パソコンやスマートフォンを操作していると「リロード」という言葉が出てきます。では、「リロード」とは何なのでしょうか?ここでは、「リロード」の意味や使い方と類語に加えて「リロード」をする方法も解説していきます。
「リロード(reload)」の意味とは?
現代の働き方では、会社でも自宅でもパソコンを使用した作業が多いです。パソコンでの作業中によく聞くワードに「リロード」という言葉がありますが、「リロード」にはどんな意味があるのか知っているでしょうか?
ここでは、「リロード」の意味についてわかりやすく解説します。
意味1.再読み込み
「リロード」という言葉には、いくつかの意味が存在し、その1つが「再読み込み」です。
再読み込みとは、おもにパソコンやスマートフォンで表示されているデータを読み込みし直すことを指しています。
かんたんにいうと、画面の表示を更新する動作です。
意味2.再装填
「リロード」には、「再読み込み」のほかに「再装填」の意味もあります。
再装填とは、拳銃の弾またはカメラのフィルムがなくなったときに、詰め込み直すことです。
カメラのフィルムの再装填は、一般的に「アナログカメラ」と呼ばれるカメラで行われる作業です。現在ではデジタルカメラを使用する人が多いので、再装填する機会は多くないでしょう。
自動と手動がある
「リロード」の再読み込みの動作には、自動で行われる場合と手動で行う場合があります。
自動で「リロード」される場合は、パソコンやスマートフォンで表示しているWebページのHTMLのタグなどに設置がされていて、自動で処理されます。
手動で「リロード」する場合は、パソコンやスマートフォンで表示しているWebページにあるメニューやボタンを使用し、自分で端末の操作が必要です。
「リロード(reload)」の由来・語源
「リロード」という言葉には、どのような語源や由来があるのでしょうか?「リロード」は、どのような状況が元になって使われ始めたのでしょう。
「リロード」について、語源や由来を解説します。
荷を積み替える
日本で使われる「リロード」の語源は、英語の「reload」です。
reloadにも「再装填」という意味が存在しますが、ほかに「荷を積み替える」や「(車などに)再び荷を積む」などの意味があります。
日本で使っている「リロード」という言葉は、英語の「reload」をカタカナ語にしたものなのです。
「re」+「load」
「リロード」は、英語のreloadが語源と説明しましたが、英語のreloadも2つの単語からできています。
reloadは、荷物などを運ぶことを意味する「road」に、再びの意味を加える「re-」(接頭辞)がついてできた言葉です。
「リロード(reload)」の類義語・言い換え表現
「リロード」には、同じような意味を持つ類義語や置き換えて使える言い換え表現はあるのでしょうか?
「リロード」の類義語や言い換え表現について解説します。
類語1.リフレッシュ
「リロード」と同等の意味を持つ言葉は、リフレッシュです。
リフレッシュには、「回復する」や「よみがえらせる」などの意味があります。
リフレッシュは、Webページを事前に設定したプログラムに従って、元に戻すための再読み込みさせることも表します。
「Webページの更新」をしてページの表示を新しくする「リロード」の類義語をいえるでしょう。
類語2.リセット
リフレッシュのほかに、リセットも「リロード」と似た意味がある言葉です。
リセットは、「元に戻す」や「(はじめから)やり直す」の意味があります。
リセットには、インターネットの「ブラウザ」に蓄積されたキャッシュをクリアする意味もあります。
Webページの画面を読み直す「リロード」と、ブラウザのキャッシュをクリアする「リセット」は、類義語といえるでしょう。
「リロード」と類義語との違い
「リロード」とリフレッシュやリセットの違いは、「リロード」は現状から変化しないことです。
「リロード」はWebのページを再読み込みしても、現在表示されているデータは変化しません。
リフレッシュやリセットは、状態を元に戻したり、消したりするため、現状とは違いがうまれます。
「リロード(reload)」は分野によって意味が異なる?
「リロード」は、複数の意味があると説明しましたが、分野によっても言葉の意味が変化します。
「リロード」の分野ごとの意味について解説していきます。
スマートフォンの「リロード」
インターネットなどデジタルの分野では、「リロード」の一般的な意味の「再読み込み」として使われます。
パソコンの場合、ブラウザで表示するWebページの再読み込みを指しますが、スマートフォンではそれだけではありません。
スマートフォンで、アプリが正常に動作せず画面が固まってしまうときがあります。そのような場合にアプリを立ち上げ直して画面を再読み込みすることも「リロード」といいます。
ゲームでの「リロード」
ゲームの分野でも「リロード」は、「再読み込み」の意味で使用します。
ゲームの分野の場合は、画面の再読み込みではなく、ゲームをプレイしてセーブしたデータを再読み込みさせることです。
「過去にプレイしたゲームのセーブデータをリロードする」のように使います。
スポーツでの「リロード」
「リロード」は、スポーツの分野でも使われます。ラグビーの用語として「リロード」が使われているのです。
タックルを受けボールを持った選手が転倒した状態から、素早く立ち上がり再度アタックできる体勢になることを指します。
タックルが成立しボールを持った選手が転倒すると、ボールを奪い合うブレイクダウンが始まります。このときに、いかに「リロード」のスピードをあげられるかが重要です。
「リロード(reload)」の使い方と例文
「リロード」を言葉として使用する場合には、どのように表現すればよいのでしょうか?
「リロード」を使うときの使い方と例文を解説します。
「リロード」の使い方
「リロード」を言葉として使用する場合は、「再読み込み」を表すのか、別の意味なのか明確に表すことが大切です。
一般的に「リロード」は「再読み込み」を意味する言葉として使用が多いです。
「リロード」を「再装填」などの意味として使う場合は、「リロード」の前後の言葉で意味がわかるように注意しましょう。
「リロード」を使った例文
「リロード」の「再読み込み」と「再装填」の両方の例文を紹介します。
【再読み込み】を意味する例文は下記です。
- パソコンの画面がフリーズしたため、ブラウザの機能ボタンでリロードを行った。
- スマホのアプリの調子が悪く、画面の表示が途中で止まるため一旦アプリを閉じてからリロードさせた。
【再装填】を意味する例文は下記です。
- 旅行中にたくさん写真を撮影し、フィルムが無くなったので予備のフィルムをリロードした。
- あの映画の銃撃シーンでは、銃をリロードするタイミングが完璧だ。
「リロード(reload)」をする方法は?
パソコンでリロードする方法
パソコンでかんたんに「リロード」を行う方法があります。パソコンでは、使用するブラウザごとに設定に違いがありますが、「リロード」の方法は共通で「F5」キーを押下するだけです。
「F5」キーで行う「リロード」では、画像の一部分やクラウドにアップしているファイルなどが更新できないときがあります。
更新ができない理由は、一時保存されているキャッシュに原因があるので「スーパーリロード」が必要です。「スーパーリロード」は、「Ctrl」キーと「F5」キーを同時に追うかするか、ブラウザの機能の「リロード」ボタンを押下しましょう。
スマホでリロードする方法
スマートフォンで「スーパーリロード」をしたい場合は、端末のブラウザの設定から閲覧履歴のデータを削除します。この方法は、パソコンでも有効でブラウザでの画面表示の速度が遅くなった場合などに試すとよいでしょう。
まとめ
「リロード」は、会社での業務でも、日常でのパソコン作業でも直面する問題を解決してくれます。スマートフォンの不調でも「リロード」が有効となる場合もありますので、覚えておいて損はありません。
「リロード」が必要になる状況は、いつ訪れるかわかりませんので、言葉の意味も「リロード」する方法もしっかりと把握して活用しましょう。