちらは、「感情的な利益」を意味し、顧客が商品やサービスを利用することで得られる満足感や新しい価値を示します。

    ビジネスでは、ライバル企業との差別化を図るために「エモーショナル・ベネフィット」を与えて、顧客の購買意欲をより深く引き出していく手法として利用されていますね。

    同じくフライパンを例にして考えてみましょう。フライパンの持つ「エモーショナル・ベネフィット」には以下があります。

    ・デザインがオシャレで気分が上がる
    ・フライパンの色合いに癒やされる
    ・料理が楽しくなりそうなハート型

    フライパンを買って、これまでになかった前向きな感情が呼び起こされると示されれば、「ベネフィット」と捉えられます。「エモーショナル・ベネフィット」は、人の内面に影響を与えるマーケティングの考え方です。

    また、「エモーショナル・ベネフィット」と似た言葉で「自己表現ベネフィット」といった言葉もあります。こちらは、商品を購入して自己表現が可能になる「ベネフィット」です。

    たとえば、「フライパンの色合いで〇〇さんのファンであるとアピールできる」「大切にしている言葉をフライパンに印字できる」などが挙げられますね。フライパンが、自分がどんな人間なのかを周囲にアピールする材料になることを示せたなら、それが「ベネフィット」です。

    ビジネスにおける「ベネフィット」の重要性

    ビジネスにおける「ベネフィット」の重要性

    ビジネスでは、顧客の「購入したい」「利用したい」を引き出すために、さまざまなマーケティング手法が利用されています。「ベネフィット」もそのうちのひとつです。「ベネフィット」をしっかりと活用することで、企業の収益は増えていくともいえます。

    まず、顧客に「ベネフィット」を提示するには、顧客がどんな人物であるかを明確にすることが重要です。あくまでも「ベネフィット」かどうかを判断するのは顧客なため、企業が望む方向へ顧客を誘導していく必要があります。機能面・感情面それぞれで、顧客がどんな問題を抱えており、どうしたら解決できるのかを企業側が深く理解していかなくてはなりません。

    そして、ターゲットが定まったら、共感してもらえるエピソードとともに、適切な「ベネフィット」を示しましょう。「ベネフィット」を上手に活用すれば、顧客だけでなく企業側にも多くのよい影響をもたらすといえますね。

    まとめ

    「ベネフィット」は単なる利益ではなく、マーケティングなどのビジネス面で企業の命運を左右する重要な要素でもあるといえます。社会人なら、どんな場面でも「ベネフィット」を考える機会はあるでしょうから、ぜひ積極的に活用してよりよいビジネスライフを送ってくださいね。

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