「足がかり」の意味とは?類語「手がかり」との違いや英語表現・例文を解説

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    「今回のプロジェクトを足がかりとして」などと使う、「足がかり」について解説します。ビジネスシーンでもおなじみの言い回しや類語、例文を紹介。「手がかり」との違いもわかりますよ。「足がかり」をボキャブラリーの1つに加えてください。

    目次

    「足がかり」の意味とは?

    「足がかり」の意味とは?

    「足がかり(あしがかり)」の意味、表記について説明します。

    意味

    「足がかり」は、もともとの意味「高いところや登山のさい、足をのせて助けにするもの」が転じて、「ものごとを始めるときのきっかけ、糸口」も表します。どちらの意味でも使われますが、後者の「ものごとを始めるきっかけ」の意味が一般的です。「何かをするときに頼りにするもの」や「よりどころ」のニュアンスを含みます。

    「足掛かり」とも表記する

    「足がかり」は「足掛かり」や「足掛り」、あるいは「足懸かり」や「足懸り」とも表記します。いずれも「あしがかり」と読み、意味は同じです。

    「がかり」の意味

    「足がかり」の「がかり(かかり)」は、「かける、引っかける」意味です。「足がかり」で「足をかける場所」を表します。

    「足がかり」と「手がかり」の違い

    「足がかり」と「手がかり」の違い

    「足がかり」と似ている言葉に「手がかり」があります。「手」と「足」では何が違うのか、意味をふまえて解説します。

    「手がかり」の意味

    「手をかける場所、よじ登るときに手をかけるもの」が転じて、「問題を解決するきっかけ、糸口」が「手がかり」の意味です。

    違うポイント

    「足がかり」も「手がかり」も「登るときに頼りにするもの、場所」が転じて、「きっかけ、糸口」を表す点は共通しています。違うのは「足がかり」が「ものごとを始めるきっかけ、糸口」であるのに対して、「手がかり」は「問題解決のきっかけ、糸口」である点です。何のきっかけになるのかが、異なります。

    「足がかり」の言い回し

    「足がかり」の言い回し

    よく使う、「足がかり」の言い回しを紹介します。

    「足がかりにする」または「足がかりになる」

    「ものごとを始めるきっかけにする」意味で「足がかりにする」、「始める糸口になる」意味で「足がかりになる」は、よく使う言い回しです。

    「足がかりを得る」

    「何かを始めるきっかけを獲得する」ことを、「足がかりを得る(あしがかりをえる)」といいます。「きっかけを獲得する」意味に加え、「チャンスを手にする」ニュアンスを含む言い回しです。

    「足がかりを築く」

    「足がかりを築く(あしがかりをきずく)」は、「ものごとを始めるための土台を作る」意味で使います。「足がかりを得る」よりも、自分の意思や努力で作り上げるニュアンスが強い言い回しです。「築く」には、「土台をしっかり突き固めて作る」意味があります。

    「足がかりをつかむ」

    「ものごとを始めるためのきっかけを、確実にとらえる」意味で使うのが、「足がかりをつかむ」です。「足がかりを築く」同様、自分の意思で手に入れるニュアンスを含む言い回しです。

    「足がかりに」または「足がかりとして」

    「足がかりに」または「足がかりとして」は、「ものごとを始める頼りとして、よりどころとして」の意味合いで使う言い回しです。

    「足がかり」の使い方・例文

    「足がかり」の使い方・例文

    「足がかり」を使った例文を挙げます。

    ・この店の成功が、東京進出の足がかりになるだろう。
    ・まずは地道な仕事ぶりで上司に信頼してもらい、出世の足がかりを築きたい。
    ・思わぬ幸運が重なり、資金調達の足がかりを得られた。
    ・交換留学への足がかりをつかむには、学部内で成績上位者に食い込む必要がある。
    ・ロッククライミングのコツは、いかに登りやすい足がかりと効率的なルートを見つけるかです。

    「足がかり」の類義語と言い換え

    「足がかり」の類義語と言い換え

    「足がかり」の類義語、言い換えられる表現について、例文とともに解説します。

    「足場」

    「足場(あしば)」の意味は「歩く場所」や「足を踏みたてる場所」、または「ものごとをしようとするときの土台、よりどころ、きっかけ」です。「足がかり」本来の意味「足をかける場所」も、転じて表すようになった「ものごとを始めるきっかけ」も共通しています。言い回しも「足場を築く」や「足場を得る」、「足場とする」など「足がかり」とほぼ同じ使い方です。ニュアンスの違いは「足がかり」が「きっかけ」の意味合いが強いのに対し、「足場」は「よりどころ」や「基盤」の意味合いが強い点。慣用表現「足場を固める」は、「基盤」や「土台」のニュアンスが強い言い回しです。「足場」を使った例文を挙げます。

