「リアリスト」の意味とは?特徴や類語・対義語「ロマンチスト」についても解説

リアリスト
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「リアリスト」の意味とは?

「リアリスト」の意味とは?

「リアリスト」とはどういった意味を持つ言葉でしょうか。一般的な「現実主義者」とされることが多いですが、分野によってさまざまな意味を持つ言葉です。「リアリスト」という言葉は使ったことはあるけれど、実際のところ詳しいことは知らないという方は必見です。ここでは「リアリスト」という言葉が持つ意味をいくつか紹介します

一般的には「現実主義者」

「リアリスト」一般的には「現実主義者」という意味を持つとされることが多いです。英語の「real」が由来になっています。日常生活の中でも、大きな夢は持たず可能性が高いところにのみ自分の身の置き場を選ぶ人のことを「彼はリアリストだね。」などと表現します。リアリストという言葉は、そう頻繁に使う言葉ではないかもしれませんが基本的な概念は押さえておきましょう。

「リアリスト」の「現実主義者」以外の意味

「リアリスト」という言葉は、分野においてそのとらえ方が若干異なります。例えば哲学の世界においては、「実在論者」。芸術の世界においては「写実主義者」となります。 「実在論者」とは、「主観を越えた独立の客観的実在のみを認め、実在を取れることにおいてのみ認識は成立するという考え方をする人」です。若干意味が難しいですが、要約すると「事実のみが正しい」とする考え方をする人々のことを指します。一方「写実主義者」とは、「芸術の世界において、現実をありのままに再現しようとする立場の人」を指します。極端に言ってしまえば写真のような精巧な絵画を描く芸術家のことです。このように一言に「リアリスト」と言っても、分野によってさまざまな立場があります。

「リアリスト」の類義語・言い替え

「リアリスト」の類義語・言い替え

ここでは「リアリスト」の類義語や言い換え表現を2つ紹介します。 「リアリスト」とここで紹介する類義語の共通点を抽出すると、「客観性」に尽きます。心の動きによって見出される価値観には目もくれず、客観的数値的に明示された事実を正しいとする立場です。このような難解な言葉を知っていくことで、語彙力の範囲も広がるでしょう。

「無神論者」

「無神論者」は「リアリスト」の考え方を汲んでいます。「無神論者」とは神の存在を否定する立場の人々です。実在するものしか信じないという考え方であるため、目に見えない「神」やそれに付随する精神的な活動においては認めないという立場を取ります。日本人はもともと無宗教であるため、普段の生活において「君は無神論者だね。」などという使われ方をすることは少ないですが、無神論者はリアリストと近い考え方を持っていることは知っておいも損ではありません。

「功利主義者」

「功利主義者」も「リアリスト」と同じような立場を取る考え方の人達です。「功利」とは、端的に表現してしまえば「利益」という意味になります。もう少し深い意味合いまで言及すると「幸福」もこの言葉の意味に含まれます。「功利主義者」とは、「功利を第一とする考え方」をする人たちです。利益を最大化し、社会全体が幸せになっていくことを一番大切とする考え方です。幸福は主観的なものであるようにも見えますが、功利主義が目指す幸福とは「社会の幸福」です。社会集団全体としての理想の姿を現実主義的な考え方で、を追い求めています。

「リアリスト」の対義語

「リアリスト」の対義語

ここでは「リアリスト」の対義語を2つ紹介します。 ここで紹介する言葉の意味を理解することで、意味合いのコントラストを感じられます。それぞれの言葉が持つ微妙なニュアンスを理解できるよう、徹底的に解説します。さっそく見ていきましょう。

「ロマンチスト」

「ロマンチスト」は「リアリスト」の対義語の代表的な言葉です。その意味は「現実から離れた甘美な空想を好む人」や「夢想家」、「空想家」といった意味があります。リアリストは、現実に存在しているものを思考のよりどころにしているのに対し、ロマンチストは現実から離れて自分の中の理想や空想をもとにさまざまな考えを巡らせます。どちらの立場の方が優れているということはありませんが、状況によってそれぞれの考え方が活かされる場面があるでしょう。

「理想主義者」

もう一つの「リアリスト」の対義語として、「理想主義者」があります。この言葉は「理想を立て実現しようとする立場」の人々を指します。自分の理想をもとに行動を起こす人であるため、考え方の基盤はロマンチストと同類でありながらも、それを実現しようとする意思を持っているところにロマンチストとの違いがあります。実際、理想主義者の存在によって現実がよい方へ改革されていくことも起こりえます。

