以降の意味とは?その日を含む?英語表現や使い方、以後との違いも解説

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    「今日以降に頼む」と言われて、「今日やってもいいの?」と迷うときがありますよね。よく似た意味の言葉もあって、使い方にも気を遣います。「以降」の類義語やその微妙な違い、間違いやすい「より後」との決定的な違いなど、詳しく解説します。

    目次

    「以降」の意味とは?

    「以降」の意味とは?

    「以降」の「以」は、何かを用いるという意味で、この場合は何を起点とするかを表します。同じく「降」は、降りるという意味から転じて何かの後ろを指します。つまり「以降」とは、ある対象を起点にしてその後ろ側、という意味ですね。ではその起点にはどんなものが使えるのか、大きく2つに分かれます。

    意味1 ある時間から後

    「3時以降に」とか「来週以降」などのように使うときは、3時や来週という時間を起点としてその後という意味になります。「以降」の一般的な意味は、この「ある時間を起点としてその後を指す」という意味です。

    意味2 ある部分から後

    もう一つは何かの部分を起点としてその後ろという意味です。例えば「この本の第3章以降には…」や「住所の番地以降を…」などはそうした意味で使用されています。

    参照:weblio辞書「以降」

    「以降」の類義語・言い換え

    「以降」の類義語・言い換え

    「以降」は何かより後を表すという単純な意味合いの言葉なので、類義語も多く存在します。そのまま言い換えとして使える場合もありますが、ニュアンスの違いなどで注意が必要なものを3つ紹介します。

    類義語1 以後

    「以後」は、文字的にもよく似ている通り、ほぼ「以降」と同義に使えます。「15日以降」といっても「15日以後」といっても誤解を招くことはありません。

    類義語2 以来

    「以来」も文字的には「以降」とよく似ていますが、「来」という字が使われているところがポイントです。つまりこの言葉は、時間経過の方向が現在に向かっているので、過去のある起点から今に至るまでという意味に使います。

    類義語3 その後

    「その後」も何かを起点としてまさにそのあとのことを指す言葉です。「以降」や「以後」と言葉の構造上は同じですが、「その後いかがお過ごしですか?」のように、特に起点を示す言葉を伴わずに使われる点がポイントです。

    「以降」と「以後」「以来」「その後」の違い

    「以降」と「以後」「以来」「その後」の違い

    類義語として3つを見てきましたが、具体的にどのように使い分けられるのでしょうか?

    「以後」は、ほぼ「以降」と同じように使えるのですが、1つだけ大きな違いがあります。「以降」は時間などの起点により重きが置かれ、それを示さずに使うことはありません。「以後」は漠然と「これから先」のように指す使い方が可能です。例えば初対面の方に挨拶をするとき「以後お見知りおきください」とはいいますが、「以降お見知りおきください」とはいいません。

    「以来」は、「以降」とは使い方が大きく異なり、過去のことしか言えません。例えば「入学以来」といえば、「過去に入学して今に至るまで」という意味で、「いま入学してこれから先に」という意味にはなりません。「以来」は「以降」とは違って、未来に向かうことには使えないからです。

    「その後」は、「以降」とは違い、起点を表す言葉については使えません。例えば「卒業その後には…」のようには使えず、「卒業して、その後には…」のように使うことになります。「その後」は、あるときを境に始まった状態全部をひっくるめて言い表しているからです。

    「以降」の対義語・反対語

    「以降」の対義語・反対語

    類義語に比べると「以降」の対義語は多くありません。厳密に「以降」の反対の意味を表す言葉は一つだけです。

    「以降」と間違いやすい言葉

    「以降」と間違いやすい言葉

    「以降」によく似た言葉に「より後」があります。この言葉の使い方には注意が必要です。

    「より後」

    「より後」は「以後」と同じく起点となる時間に重きを置く表現なので、必ず起点となる時間や部分に付して使います。「15日より後」というと15日を起点としてそれよりも後という意味ですし、「市町村より後の住所」といえば市町村の後ろに続く部分を指すことになります。

    基準となる時間を含むか含まないか

    もうお気づきの方も多いでしょうが、「より後」といった場合はその起点となる時間や部分は範囲に含まれません。例えば最短で20日に届く荷物について説明する場合に、「20日より後に届きます」と伝えてしまうと、20日に届いてしまってクレームを受けることもあり得ます。正確に「20日以降に届きます」と伝えなければなりません。

    「以降」を英語で言うと?