    ・足場が悪いので、この登山ルートは避けた方がいい。
    ・まずは社内で足場を固め、独立のタイミングを図るつもりです。

    「契機」

    「契機(けいき)」は、「ものごとが起こるきっかけ、動機」を表します。「ものごとを始めるきっかけ」の意味が、「足がかり」と共通です。「足がかり」は主に「ものごとを始める糸口」を表すのに対し、「契機」は「ものごとが起こる動機、原因」まで含まれる点が異なります。また、「契機」には「よりどころ」のニュアンスはありません。よく使われる言い回しは、「契機になる」や「契機として」などの言い回しです。「契機」を使った例文を挙げます。

    ・転職を契機に、電車通勤から自転車通勤に切り替えた。
    ・仕事への取り組み方を考える契機になれば、今回の失敗も無駄ではないと思いますよ。

    「きっかけ」

    「きっかけ」は「切っ掛け」とも表記します。意味は「ものごとを始める糸口」。足がかりの意味が「ものごとを始めるきっかけ、糸口」であるように、この点では同じ意味の言葉として使えます。ただ、「足がかり」に含まれる「よりどころ」や「頼りにするもの」のニュアンスは、「きっかけ」にはありません。その点では、「きっかけ」は「足がかり」よりも「契機」に近い表現だといえます。よく使われる言い回しは、「きっかけになる」や「きっかけをつかむ」です。「きっかけ」を使った例文を挙げます。

    ・彼と友人になったきっかけは、サークルの飲み会でたまたま隣の席に座ったことです。
    ・事態打開のきっかけをなかなかつかめず、だれもが焦り始めていた。

    「踏み台」

    「踏み台(ふみだい)」は「踏台」とも表記します。意味は「高い所のものを取る、高い所に登るための足場」、または「ある目的を達成するために利用すること」です。「登るための足場」の意味、「何かをおこなうよりどころ」のニュアンスは共通しています。「踏み台」は「よりどころ」というよりも、「利用する」ニュアンスが強い表現です。「自分がおかした失敗を踏み台に」という場合は、「バネにして」とポジティブな意味合いです。反対に「同僚の失敗を踏み台に」では「利用して」と、ネガティブな意味合い。ネガティブにもポジティブにもなる表現です。「踏み台」と同じ意味で「ステップ」という場合もあります。「踏み台」を使った例文を挙げます。

    ・書棚の上段には、踏み台を使ってお気に入りの本とオブジェを並べた。
    ・辛い経験だったが、これを踏み台にして、さらに成長していきたい。
    ・ライバルの失態を踏み台に、形成逆転を狙っている。

    「よすが」

    「よすが」は「縁」や「因」、または「便」とも表記します。意味は「心身のよりどころ、頼りにすること」や「身寄り」のほか、「方法」あるいは「ものごとを解決する手だて」です。「頼りにすること」や「ものごとを解決する手だて」の意味が、「足がかり」と類似しています。「頼りにする」意味合いが強く、「ものごとを解決する手立て」は「手がかり」のほうに近いニュアンスです。「よすがとする」や「よすがもない」などの言い回しで使います。「よすが」を用いた例文を挙げます。

    ・現代ではSNSが友人、知人の消息を知る重要なよすがとなっている。
    ・すべてを失った私は、昔の思い出だけがよすがだ。

    「足がかり」の英語表現

    「足がかり」の英語表現

    「foothold」が、「足がかり」の英語表現です。「foothold」には「足をかける場所、足場」と「目的を達成するためのよりどころ」の意味があります。「new foothold for growth」で「成長の足がかり」、「gain a foothold for growth」で「成長の足がかりを得る」です。「footing」も「足がかり」の英語表現で、「a sure footing」で「確かな足がかり」といいます。

    まとめ

    「足がかり」は「ものごとを始めるきっかけ、糸口」の意味です。「手がかり」と混同しがちですが、手がかりは「ものごとを解決するきっかけ、糸口」である点が異なります。「足がかりにする」や「足がかりをつかむ」など、さまざまな言い回しで使えます。本記事を「足がかり」に、語彙力をアップしてくださいね。

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