出社の意味と使い方|出勤との違いや類語・対義語・英語も紹介

「出社」の意味と使い方は?「出勤」との違いや類語・対義語・英語も紹介
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「出社」の意味を知っていますか?なかには「出勤」との違いを把握していないひともいるはず。この記事では「出社」の意味や「出勤」との違い、「出社拒否症」について解説します。社会人として確実に押さえておきましょう。

目次

「出社」の読み方

「出社」の読み方

「出社」は「しゅっしゃ」と読みます。まさか間違えて覚えているひとはいないでしょうが、万が一間違って覚えていた場合には早急に覚え直しましょう。また、似た漢字として「杜」がありますので、間違って書かないようにすることも大事です。

「出社」の意味とは?

「出社」の意味とは?

「出社」は「会社に出勤すること」を指しています。「出」は「ある場所に出ること」を指していて、「社」は「会社」や「新聞社」の略だから。「出社」は「家を出ること」ではなく、「会社に到着すること」を指していることにも気をつけましょう。

参照:goo辞書「出社」

「出社」の類義語・言い換え

「出社」の類義語・言い換え

ここでは「出社」の類義語・言い換えを紹介します。「出社」は「会社に出勤すること」を意味しているので、どこへ出勤するかによっては「出社」を使わないパターンもあります。自分がどこに行くのか、そして何をしにいくのかを理解して使い分けができるように、「出社」の類義語・言い換えもしっかりと覚えておきましょう。

出所の意味と使い方

「出社」の類義語1つ目は「出所」です。「出所」とは「所に出勤すること」を指しています。「所」と呼ばれているところといえば「事務所」「研究所」などがあります。「出所」は「刑務所から出ること」としてよく知られている表現。ですので「彼は10時に出所した」などの両方の意味として捉えられる文章を見たときには、どちらの意味として解釈すべきかを文脈から判断するようにしましょう。

例文

私は毎朝7時に出所して、自分の作業環境を整備している。

出庁の意味と使い方

「出社」の類義語2つ目は「出庁」です。「出庁」は「庁に出勤すること」を指しています。「庁」とは「国の行政機関や府または省の外局として設置されるもの」です。具体的には「文化庁」「金融庁」などがあります。また、「しゅっちょう」と読む漢字には「出張」もあるため、話し言葉として使うときや聞くときには注意して理解しましょう。

例文

出庁したあとすぐに体調を崩したので、早退した。

出勤の意味と使い方

「出社」の類義語3つ目は「出勤」です。「出勤」は「勤務先へ出かけること」を指しています。つまり、会社でも事務所でも金融庁でもどこへでも使えるのです。

例文

私は会社に出勤して、掃除を始めた。

「出社」の対義語

「出社」の対義語

ここでは「出社」の対義語を紹介します。「出社」の意味からするに「会社を出ること」を指すのが「出社」の対義語。しかし、何も意識せずに使っていると非常に重大な誤解を生む可能性もあるのです。「出社」の対義語を使うには注意が必要。相手に伝わりやすくすることはコミュニケーションのマナーでもあるため、しっかりと相手にわかりやすいような「出社」の対義語を身につけましょう。

「出社」の対義語は「退社」

「出社」の対義語は「退社」です。なぜなら「退」には「身を置いていた場所から去る」という意味があるから。つまり「退社」は「会社にいたが、帰った」という意味になるのです。

例文

8時に出社して、退社したのが23時だ。

「退社」には「会社をやめる」の意味も

「退社」は「出社」の対義語としてあまり使わないほうがいいでしょう。なぜなら、「退社」には「会社をやめる」という意味もあるから。たとえば、「Aさんは退社しました」と誰かに伝えたときには「Aさんは会社をやめたのか」と勘違いされてしまう可能性があるのです。「退社」は「会社を出た」という意味で使わないほうがいいでしょう。

「退社」より「退勤」のほうがわかりやすい

「会社から出た」という意味を表現したいのなら、「退勤」や「帰る」を使うのがベター。これらを使うことによって、相手に誤解を招く可能性をなくせるからです。「Aさんが会社から帰ったこと」を表現したければ「Aさんはすでに退勤しました」「Aさんはもう帰りました」などというようにしましょう。