    「以降」を英語で言うと?

    英語においても、時間を起点としてその後ろを指す表現があります。英語の場合にも、起点を含むか含まないかは厳密に区別されます。

    from

    起点を表す言葉を付して、「~から始まって」という意味になります。文末に「on」を添えることで、ある状態が継続することを表し、「~から始まってその後ずっと」という「以降」と同じ意味を表せます。

    I will be home from next month on.(わたしは来月以降家にいます)

    since

    起点を表す言葉を付して、「~からずっと」と継続的に同じ状態にあることを示します。ただし現在完了形でしか使うことはできず、未来のことには使えない点で「以来」に近い意味になります。

    I have wrought here since three years ago.(わたしは3年前からここで働いています)

    after

    起点を表す言葉を付して、「~より後」という意味を表します。この場合起点となる時間は範囲に含まれませんので、「以降」の意味とは違ってきます。

    I go to school after august.(8月より後に私は学校に行きます)

    「以降」の使い方・例文

    「以降」の使い方・例文

    「以降」はビジネス上の文書などでもよく使われますが、間違った使い方をすると誤解を与えたり、最悪は大きな損害につながったりするので注意が必要です。起点となる時間などをしっかりと伝えることを心がけましょう。

    時間を伴う使い方

    時間を起点として表現することは、「以降」の用例としては一般的なものです。これが単純に特定の時刻を起点とする場合はそれほど難しくはありません。

    例文

    今日は内装工事が入るので、17時以降は社内にいられません

    17時が瞬間的な時刻であるので、17時を境にもう会社にはいられないことがよくわかります。しかし、この起点がある程度幅をもった時間である場合は、少し微妙になります。

    例文

    内装工事が入るので、15日以降はオフィスが使えません

    この場合、普通に考えれば14日までは普通に勤務して15日からは別なところで、と考えますが、もしも14日の仕事が深夜に及んだ場合はどうでしょう?午前0時を以って15日になるわけですが、果たしてオフィスにいられるのかどうか悩みますね。同様に「8月以降」や「来年以降」などの表現もその起点に幅があるので、必要に応じてさらに細かく起点を示すようにします。

    数字を伴う使い方

    数字を伴う「以降」の使い方とは例えばこんな場合です。

    例文

    クーポンは2回目以降のご来店時に使用可能です

    数字を伴う表現としては「15ページ以降」や「次年度以降」などのように多岐にわたります。このような場合は、数字で示された起点が含まれていることに注意する必要があります。「棚の3冊目以降のファイルを持ってきて」と言われて、3冊目を忘れてきてはいけません。

    出来事を伴う使い方

    ある出来事やイベントを起点としてある状態が継続していることを伝えたいときにも「以降」を使えます。

    例文

    株式上場以降、我が社の業績は右肩上がりだ

    この場合は、株式上場という出来事を含めて、その後の業績が伸びていることを表しているわけです。ただ「以前」の表現で起点を含まないことがあるのと同様に、起点を含むかどうか微妙な時もあります。

    例文

    あの謝罪以降、彼は出社していない

    謝罪の時も彼は出社していなかったのでしょうか?ちょっと考えにくいですね。こういった使い方の場合は、起点を範囲に含むかどうか前後の文脈などで判断する必要があります。

    まとめ

    「以降」は日常の会話やビジネス上の文書などでもよく見る言葉ですが、勘違いをしてその示す範囲を見誤ることも少なくありません。伝える立場としては誤解を招かないよう誤謬のない表現を心掛けることが、また受け取る側としては伝え手の意図をしっかりと読み取り正しくとらえることが、失礼のない付き合い方になるといえます。

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