「フォローアップ」の意味とは?ビジネス・医療での使い方・類語も例文解説

フォローアップ
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「フォローアップ」の意味とは?

「フォローアップ」の意味とは?

日本語の中で外来語として使われる「フォローアップ」の語源は、英語の「follow up」です。英語の「follow up」の意味の中でも、特に「追跡調査」や「事後に面倒を見る」という意味がクローズアップされている言葉が「フォローアップ」だといえます。

「フォローアップ」は、例えばある事業やプロジェクトを行ったあとに、どのような結果を生んだか検証するという意味です。また、研修や講座を行ったあとに再研修し、学んだことが現場で実践できているか検証したり課題を確認したりするという意味もあります。

「フォローアップ」は、医者が患者の経過観察をするという意味でも使われています。病気で入院治療して退院したあとも、完全に回復するまでには時間がかかります。また、完全な回復は望めず、経過観察しながら何とか日常生活を送る患者にとって、医者の「フォローアップ」はよりどころです。

「フォローアップ」の正しい使い方・例文

「フォローアップ」の正しい使い方・例文

フォローアップ」の正しい使い方を、例文で見ていきましょう。「フォローアップ」は、「フォローアップ〇〇」というように、後ろに単語をつけて使われることが多い言葉です。〇〇をフォローアップするという意味で使われます。

「フォローアップ」の例文と解説

例文
あの係長は部下の指導に悩んでいるようだから、一度フォローアップ研修を行いましょう。

解説
「フォローアップ研修」は同レベルの社員を集めて同時に再教育することが主な目的なので、この場合は係長ばかりがそろった研修となります。フォローアップ研修の内容は、業務の基本の再確認や実際の業務の振り返り、新しい知識やスキルの学習といったことです。

「フォローアップ」と類語の違いは?正しい意味と使い分け方も解説

「フォローアップ」と類語の違いは?正しい意味と使い分け方も解説

「フォローアップ」に似た言葉に、「サポート」や「バックアップ」があります。普段誰かと話をする際には、あまり気にせず使ってしまいそうですが、社内や社外の文書を作成する際に使うこともあります。正しい意味を知って、使い分けできるようにしておきましょう。

「フォローアップ」と「バックアップ」の違いは?

「バックアップ」には、データの破損や消失、盗難などに備えて複製をつくっておくことや、複製自体を指す意味もありますが、ここでは支援するという意味に絞って「フォローアップ」との違いを見てみましょう。

「バックアップ」は、「バック」という言葉からわかるように後方を守るとか後方で備えるという意味があります。例えば野球で、ピッチャーが打たれてしまったときのために外野が備えるという場面で使われる言葉です。

それに対して、「フォローアップ」は「アップ」という言葉が入っているように、「成長するように支援する」という意味があります。「バックアップ」は、不測の自体に備えて後方支援する際に使われ、「フォローアップ」は対象の人の成長を支援する際に使われます。

「フォローアップ」と「サポート」の違いは?

「サポート」にはアフターサービスという意味や、ある製品の機能が別の製品の機能に対応しているという意味もありますが、ここではやはり支援するという意味に絞って「フォローアップ」との違いを見てみましょう。

「サポート」は、何かの場面に限定した支援ではなく広い意味の支援になります。「フォローアップ」が前述のように「成長するように支援する」という意味なのに対して、「サポート」はシンプルに「支援する」という意味です。

つまり、「サポート」のほうが広い意味の支援の際に使われ、「フォローアップ」は対象の人の成長を支援する際に使われます。

「フォローアップ」を使う3つのシーン!例文付きで解説

「フォローアップ」を使う3つのシーン!例文付きで解説

「フォローアップ」を使うシーンをビジネス、医療、育児の3つに分けて、例文付きで解説しましょう。医療や育児のシーンも、病気になったり結婚して子どもが生まれたりと誰にでも関係のありそうなシーンです。

「フォローアップ」をビジネスで使う!例文と解説

ビジネスシーンでは、「フォローアップ」を次のように使います。

例文
新人研修の半年後には、「フォローアップ研修」があります。

解説
最初に何らかの研修があり、その後業務に戻って研修で学んだことを実践する期間を経て行うのが、フォローアップ研修です。半年や1年の実践期間を振り返って検証し、課題を整理したり新しい目標を設定したりする機会となります。