「出社」と「出勤」の違い

「出社」と「出勤」の違い

「出社」と似た言葉として、類義語としても紹介した「出勤」があります。「出社」と「出勤」の違いは「出かける場所」です。「出社」は「会社に仕事に行くこと」を指しているのに対して、「出勤」は「仕事に出かけること」を指しています。テレワークでの仕事の実施や、会社を経由せずに営業先へ直行する場合には「出社」にあてはまりませんので、気をつけておきましょう。

「出社」の使い方と例文集

「出社」の使い方と例文集

「出社」の意味や類義語を頭に入れていたとしても、実際にどのようにして「出社」を使うのかを知らなくては意味がありません。ここでは「出社」の使い方、使用上の注意点、例文を紹介します。特にメールなどにおいて「出社」を使うときにはこれから紹介する注意点を意識していないと、コミュニケーション上の認識のズレができてしまいます。しっかりと覚えておくようにしましょう。

「出社」の使い方

「出社」は「出社する」「出社して」などの使い方をします。また「時間」「出社率」などのように、ほかの言葉とくっついて使われることもしばしば。しかしながら、どのような使い方をしたとしても「出社」の意味が変わることはありません。ビジネスシーンにおいて頻繁に使われる言葉ですが、難しいものではありませんよ。

「出社」を使用するときの注意点

「出社」を使用するときには「テレワークは出社ではない」ことに注意しましょう。「出社」はあくまで「会社に出勤すること」を指し示している言葉。新型コロナウイルス感染症によって広まった「テレワーク」ですが、これは在宅で仕事をするものですので、「出社」にはあたりません。これを間違っているとイマドキの社会人としては恥ずかしいですよ。

「出社」の例文

「出社」を使った例文は以下のとおりです。

例文
  • 当社の出社時間は8時です。
  • 私は出社時間の30分前には会社に着くようにしている。
  • 出社時間ちょうどにきて何が悪いんだ。

「出社」を英語でいうと?

「出社」を英語でいうと?

「出社」を英語で表現すると「go to the office」または「go to work」となります。具体的な使い方は以下のとおりです。

例文
  • I go to the office at seven o’clock every day.(私は毎日7時に出社している。)
  • I go to work at seven o’clock every day.(私は毎日7時に出社している。)

「出社」に関する知識

「出社」に関する知識

ここでは「出社」に関する知識を紹介します。具体的には「出社率」「出社拒否症」「出社時間のマナー」についてです。新型コロナウイルス感染症によって「出社」に対する世間の見方も変わってきていますので、それぞれの知識について、しっかりと頭に入れておくようにしましょう。

「出社率」とは?

「出社率」とは「出社している割合」のことを指しています。新型コロナウイルス感染症拡大を阻止するため、政府は「出社率7割減」を推奨しています。しかしながら、ある調査によると「出社率7割減」を達成できている企業はわずか30.9%にとどまっているようです。

「出社拒否症」とは?

「出社拒否症」とは「出社をどうしてもしなくなくなってしまうこと」です。「出勤困難症」とも呼ばれています。パニック障害を伴い、動機や呼吸困難を症状としています。「出社拒否症」を防ぐためには「完璧主義にならないこと」が大切。もしなってしまったら、メンタルクリニックなどに相談するようにしましょう。

「出社時間」のマナーとは?

現代において「出社時間」はビジネスマナーの一言で済まされるものではなくなりました。以前までは「出社時間=始業時間」とマナーとして決められており、多くがそのようにしていました。しかし、現代においては法の規制が強まったり、社員の考え方が変わったりしたことによって、あまり強要するようなものではなくなったのです。とはいえ、問題なく過ごしたいのであれば「出社時間の15分前」には会社にいることをおすすめします。

まとめ

「出社」は「会社に出勤すること」を指している言葉です。最近ではよく耳にすることになった「テレワーク」は会社に行くわけではないので、「出社」ではありません。その場合においては「出勤」を使います。「出社」に対する考え方も時代によって変わってきていますので、それぞれの時代にあった「出社」ができるようになりましょう。

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