FYIの意味と使い方は?FYR・TBAとの違いも解説

「FYI」の意味とは?上司には失礼?「FYR」「TBA」との違いや使い方を解説
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ビジネスシーンで使われる「FYI」を知っていますか?「FYI」とは略語で、特に英語話者とのビジネスシーンにおいては頻度の高い言葉です。この記事では、「FYI」の使い方と「FYR」との違い、またその他ビジネスに便利な英語略語を紹介します。

目次

「FYI」の意味とは?

「FYI」の意味とは?

まずは「FYI」の意味を紹介。「FYI」には2つの意味があります
・英語「For Your Information」の頭文字をとった略語
・IT情報の解説文書
それぞれを見ていきましょう。

「FYI」の意味その1「For Your Information」の略

「FYI」の1つ目の意味は、英語「For Your Information」の頭文字をとって省略された言葉です。英語を直訳し「情報までに・ご参考までに」を意味しています。

「FYI」の意味その2「IT情報の解説文書」

「FYI」の2つ目の意味は、「IT情報の解説文書」。この記事では深堀しませんが、インターネットテクノロジーの業界用語です。

「FYI」の読み方は?

「FYI」の読み方は?

「FYI」の読み方は、「エフワイアイ」または「フワイ」、「フォー ユア インフォメーション」。日本語(日本でのビジネスシーン)においては読み言葉ではなく書き言葉であるため、正しい読み方が存在しません。

「FYI」の類義語・言い換えは「FYR」

「FYI」の類義語・言い換えは「FYR」

「FYI」の類義語に「FYR」があり、「For Your Reference」の頭文字をとった略語です。「Reference」は「参考・参照」を意味する名詞で、「FYR」は「FYI」と同じく「ご参考までに・情報までに」の意味があります。大きな違いはありませんが、「FYI」よりも「FYR」の方が重要度が低いものといわれています。

ビジネスシーンに使える!知っておくべき「TBA」やその他の略語

ビジネスシーンに使える!知っておくべき「TBA」やその他の略語

前項で「For Your Reference」の頭文字の略である「FYR」を紹介しましたが、ほかにもビジネスシーンで使える略語がいくつかあり、この記事では次の4つを紹介します

  • 「後日連絡」を意味する「TBA」
  • 「なるべく早く」を意味する「ASAP」
  • 「私見では」を意味する「IMO」
  • 「該当なし」を意味する「N.A.」

それぞれを見ていきましょう。

「後日連絡」を意味する「TBA」

「後日連絡」を意味する略語「TBA」があります。「TBA」とは「To Be Announced」または「To Be Advised」の頭文字をとった略語です。「Announce」は「発表する/知らせる」、「Advised」は「慎重な/熟考の上で」を意味します。どちらの略語でもある「TBA」は「後でお知らせします・追って通知」することを表します。「TBA」は「ティービーエー」または「トゥー ビー アナウンス/トゥー ビー アドバンス」と読みますが、日本語(日本でのビジネスシーン)においては読み言葉ではなく書き言葉であるため、正しい読み方が存在しません。

「なるべく早く」を意味する「ASAP」

「なるべく早く」を意味する略語「ASAP」があります。「ASAP」とは「As Soon As Possible」の頭文字をとった略語です。接続詞のように使われる「As Soon As ○○○」は「○○○するとすぐに」を意味します。定かではないが可能性を示唆する意味をもつ「Possible」を○○○に加えることにより、「As Soon As Possible」は「なるべく早く・できるだけはやく」を表します。「ASAP」は「エー エス エー ピー」または「アズ スーン アズ ポシブル」と読みますが、日本語(日本でのビジネスシーン)においては読み言葉ではなく書き言葉であるため、正しい読み方が存在しません。

