「自己研鑽」の意味や使い方とは?「自己啓発」との違い、類語・英語・例文を紹介

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    「自己研鑽」とは自分の能力やスキルを磨き、鍛えることをいいます。「研鑽」は学問を深めることですが、「自己研鑽」とは学問に限らず、スキルアップを目指すことを意味します。この記事では、ビジネスパーソン向けの「自己研鑽」の方法も紹介します。

    目次

    「自己研鑽」の意味とは?

    「自己研鑽」の意味とは?

    「自己研鑽」とは自分の能力とスキルを磨き、鍛えることです。「自己」は自分自身のこと、「研鑽」は学問などを深くまで究めることをいいます。「研」は磨く、「鑽」は「ほる」や「穿つ」などの意味を持つ漢字です。また、「自己研鑽」は「自己研鑚」とも表記できます。前者の「鑽」は常用外漢字ですが、後者の「鑚」は常用漢字なので公用文にも使えます。

    「自己研鑽」の読み方

    「自己研鑽」の読み方

    「自己研鑽」の読みは「じこけんさん」です。「鑚(さん)」は音読みで、訓読みは「たがね」や「のみ」、「きり」などがあります。

    「自己研鑽」の類義語・言い換え

    「自己研鑽」の類義語・言い換え

    自己研鑽」の類義語には「自分磨き」と「自己啓発」、「自己実現」があります。自分を成長させようとする点は共通していますが、相違点も知っておきましょう。

    1.自分磨き

    「自分磨き」とは、自分の外面と内面を改善、向上させることをいいます。外面は髪型や体型、服装などで、内面とは知識や性格、コミュニケーションスキルや考え方などです。外面と内面どちらかだけでなく、両方を向上させて魅力的な人間になることを目指します。「自己研鑽」は内面だけを磨く点が、「自分磨き」とは異なります。

    2.自己啓発

    「自己啓発」とは自らの意思で能力を開発する、精神的に成長することを目指すことと、そのための訓練をすることをいいます。「自己啓発」の目的はよりよい自分になることや、より大きな成果をあげられるようにすることです。ビジネス書や心理学の本には「自己啓発」に役立つものが多く、正しい考え方や自分が知らなかった考え方を学べます。一方でダイエットのノウハウを習得するなど、実用に直結する内容は「自己啓発」とは異なります。

    3.自己実現

    「自己実現」は「自分の夢を叶えるために自分を成長させること」の意味で使われることが多い言葉です。「自己実現できる仕事を希望する」とは、今の自分とは違う何かになれる仕事を希望することをいいますが、これは本来の「自己実現」の意味とは異なります。人間性心理学の生みの親である、アブラハム・マズローによって提唱された「自己実現」とは、すべての欲求を満たし、人間本来の姿になっている様子をいいます。

    「自己研鑽」と「自己啓発」の違い

    「自己研鑽」と「自己啓発」の違い

    「自己研鑽」と「自己啓発」は自分のスキルアップを目指す点は共通していますが、目標にするものが異なります。「自己研鑽」は語学力向上や資格取得などの具体的なノウハウを学ぶのに対し、「自己啓発」はモチベーションアップや生きがいの発見など、心を成長させる考え方を知ることが中心になります。

    「自己研鑽」を英語でいうと?

    「自己研鑽」を英語でいうと?

    「自己研鑽」の英訳は「self(自己)」と「improvement(改善)」を組み合わせた「self-improvement」です。また、「Improve oneself(自己を改良する)」の表現もあります。
    ・That’s proof of my self-improvement.(それは自己研鑽をした証拠だ。)
    ・This year my goal is to make a self-improvement plan .(今年の目標は自己研鑽の計画を作ることだ。)
    ・I want to improve myself in order to learn 〇〇.(〇〇を学ぶために自己研鑽をしたい。)

    ビジネスパーソン向け「自己研鑽」の方法

    ビジネスパーソン向け「自己研鑽」の方法

    「自己研鑽」は早く始めるのがよいとされています。若いうちから「自己研鑽」で自分の能力とスキルを磨き、可能性を広げておけば、先々で活用できるシーンを増やせます。ビジネスマナーや一般教養、コミュニケーションスキルなどは汎用性が高く、業界を問わずに使えるので、「自己研鑽」をして強化しましょう。

    「自己研鑽」を始めるときは

    「自己研鑽」は大掛かりなことをいきなり始めようとするのではなく、小さなことからやってみることをおすすめします。今の自分に足りていないものやないものを、満たすようにしてみましょう。趣味の読書に新しい学びの要素も加えたり、スマホニュースはエンタメばかりでなく時事ニュースもチェックするなど、ちょっとしたことなら始めやすいのではないでしょうか。

    「自己研鑽」で何をする?

