「アウトバウンド」の意味と使い方とは?「インバウンド」との違いや類語も紹介

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    「アウトバウンド」と「インバウンド」を目にする機会がありますが、両者の違いは何なのでしょうか?類語や実際に使用する場合の文例も本記事で解説しています。ビジネス実務における「アウトバウンド」「インバウンド」のメリットとデメリットもわかります。

    目次

    「アウトバウンド」の意味とは?

    「アウトバウンド」の意味とは?

    「アウトバウンド」はビジネスの世界でよく使用されている英単語です。

    しかし、使う業界によってその意味は異なります。まずは英単語の意味を見ていきましょう。

    英単語としての意味

    英単語で「アウトバウンド」は「outbound」と表記します。

    「out(外)」+「bound(〜へ行くところで・行きの)」と2つの単語から成り立っており、意味は「外国行きの・外へ向かう」です。交通機関や乗り物に対して使用されるケースが多いでしょう。

    マーケティング用語としての意味

    マーケティング用語の「アウトバウンド」は、企業が顧客に対して強制的に情報を伝える手法を意味します。たとえば、テレビのCMや自宅に届くダイレクトメール・セールスの電話などは「アウトバウンド」です。

    IT用語としての意味

    IT業界では、システムから外部のシステムや機器へ向けて、接続を求めたり、データを送信したりすることが「アウトバウンド」に当たります。送信されたデータは「アウトバウンドデータ」と呼ばれていますね。

    「アウトバウンド」と「インバウンド」の違い

    「アウトバウンド」と「インバウンド」の違い

    「アウトバウンド」とよく比較されるのが「インバウンド」です。「インバウンド」は「アウトバウンド」の対義語で、「外から内に向かう」を意味します。

    マーケティング業界であれば、Web上の記事やメルマガ、SNSが「インバウンド」ですし、IT用語としてなら「データを外から受信する」ことが「インバウンド」と捉えられるでしょう。

    両者はセット使用されており、どちらかだけでは成り立たないケースもあります。その場合には、「アウトバウンド」と「インバウンド」の両方を活用していくことが重要です。

    「アウトバウンド」の類義語・言い換え

    「アウトバウンド」の類義語・言い換え

    「アウトバウンド」には、複数の類義語や言い換えがあります。ここでは、とくによく使用されている言葉を紹介します。

    国外向け・外国向けの

    英単語の「アウトバウンド」は、乗り物で使用されるケースが多い単語でしたが、日本ではもっと幅広く使用されています。乗り物に限らず「国外に向けた〇〇」という意味で使われる場合もあることから、「国外向けの・外国向けの」と言い換えができるのです。

    海外旅行・海外旅行客

    観光業界では「アウトバウンド」を「海外旅行・海外旅行客」という意味で使っています。つまり、日本から海外へ旅行する人は「アウトバウンド」です。

    また、「海外からのインバウンドが増加する」と耳にする機会はありませんか。これは、「アウトバウンド」と反対に、海外から日本へ来る旅行客を示しているのですね。

    発信業務・架電業務

    コールセンターでは、「アウトバウンド」のことを「発信業務・架電業務」と言い換えが可能です。顧客に対して営業の電話をかけたり、顧客へお知らせをしたりする業務は「アウトバウンド」であり「発信業務」や「架電業務」といえます。

    「アウトバウンド+〇〇」のバリエーション

    「アウトバウンド+〇〇」のバリエーション

    「アウトバウンド」は、単語単体で使用する場合もあれば、ほかの言葉を組み合わせて専門的に使う場合もあります。「アウトバウンド+〇〇」でとくに知っておきたいビジネス用語を3つ見ていきましょう。

    アウトバウンドマーケティング

    1つめは、「アウトバウンド+マーケティング」です。マーケティング業界の「アウトバウンド」と同義で、企業が一方的に顧客へ情報を届けるマーケティング方法を意味します。

    「アウトバウンドマーケティング」の種類には、以下が考えられるでしょう。

    ・コールセンターの電話営業
    ・訪問セールス
    ・展示会の開催
    ・ダイレクトメール
    ・スパムメール

    誰しも一度は「アウトバウンドマーケティング」によって、情報を受信した経験がありますよね。ビジネスの世界では、古くから利用されているマーケティング手法なのです。

    アウトバウンドセールス

    2つめは、「アウトバウンド+セールス」。

    「アウトバウンドマーケティング」にも似ていますが、「自社のサービスや商品を購入してもらう」に特化した積極的な営業手法を指します。商品やサービスに興味のない顧客にも積極的にアプローチしていくことで、利益を追求し、業績アップを図る方法です。たとえば、自宅に訪問して保険商品の購入を勧めるのは「アウトバウンドセールス」に該当します。

    アウトバウンドリンク

    そして3つめは「アウトバウンド+リンク」です。こちらはIT用語の「アウトバウンド」に起因しており、自社サイトに外部サイトのリンクを貼ることを意味し、省略して「OBL」とも呼ばれています。

    「アウトバウンドリンク」を貼る目的は、自社サイトでは説明しきれない要素を、詳しく解説してくれている外部リンクで補足してもらい、コンテンツを充実させることが挙げられますね。

