「リリース」の意味とは?ビジネスでの使い方や類義語・対義語を例文紹介

「リリース」は英語「release」が由来のカタカナ語で、「公開する」「発表する」「解放する」など多くの意味を持ちます。ビジネスシーンだけでなく、メディアやスポーツ、IT分野で広く使われているので、それぞれの意味と使い方を把握しましょう。

目次

「リリース」の意味とは?

「リリース」の意味とは?

「リリース」には「公開する」や「発表する」、「解放する」などの意味があります。束縛した状態から解き放つことをいいますが、ビジネスシーンや複数の分野ではそれぞれ多少異なるニュアンスで使われています。

ビジネスシーンでの「リリース」の意味

ビジネスシーンでの「リリース」は、Webサイトの公開や新商品発売、サービス開始などの意味があります。プロジェクトから離れる、メンバーでなくなることも「リリース」です。また、品質マネジメント規格「ISO9000」では、「リリース」とは次のプロセスまたはプロセスの次の段階に進むのを認めることを指します。

メディアでの「リリース」の意味

「プレスリリース」とは、企業が新聞や印刷物などに情報提供をし、発信することをいいます。出版や印刷物をいう「プレス」と発表することをいう「リリース」とがあわさり、「読み物を発表する」の意味を持ちます。「プレスリリース」は新聞などへの掲載費がかからず、広告費を抑えて自社をPRできるメリットがあります。また、「ニュースリリース」とは企業から独自の手法で直接世間に情報発信を行うことをいいます。新聞社などを通さないため、発信したものや企業イメージがダイレクトに伝わりやすいのがメリットであり、デメリットともいえます。

音楽での「リリース」の意味

音楽CDや映像のDVDが発売されることを「リリース」といいます。「新曲をリリースする」や、「DVD全集がリリース予定だ」などと使います。また、音楽用語の「リリース」とは音のおわりのことです。ピアノ演奏の「リリースタイム」とは、鍵盤から指を離してから音が完全に消えるまで、「音のおわりを丁寧に」は「リリースに気をつけて」と表現します。

スポーツでの「リリース」の意味

スポーツでは支持したものを放す、投げるときに「リリース」を使います。たとえば野球の「リリース」はピッチャーが投球するときにボールを離すこと、水泳の「リリース」はかいている手を水中から引き抜くことをいいます。射撃やアーチェリーでは、的を狙って撃つことを「リリース」と表現します。

IT分野での「リリース」の意味

IT分野で使われる「リリース」は多くはソフトウェアを発売、公開すること、または製品そのものを指しています。また、組織が効率的なIT運用管理を行うことを目指して導入するプロセスを「リリース管理」といいます。「リリース管理」を用いると、情報システムの本番環境の変更をスムーズにし、管理できるようになります。

「リリース」の語源・由来

「リリース」の語源・由来

カタカナ語「リリース」の語源は英語の「release」です。「release」」は「自由にする」や「解放する」、「放つ」などと、「リリース」と同じ意味があります。「release A from B」で「AをBから解放する」、「release to〜」で「〜に発表する、公開する」などと使います。
・He will not release that information.(彼はその情報を公開しないだろう。)
・The release of that CD is undecided.(そのCDのリリースは未定である。)
・I will release it by the end of next week.(来週末までにそれをリリースするつもりです。)

「リリース」の類義語・言い換え

「リリース」の類義語・言い換え

「リリース」の類義語や言い換え表現には、公開や発表を意味する言葉があります。それぞれの意味を知り、「リリース」の理解を深めましょう。

1.公開

「公開」とは、ものや情報などを世のたくさんの人に見せることをいいます。見せる相手を限定せず解放することもいい、一般に広く観覧や使用、入場、出席などを許すことも指します。
・新サービスについての公開ヒアリングが開催された。
・奥にある宝物院は、年に4回一般公開されている。

2.発表

「発表」とは、世間に広くお知らせすることをいいます。あらわすをいう「発」とおもてをいう「表」があわさり、多くの人が見えるところに出す、明らかにする意味を持っている言葉です。
・今回の発表は多くのファンからの関心を集めた。
・公式サイトで試験結果が発表されるのは来週だ。

3.封切り

「封切り」とは封を切ることから転じて、ものごとのし始めのことをいいます。読みは「ふうきり」と「ふうぎり」のどちらでもよく、とくに「封切り館」や「先週封切りの作品」など、新作映画の初上演を指して使われています。
・楽しみにしていた映画が、全国で一斉封切りされた。
・この洋画は来月封切り予定になっている。

4.ローンチ

「ローンチ」とは、新製品を発売することや新サービスを開始することをいいます。IT業界から使われ始めた言葉で、ビジネスシーンでは「リリース」の代わりに使われることもあります。またはプロジェクトの成果物が「リリース」され、完了したことを「ローンチ」という場合も。Webサイトの公開のことは「リリース」と「ローンチ」のいずれも使えますが、新曲の発売は「リリース」を使うのが適当です。
・ライバル社の新製品が8月発表らしいので、当社の新製品のローンチを7月に繰り上げることとした。
・新サービスが無事にローンチできたので、これからは新規顧客の開拓に力を入れて欲しい。

「リリース」の対義語

「リリース」の対義語

「リリース」の対義語には「公開」や「放つ」、「離れる」の反対の意味を持つ言葉があります。文脈によりどの言葉が「リリース」の対義語になるかが異なるので、気をつけて使い分けましょう。

1.非公開

「非公開」とは誰もが見られる状態にしない、一般人に公開しないことをいいます。そうではないことを否定する接頭語「非」が「公開」につき、関係者などの限られた人だけが許される、見られる状態をいいます。
・その場所は特別公開の時以外は、原則非公開となっている。
・チーム戦略が外部に漏れないよう、練習は非公開で行われた。

2.キープ

「キープ」には維持や確保することの意味があります。「リリース」とは「キープ」した状態のものを解放することをいうので、「リリース」の反対語といえます。
・下期も、上期と同等の予算をキープする必要があるだろう。
・ボールをキープしながら前進する。

3.キャッチ

「キャッチ」とはつかまえる、とらえることをいいます。水泳や漕艇では水をとらえること、球技ではボールを捕ることが「キャッチ」です。フィッシングスタイルの一つである「キャッチ&リリース」とは釣った魚を持ち帰るのでなく、自然や生態系、水産資源保護を目的に自然に返すことをいいます。
・高々と投げ上げられたボールをキャッチした。
・テレビ観戦では、カメラがキャッチした場面しか見られない。

4.ジョイン

「ジョイン」とは合流するや参加する、入社することをいいます。外資系コンサルティング業界やベンチャー企業などで耳にする機会が多い言葉ですが、相手によっては意味が通じないこともあるので、多用しすぎない方がよいでしょう。
・今度の新規プロジェクトにジョインすることになった。
・A社を退職後、B社にジョインした〇〇と申します。

「リリース」の使い方と例文集

「リリース」の使い方と例文集

「リリース」の使い方を例文とともに紹介します。
・新サービスについての重大情報がプレスリリースされた。
・企画した製品がついにリリースされるので、今から反響を心待ちにしている。
・私たちはプロジェクトからリリースするけれど、明日からは新メンバーがジョインするので頑張ってほしい。
・前からYouTubeで注目していた歌手の、メジャーデビューシングルがリリースされた。
・新事業についてのニュースリリースをホームページに掲載したら、問い合わせが激増した。

まとめ

「リリース」には公開や発表、解放するなどの意味があり、多くの分野で広く使われています。ビジネスシーンでも新製品発売や「プレスリリース」など、使う機会の多い言葉なので、意味を知って正しく使えるようにしましょう。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる