「立ち居振る舞い」の意味と使い方!同義語や英語表現まで解説

立ち振る舞い
目次

「立ち居振る舞い」の意味

「立ち居振る舞い」の意味

「立ち居振る舞い」の本来の意味から実用上の意味について解説しましょう。

「立ち居振る舞い」の本来

「立ち居」とは「立ち上がったり座ったり」を意味しますので「立ち居」「振る舞い」で「立ち上がったり座ったりする振る舞い」のことをいいます。

「立ち居振る舞い」は日常生活そのもの

立ち上がったり座ったりするのは日常生活における振る舞いそのものを指しますので、このことから「立ち居振る舞い」とは「日常の生活における振る舞いや身のこなしのこと」をいうようになりました。

「立ち振る舞い」の意味

「立ち振る舞い」は「立ち居振る舞い」と同様に日常の生活における振る舞いを表す同じ意味の言葉です。細かなことを言うなら「立ち居振る舞い」とは立ったり座ったりする振る舞いのことをいいますが、「立ち振る舞い」は立ち上がった状態での振る舞いのことをいうという違いがあると考えることもできます。

歴史的には両者の出処は異なり、「立ち居振る舞い」は1477年頃の中国の歴史書に記載されているのに対して「立ち振る舞い」は更に古く、1400年頃の日本国内の書物に記載されているという関係で、後者の方が古いようです。

しかし、現在において両者を使い分けることはなく共に同じ意味として使います。以下の使用例1, 2における文章の意味は共に「彼女のお客様へ対処する際の振る舞いはきびきびとしておりはたから見ていてとても好感が持てます。」です。

・使用例1.  「立ち振る舞い」
彼女の接客時の立ち振る舞いはきびきびとしていてとても好感を持てます。

・使用例2. 「立ち居振る舞い」
彼女の接客時の立ち居振る舞いはきびきびとしていてとても好感を持てます。

「立ち居振る舞い」の使い方

「立ち居振る舞い」の使い方

「立ち居振る舞い」の使い方やマイナス表現について解説していきましょう。

「立ち居振る舞い」の使用例

ビジネス上において比較的よく使う表現を中心に使用例を解説します。

・使用例1. 彼は電話越しに会話をした場合にはとても好感が持てたが、実際に会ってみると自信がなさそうな立ち居振る舞いで印象が変わってしまった。
「彼は電話で会話した際には話し方や声などを通して好印象が伝わってきたのですが、実際に会ってみると電話で話した時の印象とは異なり、その振る舞い、身のこなしから伝わってくるものに自信のなさを感じ取ってしまい、最初の印象とは大きくイメージが変わってしまった。」という意味になります。百聞は一見に如かずともいいますが、本人の「立ち居振る舞い」を通して、今まで見えなかったものが一瞬にして見えてきたことを表しています。

・使用例2. 彼は普段、会話しているときは普通の青年にしか見えないが、いざコートに立つと別人のような立ち居振る舞いをする。
「彼は普通になにげなく会話をしている場合はごく普通の青年にしかみえない。しかし、コートに立ってプレイを始めると、そのきびきびとした行動から全く別の人を見ているような振る舞いをする。」という意味です。

・使用例3.  オフィス内での彼女の美しい立ち居振る舞いには思わず見とれてしまいそうだ。
「オフィス内でセンスの良さそうな服を着た彼女がコピー機を操作したり、立ち話をしたり、PCを操作したりする際の何気ない身の処し方や振る舞いを見ていると、いつの間にか目が離せなくなってしまうほど見とれてしまいそうだ。」という意味です。

・使用例4.  昨日、宿泊した歴史を感じる高級旅館で、客をおろそかにする態度の女将は立ち居振る舞いを磨く必要があると感じた。
「昨日、出張のため歴史ある由緒正しい高級旅館に宿泊することになった。そこの女将の身の処し方や振る舞いが、由緒正しい旅館であるにもかかわらず客をおろそかにしているように見えて、旅館にふさわしい女将に成長する必要があると感じた。」という意味です。

・使用例5. 社会人となったばかりの息子の立ち居振る舞いでは会社では通用しない。
「社会人となったばかりの息子の会社における身の処し方、立ち振る舞いは、まだまだ学生と同じようにダラダラしていてとても社会人として通用するレベルにない。」という意味です。

「立ち居振る舞いうまい」「立ち居振る舞いが悪い」はマイナス表現

「立ち居振る舞いがうまい」というとほめ言葉のようにも聞こえますが、実は違います。

・使用例 彼は、立ち居振る舞いがうまく、常に部長に取り入っている。
「彼はずるがしこく、巧妙に振る舞い、常に部長に取り入り気に入られている。」という意味になります。つまり「立ち居振る舞いがうまい」とは「ずるがしこく振る舞うこ
と」「巧妙に振る舞うこと」を意味します。

