「履き違える」の意味や使い方とは?語源や類語・英語表現・例文を紹介

    URLをコピーする
    URLをコピーしました!

    「履き違える」という言葉には、履物を間違えて履くこと以外に内容を間違って理解するという意味もあります。新聞や書籍などでよく見かける「履き違える」という言葉について、意味や類語表現から英語表現まで詳しく解説します。

    目次

    「履き違える」の意味とは

    「履き違える」の意味とは

    「履き違える」には、「物事を間違って理解すること」と「履物を間違えて履くこと」の2つの意味があります。同じ「履き違える」という言葉ですが、使う場面によって異なる意味を表します。それぞれの意味について、どのような場面で使用するのかを具体的に解説します。

    物事を間違って理解すること

    物事や言葉の意味を間違って理解することを「履き違える」と表現します。ビジネスシーンなどのかしこまった場面で使用される言葉で、日常生活で使用されることは少ないです。ビジネスシーンで使用する「履き違える」では、上司から受けた指示の認識がずれていたり、業務の本来の目的を理解していなかったりする様子を表現しています。

    履物を間違えて履くこと

    他の人の履物を間違えて履いてしまったり、左右を間違えて履いてしまう様子を表すときにも使われます。「履物」とは靴やブーツ、下駄など足に着用するものの総称のことを指しますが、ズボンやスカートなど下半身に着用する衣類を表すときにも「履物」という言葉が使われています。不特定多数の人が行き交う中で、靴を脱いで過ごす際に靴の「履き違え」が多く発生します。

    「履き違える」の類義語・言い換え表現

    「履き違える」の類義語・言い換え表現

    物事の意味を間違えて理解することを指す「履き違える」には、ビジネスや文献などの堅い場面で使われる表現や、日常生活でよく使用する表現をはじめとしたいくつかの類語表現が存在します。具体的な表現方法を、例文と合わせて解説します。

    取り違える

    「取り違える」には、「内容や意味を違う意味で捉えること」と「物や人を間違える」の2つの意味があります。どちらも「履き違える」と同じ意味を持ちますので、類語表現として使用されます。
    ・靴を取り違える。
    ・上司が説明した意味を取り違えて理解する。

    勘違いする

    「勘違いする」には、「物事を間違って認識すること」という意味があります。物事の意味を間違えて理解することに加えて、日程や場所を間違えてしまったときに使われる言葉で、日常会話でもよく使用されます。
    ・友達と遊ぶ日程を一週間勘違いしていた。
    ・集合場所を勘違いし、時間に遅れてしまった。

    誤解する

    「誤解する」には、「物事や言葉の内容や意味を間違って認識していること」という意味があります。「誤解」は「誤った解釈をする」という意味を表しており、「履き違える」と同じ意味で使用されますが認識の違いが悪い方向に進むときに使用される言葉です。
    ・彼は私が浮気をしていると誤解しているようだ。
    ・言葉が足りず、相手の誤解を招いてしまった。

    誤謬

    「誤謬」には「間違えること、間違い」という意味があり、「ごびゅう」と読みます。「誤謬」は2つの漢字を組み合わせた表現で、「誤」には「うっかり失敗する」、「謬」には「証拠がきちんとしておらず、いい加減なことを言う」という意味があります。ビジネスシーンや文献、論文などの堅い文章でよく使用される表現です。
    ・この文書には誤謬がある。
    ・教授でも誤謬を犯すことがある。

    思い違い

    「思い違い」には、「間違って思い込むこと」という意味があります。「履き違える」よりも言葉のニュアンスが伝わりやすく、日常会話でも使われやすい言葉です。
    ・AさんのことをBさんだと思い違いをしていた。
    ・美容院の予約が今日だと思い違いをしていた。

    「履き違える」の語源・由来

    「履き違える」の語源・由来

    靴やズボンをきちんと履けたと思っていたら、前後左右を間違えて履いていたという経験はありませんか?このように自分の認識と本質がずれてしまっていることを、靴やズボンなどを間違えて履くことにたとえて「履き違える」という表現が生まれました。意味を履き違える」と表現することもありますが、「履き違える」という言葉そのものが「意味を間違って理解する」となりますので、二重表現となり適切な表現ではありません。

    「履き違える」の使い方と例文

    「履き違える」の使い方と例文

    「履き違える」という表現は、言葉の前に名詞をつけることで、何に対して「履き違える」のかが明確になります。主に使用される名詞は「言葉」や「目的」、「立場」の3つです。それぞれどのようなシーンで使用するのか、例文とともに紹介します。

    言葉を「履き違える」

    相手から言われた言葉の意味を、本体の意味とは異なる受け取り方をしてしまったときに「言葉を履き違える」と表現します。ビジネスシーンでは認識のズレが大きな損害を招くことがあります。仕事を依頼されたり指示を受けたりした際は、細かい部分まで確認をしましょう。恋愛でも、相手の意図を「履き違える」ことで失恋につながってしまうことがあります。
    ・上司からの指示の意味を履き違え、大きなミスをしてしまった。
    ・彼女の優しさを履き違え、振られてしまった。

    目的を「履き違える」

    行動する目的が本来の趣旨と異なっているときには、「目的を履き違える」と表現します。自分の行動に対して他者からの認識がずれていることを表現する際にも使われる表現です。目的に対して信念を持って行動したものの、周りからは目的を誤解されているという場面で使用します。
    ・困っている人を支援するための計画なのに、世間からは稼ぐための計画だと履き違えられているようだ。
    ・彼らは会議をする目的を履き違えているようだ。

    立場を「履き違える」

    自身の立場をわきまえず、目上の人などに対して失礼な態度を取ることを「立場を履き違える」と表現します。似た表現として「無礼講」が挙げられます。「無礼講」とは、役職や年齢に縛られることなく対等な関係で宴会を楽しもうという意味を指します。「無礼講」は上司側から提案されることが多く、職場の飲み会でよく使われる表現ですが、この「無礼講」の意味を勘違いして失礼な態度を取ってしまうと痛い目にあいます。どんな場面でも、「立場を履き違える」ことがないよう注意しましょう。
    ・立場を履き違えて上司に失礼な態度を取ってしまった。

    「履き違える」の英語表現

    「履き違える」の英語表現

    物事を間違えて理解するという意味を持つ「履き違える」は、日本独自の言い回しであることから直接意味する英語表現はありません。「履き違える」を英語で表現するときは、「誤解する」や「混同する」の意味を持った単語や文法を使用します。靴や衣類を間違えて履く様子は、失敗や間違いを意味する「mistake」と表現します。

    misunderstand

    misunderstandは「誤解する」という意味があります。「履き違える」の類語表現として「誤解する」が使われますので、近い意味として使用されます。
    ・You misunderstand me.(君は僕の思いを履き違えている。)

    confuse A with B

    confuse A with Bは「AとBを混同する」という意味があります。confuseには「混乱する」という意味もあることから、物事や言葉のとらえ方が混ざってしまうことを意味します。そのため、「履き違える」と似た意味として使用されるのです。
    ・He is confusing freedom with license.(彼は自由と権利を履き違えているようだ。)

    まとめ

    「履き違える」には、「履物を間違って履いてしまう」という意味のほかに「物事を間違って理解すること」という意味があります。類語表現として「勘違いする」や「取り違える」などが挙げられます。ビジネスシーンにおいて、指示や業務内容の意図を「履き違える」ことは重大なミスにつながります。指示を受けて曖昧な部分があった場合は、間違いを防ぐために上司に再確認をするようにしましょう。

    ビジネス動画チャンネル「先輩と後輩のまよちゃん」

    やたらと会社の先輩に「~してください」と命令してくる後輩

    やたらと先輩に「左様でございます」を使ってくる後輩

    やたらと先輩に「頑張ってください」を使ってくる後輩

    笑いながらビジネス用語やマナーを覚えられる!先輩と後輩のまよちゃんのYouTubeチャンネルはこちら

    この記事が気に入ったら
    フォローしてね!

    よかったらシェアしてね!
    URLをコピーする
    URLをコピーしました!
    目次
    閉じる