「ご案内」の意味とは?敬語表現や使い方、案内状の書き方を例文付き解説

ご案内

「ご案内」はビジネスシーンでよく使われる言葉です。「ご案内」の意味と正しい使い方は理解できていますか?今回は「ご案内」の意味や敬語の使い方、英語表現、案内状の適切な書き方も紹介します。これを機に「ご案内」の使い方をマスターしましょう。

目次

「ご案内」の意味とは

「ご案内」の意味とは

日常生活でもよく耳にする「ご案内」についての意味や言葉の由来、例文などを紹介します

「ご案内」は「道や場所を知らない人をそこに導くこと」

まず、「案内」とは「道や場所を知らない人をそこに導くこと」、「ある地域を見せて歩くこと」という意味を持つ言葉です。「ご案内」は「案内」に「ご」を付けて丁寧な言い方になっている「案内」の丁寧語にあたります。

「案内」の言葉の由来

「案内」という言葉の由来を説明していきます。実は「案内」という言葉は平安時代以前には「文書の内容」を意味する言葉でした。「案」が文書の下書きを意味し、「内」が内容そのものです。しかし、平安時代以降には「案内」は文書の内容のみならず、事情や内容のこと、さらにそれらを問い合わせたり知らせたりすることまでを意味する言葉に変化して、現在の「案内」に至っています

「ご案内」を使った例文

「ご案内」を使った例文をいくつか紹介します
・入学手続きに関するご案内
・今から社内をご案内します。
・私が東京駅までの道順をご案内します。
・弊社の担当者が到着しましたら、ご案内します。
・本日はご案内くださいましてありがとうございます。
・こちらから再度ご案内します。

「案内」の送り仮名と読み方

「案内」の読み方はそのまま「あんない」です。古文などでは「案内」の送り仮名に「あない」と書かれていることがありますが実際の読み方は「あんない」です。昔は日本語に音韻として「ん」がなかったため書かれていないことがありますが、読み方は現在と同じですので覚えておいてください。

「ご案内」の敬語表現と例文

「ご案内」の敬語表現と例文

では続いて「ご案内」の敬語表現について解説していきます。実際にビジネスシーンでも使用できる言葉ですので、間違った使い方で恥ずかしい思いをしないように、しっかりと確認しておきましょう

「ご案内」は「案内」の丁寧語

まず、先ほども軽く触れましたが、「ご案内」という言葉自体が「案内」の丁寧語になっています。「案内」に接頭語である「ご」を付けることで「案内」の敬語表現になり、「ご案内」の前後の文に対応して尊敬語や謙譲語に変化します

「ご案内いたします」の使い方

ビジネスシーンなどで「ご案内いたします」という言葉をよく耳にしますが、この言葉は謙譲語として正しい日本語になります。「ご~いたします」という言葉のため、二重敬語ではないかと心配になる方もいるかもしれませんが、この言葉は「ご~いたします」の謙譲表現に「案内」が入ったものになり、二重敬語にはなりませんのでご安心ください。そもそも「ご案内」は基本的に相手に対しての言葉であって謙遜の意味をもつ接頭語「ご」がついているわけですので、二重敬語には当たりません。いくつかの例文を紹介します。
・私が社長室までご案内いたします。
・今後の予定につきましては日を追ってご案内いたします。
・その件につきましては昨日ご案内いたしました。

「ご案内申し上げます」の使い方

続いては「ご案内申し上げます」です。こちらの言葉も「ご~申し上げます」と基本的な謙譲語の型にはまっていますので、二重敬語でもなく正しい日本語だといえます。ビジネスシーンにおいては上司や取引先の方へも使える丁寧な言い方になっています。「ご案内申し上げます」の例文をいくつか紹介します。
・下記の通りご案内申し上げます。
・先ほどご指定いただきました日時に、ご案内申し上げます。
・最後に、弊社の今後の予定についてご案内申し上げます。

「ご案内させていただきます」の使い方

最後に「ご案内させていただきます」について解説していきます。「ご案内させていただきます」はよく耳にする言葉ですが、この言葉は「ご案内いたします」、「ご案内申し上げます」とは少し違ったニュアンスになります。「~させていただく」とは「遠慮しながらい行う」、「許しを得て行う」という意味を持ちます。つまり、「(相手に許しを得て)ご案内する」という意味になります。「ご案内させていただきます」は日本語としては間違っていませんが、許しを得て案内するという場面は基本的にはありませんので、「ご案内させていただきます」は普通は使われる言葉ではありません