    「アウトバウンドリンク」は、SEO評価にも影響するとされ、これを活用し自社サイトの権威性を高める企業も多くあるのです。近年ではGoogleも「アウトバウンドリンク」が適切かを検証し、不適切な場合はサイトの評価を下げるなどの対応を取っています。

    「アウトバウンド」と「インバウンド」のメリットとデメリット

    「アウトバウンド」と「インバウンド」のメリットとデメリット

    「アウトバウンド」は幅広い業界で使用される言葉ではありますが、とくにマーケティング業界では、メリットやデメリットもあるのです。この項目で、「インバウンド」と比較しながら見ていきましょう。

    「アウトバウンド」のメリット・デメリット

    「アウトバウンド」では、企業側から強制的に顧客へ働きかけることで、新規顧客の獲得や売上をアップさせることが可能です。これまで商圏内にいなかった顧客にもアプローチができるため、想定外の客層が発見でき、潜在ユーザーの獲得にもつながります。

    また、広告を使って「アウトバウンド」をおこなう場合にはユーザー意図を企業側がコントロールできるため、行動を促しやすいメリットもあるでしょう。

    ただし、デジタルが発達した現代では、顧客が自分の意思で必要な情報を集められるようになったため、「アウトバウンド」をおこなっても成約につながらないケースが増えてきました。

    強制的に情報を与えられる点に嫌悪感を示す人も少なくありません。さらに、「アウトバウンド」で広告を制作したり、電話や訪問での営業をしたりするには、高額な費用もかかります。

    したがって、費用に見合う成果を得られない可能性がある点は「アウトバウンド」のデメリットといえるでしょう。

    「インバウンド」のメリット・デメリット

    一方で「インバウンド」は、強制的な売り込みをせずに、顧客自身が行動を起こしたくなるサービスや商品の情報を発信して、ファンを増やしていける点が魅力です。

    「インバウンド」を利用したマーケティングは、インターネット上でおこなわれる機会が多いでしょう。企業がWebサイトを制作し、コンテンツを配信していくだけで集客できるため、「アウトバウンド」よりも低コストではじめられるのが大きなメリットですね。

    デメリットは、主導権が顧客にある点が挙げられます。企業側は顧客が行動を起こさない限り、成果を得られません。顧客の購買意欲や心理を深く理解して、適切な方法で情報発信していく必要があるので、「アウトバウンド」よりも時間がかかることが予想されます。

    「アウトバウンド」「インバウンド」の使い方と例文集

    「アウトバウンド」「インバウンド」の使い方と例文集

    最後に「アウトバウンド」と「インバウンド」を使った例文をそれぞれ紹介します。使用される業界ごとに見ていきましょう。

    「アウトバウンド」の例文

    まずは「アウトバウンド」を使った会話例です。

    例1)マーケティング業界にて
    部下
    今月のダイレクトメール営業、また成約率落ちてきました。
    上司
    うちは「アウトバウンド」ばかり利用しているので、もっと違う営業方法も考えていったほうがよいのかもしれないな。

    例2)コールセンター業界にて
    研修スタッフ
    このスクリプトをお客様に読み上げるだけでよいのですね。

    先輩スタッフ
    はい。「アウトバウンド」施策と言って、とても重要な業務なんですよ。

    例3)観光業界にて
    旅行代理店
    今年は「アウトバウンド」観光客が日本でも増えるので、行くならこの時期がおすすめですよ。
    顧客
    なるほど。出国時期で迷っていたけど、それならおすすめの時期にしてみようかな。

    例4)IT業界にて
    初心者ブロガー
    ブログを始めたけどなかなか結果が出なくて……。
    先輩ブロガー
    「アウトバウンド」リンクは使ってる?被リンクも大切だけど、外部へリンクを飛ばしてみるのも効果があるかもしれないよ。

    「インバウンド」の例文

    次に「インバウンド」を利用した会話文です。

    例1)マーケティング業界にて
    コンサルティング企業
    御社の成約率を上げるには、「インバウンド」を活用してメルマガをやってみるのがよいと思います。セールスライティングは弊社のスタッフがおこないますのでご安心ください。
    顧客
    メルマガですか。ちょっと検討してみます。

    例2)観光業界にて
    旅行代理店スタッフ
    大きなイベントがあるので、冬は「インバウンド」が増えて忙しくなりそうだよね。
    後輩
    そうですね。特にあの施設は、周辺にホテルが少ないので、はやめにうちでおさえておかないといけませんね。

    例3)IT業界にて
    Web制作会社
    うちのホームページ、権威性の高いサイトから「インバウンド」リンク付いてる!
    同僚
    本当だ。これでうちも顧客獲得につながればいいんだけど。

    例4)小売業界にて
    本部スタッフ
    「インバウンド」の増加でうちの商品も売上が伸びています。販売部門は在庫を切らさず、しっかりと発注をかけてください。
    販売部門
    A店では、とくに売上結果が出ています。すぐに在庫切れが予想されるため、従来の2倍発注しておきました。

    「アウトバウンド」「インバウンド」ともに、多くの場面で使用機会があると知っておきましょう。

    まとめ

    「アウトバウンド」は、企業にも顧客にも触れる機会のある言葉です。ビジネスの世界では、「インバウンド」といかにバランスよく組み合わせて活用していくかが、成功へのカギともいわれています。それぞれのメリットとデメリットを理解して、日々の業務に役立てていきましょう。

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