同梱の意味・使い方|同封との違い、読み方・英語を例文解説

「同梱」の意味・使い方|「同封」との違い、読み方・英語を例文解説
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荷物の説明書に「付属品は本体に同梱しております」などと書かれている文を見たことはありませんか?そもそも「同梱」とはどういう意味で、どんな読み方をするのでしょうか?今回は、同梱の意味や使い方、類義語、英語での表記などを例文を交えて解説します!

目次

「同梱」の意味・読み方とは?

「同梱」の意味・読み方とは?

意味は、一つの包みに他のものを一緒に梱包すること

例えば複数の物を注文したとき、一つの包みにまとめて送ってもらうことなどがありますよね。そのことを「同梱」と表現します。複数の物をまとめて購入した場合は、それぞれ分けて包装し発送してもらうよりも、「同梱」して発送もらった方が節約にもなります。

世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスの影響もあり、インターネット通販やフリーマーケットアプリなどを通じた宅配サービスの需要はますます高まっている状況です。日本全国はもちろんですが、いまや簡単に世界の国々へ、商品や贈り物を届けられます。

そんな便利な宅配サービスを利用する中で、「同梱」という言葉を目にする機会も増えたのではないでしょうか?読み方は「どうこん」です。

参照:Weblio辞書「同梱」

「同梱」の使い方は?

「同梱」の使い方は?

「同梱」は、品詞としては「名詞」、「動詞」で使えます。それぞれの使い方について、例文を交えて解説します。

「同梱」は、名詞としても動詞としても活用できる便利な言葉でもあります。名詞としての使い方は、例えば「同梱の付属品」「同梱の説明書」「同梱の納品書」などが挙げられます。

動詞としての活用方法は、「説明書を同梱する」「Aの商品とBの商品を同梱する」などが挙げられます。

「同梱」の類義語・言い換え

「同梱」の類義語・言い換え

「同梱」の類義語、または「同梱」を言い換えるとすると、どんな言葉が適切なのでしょうか?詳しく解説します。

大まかな意味としては、「同梱」も「同封」も一つの物の中に一緒に入れることを指すので、類義語にあたります。

宅配サービスなどを利用するうえで、「まとめ発送」や「組み合わせ」という言葉を目にするケースも多いでしょう。これらの言葉は「同梱」の類義語にあたります。例えば、宅配サービスでは「まとめ発送」、つまり「同梱」することで、配送料金などがお得になるパターンもありますよね。

もう一つ例を挙げると、「Aの商品とBの商品を同梱する」といった表現もあります。これはいわゆる「Aの商品とBの商品の組み合わせ」という意味でもあります。

「同梱」という言葉は、漢字を見ると意味がすぐにわかっても、耳で言葉だけを聞くとピンとこないこともありますよね。その場合、「まとめ発送」や「組み合わせ」といった類義語を使用し、聞いている人にとってよりわかりやすく伝えることもできます。
例えば、「Aの商品とBの商品をまとめ発送いたします」や、「AとBの商品を組み合わせて発送します」といった表現などが該当します。

ケースバイケースではありますが、類義語を上手に活用すると相手により伝わる表現になり、円滑なコミュニケーションに繋げることもできます。

「同梱」の対義語・反対語 

「同梱」の対義語・反対語 

「同梱」の対義語は「個包装」です。「同梱」が複数の物を一つにまとめる意味を指すのに対し、「個包装」は商品を一つ一つ個別に包装することを指します。

「同梱」は英語でどう書く?

「同梱」は英語でどう書く?

日本国内はもちろん、海外へも商品や贈り物を手軽に配送できる今の時代。「同梱」は英語で表現するとどんな表現になるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

Ship together

Ship together の日本語訳は、「一括出荷」です。

Combine shipping

Combine shipping の日本語訳は、「同梱発送」、「一括配送」です。

Ship togetherの例

例文

例文1 Shipping items together saves on shipping costs.日本語訳「同梱すると送料の節約になります。」

例文2 We will ship it together with the other goods.日本語訳「他の商品と合わせて出荷する。」

Combine shippingの例文

例文

例文1 Is it ok if we combine the shipping and send it out?日本語訳「それを同梱発送してもよろしいでしょうか?」

例文2 Would you like to combine shipping for a $5.00 discount?日本語訳「5ドルの割引がありますが、同梱しますか?」

