「健啖家」の意味と使い方とは?「健啖家」は長生き?「大食漢」との違いや類語・例文を解説

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    「健啖家」の意味を知っていますか?「健啖家」である人は長生きだといわれていますが、「健啖家」と長生きにはどのような関係があるのでしょうか。この記事では「大食漢」との違いや類語・対義語を例文とともに徹底解説しています。

    目次

    「健啖家」の読み方

    「健啖家」の読み方

    「健啖家」を深く理解するために、まずは使われている3つの漢字それぞれの読み方を一つずつ深掘りしていきます。

    ・「健」は音読みで「ケン」訓読みで「すこ(やか)/したた(か)/たけ(し)」と読みます。

    ・「啖」は音読みで「タン」訓読みで「く(う)・く(らう)・く(らわす)」と読みます。

    ・「家」は音読みで「カ/ケ」訓読みで「いえ・うち」と読みます。

    それぞれ3つの漢字の音読みを組み合わせ、「健啖家」は「けんたんか」と読みます。

    「健啖家」の意味とは?

    「健啖家」の意味とは?

    「健啖家」の意味を深く理解するために、使われている3つの漢字それぞれの意味を一つずつ深掘りしていきます。

    ・「健」は「すこやか・体が丈夫/したたか/力が強い/能力がある」を意味しています。

    ・「啖」は「くう・くらう・がつがつ食べる/くらわす・くわせる・ものを食べさせる」意味があります。

    ・「家」は「いえ・うち・や・住居/家族・家庭/一族・同じ血筋の人たち/専門の学問や技芸の流派、その流派に属する人/住む・居住する」意味があります。

    それぞれ3つの漢字の持つ意味を組み合わせると、「健啖家」は「体が丈夫で、がつがつ食べる、専門の学問や技芸の流派」となり、「食欲が旺盛でたくさん食べる人・大食いの人・好き嫌いなくなんでも食べる人」を意味します。

    「健啖家」の語源・由来

    「健啖家」の語源・由来

    「健啖家」の由来は先の「使われている3つの漢字の意味を深掘り」で説明したとおり、「健啖家」の文字そのものに含まれる意味が語源となります。

    「健啖家」の類義語・言い換え

    「健啖家」の類義語・言い換え

    次に、「健啖家」の類義語・言い換えを解説します。
    ・食い道楽
    ・貪食
    ・飽食
    ・大食い
    ・食いしん坊
    ・グルマン
    ・食欲旺盛
    ・暴飲暴食
    ・無芸大食
    ・牛飲馬食

    ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

    「健啖家」の類義語・言い換えその1「食い道楽」

    「健啖家」の類義語・言い換えの1つ目は「食い道楽」。「くいどうらく」または「食道楽」で「しょくどうらく」と読み、「うまいものや珍しいものを食べること」また「うまいものや珍しいものを食べることを趣味とする人」を指します。

    「健啖家」の類義語・言い換えその2「貪食」

    「健啖家」の類義語・言い換えの2つ目は「貪食」。「たんしょく」または「どんしょく」または「たんじき」と読み、「がつがつしながら食べること・むさぼり食らうこと・欲張って食べる」ことを指します。

    「健啖家」の類義語・言い換えその3「飽食」

    「健啖家」の類義語・言い換えの3つ目は「飽食」。「ほうしょく」と読み、「食べ物がありふれていて、食べたい分だけ食べられ不自由しないこと・飽きるほど食べること」を指します。

    「健啖家」の類義語・言い換えその4「大食い」

    「健啖家」の類義語・言い換えの4つ目は「大食い」。「大食」で「たいしょく」とも表現し、「たくさん食べること・たくさん食べる人」を意味します。「大喰らい(おおぐらい)」とも表現されます。

    「健啖家」の類義語・言い換えその5「食いしん坊」

    「健啖家」の類義語・言い換えの5つ目は「食いしん坊」。「食い意地がはってむやみに食べること・食い意地がはっている人・むやみに食べたがること」を指します。

    「健啖家」の類義語・言い換えその6「グルマン」

    「健啖家」の類義語・言い換えの6つ目はグルマン」。「グルマン」はフランス語「gourmand」が由来のカタカナ語で、「美食家・食道楽」の意味。「gourmet(グルメ)」もフランス語由来のカタカナ語で、「食通・美食家・料理に詳しい人」を表します。

    「健啖家」の類義語・言い換えその7「食欲旺盛」

    「健啖家」の類義語・言い換えの7つ目は「食欲旺盛」。「しょくよくおうせい」と読み、「食欲があってたくさん食べること」を意味します。「食欲旺盛」はその動作・行動を表現するもので、「人」の意味は含まれません。ですから人の性質を表現したい場合には、「あの人は食欲旺盛だ/食欲旺盛な人だ」と言い表します。

