「一本締め」の意味とは?「一丁締め」との違い、やり方や由来、挨拶も紹介

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    飲み会やお祭りの後に、行事を締めるために「手締め」が行われます。よく使われる「一本締め」は、経験があるのではないでしょうか。「一本締め」は、地域によって異なる掛け声があるのです。この記事では「一本締め」の起源や地域ごとの違いを解説します。

    目次

    「一本締め」の意味とは?

    「一本締め」の意味とは?

    飲み会やお祭りの後に参加者全員で手を叩く「一本締め」。手を叩く行為には会を締めるだけでなく、行事が無事終了したことや参加者に対する感謝と敬意が込められているのをご存知でしたか?ここでは、なぜ「一本締め」を行うのかを解説します。

    行事が終了したことに対する感謝を表す

    「一本締め」は、行事が無事に終了したことを感謝するために行われます。会社の忘年会や新年会をはじめとした多くの参加者が集まる場所で行われ、イベントの大小にかかわらず締めの儀式として参加者全員で行います。

    協力者への敬意を表す

    イベントやお祭りでは、協力してくれた人や関係者への敬意を表すために「一本締め」を行います。一人ずつにお礼を述べるのではなく、参加者全員が一体となった打ち上げなどで行うことで感謝と敬意を表明します。「一本締め」はイベントの代表者が行うことが多く、今後の活躍と健康を祈って「一本締め」を行います。

    「一本締め」の由来・起源

    「一本締め」の由来・起源

    イベントや飲み会の締めに使われる「一本締め」ですが、なぜ手を叩くことが物事の締めにつながるのでしょうか。その答えは、日本最古の歴史書である古事記に書かれた神話に書かれていたのです。ここでは、「一本締め」のはじまりや名前の由来について解説します。

    古事記にある「国譲り神話」が起源

    「一本締め」をはじめとする手締めは、古事記にある「国譲り神話」が起源だといわれています。出雲の国を持っていた大国主命(おおくにぬしのみこと)が、天照大神(あまてらすおおみかみ)から国を譲るよう命じられたことを長男の事代主神(ことしろのみこと)に相談したところ、柏手を打って承諾したと記載されています。このエピソードから手を叩くことで物事を承知し和解したり、取引の成立や物事の成就を表したりする目的で手締めが使われるようになったといわれているのです。

    江戸時代までは「手打ち」と呼んでいた

    今では「手締め」と呼ばれていますが、江戸時代までは「手打ち」という呼び方が浸透していました。ところが、武士が家来や町人を斬る「手討ち」と発音が似ていることから、和解や成就の意味と相反して野蛮で物騒であると批判の声が上がったことから「手締め」に変わったといわれています。

    「一本締め」のやり方

    「一本締め」のやり方

    もしあなたがイベントの主催者になってしまったとき、「一本締め」を正しく行えますか?掛け声とともに手を叩く手締めですが、いざ自分が代表となって掛け声をかけるとなると「どうやって進めたらいいのか」と不安になる人もいるのではないでしょうか。ここでは、正しい「一本締め」の方法を解説します。

    口上や挨拶の後に行う

    「一本締め」は、代表者の挨拶や口上のあとに行います。このとき手締めの音頭を取るのは代表者ですので、参加者に手締めをお願いするのは失礼に値します。

    「お手を拝借、よー」の掛け声で手を叩く

    代表者は参加者に向かって「お手を拝借、よー」の掛け声をかけます。参加者全員は、この掛け声に続いて「パパパン パン!」と手を叩きましょう。このとき、手拍子の音が大きいほど景気がよく場が盛り上がりますので、恥ずかしがらずに思いっきり手を叩いてくださいね。

    最後に「ありがとうございました」とお礼を言う

    「一本締め」が決まったら、代表者は「ありがとうございました。」と感謝の意を述べ、参加者は代表者がお礼の言葉を述べたあとに拍手をします。表者から協力者や参加者へのお礼を込めるのが手締めであり、それに対して拍手で応えるのが最高のフィナーレ代となるのです。

    他の手締めの種類と違い

    他の手締めの種類と違い

    社会人の方や、数々のイベントやお祭りに参加したことがある方は、手締めの種類に驚いた経験があるでしょう。会社では「一本締め」だったのに、別の会社のパーティでは「三本締め」で戸惑った経験はありませんか?ここでは、「一本締め」とは異なる代表的な手締めを解説します。

