「よろしいでしょうか」の意味と使い方とは?類語や英語表現を例文解説

よろしいでしょうか

「よろしいでしょうか」は、相手の意思をたずねる丁寧な言葉ですが、正しく使えていますか?使い方によっては失礼にあたるので、注意が必要です。この記事では「よろしいでしょうか」の使い方と類語・英語について、例文を交えて徹底解説しています。

目次

「よろしいでしょうか」の意味とは?

「よろしいでしょうか」の意味とは?

「よろしいでしょうか」の意味を深く理解するために、使われている言葉を文節ごとに区切って深堀してみましょう

「よろしい」は「よい」の丁寧語です。
・「よい」の意味の1つ目は「能力が優れるさま・質や程度の高さ」意味しています。また「健全・健康/身分や地位が高い/裕福/有利・価値が高い/ふさわしい・効き目がある/好ましい・望ましい/正当である/円満」の意味もあります。
・「よい」の意味の2つ目は「許容範囲内であるさまを表現」する言葉。言い換えると「許可できる・さしつかえない」ことを表現します。
・「よい」の意味の3つ目は「悪くはない・まあまあである/普通である」のように、「一応の基準には達している状態における程度の低い満足」を表現する言葉です。

「でしょうか」は「だろうか」の丁寧語です。
・「でしょうか」の意味の1つ目は「不明であったり不確かであったりすることに対する問いかけ」に使う言葉です。
・「でしょうか」の意味の2つ目は「遠まわしに反論の意図を示す」場合に使う言葉です。

「よろしいでしょうか」のそれぞれの文節の意味を組み合わせると「どうですか?」となり、状態や意見をたずねる丁寧な言いまわしとなります。次の項でより詳しく見ていきましょう。

「よろしいでしょうか」の類義語・言い換え

「よろしいでしょうか」の類義語・言い換え

「よろしいでしょうか」はさまざまな言い換えができます。
・いかがでしょうか
・お間違いないでしょうか
・構いませんでしょうか
・可能でしょうか
・差し支えございませんでしょうか

これらの類義語・言い換えには「…でしょうか」が文末に必ず含まれています。「…でしょうか」は、断定を表す助動詞「です」の(未来を表す)未然形「でしょ」に加え、意思・推量を表す助動詞「う」と、疑問を表す助詞「か」を組み合わせた言葉です。

「…でしょうか」は「…」に問いたい言葉を含めた上で、不明・不確かなことに対して問いかける言葉なのです。ひとつずつ見ていきましょう。

「よろしいでしょうか」の類義語その1「いかがでしょうか」

「よろしいでしょうか」の類義語・言い換えの1つ目は「いかがでしょうか」。「いかがでしょうか」の意味を深く理解するために、使われている言葉を文節ごとに区切って深堀してみましょう。

・「いかが」は漢字で「如何」と書き、状態や意見をたずねる「どのように・どうして・どうであるか」を意味する形容動詞です。
・「でしょうか」は、不明・不確かなことに対する問いかけの丁寧語。

「いかがですか」のそれぞれの文節の意味を組み合わせると「どうですか?」となり、状態や意見をたずねる丁寧な言いまわしとなります。

「よろしいでしょうか」の類義語その2「お間違いないでしょうか」

「よろしいでしょうか」の類義語・言い換えの2つ目は「お間違いないでしょうか」。「お間違いないでしょうか」の意味を深く理解するために、使われている言葉を文節ごとに区切って深堀してみましょう。

・「お間違い」は「おまちがい」と読みます。「お間違い」とは「真実と違うこと・誤り・まちがえ・過失」を意味する名詞「間違い」に、尊敬を表す接頭語「お」と組み合わせることにより「間違い」の敬語表現になります。
・「でしょうか」は、不明・不確かなことに対する問いかけの丁寧語。

「お間違いないでしょうか」のそれぞれの文節の意味を組み合わせると「間違いないですか?」となり、間違っていないかどうかをたずねる尊敬語表現となります。

「よろしいでしょうか」の類義語その3「構いませんでしょうか」

「よろしいでしょうか」の類義語・言い換えの3つ目は「構いませんでしょうか」。「構いませんでしょうか」の意味を深く理解するために、使われている言葉を文節ごとに区切って深堀してみましょう。

・「構いません」は「かまいません」と読みます。「構いません」とは「構わない」の丁寧語で、「差し支えない・気にしない」ことを意味します。
・「でしょうか」は、不明・不確かなことに対する問いかけの丁寧語。

「構いませんでしょうか」のそれぞれの文節の意味を組み合わせると「構いませんか?」となり、差し支えないかをたずねる丁寧な言い回しとなります。

「よろしいでしょうか」の類義語その4「可能でしょうか」

「よろしいでしょうか」の類義語・言い換えの4つ目は「可能でしょうか」。「可能でしょうか」の意味を深く理解するために、使われている言葉を文節ごとに区切って深堀してみましょう。
・「可能」は「ある物事ができる見込みがあること、ありうることやその様子」を意味する名詞です。
・「でしょうか」は、不明・不確かなことに対する問いかけの丁寧語。
「可能でしょうか」のそれぞれの文節の意味を組み合わせると「可能ですか?」となり、物事の見込みをたずねる丁寧な言い回しとなります。

「よろしいでしょうか」の類義語その5「差し支えございませんでしょうか」

「よろしいでしょうか」の類義語・言い換えの5つ目は「差し支えございませんでしょうか」。「差し支えございませんでしょうか」の意味を深く理解するために、使われている言葉を文節ごとに区切って深堀してみましょう。

