「考慮する」の意味と使い方とは?「配慮する」との違いや類語・敬語・英語表現も紹介

考慮する
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「考慮する」の意味とは?

「考慮する」の意味とは?

考慮するという言葉は日常生活やビジネスシーンでよく耳にする言葉です。ここでは「考慮」の意味と「慮」という漢字をピックアップして、詳しく解説します。聞いたこともあるし、使ったこともあるけど、その詳しい意味までは自信がないという方は必見です。さっそく見ていきましょう。

意味は「さまざまな物事に思いを巡らせて考えること」

考慮するという言葉の意味は、「さまざまな物事に思いを巡らせて考えること」を指します。 単に「考える」という言葉との意味合いの差が気になるところです。その違いは「考える」というよりも「考慮する」という言葉の方が、判断材料にしている要素が多い点にあります。 例えば、目的地までどのような手段で行くのかを決めるとき、最も短い時間で行ける手段を見いだすときは「考える」という表現が適切です。一方、手段を決める判断材料として、運賃や安全性、移動時の快適さなどさまざまな要素を総合して手段を見いだすときは「考慮する」を使います。判断材料の範囲が時間だけなのか、それとも運賃や安全性、快適さなども判断材料に入れるのかで使う言葉が変わってきます。このように、判断材料が比較的少ないときは「考える」を使い、多岐に渡るときは「考慮する」を使うのが適切です。

「慮」は「あれこれと思いを巡らすこと」という意味

「考慮する」に含まれる「慮」という言葉について解説します。 「慮」は音読みで「りょ」訓読みで「おもんぱか(る)」と読みます。訓読みの表現は常用漢字表外であるため比較的難しい読み方ですが、覚えておくとよいでしょう。「慮」という言葉には、「あれこれと思いを巡らすこと」という意味があります。つまり判断材料が多数存在し、それらすべてのバランスを取れた決定を下したい時に「考慮する」を使うのが適切です。「考える」とほぼ同じ意味ですが、微妙なニュアンスの違いに注意しましょう。

「考慮する」の読み方

「考慮する」の読み方

「考慮する」は「こうりょする」と読みます。一般的に浸透している言葉であるため、ご存知の方も多いでしょう。「慮」の漢字は熟語表現において「りょ」という読み方以外はありません。他にも「慮」を使う漢字として、「遠慮」「苦慮」「思慮」などが存在します。

「考慮する」の類義語・言い替え

「考慮する」の類義語・言い替え

「考慮する」の類義語・言い換え表現を3つ紹介します。 紹介する言葉は「考える」という概念で結ばれています。日常生活やビジネスシーンにおいてもよく使われる言葉になりますので、押さえておきましょう。

「熟考」

「熟慮」は「念を入れてよく考えること。」を指します。 この熟語は「じゅくこう」とよみ「熟」には、「詳しく」や「十分に」といった意味があります。以上のことから 、深いところまでよく考えるという意味があります。 反対の意味を持つ言葉に「浅慮」などがあります。

「省察」

「省察」は「自分自身を省みて、そのよしあしをよく考えること」を指します。この言葉は「せいさつ」または「しょうさつ」と読みます。「省」には「振り返ってよく考える」という意味があり、「察」には「おしはかる」という意味があります。考える対象を自分に設定し、さまざまな角度から自分の行動を考えるという意味があります。

「考察」

「考察」とは、「物事を明らかにするために、よく調べて考えを巡らすこと」という意味があります。この言葉は「こうさつ」と読みます。学校において理科などで、「この現象について考察しなさい」といったレポートが出されたことがあるかもしれません。物理や化学といった自然科学の分野においてよく使われる言葉でもあります。

「考慮する」の敬語

「考慮する」の敬語

ビジネスシーンにおいては適切に敬語を使わなければならないことが多いです。ここでは考慮に加えて、使われる頻度が高い「配慮」についてその敬語表現を紹介します。 どういった場面で使われるのかイメージしながら見ていきましょう。

「考慮」の敬語表現は「ご考慮」

ビジネスシーンで「考慮」を使うときは、接頭語に「御」を加えた「御考慮」という言葉を使うのが適切です。直接的に表現してしまえば、「さまざまなことを判断材料にして考えてください」という意味になりますが、相手が目上の場合この表現ではあまりにも直接的です。例えば、「弊社は先期から設備投資をしたため、増産も可能である事をご考慮いただけると幸いです。」のように使われます。端的に言ってしまえば「先月よりもたくさん生産できることも判断材料に入れておいて。」という意味になります。伝えたいことは同じでも、相手によって表現を柔軟に変える能力が必要になります。

