「ターム」の意味とは?業界別の使い方や「スパン・フェーズ」との違いや用語も紹介

ターム
目次

「ターム」の意味とは?

「ターム」の意味とは?

「ターム」には大きくわけて4つの意味があります。
・期間、期限
・用語
・条件
・沖縄名産の田芋(ターム)
それぞれを解説します。

「ターム」の意味その1「期間・期限」

「ターム」の意味の1つ目は「期間・期限」。
・教育現場における「ターム」
・IT業界における「ターム」
それぞれにおいて使われている「ターム」のニュアンスが異なりますが、別の項で後述します。

「ターム」の意味その2「用語」

「ターム」の意味の2つ目は「用語」。「専門用語」の総称として使われることが多く、この記事では後述の「貿易業界におけるターム」で解説しています。

「ターム」の意味その3「条件」

「ターム」の意味の3つ目は「条件」。この記事では、「貿易業界におけるターム」で解説しています。

「ターム」の意味その4「沖縄名産の田芋(ターム)」

「ターム」の意味の4つ目は「沖縄名産の田芋」。「田芋」と書いて「ターム」または「ターンム」と読み、和名は「みずいも」。水田で栽培される里芋の仲間で、古くは南方より伝来したといわれています。沖縄県外ではほとんど知られていない食材ですが、沖縄では縁起のいいものとして、沖縄正月やお盆などの行事・季節の料理には欠かせない必須の食材です。栽培には手のかかる繊細な植物であるため、現在では田芋を栽培する農家が年々減り続けています。

「ターム」の由来・語源は英語の「Term」

「ターム」の由来・語源は英語の「Term」

「ターム」の由来・語源は、英語の「Term」です。英語の「Term」の発音に沿ってカタカナで表現した言葉が「ターム」。日本語では「期限・期間・任期」の意味で使われることが一般的ですが、英語の「Term」にはもっと広範囲な意味があります。
・学期/期間/期日
・術語/専門語
・名辞
・言い方/表現
・(人と人との)間柄
・(支払いや料金の)条件/賃金/値段
・協力/同意
・(数学における)項
・(幾何における)限界点/限界線/限界面

これらの中には、日本語でも業界によっては使われているものがあり、後述します。

「ターム」と類語「スパン」「フェーズ」「ピリオド」の違い

「ターム」と類語「スパン」「フェーズ」「ピリオド」の違い

次に、「ターム」の類義語・「ターム」との違いを解説します。「ターム」の類義語は次の3つです。
・スパン
・フェーズ
・ピリオド
ひとつずつ見ていきましょう。

「ターム」と「スパン」の違い

「ターム」の類義語1つ目は「スパン」。「スパン」とは英語「Span」に由来するカタカナ語で、英語では次の意味があります。
・期間
・スパン(通常は9インチ・23センチ。手の開いた状態での親指と小指の間の長さ)
・全長
・(建築用語で)径間(わたりま)
・(航空業界擁護で)翼長/翼幅
・指で測る
・(橋などが)かかる/かける
・及ぶ/広がる
・補う
・真新しい

日本語における「スパン」は「期間」を意味し、時間的な幅を表します。「ターム」と「スパン」の違いは、「ターム」は「元々決まっている時間」を表す場合に使い、「スパン」は「物事が及ぶ時間の長さ」を表す場合に使います。

たとえば、学校生活での「学期」はあらかじめ決まっていますよね。ですから、「学期」は「ターム」といい、その長さを「スパン」といいます。

「ターム」と「フェーズ」の違い

「ターム」の類義語2つ目は「フェーズ」。「フェーズ」とは英語「Phase」に由来するカタカナ語で、英語では次の意味があります。
・段階/時期
・様相
・(天文学における)象、(月の)様相
・段階的に計画(実行)する

日本語における「フェーズ」は「段階・時期」を意味し、段階的な時間を表します。「ターム」と「フェーズ」の違いは、「ターム」は「元々決まっている時間」を表す場合に使い、「フェーズ」は「物事がすすんでいく段階や時期」を表す場合に使います。たとえば、あるプロジェクトのプロセスを段階を順に区切る場合に「フェーズ」を使います。「第一フェーズ」「第二フェーズ」のように、プロジェクト完成までの工程段階に番号をつけて管理されます。

