「とりとめのない」の意味とは?例文や類語・英語・対義語を解説

とりとめのない
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「とりとめのない」の意味とは?

「とりとめのない」の意味とは?

「とりとめのない」は、まとまりがない、大したことがないという意味で使用されます
基本的に「とりとめのない」は、ネガティブな表現として用いられることが多いので、ビジネスシーンでは部下を叱責するときや、日常生活では相手に対して指摘するときに使用することが多いです。また、「とりとめのない」は2つ以上の意味があるので、単体で使用するときは、どの意味を指しているのか不明瞭な場合もあります。例えば、「とりとめのない内容」という言葉単体だと、まとまりのない内容を指しているのか、大したことのない内容を指しているかわからないので、前後の文章や言葉で明確にする必要があります。

「とりとめのない」は漢字でどう書くのか?

「とりとめのない」は漢字でどう書くのか?

「とりとめのない」は漢字で「取り留めの無い」と書きます。「取り留め」はまとまっている状態を表す言葉です。「取り留め」に「無い」を組み合わせることにより、「取り留めの無い」となり、まとまりのない様子を表す言葉として使われています。

文章で使うときは、漢字よりも平仮名で使用されることが多いので、基本的には「とりとめのない」を使用するのが無難です。ただし、ビジネスメールを送る場面で、文章全体に平仮名が多くなり、印象が柔らかくなりすぎる場合は、全体のバランスを取るために漢字の「取り留めの無い」を使うとよいでしょう。

「とりとめのない」の類義語

「とりとめのない」の類義語

ここでは「とりとめのない」の類義語を解説します。意味は類似していても、言葉のもつ世間的なイメージや、強弱によって相手に与える印象は変わってきます。なので、シチュエーションや使う相手によって使い分けるためにも「とりとめのない」の意味だけではなく、類義語についてもセットで覚えておくようにしましょう。表現のバリエーションが増えれば、円滑なコミュニケーションをとるための手助けとなるので便利です。

他愛もない

「他愛もない」には、取るに足らない、思慮に欠けるという意味があります。「あなたの言っていることは他愛もないので、もう少し具体的に教えてください」など、内容が抽象的でまとまりがないことを相手に指摘するときに使えるので、「とりとめのない」の類義語として挙げられます。

四方山話

「四方山話」は一般的に世間話という意味で使われますが、特に目的のない会話としての意味ももち合わせています。そのため、まとまりがないや抽象的なという意味をもつ「とりとめのない」と類似した表現の言葉になります。

支離滅裂

「支離滅裂」はまとまりがなく、バラバラに乱れている状態を表している言葉です。まとまりがないという意味が含まれた「とりとめのない」と類似した表現です。ただし「支離滅裂」は「あなたの話は支離滅裂で何が言いたいかわからない」など相手に対して全く理解できない様子を伝えるので、「とりとめのない」よりも否定のレベルが強い印象を相手に与えます。使うときは相手を不必要に傷つけないか考えましょう。

「とりとめのない」の対義語

「とりとめのない」の対義語

ここでは「とりとめのない」の対義語について解説します。対義語の意味を知ることで、「とりとめのない」の意味をより深く理解できます。また、対義語も知ることで、「とりとめのない」の字面の意味だけではなく、本質的な意味についても理解できるので、自分の言葉として、「とりとめのない」を使えるようになります。加えて、セットで覚えておくとボキャブラリーの幅も広がりますので、対義語についてもしっかり学んでおきましょう。

首尾一貫

「首尾一貫」にはものごとに対して、一つの考えや方針が貫かれているという意味があります。そのため、まとまりがないという意味をもつ「とりとめのない」とは対義語の関係になります。

不可欠

「不可欠」には欠かせない、それなしでは成立しないという意味があります。ものごとに対する重要度の高さを表す言葉なので、「大したことがない」という意味をもつ「とりとめのない」とは反対の意味を指します。

「とりとめのない」と「とりとめもない」の違い

「とりとめのない」と「とりとめもない」の違い

「とりとめのない」に似た表現として、「とりとめもない」という言葉が存在します。「の」と「も」の助詞一字だけの違いにはなりますが、「とりとめもない」は終わりがない、延々と続いているという意味になるので、「とりとめのない」とは意味が少し異なります。「とりとめもなく」という形で使用されることが多く、「繰り返す」という意味の中でも、ネガティブな印象を与えます。例文は、「この会議は、とりとめもなく同じ議論が繰り返されているので、終着点が見えない」などです。

