「エトセトラ」の意味や使い方とは?語源・類語・英語表現を例文解説

エトセトラ
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「エトセトラ」の意味とは?

「エトセトラ」の意味とは?

中学校や高校の英語授業で使われるなど、「エトセトラ」自体はとても耳馴染みある言葉でしょう。精選版 日本国語大辞典によると、「エトセトラ」の定義は「 その他いろいろ。その他もろもろ。…など。…等。略して etc. とか &. とも書く。」とされています。「エトセトラ」は英語の「etc.」をカタカナで表記したものなのですね。

「エトセトラ」の語源・由来

「エトセトラ」の語源・由来

「エトセトラ」は英語で「etc.」と書くので、何かの略語のように見えますが、どこから来た言葉なのでしょうか。「エトセトラ」の語源について、簡単に説明します。

フランス語の「et cetera」が語源

「etc.」はラテン語の「et cetera」を略した言葉で、ラテン語の表現がフランス語にも伝わり、またそれが英語に伝わった言葉です。現代の英語はフランス語をルーツとする単語が非常に多く、「etc.」もその一つです。「et cetera」はラテン語では「エト・セトラ」もしくは「エト・ケーテラ」と読み、フランス語では「エトセトュラ」または「エトュセテラ」と読みます。

「エトセトラ」と「etc.」の違い

「エトセトラ」と「etc.」の違い

カタカナの「エトセトラ」は単独で使えて、「その件に関するエトセトラを調べておいて」などの使い方ができますが、英語の「etc.」は「A, B, C, etc.」のように、「etc.」の前に例を3つ以上記述することが違いです。またニュアンスの違いもありますが、詳しくは「英語「etc.」を使うときの注意点と例文」で説明します。

ちなみに、車のETCは「Electronic Toll Collection System」の略で、「etc.」とは違うので、気を付けてくださいね。

「エトセトラ」の類義語・言い換え表現

「エトセトラ」の類義語・言い換え表現

「エトセトラ」の代わりに使える表現を紹介します。

その他、他多数、等々、など

「エトセトラ」は日本語では「その他」のように使われているので、「他多数」「等々」「など」とも言い換えられます。「その他」「他多数」「等々」「など」それぞれの例文を紹介します。

(例文)
・その他にもお花や季節の菓子折りをお祝いとして贈ることもできる。
・今回の取材地域は新宿、渋谷、品川と他多数です。
・準備物はタオル、着替え、運動靴等々です。
・風を予防する方法として、手洗いやうがいなどがあります。

「エトセトラ」の対義語・反対語

「エトセトラ」の対義語・反対語

「エトセトラ」と反対の意味で使える表現には何があるでしょうか。

主要な、メイン

「エトセトラ」が「その他もろもろ」という意味なので、その対義語として「主要な」を考えられます。また、カタカナの「メイン」という言葉も、何かの中心・主要な部分という意味なので、「エトセトラ」の対義語になるでしょう。また「メイン」と言えば、主に西洋コース料理における中心料理のことも指します。
「主要な」と「メイン」の例文もあわせて紹介しますね。

(例文)
・今回の主要なイベントとして、新製品発表会があります。
・本日のメイン料理は牛フィレ肉のロッシーニ風です。

「エトセトラ」の使い方と例文

「エトセトラ」の使い方と例文

カタカナ「エトセトラ」の使い方と例文を紹介します。

「エトセトラ」は話し言葉としてはあまり使われず、文章で使われることが多いです。
「エトセトラ」の使い方としては、同じジャンルの言葉を並べ、その最後に「エトセトラ」を付ける使い方と、単独の言葉として「エトセトラ」を使う場合の大きく2種類があります。

また、慣用句として「~にまつわるエトセトラ」「~に関するエトセトラ」という表現も使います。主に雑誌などの記事のタイトルとして使わています。

例文

「エトセトラ」を使った例文は次を参考してください。

・私の趣味として映画鑑賞、読書、散歩、エトセトラがあります。
・この項目は他のカテゴリーに当てはまらないから、ひとまずエトセトラに分類しよう。
・今回の特番は未公開映像や新曲、エトセトラ…皆様に楽しんでいただけるコンテンツ満載ですので、ぜひお見逃しなく!
・江戸時代にまつわるエトセトラ。
・短期間に必ず成功する、ダイエットに関するエトセトラ。