「ご案内」の類義語・言い換え表現

「ご案内」の類義語・言い換え表現

ここでは「ご案内」の類義語・言い換え表現について解説していきます

1.ご説明

まず「ご説明」は「ある事柄が、よくわかるように述べること」という意味をもつ「説明」に接頭語である「ご」が付いた丁寧な言い方であり、「ご案内」の類義語だといえます。「ご説明」も前後の文によって尊敬語や謙譲語に変化します。「ご説明」を使った例文をいくつか紹介します。
・今回の件に関しまして一連の流れをご説明いたします。
・非常に丁寧にご説明いただきましてありがとうございます。
・新しいシステムに関して詳しくご説明させていただきます。

2.ご紹介

続いて「ご紹介」は「知られていない物事を世間に広く教え知らせること」、「未知の人どうしの間に入って引き合わせること」という意味をもつ「紹介」に接頭語の「ご」を付けた丁寧な言い方になり、こちらの言葉も「ご案内」の類義語になります。「ご紹介」を使った例文をいくつか紹介します。
・今年度から配属になった新入社員をご紹介します。
・ご紹介いただきありがとうございます。
・誠に勝手ではございますがご紹介させていただきます。

3.お知らせ

続いて「お知らせ」は「通知、案内、連絡などを丁寧に言う表現」であり、こちらの言葉も「ご案内」の類義語であるといえます。「お知らせ」を使った例文をいくつか紹介します。
・今回の会議内容に関してお知らせいたします。
・昨日お知らせしました通りの内容で行います。
・ご利用明細はインターネット上でお知らせいたします。

「案内状」の書き方

「案内状」の書き方

「案内状」とはイベントや式典、結婚式などへの案内に使われるものです。ここでは「案内状」の書き方について「案内状に記載すべき項目」、「案内状の挨拶文」、「案内状の書き方」に分けて解説していきます

「案内状」への記載すべき項目

まず、案内状には「タイトル」を必ず記載しましょう。この案内状が一体何の案内状なのかを明確にするためです。さらに「差出人名」と「宛先の名前」も重要です。差出人名に関しては会社の場合は社名を、個人であれば氏名を明記しておくようにしましょう。そして、本文を書く前に「挨拶文」を入れることになっています。挨拶文に関してはこの後に詳しく例文と一緒に説明します。それらを書いたら「メインの内容、日時、場所」などの記載をすることになります。「案内状」に書くべき項目は「タイトル」、「差出人名」、「宛先の名前」、「挨拶文」、「メインの内容、日時、場所」になっていますので、案内状を書く際には確認しながら書くようにしましょう

「案内状」の挨拶文

ビジネスシーンでの案内状と結婚式での案内状に分けて挨拶文を紹介します
【ビジネス案内状】
拝啓 ○○の候 貴社いよいよご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。
【結婚式の案内状】
謹啓 風薫るさわやかな季節となりました。
皆様におかれましては益々のご清祥のこととお慶び申し上げます。

「案内状」の書き方

ビジネスシーンなどで「ご案内いたします」という言葉をよく耳にしますが、この言葉は謙譲語として正しい日本語になります。「ご~いたします」という言葉のため、二重敬語ではないかと心配になる方もいるかもしれませんが、この言葉は「ご~いたします」の謙譲表現に「案内」が入ったものになり、二重敬語にはなりませんのでご安心ください。そもそも「ご案内」は基本的に相手に対しての言葉であって謙遜の意味をもつ接頭語「ご」がついているわけですので、二重敬語には当たりません。いくつかの例文を紹介します。
・私が社長室までご案内いたします。
・今後の予定につきましては日を追ってご案内いたします。
・その件につきましては昨日ご案内いたしました。

「ご案内」の英語表現は「guidance」、「information」

「ご案内」の英語表現は「guidance」、「information」

「ご案内」は英語で「guidance」、「information」を使うことで表現できます。それぞれを使った例文を紹介します。
・He is the person in charge of the physical examination guidance.(彼は検診案内係です。)
・School information(学校案内)

まとめ

「ご案内」はさまざまな敬語表現のほか類義語があります。また、案内状が必要となる場面も必ず訪れるはずです。日常的に使用されることが多いこの「ご案内」の正しい使い方をしっかりと身に着けて使いこなせるようになりましょう

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