「私見では」を意味する「IMO」

「私見では」を意味する略語「IMO」があります。「IMO」とは「In My Opinion」の頭文字をとった略語です。「Opinion」は「意見・見解・持論・所信」を意味し、「IMO」は「私の意見では」を表します。「IMO」は「アイ エム オー」または「イン マイ オピニオン」と読みますが、日本語(日本でのビジネスシーン)においては読み言葉ではなく書き言葉であるため、正しい読み方が存在しません。

「該当なし」を意味する「N.A.」

「該当なし」を意味する略語「N.A.」があります。「N.A.」とは「Not Available」または「Not A
pplicable」の頭文字をとった略語です
。「Available」は「入手できる・得られる」そして「Applicable」は「該当」を意味することにより、「N.A.」は「該当なし」を表します。「N.A.」または「N/A」と書き、「エヌ エー」または「ノット アベイラブル/ノット アプリケイブル」と読みますが、日本語(日本でのビジネスシーン)においては読み言葉ではなく書き言葉であるため、正しい読み方が存在しません。

「FYI」の使い方と例文集

「FYI」の使い方と例文集

次に、「FYI」の使い方と使う際の注意点・例文を紹介します

「FYI」の使い方

「FYI」は別の項でも解説したように、日本のビジネスシーンにおいてメールやチャットでの連絡手段の中で使う書き言葉です。メールを転送する際にタイトルや本文の頭に「FYI」と打ち、「情報までにお知らせします」の意図で転送する便利な使い方があります。「FYI」を記す場所は、メールの初めまたは最後のどちらかです。

また「FYI」の前に「Just」をつけて「Just FYI」とする場合もあります。「Just」をつけることにより、より「単なる情報・返信不要」の意図が深まります。

失礼?「FYI」を使用するときの注意点

「FYI」は英語由来の言葉なので、上司や目上の人など相手が英語話者の外国人であれば使う上での問題点はありません。ところが相手が日本人の上司や目上の人の場合に「FYI」を使うのは失礼にあたり、人によっては不躾さを感じることもあります。略語を使うことは、フランクでカジュアルな印象を与えてしまうためです。くれぐれも使わないようにしましょう

「FYI」には返信すべき?

ところで「FYI」で届いたメールには返信すべきなのでしょうか。

英語圏でのビジネスマナーにおいては、返信してもしなくてもどちらでもOK。よって、「FYI」でお知らせが届いた場合どちらでも構いませんが、一言だけでも返信しておくと、返信相手によっては印象アップにつながるかもしれません

「FYI」の例文

「FYI」の例文を次の2つに分けて紹介します
・メールでの「FYI」の例文
・会話での「FYI」の例文
この2つに使い方に大きな違いはありませんが、ひとつずつ見ていきましょう。

メールでの「FYI」の例文

メールでの「FYI」の例文
  • FYI, the meeting has been extended to next week.(ちなみに、会議は来週に延期されました)
  • FYI, I will send the data file as attached.(参考までに、データファイルを添付して送ります)

会話での「FYI」の例文

「FYI」を使う上での注意点は別の項でも解説したように、日本のビジネスシーンにおいてのメールやチャットでの連絡手段の中で使われるのみであるため、日本語での会話には使いませんが、英語においての「FYI」はビジネスシーンだけでなくネットなどでのスラングとして日常的に使われます

会話での「FYI」の例文
  • I will be back TOKYO next week, and take many sweets for you, FYI!(来週お菓子をたくさん持って東京に戻るね!情報までに!)
  • FYI, today is Keiko’s birthday.(ちなみに、今日はケイコの誕生日だよ。)
  • Just FYI, today is my last day in this office.(ちなみに、ここでの勤務が今日で最後だよ。)

まとめ

「FYI」は「For Your Information」の頭文字の略で、「参考までに・ちなみに・情報までに」の意味があります。メールの頭か最後に記して使う言葉ですが、送る相手によっては失礼になってしまう場合があるので、使い方にはくれぐれも注意が必要です。「FYI」以外にもいろいろな略語があり、ビジネスシーンにおいては使える場合もあるので、活用できるようにしておくと便利です。

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