英語「etc.」を使うときの注意点と例文

英語「etc.」を使うときの注意点と例文

英語の「etc.」は日本語でいうと「その他」、「~とか」の意味ですが、完全にニュアンスが一致するわけではありません。また、口語よりは文章の中で使われることが多く、使い方にはいくつか注意点があります。「etc.」を使うときの注意点、そして例文までわかりやすく説明します。

会話よりは文章の中で使う

「etc.」はフォーマルな表現なので、会話の中で使うよりは主に文章の中で使われます。会話の中で「その他」や「など」の意味の言葉を使いたい場合は、「and so on」など、違う表現を使った方がより自然になります。
また、「etc.」を文章の中で書くとき、次のような注意点があります。

・「etc.」の前に来る例は3つ以上書く。
・必ず「, etc.」という形で書く。
・「etc.」で文章が終わる場合、もう1つピリオドを書く必要はない。
・「etc.」の前に「and」を付けるのは間違いである。
例) A, B, and etc. (×)  A, B, C, etc. (〇)

続けて何度も「etc.」を使わない

日本語で「など」や「とか」を会話で頻繁に使うので、「etc.」も同じ感覚で何度も繰り返し使うことがありますが、英語で「etc.」を連発すると、不自然な表現になってしまいます。「etc.」を使うときは本当に必要なのかもう一度考え、できるだけ使用回数を抑えるようにしましょう。

日本語の「など」と同じ意味では使わない

日本人がよくしてしまうミスで、「etc.」を「など」と同じニュアンスだと思い、挙げている例以外に他の例がないのに「etc.」を使ってしまうことがあります。日本語では「など」や「とか」を慣用句のように使うので、特に他の例がない場合でも使用しますが、英語の「etc.」は必ず他に挙げられる例がある場合のみ使います。

例えば、「My favorite fruits are bananas, apples, pears, etc.」と言った場合、「watermelon, cherry」など他にも好きなフルーツがある場合に文章を短くするために「etc.」を使えます。

内容を明瞭にすべき文章では使わない

「etc.」を使って内容を省略することで、文章の明確性がなくなってしまうので、特に内容を明確に書く必要がある契約書や論文では「etc.」を使わない方がいいでしょう。

契約書ですと、省略された不明確な部分が双方の認識違いで問題になり、訴訟にまで発展する可能性があります。また、論文の場合は、省略された部分は解釈の余地が多いので、論文としての価値が落ちると認識されます。

できれば違う表現を使った方が無難

「etc.」はできるだけ使用を控えた方がいいと説明しましたが、代わりにどんな表現を使えるでしょうか。表現とそれぞれの意味を簡単に説明します。

・and so on
話し言葉でよく使われる表現で、これをラテン語で訳すと「et cetera」です。「and so forth」とも書きます。
・ another/other
「another」は「もう1つ、もう1人」という意味で使われる場合と、「他の、別の」の意味で使われる場合があります。「other」も「他の、別の」という意味ですが、複数形の名詞と一緒に使うことが「another」との違いです。
・ else
「その他」という意味で、「Anything else(他に何か)」「Somewhere else(どこか別の場所)」などの表現がよく使われます。

例文

「etc.」を使った例文を見てみましょう。
・We have milk, flour, butter, etc.
私たち(のお店)には牛乳、小麦粉、バターなどがあります。
・Strawberries, apples, grapes, etc. are my favourite fruits.
私が好きなフルーツはいちご、りんご、ぶどうなどです。
・There’s a lot of old stuff in my garage like old furniture, records, clothes, etc.
私の倉庫には古い家具やレコード、洋服など、古いものがいっぱいある。

まとめ

「エトセトラ」と「etc.」の意味と違い、そしてその使い方についても触れてきました。「エトセトラ」の他にも、日常生活で多く使われているけど、本当はどんな意味かよくわかっていない場合って意外と多いですよね。特にビジネスシーンで新しい言葉を使うときは、事前に意味を調べ、恥をかくことがないようにしましょう。

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