    「健啖家」の類義語・言い換えその8「暴飲暴食」

    「健啖家」の類義語・言い換えの8つ目は「暴飲暴食」。「ぼういんぼうしょく」と読み、「度を通り越した飲食」を意味します。「暴飲暴食」はその動作・行動を表現するもので、「人」の意味は含まれません。たとえば、「昨日は暴飲暴食をしてしまったので、今日は体調が優れない」のように使います。

    「健啖家」の類義語・言い換えその9「無芸大食」

    「健啖家」の類義語・言い換えの9つ目は「無芸大食」。「むげいたいしょく」と読み、「特技も才能もないが、食べることだけは人並みかそれ以上であること、またそのような人、食べてばかりで何もない人」を意味します。人をさげすむ言葉ですが、自分を謙遜して言い表す使い方があります。たとえば、「私は無芸大食ですが、結婚相手に恵まれました」のように使います。

    「健啖家」の類義語・言い換えその10「牛飲馬食」

    「健啖家」の類義語・言い換えの10コ目は「牛飲馬食」。「ぎゅういんばしょく」と読み、「大量に飲食すること」を意味します。まるで牛や馬がむさぼりつくかのように飲んで食べる様子が由来となった四字熟語です。「暴飲暴食」はその動作・行動を表現するもので、「人」の意味は含まれません。「彼は痩せているにもかかわらず、その牛飲馬食っぷりには驚いた」のように使います。

    「健啖家」の対義語

    「健啖家」の対義語

    次に、「健啖家」の対義語を解説します。
    ・小食・少食
    ・偏食
    ひとつずつ見ていきましょう。

    「健啖家」の対義語その1「小食・少食」

    「健啖家」の対義語1つ目は「小食・少食」。「小食」は「こしょく・しょうしょく」、「少食」は「しょうしょく」と読み、「食べる量が少ないこと、食べる量が少ない人」を表します。たとえば、「山田さんはずいぶんと少食だね」のように使います。

    「健啖家」の対義語その2「偏食」

    「健啖家」の対義語2つ目は「偏食」。「へんしょく」と読み、「食べ物に対しての好き嫌いが激しく、大きなかたよりがあること。またそのような人」を表します。たとえば、「山田さんは偏食だけど、背が高くスレンダーでうらやましい」のように使います。

    「健啖家」と「大食漢」の違い

    「健啖家」と「大食漢」の違い

    「大食漢」は「たいしょくかん」と読み、「偏りなくなんでもよく食べる大食いな男性」を意味します。漢字から意味を紐とけるように、「大きく・食べる・男性」。「漢」は「男性」の意味があるため、「大食漢」を女性に対して使うと失礼にあたるので気をつけましょう。

    一方「健啖家」は男性・女性ともに使える言葉です。

    「健啖家」と「大食漢」の違いは、「健啖家は男性・女性どちらに対しても使え、大食漢は男性のみに使える言葉」です。

    「健啖家」と長生きの関係性

    「健啖家」と長生きの関係性

    「健啖家」と長生きの関係性は、「胃腸の強さ」にあります。大量の食べ物を体に取り入れ、消化・吸収させるには胃腸が丈夫でなければなりません。特に腸は「第二の脳」「第二の心臓」とも呼ばれており、腸が丈夫であることは長寿への秘訣であるといえます。胃腸が丈夫であれば多くの食べ物のいろいろな栄養素を体内にふんだんに取り入れられるため、長寿へとつながるのです。

    「健啖家」を英語でいうと?

    「健啖家」を英語でいうと?

    「健啖家」の英語は、次のような単語・表現となります。
    ・gulo
    ・wolverine
    ・glutton
    ・gourmand
    ・trencherman
    ・gourmandizer
    ・big eater
    ・heavy eater

    「健啖家」の使い方と例文集

    「健啖家」の使い方と例文集

    次に、「健啖家」の実践的な使い方と注意点、また例文を見ていきましょう。

    女性や女の子には失礼?「健啖家」を使用するときの注意点

    「健啖家」は偏りなく大いに食べる人。むやみやたらに飲食する意味は含まず、あくまで健康的に多くを食べる人、のことです。

    また、先の項目「健啖家と大食漢の違い」でも解説したように、「健啖家」は女性に対して使える言葉ではありますが、人によっては失礼にあたることも。ですから、女性や女の子に対しては言わないほうが無難です。

    「健啖家」の例文

    「健啖家」を使った例文を見ていきましょう。
    ・私の父は、健啖家だった。
    ・彼はかなりの健啖家で、あまりの食べっぷりに食事をしている様子を見るのが楽しい。
    ・我が子には好き嫌いの偏りがない健啖家になってほしい。
    ・健啖家であるおかげで、これまで病気ひとつしていない。

    まとめ

    「健啖家」は「けんたんか」と読み、大量に食べる人のことを指します。それはあくまで健康的なもので、食べ物の好き嫌いや偏食がなく、食べ過ぎ・飲み過ぎの意味は含まれません。「健啖家」は男女どちらに対しても使える言葉ではありますが、人によっては失礼に捉える場合があるので、女性に対しては使わないほうが無難です。

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