「ターム」と「ピリオド」の違い

「ターム」の類義語3つ目は「ピリオド」。「ピリオド」とは英語「Period」に由来するカタカナ語で、語源はギリシャ語の「ひと回り」に由来します。英語では次の意味があります。
・期間
・時代/時期
・(文化などの発達の)段階
・現代
・授業の時限/授業の時間
・(試合における)ひと区切り(前半・後半など)
・終止符/終結
・月経
・周期
・(地質学上の)紀
・楽節
また、文章の終わりを示す場合にも「.(ピリオド)」を記し、日本語の句点「。」と同様に使われます。そして特にアメリカ英語では「.(ピリオド)」は「省略の印」の役割があります。たとえば「Doctor(医師)」は「Dr.」と記します。

日本語における「ピリオド」は「期間・時代・終止符」を意味します。「ターム」と「ピリオド」の違いは、「ターム」は「元々決まっている時間」を表す場合に使い、「ピリオド」は「公式に定められた時間の幅」を表す場合に使います。たとえば、「わたしは車を購入したので、長年の電車通勤にピリオドを打ちました」は、「長年の電車通勤をやめた」表現になります。

「ターム」の使い方と例文集

「ターム」の使い方と例文集

先にも触れたように、「ターム」には業界ごとの使われ方があり、業界によりニュアンスが異なってきます。
・教育現場における「ターム」
・IT業界における「ターム」
・貿易業界における「ターム」
それぞれを解説します。

教育現場における「ターム」

教育現場における「ターム」の意味は、「学期・時限」を表します。日本の小中高校ではたいてい「前期・後期の二期制」または「一学期・二学期・三学期の三期制」。「ターム」を使うと二学期制は「2ターム制」、三学期制は「3ターム制」と表現します。また「ターム」は「学期」だけでなく、1日の授業における「時限」授業時間の単位も表します。たとえば「今日の4ターム目は数学の授業です」は、「今日の4時限目(4時間目)は数学の授業です」と同じ意味です。

IT業界における「ターム」

IT業界における「ターム」は「トライアルターム(Trial Term)」と表現し、「試用期間」を意味します。「トライアルターム」とは、新しいシステムを導入し仮に運用する期間のことで、期間中には改善点や異常点や問題点を調べて明らかにします。

貿易業界における「ターム」

貿易業界における「ターム」は「シッピングターム(Shipping Term)」や「バースターム(Berth Term)」と表現し、「(専門)用語・条件」を意味します。

「シッピングターム」とは「配送関係の専門用語」の総称。
「バースターム」とは「船舶の停泊場所・位置・条件」を示し「BT」と略します。「BT-BT」は「輸出港-輸入港」を表し、たとえば、とある船舶がシンガポール発博多行きで運行する場合、「Singapore-Hakata」と表します。「BT」は運航条件が表明されたことも示します。

「ターム」を使った言葉や用語とその表現

「ターム」を使った言葉や用語とその表現

次に、「ターム」を使った言葉や用語やその表現方法を見ていきましょう。
・タームシート
・タームプレミアム
・タームローン
・タームガード
・テクニカルターム
5つそれぞれを解説します。

「タームシート」

「タームシート」とは、主に融資や投資の場面で使われる言葉です。融資や投資に関する条件が細かく記され、「タームシート」そのものが契約や担保や保証の基本になる重要な書面です。この場合の「ターム」は、「条件」の意味で使われています。

「タームプレミアム」

「タームプレミアム」とは金融業界で使われる言葉で、「債券の期間の長さに連動する上乗せ金利」のことです。この場合の「ターム」は「期間」の意味で使われており、「期間プレミアム」ともいいます。

「タームローン」

「タームローン」とは金融業界で使われる言葉で、「中長期(通常は1年以上)の貸付」のことです。この場合の「ターム」は「期間」の意味で使われています。

「タームガード」

「タームガード(システム)」とはオーストラリアで誕生したシステムで、「シロアリ駆除のしくみ」のこと。建築の際に専用パイプを導入し、パイプへ定期的にシロアリ駆除薬剤を流し込むことにより、確実にシロアリを駆除するしくみです。パイプへのシロアリ駆除薬剤を流し込む期間は5年に1回であることから、この場合の「ターム」は「期間」の意味で使われています。

「テクニカルターム」

「テクニカルターム」とは、「専門用語」という意味。特定の学問の分野や業界・職人などの間のみで使われる言葉で、この場合の「ターム」は「用語」の意味で使われています。

まとめ

「ターム」は業界によりニュアンスが異なることがポイントです。「ターム」を使う場合には、相手の職業によっても変わってくる専門用語の場合もあるので、状況により使い分け理解することが肝心です。

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