    「自己研鑽」は自分の能力やスキルを磨くことで、そのためにすべきことが決まっているわけではありません。書籍や新聞などの読書や資格取得のための勉強、ネットでの情報収集などが人気の「自己研鑽」のようです。

    「自己研鑽」の効果的な方法

    「自己研鑽」の効果的な方法のひとつが、観察学習です。上司や先輩など手本となる対象者を設定し、その人のよい行動を真似する学習方法をいいます。重要なのはただ真似るのではなく、対象者の行動で周囲の人の感情の変化や意思決定に、どんな影響を及ぼしたのかを考えてみることです。「なぜ上司はあの状況であのように言ったのだろうか?」などと想像してみることが、質の高い観察学習になります。また、もうひとつメタ認知をしてみることも「自己研鑽」の効果的な方法です。「自分のプレゼンテーションは早口になりがちだ」などと自分の行動を客観的に振り返ってみて、何を改善すべきかを明確にしましょう。

    「自己研鑽」を続けるには?

    「自己研鑽」を続けるために、アウトプットをする機会を作るようにしましょう。新しいことを学んだのなら、それを使って試せる場面を設定します。たとえば「自己研鑽」として時事ニュースを読み始めた人は、毎週総括を書いてみてはいかがでしょうか。アウトプットは誰かに見せずとも、前よりよくなっていることを自分が実感できればOKです。また、ひとつの「自己研鑽」によっていきなり大きな変化を期待するのではなく、多くの「自己研鑽」の積み重ねにより、少しずつ成長していくイメージを持つとよいでしょう。

    「自己研鑽」は狭く深く

    「自己研鑽」で新しいスキルを獲得するためには、まずは基本をしっかりとマスターしましょう。憧れの人に近づこうといきなり高度なことにチャレンジしても、逆効果になったり、覚えたスキルをうまく使いこなせなかったりします。また、いろいろなことを学ぼうと、次々と新しいことを始めてしまうのもおすすめしません。自分が専門にしたいスキルを決め、「狭く深く」マスターすることを目指した方が、効率的に自分を成長させられます。

    「自己研鑽」レポートの書き方

    入社直後や研修期間のうちは、会社に「自己研鑽」についてのレポートを提出することも。「自己研鑽」レポートでは、まず始めに自分がどんな「自己研鑽」をしたのかを書きましょう。次にその「自己研鑽」を選んだきっかけと、行ったことの内容や方法について詳細を書きます。最後に「自己研鑽」をする前後で変化したこと、感じたことを書くとよいでしょう。とくに「自己研鑽」によりどんな効果があったのかに、ボリュームをつけるようにしましょう。

    「自己研鑽」の使い方と例文集

    「自己研鑽」の使い方と例文集

    「自己研鑽」の使い方を、例文とともに紹介します。かしこまったビジネスシーンでも登場する機会が多い言葉なので、正しく使えるようにしておきましょう。

    1.「自己研鑽」に努める所存

    「自己研鑽に努める所存」の意味は、「自己研鑽に力を尽くすつもりだ」です。「所存」は意見や考えのことをいう謙譲語で、目上の人に対して使えます。「自己研鑽するよう努力します」よりは、「自己研鑽に努める所存です」とした方がオフィシャルなシーンにはふさわしいでしょう。
    ・今回の昇進を機に、皆さまのご期待に添えるよう、自己研鑽に努める所存です。
    ・今期の予算達成に向け、残りの期間も一同が自己研鑽に努める所存です。

    2.「自己研鑽」に励む

    「自己研鑽に励む」には、「自己研鑽に精を出す、勤める」の意味があります。ビジネスシーンでは、「一生懸命に自己研鑽をする」や「自己研鑽を頑張る」の代わりに使うのがよいでしょう。
    ・私が今すべきことは、自己研鑽に励むことと考えています。
    ・Aさんは将来を見据え、新卒の頃からすでに自己研鑽に励んでいた。

    3.「自己研鑽」を怠らずに

    「自己研鑽を怠らずに」は、「自己研鑽をなまけずに」の意味です。上司が部下を叱咤激励する場面や、自分が至らなかったと反省ずる場面で使われます。
    ・B君はまだこれからだから、今後も自己研鑽を怠らずに頑張ってほしいと思っている。
    ・今後とも、自己研鑽を怠らずに精進していきたいと考えていますので、変わらぬご指導のほどよろしくお願いいたします。

    まとめ

    「自己研鑽」とは、語学や資格取得のための勉強やスキルを高めるための練習など、自分を磨き、鍛えることです。目標を定め、継続して行うことが大切です。「自己研鑽」で成長できたことを、これからの仕事でどう活かすかも考えていきましょう。

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