「配慮」の敬語表現は「ご配慮」

ビジネスシーンで「配慮」を使う時も「ご考慮」同様、接頭語に「御」を加えて「御配慮」とするのが適切です。「ご配慮いただき誠にありがとうございます。」といったような使われ方をします。「ご考慮」も「ご配慮」もビジネスシーンにおいて頻繁に使われる言葉であるため、しっかり押さえておきましょう。

「考慮する」と「配慮する」や「加味する」の違い

「考慮する」と「配慮する」や「加味する」の違い

「考慮する」と「配慮する」とではどのような意味の違いがあるのでしょうか。 また、その他の「考慮する」とよく似た言葉である「加味する」といった言葉との違いも気になりますよね。ここでは、「配慮する」「加味する」といった言葉と「考慮する」の違いについて解説します。それぞれのニュアンスの違いを把握することで、より適切に言葉を使い分けられるようになります。

「配慮する」との違い

「配慮する」とは「気遣いを行き渡らせる」ことを意味します。つまり、事情を踏まえた上で気遣いのこもった取り計らいをすることになります。 「考慮する」と「配慮する」の本質的な違いは、考えると相性がモノかヒトかです。「考慮する」の場合、あるモノに対していろいろな判断条件を基に決定を下していきます。一方、「配慮する」の場合、あるヒトに対していろいろな判断条件を基にアプローチをしていきます。人に関するいろいろな判断条件とは、例えば年齢や性別、家庭環境かもしれません。その人その人に適切な取り計らいをするために、考えて行動することが「配慮」になります。

「加味する」との違い

「加味する」の意味は「別の要素がつけ加わる」という意味があります。よくある使われ方としては、「その条件も新たに加味すると、」のように用いられます。つまり「加味する」は「後からに判断材料が加わる」というニュアンスを持ちます。一方「考慮する」の場合は、最初から判断材料が揃っています。新たな条件を基に決断の妥当性を改めて考える際に使われる言葉です。

「考慮する」を英語でいうと?

「考慮する」を英語でいうと?

「考慮する」の英語表現を紹介します。考慮するを英訳すると「consider」という英単語になります。英語圏のもよく使われる重要な言葉でもあります。「This is a method worth consideration.」で「これは考慮に値する方法である。」と日本語訳されます。ビジネスにおいて考えることは必須であるがゆえに、日本語でも英語でも多用される大人になります。

「考慮する」の使い方と例文集

「考慮する」の使い方と例文集

最後に「考慮する」の使い方と例文を紹介します。「考慮する」には近い意味の言葉がたくさんあるため、その使い分けが難しくなってきます。言葉の使い方を正確に把握することで、使うべき相手やタイミングを見極められるようになります。さっそく見ていきましょう。

「考慮する」の使い方

「考慮」という言葉は、「考慮する」の他にも「考慮に入れる」や「考慮の末」という使われ方をします。「考慮に入れる」の場合、「考える判断材料に入れる」という意味になります。後付けで判断材料が加わっているため、「加味する」に言い換えることも可能です。また、「考慮の末」という言葉は「よくよく考えた結果」という意味になります。さまざまな要因を多角的に検証して、最終的にたどり着いた結論を表現するときに使われます。このように一言に考慮という言葉をとっても、表現の仕方でさまざまなニュアンスを持たせることが可能です。適切に使い分けるとビジネス上のコミュニケーションもスムーズになるでしょう。

「考慮する」を使用するときの注意点

「考慮する」にはさまざまな似た意味の言葉があります。先ほど紹介した「配慮する」や「加味する」にくわえ「勘案する」などなど、紹介しきれないほど多数あります。これらの言葉のニュアンスをすべて正確に把握するのは難しいので、自分の中で正確に使い分けられる言葉をいくつか持っておき、手持ちの表現方法の中でコミュニケーションをとっていくことをおすすめします。

「考慮する」の例文

考慮するの例文をいくつか紹介します

・組織に対する影響は少しは考慮してほしい。
・君の希望も考慮に入れて判断をしたい。
・考慮の末、既存事業は撤退することにした。

まとめ

「考慮する」には、「さまざまな物事に思いを巡らせて考えること」という意味があります。その他にも「配慮する」や「加味する」など「考える」に関係する言葉は多数あります。こういった言葉はビジネスシーンにおいて多用されるため、きちんと理解して使うことが大切です。

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