・「差し支え」は「物事を行うにあたって不都合になるであろう事柄や何らかの問題」を意味する名詞です。
・「ございません」は漢字で「御座いません」と書き、補助動詞「無い」を意味する丁寧語。
・「でしょうか」は、不明・不確かなことに対する問いかけの丁寧語

「差し支えございませんでしょうか」のそれぞれの文節の意味を組み合わせると「問題ないですか?」となり、物事の不都合をたずねる丁寧な言い回しとなります。

「よろしいでしょうか」の気を付けるべき敬語表現

「よろしいでしょうか」の気を付けるべき敬語表現

次に、「よろしいでしょうか」の敬語について解説します。敬語には「尊敬語」「丁寧語」「謙譲語」があります。
・尊敬語とは、目上の人に対して敬意を示す表現です。
・丁寧語とは、物事に対して丁寧な言いまわしです。
・謙譲語とは、自分がへりくだることにより相手を上げる意図がある表現です。

「よろしいでしょうか」の敬語表現にはどのような言葉があるのでしょうか。
・よろしいですか
・よろしかったでしょうか
ひとつずつ見ていきましょう。

気を付けるべき敬語表現その1「よろしいですか」

気を付けるべき敬語表現1つ目は「よろしいですか」。「よろしいですか」の意味を深く理解するために、使われている言葉を文節ごとに区切って深堀してみましょう。

・「よろしい」は先の項(「よろしいでしょうかの意味とは?」)で解説したとおり、「よい」の丁寧語です。
・「ですか」は、断定の助動詞「です」に加えて疑問を表す助詞「か」をつけ、不明・不確かなことに対する問いかけの丁寧語です。

「でしょうか」と「ですか」はどちらも丁寧語ではありますが、「ですか」には推量の意図が含まれないため、感覚的ではありますが「でしょうか」の方がやわらかい表現といえます。

「よろしいですか」は敬語表現のうち「丁寧語」にあたり、相手を敬う尊敬語や謙譲語にはあたりません。

気を付けるべき敬語表現その2「よろしかったでしょうか」

気を付けるべき敬語表現その2「よろしかったでしょうか」。当記事のテーマである「よろしいでしょうか」において、「よろしい」を過去形「よろしかった」に変形させる言い回し。過去についてのことをたずねたいのであれば正しい表現ですが、「よろしいでしょうか」の敬語表現としては間違い。ビジネスシーンにおいては、「よろしいでしょうか」を使うようにしましょう。

「よろしいでしょうか」を英語でいうと?

「よろしいでしょうか」を英語でいうと?

「よろしいでしょうか」の英語表現
・Mai I…
・would mind…
それぞれを見ていきましょう。

「よろしいでしょうか」を英語でいうと?その1「May I」

「よろしいでしょうか」を英語でいうと、1つ目は「May I」。例文と訳で使い方を見ていきましょう。

・May I have your opinion?(ご意見をうかがってもよろしいでしょうか。)
・May I have your ball point pen?(ボールペンを借りてもよろしいでしょうか。)

「よろしいでしょうか」を英語でいうと?その2「would mind」

「よろしいでしょうか」を英語でいうと、2つ目は「would mind」。例文と訳で使い方を見ていきましょう。

・Would you mind if I have your opinion?(ご意見をうかがってもよろしいでしょうか。)
・Would you mind if I have your ball point pen?(ボールペンを借りてもよろしいでしょうか。)

ここでは2つの例「May I」「would mind」を紹介しましたが、ほかにも「Can I…」「Could you…」「Will you…」などの表現があり、使う単語により丁寧さの度合いの違いが出てきます。最も丁寧な表現は「would mind」です。

「よろしいでしょうか」の使い方と例文集

「よろしいでしょうか」の使い方と例文集

「よろしいでしょうか」の使い方と使うときの注意点を見ていきましょう。

「よろしいでしょうか」の使い方と使用するときの注意点

「よろしいでしょうか」は敬語表現の中の「丁寧語」で、ビジネスシーンや目上の人に対しても使える言葉です。先にも解説したように、「よろしかったでしょうか」は使わないように気をつけましょう。

「よろしいでしょうか」の例文とそれに対する返事を見てみましょう。

「よろしいでしょうか」の例文

「よろしいでしょうか」の例文を見ていきましょう。

・ご注文は以上でよろしいでしょうか。
・休暇をいただいてもよろしいでしょうか。
・椅子をお借りしてもよろしいでしょうか。
・こちらへお越しいただいてもよろしいでしょうか。

「よろしいでしょうか」に対する返事

「よろしいでしょうか」の例文に対する返事を紹介します。

・ご注文は以上でよろしいでしょうか。「はい、お願いします。」
・休暇をいただいてもよろしいでしょうか。「はい、いいですよ。」
・椅子をお借りしてもよろしいでしょうか。「はい、どうぞ。」
・こちらへお越しいただいてもよろしいでしょうか。「いいえ、すみません。」「いいえ、申し訳ございません。」

まとめ

「よろしいでしょうか」は状態や意見をたずねる言葉で、敬語の丁寧語にあたり、組み合わせる言葉により謙譲や尊敬を表現します。現時点のことに対して「よろしかったでしょうか」は誤用。ビジネスシーンにおいては「よろしいでしょうか」を使うようにしましょう。

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