「フォローアップ」を医療で使う!例文と解説

医療シーンでは、「フォローアップ」を次のように使います。

例文
新生児は、退院後も「フォローアップ外来」で定期的に経過観察します。

解説
病院によっては、新生児のための外来を「フォローアップ外来」と名付けて経過観察しています。退院したあとも発育に問題がないかどうか経過観察したり、両親の育児の心配事の相談に乗ったりする外来です。

「フォローアップ」を育児で使う!例文と解説

育児シーンでは、「フォローアップ」を次のように使います。

例文
満9か月から、赤ちゃんに「フォローアップミルク」を飲ませてもよいでしょう。

解説
まだ離乳食から十分に栄養をとれない赤ちゃんの成長を支援するのが、「フォローアップミルク」です。厚生労働省は、牛乳は1歳以降に与えるのが望ましいとしています。そこで、離乳期の赤ちゃんの栄養補助として「フォローアップミルク」を飲ませる両親もいます。

「フォローアップ」のビジネスシーン別使い方!例文付きで解説

「フォローアップ」のビジネスシーン別使い方!例文付きで解説

では次に、「フォローアップ」のビジネスシーン別の使い方を見ていきましょう。ひとくちにビジネスといっても、さまざまなシーンがあります。人事や品質管理、営業などシーンによって使い方が違いますので、それぞれ例文付きで解説します。

「フォローアップ」を人事で使う!例文と解説

人事部門では、社員の研修や悩み相談のシーンで「フォローアップ」の言葉を使います。

例文
新人に限らず、管理職も「フォローアップ面談」が必要です。

「フォローアップ面談」は新入社員から管理職も含め、キャリアアップや職場の問題点を相談するための面談です。職場と直接関係のない第三者である人事部門や教育部門の担当者が行うと、気がねなく話せます。

「フォローアップ」を品質管理で使う!例文と解説

品質管理部門では、「フォローアップ」の言葉を使います。

例文
品質管理レビューの種類に、「フォローアップ・レビュー」もあります。

解説
日本公認会計士協会では、監査業務への社会の信頼を維持するため、2015年より監査事務所の業務の品質管理レビュー制度を適用しています。レビューとは、日本公認会計士協会が監査事務所に業務改善勧告をし、改善報告を受ける行為を指します。そして、改善状況を確認するレビューが「フォローアップ・レビュー」です。

「フォローアップ」を営業で使う!例文と解説

営業では、顧客に対して「フォローアップ」の言葉を使います。

例文
営業マンが顧客に送る「フォローアップメール」は、効果が高いといわれています。

解説
「フォローアップメール」とは、営業で話を聞いてもらったあとで顧客に送るメールのことをいいます。「フォローアップメール」の内容は、よくある質問と回答や営業トークへの反論と回答、顧客が抱える課題や悩みが営業商材によりどう解決できるかなどです。営業をしたその場で成約できなくても、顧客が商品の購入やサービスの契約に前向きになるようにもっていくために、「フォローアップメール」を送ります。

「フォローアップ」の英語表現

「フォローアップ」の英語表現

英語の「follow up」は、日本語の中で使われる「フォローアップ」よりも多くの意味があります。相手の言ったことに関連する質問をする際や進捗を伺う際にも使われている言葉です。「フォローアップ」の語源である「follow up」の意味と正しい使い方を解説します。

英語の「follow up」の意味とは?

英語の「follow up」は日本語の形容詞のように使われる言葉で、「続いて行う」「再度の」「追跡の」という意味です。昨日に引き続き今日も○○するとか、「Follow up questions」なら相手の言ったことをさらに詳しく知るために追求する質問という意味です。また、依頼した件を相手にそれとなく催促したり進捗を伺ったりする意味もあります。真ん中にハイフンが入った「follow-up」は名詞として使われる言葉で、「追跡」「続報」「補足」という意味です。

英語の「follow up」の正しい使い方・例文

英語の「follow up」の正しい使い方・例文を紹介しましょう。

例文1
Ask follow up questions to communicate.
(コミュニケーションを取るために、関連する質問をしましょう。)
解説
I saw a movie yesterday. (昨日映画を見に行きました。)と相手が言ったら、次のような質問がfollow up questionsです。
What was the movie you saw? (どんな映画を見ましたか?)
Who did you go see a movie? (誰と映画を見に行きましたか?)

まとめ

「フォローアップ」は、いろいろな業界で使われている言葉です。どの業界のどのようなシーンで使われる際も、「追跡調査」や「事後に面倒を見る」というおおまかなニュアンスは同じですが、シーンごとに少しずつ意味が違います。社会人になると、いろいろな業界のビジネスパーソンと接する機会がありますので、意味や使い方を知っておきましょう。

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