「自己憐憫」の意味とは?類語や英語、自己憐憫に陥りやすい人の心理についても解説

    URLをコピーする
    URLをコピーしました!

    「自己憐憫」という言葉、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。頻繁には使わないため、意味を完璧に把握している人は少ないでしょう。ここでは、「自己憐憫」の意味や類語や英語に合わせて、自己憐憫に陥りやすい人の心理的特徴について解説します。

    目次

    「自己憐憫」の意味とは?

    「自己憐憫」の意味とは?

    自己憐憫という言葉の意味はご存じですか?一度は聞いたことがあるかもしれません。ここでは「自己憐憫」の意味と、その代表的な性格である「かまってちゃん」の特徴について解説します。自分自身を身近な人にも該当するところはないか、照らし合わせながら見ていきましょう。

    「自己憐憫」とは「自分で自分をかわいそうだと思うこと」

    「自己憐憫」とは「自分で自分のことを可哀想だ」と思い込むことです。表現の仕方を変えると悲劇のヒーローやヒロインになっている気分であるといえます。この状態に陥った人は自分のことを客観視することが難しくなっているため、 周囲の人たちと感覚がずれてしまっている傾向があります。被害者意識が強くなっているため、敬遠されてしまう可能性があるので注意が必要です。

    「かまってちゃん」な性格のことを指す

    「自己憐憫」を的確に表している最近の言葉に「かまってちゃん」があります。読んで字のごとく「誰かに構ってもらわないと気が済まない人」のことを指します。根本的には寂しいという深層心理があり、一人になる恐怖から逃れるために周囲の人の気を引こうと必死になります。周りから注目されて心配されているといった実感に飢えている傾向があり、幼少期の家庭環境に問題があった可能性もあります。いずれにせよ正常な精神状態ではないため、 もし自分自身にそういう傾向があるとしたら、改善した方がよいでしょう。

    「自己憐憫」の読み方

    「自己憐憫」の読み方

    「自己憐憫」は「じこれんびん」と読みます。「憐憫」は「哀れに思い同情すること」という意味がありその対象が自分に向いた場合に自己憐憫という心理状態になります。 「憐」も「憫」も共に「あわれむ、かわいそうだと思う」という意味があるため、「憐憫」は同じ意味を重ねた熟語であるといえます。

    「自己憐憫」の類義語・言い替え

    「自己憐憫」の類義語・言い替え

    「自己憐憫」の類義語や言い換え表現を3つ紹介します。自己憐憫やこれから紹介する3つの言葉に共通するのは、「自分の価値を低く見積もっている」という価値観です。精神衛生上あまりよろしくないため、このような気持ちの持ち方をしている場合は改めた方がよいでしょう。

    「自己嫌悪」

    「自己嫌悪」とは「自分で自分自身が嫌になること」です。読んで字のごとく、自己を嫌悪している状態を指します。大きな失敗をした後や自分の価値観とはかけ離れた行動をとってしまった時に、このような精神状態になる場合が多いです。一時の感情ならば問題ないのですが、引きずってしまう傾向がある方は注意が必要です。

    「自己卑下」

    「自己卑下」とは、「自分は大したことがなく周囲より劣った人間である。」という価値観を持っている状態を指します。周囲に対して謙遜をするときに、自分のことを卑下することはコミュニケーション上よくあることですが、自己の内面世界においてもこのような価値観を持っていることは問題です。なぜならば、チャレンジをすれば成功できるチャンスが訪れている時に自分の価値を低く見積もりすぎているせいで、挑戦できない可能性があるからです。 このような気持ちの持ち方の心理的背景には、「挑戦して傷つきたくない」という深層心理が隠れている事がよくあります。

    「自己否定」

    「自己否定」とは「自分自身を否定すること」を指します。これまで紹介してきた「自己憐憫」や「自己嫌悪」「自己卑下」という言葉を総括するような表現になります。自己否定的な感情は、精神の健康を害するばかりか周囲との人間関係にも支障をきたすことがあるので、行き過ぎた自己否定的な感情を持っている方は少しずつ改善していきましょう

    「自己憐憫」に陥りやすい人の心理3選

    「自己憐憫」に陥りやすい人の心理3選

    「自己憐憫」に陥りやすい人の心理について、3つ紹介します。 これから紹介する3つの心理的特徴に共通するのは、「自己愛」です。自己否定的な感情もその深層心理では「自分が可愛い」という価値観に基づきます。人の心理と複雑ですね。さっそく見ていきましょう。

    「同情してほしい」

    「自己憐憫」に陥りやすい人の心理的特徴として、「同情してほしい」という欲求が強い傾向があります。他人の注目を自分に集めたいという目的があり、みんなに注目してもらうことで自分の価値を再確認しています。また、可哀想という周囲からの心配は比較的たやすく手に入るため、自分がかわいそうであることをアピールして注目を集めることが癖になりやすいです。最悪の場合中毒化する可能性があるので、周囲の人の付き合い方には注意が必要です。