    三本締め

    「三本締め」もイベントの締めに行われるもので、「一本締め」と同様に出席者への感謝の意を表します。「お手を拝借!」の掛け声のあとに、「パパパン、パパパン、パパパン、パン!」を3回繰り返すものが「三本締め」です。どの締め方を選ぶのかは代表者に委ねられており、時間があるからという理由や盛大に締めたいという思いから「三本締め」を選ぶ場合や、会社の風習で「三本締め」を選ぶというケースもあります。

    一丁締め

    「一丁締め」は「関東一本締め」とも呼ばれる手締めの種類です。「お手を拝借!」の掛け声のあとに「パン!」と一回だけ手拍子を打つ「ので、さらりと会を締められます。飲み会などのカジュアルな場面で使われる事が多い一方で、短時間で締められる手軽さから職場やイベント、お祝いの席でも取り入れられている人気の手締めです。

    地域によって異なる「手締め」を紹介

    地域によって異なる「手締め」を紹介

    地方のお祭りに行って、知っている「手締め」と違っていたという経験をした人はいますか?実は「手締め」は全国共通ではなく、地域によってさまざまな種類があるのです。ここでは、全国の中でも特徴的な「手締め」について紹介します。

    東北地方は「伊達の一本締め」と「花笠締め」

    東北地方の特徴的な一本締めは、仙台の「伊達の一本締め」と山形の「花笠締め」です。「伊達の一本締め」は、伊達政宗が抱いた「三国一の武将」という夢を実現させるために家臣が始めた手締めだといわれています。「よー、パパパン!よー、パン!」のように3回の手拍子のあとにもう一度手拍子を打ちます。これは「三国一」を表すために3回と1回に分けたといわれています。「花笠締め」は「ヤッショ、マカショ、シャンシャンシャン」の掛け声とともに、「シャンシャンシャン」のリズムに合わせて3回手拍子を打ちます。「ヤッショ、マカショ」は山形花笠まつりの掛け声を使用しています。

    関東地方は「秩父締め」

    関東地方の特徴的な一本締めは、埼玉の「秩父締め」です。秩父地方では「よー、シャンシャンシャン!よっ、シャシャシャン、シャン!」のように三三一拍子で手拍子を打ちます。このほかにも埼玉県には5つの手締めがあることから「手締め王国」と呼ばれているようですよ。

    名古屋は「なも締め」

    名古屋にご当時締めがないという理由から、日本舞踊西川流家元により2014年に考案された「なも締め」。「なも」とは名古屋弁の敬語表現で、柔らかい響きがあります。手拍子とともに「なもなもなも、なもなもなも、なーも、なーも、なもなもなも!」のリズムで手拍子を打ちます。

    天神祭などで行われる「大阪締め」

    天神祭やだんじり、住吉祭など多くのお祭りを開催する大阪では、祭りの締めに「大阪締め」を行います。「打ちまーしょ、パンパン!もひとつせー、パンパン!祝うて三度、パパンパン!」とセリフが多いのが特徴です。

    九州地方は「博多一本締め」

    「博多一本締め」は「博多手一本」とも呼ばれます。結婚式などのハレ舞台では「博多祝い歌」を歌ったあとに「博多手一本」を打ちます。「よー、パンパン!もひとつ、パンパン!よーさん、パパン、パン!」のリズムで手拍子を打ちます。

    「一本締め」の英語表現

    「一本締め」の英語表現

    「一本締め」を直接表現する言葉はありません。そのため「一本締め」はどのような手順で行うのかをしっかり伝える必要があります。
    ・Now, everyone, please ready to clap your hands.(みなさん、手を叩く準備をお願いします。)
    ・When I say “yooo…!” clap your hands.(私が「よー!」と言ったら手を叩いてください。)

    まとめ

    「一本締め」は飲み会やお祭りなどのイベントを締めるために行う儀式の一種で、加者と協力者への感謝の意を表しています。参手締めには「一本締め」のほかにも「三本締め」や「一丁締め」があります。地域によって掛け声や手拍子に違いがあり、ご当地の手締めを見るのも面白いですね。

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