「シャビー」の意味とは?「アンティーク」との違いや類語・英語を例文解説

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    「シャビー」はインテリアの場面でよく聞く言葉です。しかし、本来の意味はまったく違うニュアンスだとご存じですか?この記事では、「シャビー」の意味を詳しく解説しています。インテリア空間における特徴や「フレンチシャビー」との違いもわかります。

    目次

    「シャビー」の意味とは?

    「シャビー」の意味とは?

    「シャビー」はインテリアに興味がある方なら聞き慣れた単語かもしれません。しかし、インテリア用語と英単語の意味は異なるのです。まずは、それぞれの意味を見ていきましょう。

    英単語の意味

    英単語の「シャビー」は「shabby」と表記します。意味は「みすぼらしい、粗末な、汚らしい、着古した、けちな」です。人の見た目や、景色、行動を形容する言葉として、よく使用されています。

    インテリア用語の意味

    一方、インテリア用語の「シャビー」はアンティーク感のある家具を取り入れたインテリアスタイルを示します。レトロでありながらも上品な雰囲気があると「シャビー」な空間といえるでしょう。

    英単語の「シャビー」とは全く違う意味だとわかりますね。

    「シャビー」の由来・語源

    「シャビー」の由来・語源

    さて、英単語の「シャビー」がなぜおしゃれなインテリア用語として広まったのでしょうか。ここでは、「シャビー」がインテリア用語として使われたきっかけを解説いたします。

    「シャビー」は「シャビーシック」の略

    実は、インテリア用語の「シャビー」は、2つの単語を省略した言葉なのです。「シャビー(shabby)」+「シック(chic)」の「シャビーシック」が正式なインテリア用語です。

    「シック」の意味は「上品さ、洗練された、あか抜けした」なので、英単語の「シャビー」と合わせると「古めかしさの中にある上品さ」を意味します。

    英単語ではネガティブな表現だった「シャビー」も「シック」と合わせることで、ポジティブな表現になるのですね。

    「シャビー」を広めた人がいる

    そして、「シャビー」をインテリア用語として広めたのは「レイチェル・アシュウェル」です。

    イギリス人の彼女は、1980年代にアメリカへ移住し、アンティークの小物や雑貨を扱うお店「SHABBY CHIC」をオープンしました。そして、アメリカの有名なセレブたちから注目されたことで有名になったのです。それ以降多くのメディアが彼女の店を取り上げ、人気店になった「SHABBY CHIC」は事業を拡大し店舗数も増えていきました。

    また「SHABBY CHIC」をひとつのインテリアジャンルとして彼女自身が提唱したことも相まって、「シャビー」は瞬く間に世界へと広がっていったのです。

    「シャビー」の類義語・言い換え

    「シャビー」の類義語・言い換え

    「シャビー」と一緒によく使用される類義語があります。代表的な2つの単語を紹介します。

    アンティーク

    「アンティーク」は「古い、古風な」を意味します。名詞として「古着」「骨董品」を指す場合もあるでしょう。

    「アンティーク」と判断される基準として「製造から100年が経過している工芸品・美術品・手芸品」が挙げられます。似た表現で「ヴィンテージ」がありますが、「アンティーク」よりは新しいものを示しています。

    「シャビー」は「アンティーク」な家具を組み合わせて作り上げるインテリアスタイルですから、「シャビー」な空間を作り上げる要素と捉えるのがよいでしょう。

    ブロカント

    「ブロカント」はフランス語で「古道具」を意味します。
    英語では「中古品」と表記される場合もあるものの、イメージとしては「美しいがらくた」といった雰囲気です。

    フランスなどヨーロッパでは、ものを大切に扱い、長く使用する文化があります。そのため、古くから使用されていた家具や生活雑貨、骨董品が「ブロカント」に当てはまるでしょう。こちらも、「アンティーク」よりは新しいものを示すと捉えます。

    「アンティーク」と同様に「ブロカント」も「シャビー」には欠かせない要素です。

    「シャビー」と「フレンチシャビー」の違い

    「シャビー」と「フレンチシャビー」の違い

    インテリア用語の「シャビー」には、「フレンチシャビー」と呼ばれる別のスタイルも存在します。「フレンチシャビー」は、「シャビー」を「フレンチ」にアレンジしたものです。

    つまり、アンティークで上品な雰囲気をベースにしながら、よりエレガントな演出を加えると「フレンチシャビー」といえるでしょう。近年では、女性に人気のスタイルとして確立しており、可愛らしくガーリーなインテリアを好む女性から特に愛されています。

    「シャビー」と「アンティーク」の違い

    「シャビー」と「アンティーク」の違い

    「アンティーク」は「シャビー」の類義語ではあるものの、両者には明確な違いがあります。

    「アンティーク」は本物の骨董品であり、「シャビー」は「アンティーク風」のインテリアや雑貨を示すのです。そのため、「シャビーシック」な空間設計には、「アンティーク」の骨董品や家具、もしくは「アンティーク風」の品物を取り入れています。

