「論理的」の意味とは?「理論的」との違いや類語も紹介

論理的
目次

「論理的」の意味とは?

「論理的」の意味とは?

「論理的」とは、「きちんと筋道を立てて考えるさま」のことをいいます。そもそも、「論理」という言葉は「考えや議論などを進めていく筋道」のことを指します。そのため、「論理的」とは物事を考えるうえで妥当なステップが踏まれている状態を表す言葉です。

「論理的」を英語でいうと?

「論理的」を英語でいうと?

「論理的」を英語で表現すると、「logically」や「logical」です。「logically」は副詞であるため、「I think logically」(私は論理的に考える。)というように「論理的に」という意味です。また、「logical」は形容詞であるため、「Logical thinking」(論理的思考力)のように「論理的な」という意味になります。ひとことに「論理的」といっても、英文の中で名詞以外を修飾するのか名詞を修飾するのかで使い分けが必要です

「論理的」の類義語・言い換え

「論理的」の類義語・言い換え

「論理的」という言葉の類義語・言い換え表現として、「科学的」、「実証的」、「効率的」、「合理的」という言葉があります。「論理的」という言葉の「物事が筋道だっているさま」という意味に対応するのが「科学的」や「実証的」です。また「やり方などに無駄がないさま」という意味に対応するのが「効率的」や「合理的」です。それぞれの言葉の意味について紹介します。

「科学的」の意味は、考え方が行動の仕方が論理的で系統立っているさま

意味合いとして「論理的」とほぼ同義です。「科学的」がもつもう一つの意味として、「自然科学の法則に合っているさま」というものがあります。「科学」という言葉は、「さまざまな事柄を研究し、その結果得られた体系的知識」を指します。

「実証的」の意味は、体験に基づく事実などによって結論づけられるさま

「論理的」という言葉は思考の筋道を重視していたのに対し、「実証的」という言葉は体験から得られた事実にフォーカスを当てた言葉です。「実証」という言葉は、「事実によって明らかにすること」を指します

「効率的」の意味は、無駄がないさま

「論理的」という言葉の「物事を進める上での正当性」といった意味合いから、「無駄がなくなる」という意味に派生しました。よく考えて正しい試行的な順序をとることで、余計な回り道をしなくてもよくなります。そういった状態を「効率的」といいます。また、「効率」という言葉は、「使った労力に対する、得られた成果の割合」を指します

「合理的」の意味は、道理や論理がかなっているさま

「合理的」という言葉も「論理的」とほぼ同じ意味ですが、「効率的」のように「無駄がなく能率的であるさま」という意味も持ち合わせています。「合理」は「道理」とほぼ同じ意味で、「道理」は「物事の正しい筋道」のことを指します

「論理的」の対義語

「論理的」の対義語

次は「論理的」という言葉の対義語を紹介します。代表的なものに「理不尽」や「不条理」があります。「論理的」という言葉が「きちんと筋道を立てて考えるさま」を表す言葉であったのに対し、「理不尽」や「不条理」は「筋道が通っていない状態」、「非合理的」な状態を表しています。どちらも日常生活によく登場する言葉なので、押さえておきましょう。

「理不尽」の意味は、道理に合わないこと

「理不尽」という言葉は、「道理を尽くさないこと」「道理に合わないこと」を指す言葉です。日常的な言葉で言い換えると「矛盾」という言葉が当てはまります。理不尽の「理」という言葉には、物事の筋道や道理といった意味があり、「不尽」は尽くさないことという意味があります。「理不尽」は、「私は理不尽な理由で叱られた」や「そんな理不尽極まりない話があるか」のように使われます。本人にとって全く納得いっていない状態を表すときに用いられる言葉になります。

「不条理」の意味、筋道が通らないこと

「不条理」という言葉は「道理が合わないこと」「筋道が通らないこと」を指す言葉です。「条理」には、合理、道理、筋道といった意味があり打ち消しの「不」が頭について「不条理」という言葉が成り立っています。この言葉は、「社会の不条理に腹を立てる」や「時代の流れが不条理な方向へ進んでいる」という使い方をします。先ほど紹介した「理不尽」とほぼ同じ意味の言葉になりますが、「理不尽」は自分の身の回りの比較的近い範囲で起こった道理に合わないことを表現し、「不条理」は社会や世界といったような比較的大きなスケール感で起こっている道理に合わないことを表現する言葉として使われます。

