隣の芝生は青いの意味とは?類語や対義語、例文・英語や嫉妬する心理も解説

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ことわざ「隣の芝生は青い」は日常生活においてもビジネスにおいてもよく使われる言葉です。この記事では、「隣の芝生は青い」の意味と由来や語源、類義語・言い換え・使い方や、「隣の芝生は青い」症候群から抜け出して嫉妬心をなくす解決法を解説します。

目次

「隣の芝生は青い」の読み方

「隣の芝生は青い」の読み方

「隣の芝生は青い」の読み方について、漢字をひとつずつ分解してみましょう。

  • 「隣」は音読みで「リン」訓読みで「となり/とな(る)」と読み、「となり/最も近い/接している/となりあう/接する/近づく」の意味があります。
  • 「芝生」の「芝」は音読みで「シ」訓読みで「しば」と読み、「しばくさ/イネ科の多年草」の意味があります。「生」とあわせて「芝生(しばふ)」と読み、「芝が生き生きとしている様子」を表します。
  • 「青」は音読みで「セイ/ショウ」訓読みで「あお/あお(い)」と読み、「あお色/若い/若々しい」を意味します。

これらを合わせると、「隣の芝生は青い」は「となりのしばふはあおい」と読みます。

「隣の芝生は青い」の意味とは?

「隣の芝生は青い」の意味とは?

「隣の芝生は青い」の意味は、「他人のものは、自分のものと比べるとどんなものでもいいものに見える」です。「たとえ自分と他人が同じ状況でも、他人の方がいいものに見えてしまう」ことを表します。

参照:Weblio辞書「隣の芝生は青い」

「隣の芝生は青い」の由来と語源

「隣の芝生は青い」の由来と語源

「隣の芝生は青い」の語源は、英語のことわざに由来します。

使い方・例文
  • The grass is always greener on the other side.(隣の芝生はいつも青い。)
  • The grass is always greener on the other side of the fence. (隣の壁の向こうの芝生はいつも青い。)

これら英語のことわざの日本語訳が、日本でのことわざとして使われるようになった経緯があります。

また英語には同じ意味で次のようなことわざもあります。

使い方・例文

Our neighbour’s ground yields better corn than our own.(隣人の土地は自分の土地よりよい穀物が育つ。)

「隣の芝生は青い」の類義語・言い換え

「隣の芝生は青い」の類義語・言い換え

「隣の芝生は青い」の類義語・言い換えを4つ紹介します。

  • 無いものねだり
  • 隣の花は赤い
  • 隣の糂粏味噌
  • 我が家の米の飯より隣の麦飯がうまい

それぞれを解説します。

「隣の芝生は青い」類義語その1「無いものねだり」

「隣の芝生は青い」の類義語・言い換えの1つ目は、「無いものねだり」。「無いものねだり」を漢字で書くと「無い物強請り」と書きます。「無いものねだり」とは読んで字のごとく「無いものをねだる」意味ですが、漢字に視点をおくと「むりやりでも手に入れたいもの」であるニュアンスが含まれることがわかります。

「隣の芝生は青い」と意味は似ていますが、「隣の芝生は青い」には「むりやりでも手に入れたい」ニュアンスを含みませんので、この点で少し意味が異なります。

「隣の芝生は青い」類義語その2「隣の花は赤い」

「隣の芝生は青い」の類義語・言い換えの2つ目は、「隣の花は赤い」。「隣の花は赤い」は「他人のものは、自分のものと比べるとどんなものでもいいものに見える」の意味で、「隣の芝生は青い」の同意語・同義語です。

「隣の芝生は青い」類義語その3 「隣の糂粏味噌」 

「隣の芝生は青い」の類義語・言い換えの3つ目は、「隣の糂粏味噌」。「隣の糂粏味噌」は「となりのじんだみそ」と読み、「糂粏味噌」とは漬物に使う「糠味噌(ぬかみそ)」のこと。「自分が作った糂粏味噌よりも他人が作った糂粏味噌のほうが香ばしく感じる」ことから、「他人のものは、自分のものと比べるとどんなことでもいいものに見える」の意味で、「隣の芝生は青い」や「隣の花は赤い」の同意語・同義語です。

「隣の芝生は青い」類義語その4 「我が家の米の飯より隣の麦飯がうまい」

「隣の芝生は青い」の類義語・言い換えの4つ目は、「我が家の米の飯より隣の麦飯がうまい」。「我が家の米の飯より隣の麦飯がうまい」とは、「自分の家では貴重な米を食べ、隣の家では粗末な麦飯を食べているにもかかわらず、隣の家の麦飯のほうがいいものにみえる」こと。