ビジネスシーンでの「同梱」の使い方と例文

ビジネスシーンでの「同梱」の使い方と例文

普段の生活でももちろんですが、ビジネスシーンでも宅配サービスなどを使うケースは多々ありますよね。例えば、取引先に商品サンプルを送ったり、カタログなどを送ったり。その際、納品書や契約書などを併せて送ることがあります。それがいわゆる「同梱」に該当します。

ビジネスシーンでも役立ちますので、下記のような文を例に、必要な際はぜひ活用しましょう。

例文 「同梱していただくことはできますか?」

例えば、ビジネスシーンにおいて、取引先などから何かを送ってもらう場合、納品書も併せて送ってもらいたいといったケースでは、「お手数おかけしていまい恐縮ですが、発送の際、納品書を同梱していただくことはできますか?」といった表現となります。

例文 「××を同梱しております。」

さまざまな場面で使われる表現ではありますが、ビジネスシーンでは、「××」は納品書、契約書、説明書などがよく使用されます。例文「納品書を同梱しております。」「契約書を同梱しております。」など。

「同梱」と「同封」の違いは? 

「同梱」と「同封」の違いは? 

「同梱」と「同封」。この2つの単語は上記にも記述した通り、類義語にあたります。大まかな意味は一緒なのですが、少しだけ違いがあるので解説します。

まず「同梱」は、1つの包みに他の物を一緒に梱包することです。そして「同封」は、1つの封筒に入れることを指します。「同梱」は段ボールなどの包みを使用するのに対し、「同封」は手紙を使用します。

ビジネスシーンにおいて、「同梱」(段ボールなどの包みに1つにまとめる)するのか、あるいは「同封」(封筒に一緒に入れる)するのかによって、大まかな意味は一緒でも、使用する物が違ってきますので、細かな意味の違いは覚えておきましょう。

「同梱物」「同梱品」「同梱版」「同梱発送」との違いは?

「同梱物」「同梱品」「同梱版」「同梱発送」との違いは?

「同梱」にプラスアルファの言葉を加え、いわゆる一つの単語として使われるケースも多々あります。

全て「同梱」の意味と大きな違いはない

全て「同梱」から発生した言葉であり、意味自体に大きな違いはありません。それぞれの単語を詳しく解説していきます。

「同梱物」「同梱品」は、言葉の通り、同梱されている物、品のことを指します。例文「同梱物をご確認ください。」「同梱品もご査収ください。」

「同梱版」という言葉は、最近ですとゲームや漫画などの商品で見かけることが多いですよね。「同梱版」と聞いてピンとこない方もいるかもしれませんが、言い換えると、いわゆる「セット販売」という意味です。

例えば、ゲーム会社がゲームソフトとそれに付随するゲーム機器をセットにして売り出すとき、「○○(ゲーム機器名など)同梱版」という言葉を用いることがあります。また、漫画では、新発売のものにDVDなどの特典がついた状態で「DVD(またはその他特典など)同梱版」と表記され、売り出されていることもあります。消費者の立場からすると、「同梱版」つまり「セット販売」されることによって、それがお得だと感じる人も中にはいますよね。

さらに、最近は「同梱版」でないと手に入らないようなレアな商品が販売されているケースもあります。「同梱」されているレア商品目当てに購入するという人もいるでしょう。

「同梱版」は「セット販売」の意味であると同時に、消費者にとって購買意欲をそそられる表現、手法としても使われることがあります。

「同梱発送」は一緒に包んで発送することを表す

「同梱発送します。」という表現も、宅配サービスの需要がますます拡大していく中で、世間に浸透しつつある言葉です。「同梱発送」で一つの動詞となっており、一緒に包んで(同梱)発送することを指します。例文としては、「Aの商品とBの商品を同梱発送します。」が挙げられます。

まとめ

「同梱」は「どうこん」と読み、複数の物を一つに梱包することを指します。
類義語は「同封」「セット販売」「組み合わせ」などが該当します。ただ、大まかな意味は一緒でも、厳密にいうと「同梱」は段ボールなどの包みに入れることを指し、「同封」は封筒に入れることを指すので、違いには気をつけましょう。

また、対義語は一つ一つに分けて包装されている状態を示す「個包装」です。
「同梱」は、英語表記では、「Ship together」や「Combine shipping」などが挙げられます。英語表現についてお悩みの方は、上記の英語例文をぜひ活用しましょう。

「同梱」の意味・使い方|「同封」との違い、読み方・英語を例文解説

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