論理的思考(ロジカルシンキング)とは

論理的思考(ロジカルシンキング)とは

「論理的」に関係する言葉で最近よく用いられるのが、「論理的思考」という言葉です。英語で「ロジカルシンキング」とも呼ばれます。論理的思考で物事を議論する力のことを「論理的思考力」とよばれ、現代人に求められるスキルの1つとなっています。なぜそれほどまでに注目されているスキルなのでしょうか。「論理的思考」について紹介します。

ビジネスの場面で「論理的思考」が求められる理由

ビジネスの場面で上司やお客様に対して自分の考えやアイデアを報告する際、「なぜその考えに至ったのか」の理由を納得してもらう必要があります。根拠や理由が明確ではなく、ただ主観的に「なんとなくこうするのがいいと思ったから」といった説明では、上司やお客様は納得してくれません。なぜなら、仕事を進める軸がぶれてしまうからです。そのため、論理的に物事を組み立てて、説明する力が必要になります

例えば、とある事業で商品Aと商品Bのうちどちらの開発を進めるかを決める局面にいるとします。そのときに、「私は商品Aの方が好きだから商品Aを開発すべきだと思います。」という説明では、周囲は納得してくれません。論理的思考を持って物事を考えると、「商品Aの方は既存の事業の技術を引き継げて開発コストが抑えられることと、過去の売れ行きのデータからBよりもAの方が市場に対して相性が良いと考えられるため、商品Aを開発すべきだと思います。」という説明の仕方になります。商品Aが商品Bよりも勝る理由を、さまざまな角度から述べられています。

これは論理的思考を端的に表した例で、実際のビジネスシーンではもっと多面的に深掘りする必要があります。このように「論理的思考力」は仕事を進める上で必須の力になるため、日々意識をしながら鍛えていくべきスキルです。

「論理的」と「理論的」の違い

「論理的」と「理論的」の違い

よく似た意味をもつ「論理的」と「理論的」。それぞれの言葉がもつ意味の違いをきちんと把握しておくことで、日常生活やビジネスシーンにおいてスムーズにコミュニケーションがはかれるようになります。それぞれの言葉の意味について紹介します。

「理論的」の意味は、理論に基づくさま

「理論的」は理論に基づいて物事を捉えることを指しますが、そもそも「理論」とはどういった言葉なのでしょうか。「理論」とは「個々の現象を法則的、統一的に説明できるように筋道立てて組み立てられた知識の体系」を指します。一見わかりにくいですが、「理論」とは自然現象などに法則を見いだすために組み立てられた考え方です。つまり、「理論」は実験や経験に基づいた事実が正しいとされる考え方を指します。

「論理的」と「理論的」の違い

それではよく似た意味をもつ「論理的」と「理論的」の違いについて紹介します。2つの違いは、根拠とするものの種類によって分けられます。「論理的に物事を考える。」ことは、過去の経験や社会的な価値観などを根拠に構築することをいいます。一方、「理論的に考える。」ことになると、過去の経験や社会的な価値観などは根拠として認められません。「理論的」であるということは、「事実」や「法則」を根拠として構築することを指します

「論理的」と「理論的」の使い方と例文集

「論理的」と「理論的」の使い方と例文集

「論理的」の使い方

「論理的」とは、「きちんと筋道を立てて考えるさま」ですが、さらに「経験や価値観」などを根拠として思考を組み立てていきます。これら2点を踏まえたうえで、そのほかの言葉と使い分けていきましょう。

「論理的」の例文

「彼の説明の仕方は論理的でわかりやすい」「現代人には論理的思考力が求められる」「論理的」はこのような使われ方をする言葉です。特に「論理的思考」は最近注目されているので、押さえておきましょう

「理論的」の使い方

「理論的」とは、「事実や法則を根拠として筋道立てて考えること」を指します。根拠とする対象が「論理的」と異なることに注意しましょう

「理論的」の例文

「理論的な説明が求められる」「理論的には理解できるが、実験値と合わない」。「理論的」はこのような使われ方をする言葉です。「論理的」との使い分けに注意しましょう

まとめ

「論理的」とは「きちんと筋道立てて物事を考えるさま」を指し、日常的にも登場する頻度が高い言葉です。よく使われる言葉は、類語や対義語などの周辺の語も同時に理解することで非常に効率的に学習できます。そうすることで、それぞれの言葉の微妙な意味の違いや使い分けを身につけられます。疑問に思うことはすぐに調べる癖をつけることをオススメします!

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる