「エゴ」の意味と使い方は?類義語・対義語・例文など紹介

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    「エゴ」と聞いて思い浮かぶイメージといえばなんでしょう?「自分本位」「わがまま」など、どちらかと言えばネガティブな印象を受ける人が多いのではないでしょうか。この記事では実際の意味や使い方を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

    目次

    「エゴ」の意味とは?

    「エゴ」の意味とは?

    「エゴ」は、主に2つの意味に分けられます。1つは、私たちが日常でよく使うカタカナの「エゴ」。もう1つは、心理学で使われる「エゴ」です。それぞれどんな意味で、どうやって使われているのか、ビジネスにおいても普段の対人関係においても正しい知識が必要になりますので、詳しく解説します。

    日常でよく耳にする「エゴ」

    日常でよく使われるカタカナの「エゴ」は、「エゴイズム」の略です。「エゴイズム」とは、周りを顧みず自身の利益のことばかり考える思考や行動、「利己主義」のこと。その略である「エゴ」は、「自己・自我」や「自分本位の考え方・態度」「自尊心」「うぬぼれ」などの意味で使われます。「自己中心的」といってもいいでしょう。

    心理学における「エゴ」

    心理構造は3つの要素からできています。

    • 「エス」=動物的本能・欲求
    • 「スーパーエゴ(超自我)」=道徳や社会的規範を基準に考える理性
    • 「エゴ(自我)」=上記2つと繋がっている意識

    「エゴ」は「エス」「スーパーエゴ」をコントロールする重要なものです。心理的バランスをとる役割も担います。

    「エゴ」の語源

    「エゴ」のもともとの語源はなにかというと、ラテン語の「ego」です。このラテン語の 「ego」の「私が」という意味であることから、英語の「ego」が「自我、自尊心」という意味になっていきました。そこからさらにいろいろな言葉に派生していったのです。

    「エゴ」から派生した言葉や関連用語

    「エゴ」から派生した言葉や関連用語

    「エゴ」から派生して生まれた言葉や関連している言葉にはどんなものがあるでしょうか?昔からある単語なだけに関連する言葉もたくさんありますが、その中でも、現代社会で特によく耳にする単語がいくつかあります。日常でもビジネスでも登場する単語なので、意味をチェックしておきましょう。

    「エゴイスト」

    「エゴイスト」とは、利己主義者のこと。「利己主義」とは「自分の快楽・利益を最優先し、周りを軽視する考え方」です。その考えを持つ「利己主義者」はわかりやすくいうと、わがままな人や自分勝手な人のことを指します。英語では、そのまま「egoist」や、自己中心的人物というニュアンスで「self centered person」と表現します。

    「エゴサーチ」

    「エゴサーチ」とは、SNSなどネット上で自分の評判をチェックする行為のことです。略は「エゴサ」。人物名だけでなく、お店の名前、作品名などに対してどんな反応があるのか、どんな影響を与えているのか知りたいときに行います。例えば、Twitterなどで「エゴサーチ」をした場合、不特定多数の人の意見が見られます。ただし、いい意見・悪い意見などを判断するフィルターはありませんので、知りたくない意見もある可能性を念頭において行う必要があります。

    「エゴグラム」とは、精神分析学者エリック・バーンの交流分析法における自我状態をもとに心理学者J.M.デュセイが作った性格診断法のことです。人の心を5つの領域に分類してグラフにするもので、日本では東大式エゴグラムやその応用がよく見られます。その5つがこちら。

    • CP=批判的な親
    • NP=養育的な親
    • A=大人
    • FC =自由な子供
    • AC =順応した子供

    この5つのバランスを見て分析することで、性格の癖がわかります。あくまでも性格のバランス、長所と短所を知るためのもので、どの領域が強いから良い・悪いではありません。働く人の性格を把握するために、こうした「エゴグラム」を活用する企業もあります。

    「エゴレジリエンス」

    「エゴレジリエンス」とは、ストレスなど負荷のかかる状況下で「自分を調整する力」のこと。「精神的な回復力」「耐久力」などを意味する心理学用語「レジリエンス」と、自我を示す「エゴ」が1つになった言葉です。この「エゴレジリエンス」をしっかりもつことが、最近のビジネスシーンでは非常に重要とされています。

    「エゴ」の類義語・言い換え

    「エゴ」の類義語・言い換え

    日常的によく登場する「エゴ」の派生語ですが、あまり意識せずに使っている言葉もあったのではないでしょうか?この派生語だけでなく、「エゴ」には似た意味・ニュアンスをもつ単語も数多くあります。知っておくと「エゴ」という言葉自体の理解も深まりますよ。どんな単語・言葉に言い換えられるのか、いくつか紹介します。

    「主観」

    「主観」とは、自分1人のものの見方・考え方。外界に対しての自我がもつ意識のことです。「客観」の対義語。「主観的な意見」は、「1人の考えや感じ方のみの意見」という意味になります。主観ばかりの意見は客観性に欠けるため、場合によっては嫌がられることもありますので、自分の感じたことを述べるときは「私の主観ではございますが」と前置きするといいでしょう。

    「主我」

    「主我」とは、何事も自分を第一に考えて他を顧みないこと。周りを考慮せずに、自分の利益や快楽だけを判断や行動の基準とする考え方を「主我主義」といいます。自分自身・アイデンティティーを強く感じる単語ですね。

    「エゴ」の対義語・反対語

    「エゴ」の対義語・反対語

    「エゴ」には派生語や似たような意味合いの単語が数多くあります。それでは、反対の意味になる単語はどうでしょうか?ここでは対義語・反対語をご紹介します。これを見ると、「自我」に関して昔から哲学や宗教などにおいて、さまざまな考え方を持ち寄って議論されてきたのがよくわかります。

    「非我」

    「非我」とは、哲学において「自我」に対立して存在している全てのもの。自分という意識の外にあるもの。「自我」と区別された外界や環境などを指しています。仏教においては「無我」と訳されることもありますが、どちらも無心な状態の心を表しています。

    「他我」

    「他我」とは、「自我」に対して、他人にも同じく存在すると考えられる「我」のこと。わかりやすくいうと、他人の自己意識のことです。哲学者・デカルトの「我思う故に我あり」の思想にも見られた考え方です。どのように他人の存在や心を認識しうるかという哲学的問題を「他我問題」といいます。

    「エゴ」の使い方と例文集

    「エゴ」の使い方と例文集

    「エゴ」についての理解は深まってきたでしょうか?間違った解釈で使ってしまうと失礼になる可能性がありますので、そうならないように気をつけたいですね。ここでは、「エゴ」という単語を実際にどうやって使うのか、例文にして紹介します。自分ならどんな状況でどうやって使えるか、ぜひ想像しながらご覧ください。

    例文

    • 「子供にたくさんの習い事をさせるのは親のエゴなのだろうか?」
    • 「上司のエゴに振り回されてつらい」
    • 「一度エゴを捨てて客観視してみよう」
    • 「エゴばかり通すので、結局誰もいなくなった」

      どれも理不尽であまりよくないニュアンスで使われているのがわかりますね。

      「エゴ」を使用するときの注意点

      「エゴ」を使用するときの注意点

      「エゴ」という言葉を間違えて使ってしまうと、とても失礼な発言になってしまいます。相手を不快な気持ちにさせて、周りからの信頼もなくしてしまうかもしれません。「エゴ」を使うとき、具体的にどんなことに特に気をつけるといいのでしょうか?

      目上の人に対して使うのは失礼にあたる

      目上の人に「エゴ」という言葉を使ったとしたら、それは「あなたは自分勝手です」「自己中心的で、周りに迷惑がかかっています」と言ったも同然になってしまいます。「それはあなたのエゴだ」と面と向かって指摘されるのはあまり嬉しいことではありませんが、特に目上の人には使わないように注意してください。

      相手の意見が気に食わないからといってむやみに使えない

      「エゴ」は、あくまでも自分の利益のことだけを考えること、またはそれに付随する行動のことを指します。相手が自身の利益だけを考えているのでなければ、それは「エゴ」とは呼べませんので、単に自分とは意見が合わない、気に食わないといった自身の感情的な判断だけで「それはエゴだ」と使わないように気をつけましょう。

      まとめ

      意味と使い方をしっかり理解して、ビジネスだけでなく日常でも使い方に気をつけると共に、自分自身の「エゴ」が誰かを振り回すことがないようしっかり注意して過ごしてください。また、「エゴ」はきちんとコントロールできれば、周りと良好な関係を築けます。自分自身を客観視することも忘れず、うまく付き合っていきましょう。

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