「とりとめのない」の英語表現

「とりとめのない」の英語表現

ここでは「とりとめのない」を英語にするとどういう表現になるか解説します。あまり馴染みのない言葉ではありますが、知っておくと英語でも表現の幅が広がるので、特にビジネスシーンではライバルと差をつけるために有効です

rambling

「rambling」は、ふらふら歩く、散策するという意味があります。そこから派生して、「とりとめのない」「まとまりのない」という言葉として使われています。
例文にしてみると、『He talks in a rambling way(彼の話にはまとまりがない)』、『He rambling around the shops』(彼は店をブラブラと見て回っている)のような使い方をします。

wandering

「wandering」には、彷徨う、放浪するという意味があります。そこから派生して目的がないという意味をもち、結論が見えずにまとまらない状態を表す言葉として表現されるので、「とりとめのない」の英語表現としても使用されます。

例文にしてみると、『I get tired of his wandering talk』(彼の散漫な談話にはうんざりしている)、『She wandering without expectation』(彼女はあてもなく彷徨っている)のような使い方をします。

「とりとめのない」の日常生活での使い方と例文

「とりとめのない」の日常生活での使い方と例文

ここでは、「とりとめのない」という言葉を日常生活のどういったシーンで使うか、例文を用いて解説します。「とりとめのない」は複数の意味が存在する言葉なので、例文で学習しながら、シーンによってうまく使い分けできるようにしましょう。

例文1「父の方針はいつもとりとめがなく、家族はいつも振り回される」

「とりとめのない」のまとまりがないという意味で使用した文章です。意見が飛び交い、話の方向性がまとまらないときに使えば、混乱した話し合いの場を「議論がとりとめのない方向に向かっているから一度立ち止まりましょう」など一旦静止させ、落ち着かせたいときにも使えるので便利です。

例文2「隣の家の山田さんと話し始めると、大半がとりとめのない内容の話である」

「とりとめのない」を大したことがないの意味で使用した文章です。例文で想定しているのは、いわゆる井戸端会議のようなイメージで、会話に終着点を設けずにずっと話し続けているような場面です。そういった様子を一言で伝えられるので「無駄話」という表現が本来は一番わかりやすいですが、オブラートに包んだ言い方にしたいときは「とりとめのない」の方が柔らかい印象を与えます。

「とりとめのない」のビジネスでの使い方と例文

「とりとめのない」のビジネスでの使い方と例文

とりとめのないはビジネスでも多くの場面で使用できる言葉です。ビジネスの場では、相手にメールや手紙など、文字におこして「とりとめのない」を使用する機会が多いです。「とりとめのない」は円滑にものごとを伝える言葉として知っておくと便利なので、例文を通して正しく理解するようにしましょう。

例文1「同僚のメールの文章がいつもとりとめが無いので、注意しようか頭を悩ませている」

「とりとめのない」を、まとまりがないの意味で使用した文章になります。最近のビジネスシーンではメールやチャットでのやりとりが頻繁にあるので、相手の文章にまとまりがなく、何が言いたいのかわからないシーンが多くあります。そんなときに「とりとめのない」を使用すれば、その一言でこちらの心情を表現できます。

例文2「今回の会議の議題はとりとめのない内容だった」

「とりとめのない」を大したことがないの意味で使用した文章です。例文の場合だと「せっかく会議のために時間を作ったのに、集まるだけ無駄だった」という気持ちを表現するのに使っています。少しオブラートに包んで表現するときに使うと便利です。

まとめ 「とりとめのない」は使うシーンをよく考えよう

「とりとめのない」は主にまとまりがない、大したことがないという意味で使われており、使用シーンもさまざまな場面が想定されます。ただし、1つの言葉で複数の意味があり、類似する表現の言葉もたくさんあります。「とりとめもない」を使用するときは、その意味や類似する表現も理解したうえで、正しく使用するようにしましょう。正しく理解できれば、相手にものごとを円滑に伝えられる言葉として、あなたの手助けとなるでしょう

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