    インテリアにおける「シャビー」の特徴とは

    インテリアにおける「シャビー」の特徴とは

    インテリアでの「シャビー」がアンティークを取り入れた上品な雰囲気のスタイルと解説しましたが、具体的にはイメージしがたいですよね。そこで、「シャビー」な空間を作るためにチェックしてほしい特徴をまとめてみました。

    カラーはホワイトを意識

    「シャビー」スタイルで、まず目を向けるべきは配色です。ホワイトをベースにしたインテリアを目指すと、「シャビー」に近づけます。

    たとえば、壁紙や扉の色を変えると、全体の印象はホワイトベースになるでしょう。

    レトロ加工された家具を取り入れる

    次に、配置する家具にレトロ感を取り入れると「シャビー」スタイルが完成します。照明ならシャンデリア、テーブルやチェアなら猫脚のものなど上品でアンティーク調のものがおすすめです。また、家具にわざとサビ加工をほどこしたり、くすんだ色味の装飾アイテムを取り入れたりすると、よりゴージャスな雰囲気になるでしょう。

    「シャビー」を国内外で使い分けするときの注意点

    「シャビー」を国内外で使い分けするときの注意点

    「シャビー」は日本ではインテリア用語の「シャビーシック」として受け取られる可能性が高いです。しかし、海外ではネガティブに解釈される場合がありますので、注意点を知っておくのも重要でしょう。

    英語圏での「シャビー」はネガティブ

    英語圏での「シャビー」は、「みすぼらしい」が最も強い印象です。そのため、「着ている服がみすぼらしい」「家が貧しくみずぼらしく見える」など人や物をマイナスに表現する際によく使用されています。つまり、インテリアの内装が「シャビーシック」ですてきだと褒めようとして使うと、「みすぼらしい」の意味で受け取られるかもしれません。

    相手が「シャビー」を「シャビーシック」と理解してくれている場合には特に問題はありません。しかし、曖昧な場合には別の表現にしたほうがよいでしょう。

    日本での「シャビー」はポジティブ

    日本では「シャビー」と聞くと「シャビーシック」なインテリアをイメージする方が多いので、ポジティブな表現として使用してかまいません。ただし、なかには英単語の意味で解釈する人もいます。特にビジネス場面では、「粗末な様子」を形容するときに、「シャビー」が使われるケースもあるのです。

    文脈が「シャビーシック」を指す場合でないときには、「シャビー」で表現するのは控えたほうがよいでしょう。

    「シャビー」の使い方と例文集

    「シャビー」の使い方と例文集

    最後に、「シャビー」を使った例文をインテリアとビジネス場面にわけて紹介します。例文を見ると、同じカタカナ語でも印象が全く変わるとわかるでしょう。

    インテリアで使用するときの例文

    インテリアで「シャビー」を使うときの例文です。

    ・部屋の照明をシャンデリアに変えたら「シャビー」感が出ると思うんだ。
    ・新商品のDIYアイテムなんだけど、「シャビー」と「モダン」なら「シャビー」のほうが女性にウケるかな。
    ・「シャビー」なベッドにレースをあしらったら、もっとエレガントかもしれません。
    ・このチェストは「シャビー」加工すると追加料金が発生しますか?
    ・私は「フレンチシャビー」のほうがかわいらしくて好きです。

    「シャビー」加工は、使い古したようにわざと傷をつけたり、汚れをつけたりするDIY方法です。新品の家具でも「シャビー」加工をほどこすと、アンティーク調に見えます。そのため、DIY場面では「シャビー」はよく使われるかもしれませんね。

    ビジネス場面で使用するときの例文

    ビジネス場面での「シャビー」には、以下の例文があります。

    ・昨年の忘年会で出た景品は「シャビー」だったので、今年はお金をかけてほしい。
    ・転職活動中ですが、選考が進んでいる企業が思っていたより「シャビー」な待遇で、辞退しようか迷っています。
    ・会議で配布された資料は手抜きで「シャビー」感があった。
    ・今日のスーツは「シャビー」だね。すぐに買い替えたほうがいいよ。
    ・あのレストランは、とても「シャビー」だったのでもう行きたくない。

    ビジネス場面での「シャビー」は、英単語の「(見た目が)みすぼらしい、古臭い」に加えて、「粗末な様子や事態」としても使用されています。

    まとめ

    「シャビー」は「シャビーシック」の前向きなイメージが多い一方で、非常にネガティブな意味としても成り立つ側面があります。

    インテリアに関しては「シャビーシック」の意味で捉えられる可能性も高いものの、ほかの場面では気をつけたいところです。マイナス表現の「シャビー」は、人に言わず、また人からも指摘されないように、ビジネス場面では前向きに取り組んでいきましょう。

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