「立ち居振る舞いが悪い」もマイナスの意味で使います。

・使用例 彼女は、立ち居振る舞いが悪くいつも先生に叱られている。
「彼女は要領が悪くいつも先生に叱られている。」という意味になります。つまり「立ち居振る舞いが悪い」とは一言でいえば「要領が悪い」という意味になります。

「立ち居振る舞い」のポイント

「立ち居振る舞い」のポイント

男女を問わず、ビジネスにおいて「立ち居振る舞い」はとても大切です。好印象を与える「立ち居振る舞い」について解説します。
遠くからみてもわかるように背筋を伸ばし、姿勢を良くするとことが「立ち居振る舞い」を良くみせるポイントです。ビジネス上の関わりのある人がどこで見ていないとも限りませんのでビジネスの場だけでなく、常日頃から姿勢を正し背筋を伸ばすことに心がけることが大切です。
また、相手とものの受け渡しを行う際に両手で行い、指先を伸ばして行うだけで印象が変わります。常日頃からすこしでも意識して行う事により自然の所作として身に付くようになるはずです。

「立ち居振る舞い」の類義語・言い換え

「立ち居振る舞い」の類義語・言い換え

「立ち振る舞い」と同じような意味の言葉「行儀」「物腰」「所作」について使用例を示して解説していきます。

「行儀」とは

「行儀」とは「立ち居振る舞い」とほぼ同じように「日常生活における振る舞いや身のこなし」を表す言葉です。いくつかの使用例を示します。

・使用例1. 彼は常に行儀のいい人だ。
「彼は日常生活において常に振る舞いや身のこなしがいい人だ。」という意味です。

・使用例2. 食事中に大声で話すのは決して行儀がいいことではない。
「食事中に大声で話すことは、振る舞いとしていいとは言えない。」を意味します。

「物腰」とは

「物腰」とは身のこなし方や他人に対処する場合の接し方のことをいいます。

・使用例 お客様に接するときには、常に物腰やわらかくしなければならない。
「お客様に接するときには、常に謙虚で丁寧な姿勢で接しなければならない。」との意味です。

「所作」とは

「所作」とは行動や身のこなし方や顔の仕草などをいいます。

・使用例1.  彼はいつも大げさな所作で周りの者を驚かせる。
「彼はいつも大げさな動作や身のこなしで周りの者を驚かせる。」の意味になります。

・使用例2. 私は常に1日の所作を日記に残すように心がけている。
「私は常に1日の行動について日記に残すように心がけている。」の意味です。

「起居」とは

「起居」とは立ち振る舞いを表すわけではなく「日常生活」全般を表す言葉で「寝起きする」「生活する」という意味で使います。「ききょ」と読みます。

・使用例1. 彼とは1年以上の間、起居を共にしている。
「彼とは1年以上の間、寝起きを共にして生活している。」という意味です。

・使用例2. 入社すると社宅で皆と起居できる。
「入社すると社宅で皆と生活を共できる」という意味です。

「立ち居振る舞い」を英語では

「立ち居振る舞い」を英語では

「立ち居振る舞い」と同様の意味を持つ「behavior」「manner」「carriage」について使用例を紹介します。

behavior

「behavior」は「態度、挙動、振る舞い」などの意味を持ちます。

・使用例1. Her behaviors are graceful and very attractive.
彼女の立ち居振る舞いは優雅でとても魅力的です。

・使用例2. His behaviors like a girl.
彼の立ち振る舞いはまるで女の子のようだ。

manner

「manners」は「作法、礼儀、礼節」などの意味を持ちます。単体の「manner」の場合、「やり方、方法」という意味です。

・使用例1. She has graceful manner.
彼女の立ち居振る舞いは優雅です。

・使用例2. You have you mother’s manners.
君の立ち振る舞いはお母さんそのものだ。

carriage

「carriage」は「身のこなし」の意味を持ちます。

・使用例1. Her mother always has an elegant carriage.
彼女の母は常に立ち振る舞いがしとやかだ。

・使用例2. Anyone cannot understand his carriage in the school.
誰もが彼の学校での振る舞いに理解できない。

まとめ

ビジネスにおいて「立ち居振る舞い」はその人の印象を決める大きな要素となっているため、とても大切です。「立ち居振る舞い」は「人の振る舞い、所作」全般を対象としますので「姿勢」だけではなく、実は言葉遣いや動作がキビキビしているか、食事の仕方がガサツでなくきれいかなどの点も気にする必要があります。急に改善できることではないので、日頃から心がけるようにしてみてはいかがでしょうか。

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