    「ナルシスト状態に陥っている」

    「自己憐憫」に陥っている人は、ナルシストの心理状態にかなり似通っています。一見正反対の心理状況のように思えますが、実は両方とも「自分は特別である」という価値観のもと成立する心理です。ナルシストは周囲よりも自分の容姿や能力が上回っていると認識し自惚れる傾向がある一方、悲劇のヒーローや悲劇のヒロイン達は自分をとりまく状況を特別不幸であると認識し、その感情に溺れています。自己愛を発端とする自分を特別視する心理という観点で見れば、自己憐憫もナルシストも近しい心理的特徴になります。

    「被害者意識が過剰」

    自己憐憫に陥りやすい人は、被害者意識を過剰に持つという特徴もあります。「被害者意識」とは、自分だけが特別に理不尽な仕打ちを受けているといった感覚を指します。客観的に見れば、周りの人にも同じような災難が降りかかっていうのにもかかわらず、そういった目線を持てなくなってしまうのです。自己憐憫に陥りやすい人は、自分のことを客観視できなくなっているという面も持ち合わせています。

    「自己憐憫」に陥ってしまったときの対処法3選

    「自己憐憫」に陥ってしまったときの対処法3選

    「もしかしたら自分は自己憐憫に陥っているのかも」と自分を客観視できる人は、大丈夫です。もしで先ほど挙げた特徴が少しでも自分に当てはまると感じた場合、これから紹介する「自己憐憫に落ちてしまったときの対処法3選」を試してみてください。また、周りに自己憐憫に陥っている人がいる場合はさりげなくアドバイスしてあげるのもよいでしょう。

    問題を解決するよう積極的に取り組む

    自己憐憫を克服するためには、どんなに小さなことでもいいので自分の手で問題を解決してみることをオススメします。その理由は、悲しい出来事や目の前にある問題に対して積極的に対処する姿勢を取り戻すためです。自己憐憫に陥ってしまうと、自分の状況を哀れむだけで問題解決に向けた具体的な方策をとれなくなってしまいます。その悪い習慣を直して、もう一度現実と戦うためにどんな小さなことでもいいのでトライしてみることが大切です。

    運動をする

    自己憐憫に陥ってしまっている人は気持ちを閉ざしている傾向があります。暗い部屋の隅っこでうずくまって同じ思考にとらわれているのかもしれません。そのような場合は気持ちをリフレッシュさせるために体を動かしてみましょう。散歩やジョギングなど自分が好きな方法で構いません。なるべく太陽の光を浴びて外の空気を吸うようにすることが大切です。

    生活習慣を見直す

    生活習慣を見直すことも非常に重要です。自己憐憫に陥っている状態はメンタルバランスが崩れている状態なので、心身ともに健康ではありません。そこでまずは生活のリズムを立て直すことで心と身体のバランスを整えていきます。睡眠・食事・運動の3つを意識し、より健康な生活を送れるよう心がけましょう

    「自己憐憫」な人との接し方・付き合い方

    「自己憐憫」な人との接し方・付き合い方

    自己憐憫に陥ってしまいがちな人にはどのように接したらよいでしょうか。一番大切なポイントとしては「否定しないこと」になります。ただでさえ、自分自身を否定するような思考に偏っているため他者からの否定的な言動に対して非常に敏感になっています。アドバイスも禁物です。ひたすらに、相手の気持ちを聞いてあげること、受け止めてあげることが自己憐憫に陥ってしまっている人への正しい付き合い方になります。

    「自己憐憫」を英語でいうと?

    「自己憐憫」を英語でいうと?

    「自己憐憫」を英語で言うと「self-pity」になります。「pity」とは 「憐れみ、同情」といった意味があり、「自分自身を哀れんでいる」というニュアンスがしっかり表現されています。 また、「wail in self-pity」で「自己憐憫に嘆き悲しむ。」という意味になります。

    「自己憐憫」の使い方と例文集

    「自己憐憫」の使い方と例文集

    最後に自己憐憫の使い方と例文について紹介します。ビジネスシーンにおいては登場することはほぼないですが、日常生活において使う場面が登場するかもしれません。自分が使う時はもちろんのこと、本や文献を読むときの参考にもなるので、是非ここでおさえておきましょう。

    「自己憐憫」の使い方

    「自己憐憫」という言葉の使い方としては、「自己憐憫に陥っている」や「自己憐憫に浸る」という表現が代表的です。この言葉はマイナスイメージの言葉であるため、言われたら傷つく可能性があります。対象となる相手を目の前にして直接この言葉を使うのは避けた方が無難でしょう。

    「自己憐憫」の例文

    「自己憐憫」を使った例文をいくつか紹介します

    ・彼女は自己憐憫に陥って、過去にあった不幸だった経験について誇張して話す傾向がある。
    ・彼自身は絶望の淵にいるようだが、そこまで自己憐憫に陥る必要はないと思う。
    ・自己憐憫に浸るのは、精神衛生上良くない。

    まとめ

    「自己憐憫」とは「自分で自分を可哀想だと思うこと」でした。自己憐憫に陥りやすい人の心理としては、「自己愛が強すぎる」ことが挙げられます。またそういった精神状況に陥ってしまった場合、そこから抜け出す方法として、問題に対して積極的になることや運動をして生活習慣を正すことが大切です。 心の健康は体の健康に直結します。少しでも健やかでいられるよう努めましょう。

    この記事が気に入ったら
    フォローしてね!

    よかったらシェアしてね!
    URLをコピーする
    URLをコピーしました!
    目次
    閉じる