「リアリスト」の特徴3選

「リアリスト」の特徴3選

身近なところにリアリストはいるでしょうか。 リアリストにとって現実で起きていることが全てであるため、考え方が若干堅いと感じることもあるかもしれません。ここではリアリストの特徴を3つ紹介します。またリアリストとロマンチスト、それぞれの付き合い方について触れていきます。相手の考え方を知ることで、より良好な人間関係が築けるようになるでしょう。

その1「堅実である」

リアリストの代表的な特徴として、「堅実である」 ことが挙げられます。現実を基に行動を選択する立場であるため、自分自身が持っている能力や金銭力、立場などを客観的に正しく評価していることが多いです。そのため無理な挑戦をすることがなく、今の自分にできる範囲内で行動していく傾向があります。そういった姿を見て周囲の人から、「堅実な人だ」と評価されることが多いです。

その2「一時の感情に流されにくい」

「感情に流されにくい」というのもリアリストの特徴です。一時の感情で決めたことは後から振り返ってみると全く現実的でないことが多いです。リアリストはそういった行動選択をすることは一切許さないため、結果として感情に流されにくい性格になります。自分の経済力に見合わない衝動買いなどをすることも滅多にないでしょう。

その3「精神論や根性論を根拠にしない」

リアリストは「精神論」や「根性論」を相手にしない傾向があります。気合いで全て乗り切ろうとしたり、自分のキャパシティでは到底処理できないような課題に対して何の考えもなしに取り組もうとしたりすることはありません。無理なものは無理ときっぱり判断します。そのため周囲の人からは「冷めている」という印象を持たれることもありますが、客観的に現実を見極めているのはリアリストの人々であることが多いです。

「リアリスト」と「ロマンチスト」それぞれの付き合い方

「リアリスト」と「ロマンチスト」それぞれの付き合い方

「リアリスト」は現実に基づいて物事を判断するため、人間関係においても好き嫌いで物事を判断する傾向は小さい人々であるといえます。そのため仕事上では、一定以上の成果を出していればそれ以上問題がないでしょう。若干冷めているように見える時もありますが、現実を正しく認識している故の態度であるため、誤解しないようにしましょう。「ロマンチスト」は 自分の持つ理念に基づいた行動を否定されるのは何よりも嫌います。そのためどれだけ親しい間柄でも、頭ごなしにロマンチストの考えを否定することは避けるべきでしょう。

「リアリスト」の英語の意味

「リアリスト」の英語の意味

「リアリスト」の英語での意味を解説します。もともとこの言葉は英語の「real」を由来とする言葉です。英語圏ではどのような使われ方をしているのかさっそく見ていきましょう。

「realist」

「リアリスト」は英語で「realist」とつづります。形容詞の「real」と人を表す接尾語「ist」 で成り立っています。このような英単語は他にもあり、「artist」「specialist」などが挙げられます。 英語圏では、「a person who is a realist.」のように使われ、「実在論者」と訳します。

「utilitarian」

「utilitarian」で「功利主義者」という意味があります。「功利主義者」は「現実主義者」の類義語で、「utility」は「功利」を表し 、「~に属する人」という意味を持つ「ian」が接尾辞として続きこの言葉が成り立っています。

「リアリスト」の使い方と例文集

「リアリスト」の使い方と例文集

ここでは「リアリスト」の使い方と例文を紹介します。リアリストの言葉の意味を踏まえた上で、どのような使われ方をしているのかみていきましょう。

「リアリスト」の使い方

「リアリスト」という言葉が持つニュアンスは中立です。相手を称える言葉でもなければ、蔑む言葉でもありません。受け取る側がリアリストと評価されてどう感じるかはわかりませんが、一般的には相手を不快にさせるような言葉ではないでしょう。

「リアリスト」の例文

「リアリスト」の例文を2つ程紹介します

・ 彼は高校時代ロマンチストであったが、大学受験を期にリアリストに変わった。
・ 私はリアリストよりも、ロマンチストの方が気が合うかもしれない。

まとめ

「リアリスト」とは、一般的には「現実主義者」という意味がありました。対照的な性格であるロマンチストとの特徴の違いを見比べながら、それぞれの考え方の違いについて理解できたのではないでしょうか。 一見難しい言葉も、このように深掘りしていくことでそのニュアンスが正しく理解できます。

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