「エフィカシー」の意味とは?高い人・低い人の違いと高める方法を紹介

エフィカシー

「エフィカシー」という言葉をご存知ですか?聞き馴染みがないという方が多いかもしれませんが、最近ビジネスの場面を中心に使われることの増えてきた言葉でもあります。「エフィカシー」の詳しい意味や使い方などについて紹介します。

目次

「エフィカシー」の意味とは?

「エフィカシー」の意味とは?

「エフィカシー」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。また、その意味をご存知でしょうか。近年、ビジネスシーンなどでもよく使われる言葉となっているので、その正しい意味について学んでいきましょう。

「自分の能力を評価する」こと

「エフィカシー」は元々は「効力」や「有効性」を意味する心理学用語ですが、「自分の能力や技術を評価し自信を持つ」ことを指す場合が多い言葉です。

「セルフ・エフィカシー」とは?

「セルフ・エフィカシー」は「自分の能力や技術を評価すること」や「自信を持つこと」を意味します。近年は「セルフ・エフィカシー」を略して、単に「エフィカシー」と表現されることがあります。ビジネスの場面などで「エフィカシー」という言葉が使われている場合は、この「セルフ・エフィカシー」を指していることが多いです。

ビジネスシーンで注目されている「エフィカシー」の効果とは?

ビジネスシーンで注目されている「エフィカシー」の効果とは?

ビジネスシーンで「エフィカシー」に注目が集まっています。「エフィカシー」の高さが、仕事の実行力や成果などに影響を与えるといわれているからです。ビジネスシーンで注目されている「エフィカシー」について、詳しく説明します。

「エフィカシー」の高い人は安定して高い成果を出せる?

「エフィカシー」の高い人とは、つまり「自分に自信のある人」「自己評価の高い人」のことです。「エフィカシー」の高い人は、仕事において安定した成果を出す傾向があるとされています。たとえば営業やプレゼンの場では、堂々と話をする人の方が信頼され、相手を動かす力があることはイメージしやすいでしょう。「エフィカシー」が低ければ、自信がなくおどおどしてしまい信頼してもらえない可能性が高まります。自信を持ってはきはきと話をし、相手の信頼を勝ち取るためにも、「エフィカシー」を高めることは重要だといえるでしょう。

「エフィカシー」が低いと自分の行動を制限してしまう

「エフィカシー」が低いとどうなるか、イメージできますか?前述したように「エフィカシー」が低いと、自信がなく、おどおどしてしまう方もいるでしょう。他にも「エフィカシー」が低いと、行動を起こす前に「自分には無理だ」と諦めてしまったり、できるかどうか不安でなかなか実行に移せなかったりしがちです。一方、「エフィカシー」が高く自信がある人は、経験がないことに挑戦するときでも、「自分ならできるはず」と信じる力が強いため、行動力があり、困難を突破していく能力が高いといえるでしょう。ビジネスの場面でも、難しいプロジェクトを遂行するチームなどには、行動力が高く「エフィカシー」の高い人がいると心強いですね。

「エフィカシー」の高め方とは?

「エフィカシー」の高め方とは?

「エフィカシー」を高めると、ビジネスの場面でもメリットがたくさんありそうだと感じた方もいるでしょう。「エフィカシー」を高める方法はあるのでしょうか。ここでは「エフィカシー」の高め方について解説します。

自己肯定感を高めるために自分を褒める

自己肯定感を高めることは「エフィカシー」を高めることに繋がります。自分を褒めることで、自己肯定感を高められます。自分を褒めるのが難しい方は、自分ではなく、周りの人を褒めることからはじめ、まずは「褒めること」自体を練習してみるとよいでしょう。他人を褒めることに慣れてきたら、些細なことでも自分のことを褒めてみましょう。少しずつ自己肯定感を高め「自分にもできる」と自信をつけていくことが重要です。

「アファメーション」で「エフィカシー」を高める

「アファメーション」とは、理想の自分になるために、言葉によって思い込みをつくることです。「アファメーション」は「肯定的な言葉による自己暗示」「肯定的な自己宣言」といわれることもあります。自分に対する目標を設定したら、その目標が達成された状態をイメージしましょう。例えば、新規事業を軌道に乗せたいという目標を設定した場合、「私は、新規事業に関わる幅広い知識と経験を有しており、ビジネスを軌道に乗せられたことを誇りに思っている。」などの文を作り、何度も口に出したり、読んだりすることで、自分自身に肯定的な思い込みをつくっていきます。何度も繰り返すことで、目標を達成した自分を具体的にイメージできるようになり、「自分にはできる」という自信がつきます。