「隣の芝生は青い」と少しニュアンスが異なります。「隣の芝生は青い」は「自分と他人が同じ状況でも、他人の方がいいものに見えてしまう」こと。それに対し「我が家の米の飯より隣の麦飯がうまい」は、「他人より自分の方が恵まれている状況にもかかわらず、他人の方がいい状況に見えてしまう」ことです。「隣の芝生は青い」は自分と他人は同等にもかかわらず他人をうらやましがり、「我が家の米の飯より隣の麦飯がうまい」は他人より自分の方が恵まれているにもかかわらず他人をうらやましがる、点で違いがあります。

「隣の芝生は青い」の対義語

「隣の芝生は青い」の対義語

「隣の芝生は青い」の対義語を紹介します。
対義語も「隣の芝生は青い」と同じように、ニュアンスにマイナス要素が含まれることわざです。

「隣の芝生は青い」の対義語その1「吾が仏尊し」

「隣の芝生は青い」の対義語1つ目は「吾が仏尊し」。「わがほとけとうとし」または「あがほとけとうとし」と読み、「自分が信じるものだけを尊いものとする」を意味します。自分が大切にしているものだけが大切で尊いものとし、ほかを顧みない狭い心理を例えることわざです。「我が寺の仏尊し(わがてらのほとけとうとし)」ともいいます。

「隣の芝生は青い」の対義語その2「我が物の身贔屓」

「隣の芝生は青い」の対義語2つ目は「我が物の身贔屓」。「わがもののみびいき」と読み、「自分や身内のこととなると好意的に見えること」を意味します。

「贔屓」の由来は古代中国からの伝承。竜が産んだ九頭竜を「竜生九子(りゅうせいきゅうし)」と言って、竜が産んだ子なので竜生九子も竜であるかと思いきや、九頭すべてが竜ではなかった。竜生九子のうちの一頭に「贔屓(ひき)」という名の亀に似た子がおり、背中に重いものをのせるのが好きだったそう。「もっと働かせてください」「荷物でもなんでもお任せください」といって回った竜生九子・贔屓の願いにこたえるべく多くの仕事を与えることが「贔屓(ひいき)」の語源といわれています。

「隣の芝生は青い」の使い方と例文

「隣の芝生は青い」の使い方と例文

「隣の芝生は青い」の使い方と例文を見ていきましょう。「隣の芝生は青い」を使うのは、「他人を羨ましく感じる」状況です。

使い方・例文
  • 夫「隣の芝生は青い?いや、我が子が一番かわいいでしょう。」
    妻「それ、我が物の身贔屓だね。」
  • 山田さんは賢くて裕福なのに、不思議と私のことを羨ましがる。隣の芝生は青いってことだ。
  • 隣の芝生は青く見えるっていうけど、もっと自分を見つめ直すといいよ。

例文のように、「隣の芝生は青い」は「隣の芝生は青く見える」とも表現します。

なぜ「隣の芝生は青い」?その心理と嫉妬心をなくす解決法

なぜ「隣の芝生は青い」?その心理と嫉妬心をなくす解決法

できれば感じたくないものですが、なぜ「隣の芝生は青い」と感じるのでしょうか。その心理と原因である嫉妬心をなくす解決法を紹介します。

なぜ「隣の芝生は青い」のか?

なぜ「隣の芝生は青く」感じるのでしょうか。「隣の芝生は青い」感情を解消させるために、まずは「隣の芝生は青く見える」の理由を考えてみましょう。

  • 自分は他人(隣)のいい部分(青い芝生)しか見ていない
  • 他人(隣)は自分に対していい部分(青い芝生)しか見せていない
  • 性格的に他人と比べやすい
  • 自己否定する感情が根底にある
  • ネガティブな性格の持ち主
  • 環境の違いによる錯覚

このように理由を挙げてみると、「認知のゆがみ」と「マイナス思考」が「隣の芝生が青い」症候群の根源であることがわかります。

「隣の芝生は青い」症候群から抜け出すには?

「隣の芝生は青い」症候群から抜け出すには、どうしたらいいのでしょうか。

  • 他人(隣)を気にしない(芝生を見ない)
  • 他人(隣)のこと(芝生)よりも自分のこと(芝生)に目を向ける
  • 「他人(隣の芝生)と比べることによって得られるものは、デメリットしかない」ことを心に刻む

これらを実行しすぐに実現することは難しいかもしれませんが、日々の積み重ねで少しでも心穏やかに過ごせるようにしたいものです。

まとめ

「隣の芝生は青い」は英語由来で、「他人のものはなんでもいいものに見える」意味のことわざです。他人と比べることによって「隣の芝生は青い」症候群になり、ネガティブ思考になってしまいます。「隣の芝生は青い」「隣の花は赤い」「隣の糂粏味噌」「我が家の米の飯より隣の麦飯がうまい」という感情に押しつぶされて負のスパイラルに陥ることがないよう、常日頃の心の持ち方が肝心です。

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