コーチングで「エフィカシー」を高める

例えば、自分ではなく後輩などが「エフィカシー」が低く悩んでいるのなら、コーチングによって「エフィカシー」を高められるかもしれません。対象者との面談などを積極的に実施し、不安に感じていることを棚卸しするほか、成功体験を積んでいけるよう、サポートしていくとよいでしょう。実際に「できた」という経験をすることは、「エフィカシー」を高める後押しになるかもしれません。

部下の「エフィカシー」を下げる可能性がある行動と注意点

部下の「エフィカシー」を下げる可能性がある行動と注意点

自分が上司や先輩の立場だという方は、部下や後輩の「エフィカシー」を下げないよう、注意が必要です。他人の「エフィカシー」を下げてしまう可能性のある言動について、詳しく説明します。円滑に仕事を進めるためにも、他人の「エフィカシー」を下げることのないよう、注意しましょう。

人前で問題点などを指摘する

部下や後輩のミスや問題点などを、他の同僚など大勢がいる前で指摘していませんか?ミスや問題点などのネガティブな指摘については、大勢の前で行うのは避け、基本的には1対1の場で行うのが望ましいとされています。大勢の前で問題点を指摘された相手は自尊心が傷つけられ、自己肯定感が下がり、「エフィカシー」を下げてしまう可能性があるためです。もちろん、ネガティブな指摘をすることは成長のためには必要不可欠ではありますが、「相手の自尊心を守る」ことを頭に置いて、指摘する環境などに配慮してあげるとよいでしょう。

肯定的なフィードバックの不足

日々仕事をこなしていると、自分では自分自身の成長に気づかないことが多々あります。自分が成長している実感がなければ、「エフィカシー」が下がっていく原因となってしまいます。そのため、部下や後輩の成長に気づいたら、その成長を褒めるなど、肯定的なフィードバックを行うことが重要です。面談などを実施し、客観的な立場から、自分の成長に気づく機会を与えてあげるとよいでしょう。自分が成長している実感が湧けば、自分のスキルなどに自信が持て、「エフィカシー」が高まることに繋がります。

達成できない目標ばかりを設定する

目標を設定しておくことは重要ですが、その目標が適切なレベルでなければ意味がありません。あまりに高いレベルで、達成できない目標ばかりを設定すると、「どうせ達成できない」と感じてモチベーションが上がらないばかりか、「目標を達成できなかった」という経験が何度も続くと「自分にはできない」と思ってしまい「エフィカシー」に悪い影響を与えてしまいます。かんたんすぎる目標は意味がありませんし、「エフィカシー」を高めるためには、部下や後輩とよく相談し、適度に挑戦的で達成可能であろう目標を設定する必要があります。目標が達成できたとき、それは成功体験となって積み重なり「エフィカシー」を高める要因となります。

「エフィカシー」の英語の意味

「エフィカシー」は英語の「efficacy」から来た言葉です。英語の「efficacy」にはどのような意味があるのでしょうか。例文とともに詳しく説明します。

「efficacy」の意味は「効力」

「efficacy」は、「効力」や「有効性」を意味する言葉です。「self-efficacy」は「自己効力感」つまり「自分の能力や技術を評価し自信を持つ」ことを指します。

「efficacy」の例文

「efficacy」を使った例文を以下に挙げます。
・I know the efficacy of this drug. 私はこの薬の有効性を知っている。
・My boss gave me a sense of self-efficacy. 私の上司は自己効力感を与えてくれた。

まとめ

「エフィカシー」は「自分の能力や技術を評価し自信を持つ」ことを意味する言葉です。「エフィカシー」の高さが、仕事の実行力などにも影響を与えることから、近年ビジネスのシーンでも注目を集めている言葉です。「エフィカシー」を高めることで、堂々とプレゼンができるようになり、経験したことのない仕事に挑戦するときも、自ら行動していく実行力が身に付くかもしれません。上司の立場にある方は、部下の「エフィカシー」を高められるよう、肯定的なフィードバックを積極的に行うとよいでしょう。

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