エクストラの意味とは?「エキストラ」との違いや類語・英語・例文も解説

「エクストラ」の意味とは?「エキストラ」との違いや類語・英語・例文も解説
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「エクストラ」とは「余分な」「特別な 」「臨時雇い」という意味の言葉で文脈によって使い分けられます。今回は「エクストラ」について、類語や英語表現を交えながら解説するので、言葉の全体像を掴み取っていきましょう。

目次

「エクストラ」の意味とは?

「エクストラ」の意味とは?

「エクストラ」は英語で「extra」と書き、名詞、形容詞、副詞として使われる単語です。また、「エクストラ」は一つの単語で複数の意味を持ついわゆる多義語なので、文章の組み合わせによって意味が異なります。

ここでは「エクストラ」に含まれる3つの意味について解説するので、それぞれの違いを見分けられるようにしましょう。

「エクストラ」の意味その1「余分な、余計な」

「エクストラ」には余分な、余計なという意味があり、あまりものなどに使うこともあれば、工事の予備日や、余分なお金など、ネガティブ表現以外でも使います。

「エクストラ」の意味その2「特別な、特別上等な」

余分な、余計なとは反対の印象を受けますが、「エクストラ」には特別という意味もあります。この場合の「エクストラ」はポジティブに捉えられるので、ベッドやソファなど、家具の商品名にも使われています。

「エクストラ」の意味その3「臨時雇い」

「エクストラ」には臨時雇いという意味があり、継続的に雇用ではなく、期間限定の仕事を要請したいときに使います。「臨時雇い」なので、単純でかんたんな仕事をお願いするときが当てはまります。

参照:Weblio辞書「エクストラ」

「エクストラ」の使い方・例文

エクストラ」の使い方・例文

「エクストラ」には意味が複数あることを知った上で、実施にどのような使い方をするのかを解説します。それぞれの意味ごとに、使うシチュエーションが異なるので、複数パターン覚えておくようにしましょう。

ゲームの表現としてよく使われる

「エクストラはゲームの表現として使うことが多いです。ゲームをやったことのある方なら「エクストラステージ」などの言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。「エクストラステージ」は追加ステージとしての意味で使われるので、ゲームをクリアした人に贈られる、特別なステージのような印象を与えます。

度を越えている人を表現するときにも使える

「エクストラ」の基本的な意味には含まれていませんが、ネイティブが使う、いわゆる「スラング英語」での「エクストラ」は、度を越えている、余計なことをするといった意味があり、相手を否定する表現として使われます。「エクストラ」の「スラング英語」としての使い方は、元々持っている「余分な、余計な」の意味から派生し、ネガティブ要素をさらに強調しています。

別料金や時間外料金としての使い方

「エクストラ」の持つ余分な、余計なの意味から派生して、「追加料金」や「別料金」といった使い方もします。ちなみに、英語だと「extra charge」と表現します。さらに言うと、「extra money」は「臨時収入」になり、意味が異なる言葉となってしまいます。間違えて使用してしまうケースもあるので、注意して使いましょう。

特別な商品であることを表現する「EX」

「エクストラ」は「EX」と略して表現することも可能であり、この場合の意味は「特別な」として使用されることが多いです。薬の商品名の最後に使われているのがまさに「EX」の実例です。

「エクストラ」の類義語・言い換え表現

「エクストラ」の類義語・言い換え表現

続いて、「エクストラ」の類似表現について解説します。「エクストラ」は複数の意味があるので、混乱しやすくイメージがしづらいかもしれませんね。ここでは、「エクストラ」のそれぞれの意味に合わせた類似表現を解説するので、イメージ作りにお役立てください。

「特別な」の意味で使われる「スペシャル」

「エクストラ」をポジティブな意味で使うと「特別な」など、他とは違った存在であることを表現します。なので、英単語そのままの意味で特別さが伝わる「スペシャル」は、「エクストラ」の類似表現となります。

「余分な」の意味で使われる「あまりもの」

「エクストラ」には余分な、余計なという意味があるので、必要分からあぶれてしまった様子を表す「あまりもの」は「エクストラ」の類似表現です。ただし、「エクストラ」に関しては、「余分な、余計な」の意味を「臨時収入」などの意味として使えるので、ネガティブ一辺倒というわけではありません。

「臨時雇い」の意味で使われる「日雇い人員」

「エクストラ」に一時的な仕事や作業を要請する臨時雇いとしての意味があるので、単発の仕事を要請される「日雇い人員」と類似表現の関係となります。

「エクストラ」と「エキストラ」の違い

「エクストラ」と「エキストラ」の違い

「エクストラ」と「エキストラ」は1文字違いのかなり類似した単語ですが、基本的には両者とも同じ意味です。しかし、映画やドラマなどの臨時出演要員として使う場合は、「エキストラ」の方が一般的に認知度が高いので「エキストラ」と表現した方が無難でしょう。

「エクストラ」と「エトセトラ」の違い

「エクストラ」と「エトセトラ」の違い

ここでは「エクストラ」とよく似ていて間違いやすい「エトセトラ」の意味を紹介し、「エクストラ」との関係や違いについて解説します。

どちらも語源はラテン語

「エクストラ」も「エトセトラ」も元々はラテン語が語源です。ラテン語から影響を受け「エクストラ」は英語、「エトセトラ」はフランス語として使われるようになったとされています。

エトセトラの意味は「そのほか、など」

「エトセトラ」は、「〜など、そのほか」の意味があるフランス語です。フランス語表記だと「et cetera」となり、略語にして「etc.」と記載されているのをよく見かけるでしょう。ちなみに「etc.」のカンマは必ずつける必要があり、カンマをつけないと別の言葉と誤解される可能性があるので注意です。

「エクストラ」の対義語・反対語

「エクストラ」の反対語

ここでは「エクストラ」の対義語・反対語を解説します。「エクストラ」は複数の意味を持つ言葉なので、それぞれの意味に対する反対語を解説します。

一般的な(general,broad)

「エクストラ」は、普通ではなく、特別な存在であることを指すので、普通な様子を表す「一般的」は反対の意味を持つ言葉となります。また、「一般的」を英語に訳すと『general』や『broad』などです。

ぎりぎり(just in time)

「エクストラ」の持つ、余分な、余計なの意味に対して、余裕のない様子を表す「ぎりぎり」は反対の意味を持つ言葉となります。ちなみに、「ぎりぎり」を英語に訳すと、ぴったり、ちょうどの意味を持つ『just in time』となります。

長期雇用(long-term employment)

「エクストラ」は、臨時雇いの意味を持つ言葉でもあるので、継続的な雇用関係をあらわす「長期雇用」とは反対語の関係になります。また、「長期雇用」を英語に訳すと『long-term employment』となり、雇用の意味を持つ『employment』に長期的の意味を持つ『long-term』を組み合わせて表現しています。

「エクストラ」の英語表現

「エクストラ」の英語表現

「エクストラ」には複数の意味が含まれているので、文章の組み合わせによって、使われる意味が異なります。ここでは、実際に例文でどのように「エクストラ」が使われているのか、英文で解説します。

ドリンクは別料金になるのでご了承ください

『Please understand,the drink in the one which there is an extra charge』「エクストラ」は、『charge』と組合わせることで「別料金」という意味になります。イベント会場など、入場料とは別にドリンク料金を取る場合には例文のような表現が使えます。

余計なものは入れないようにしましょう

『Please do not put the extra』「エクストラ」の余計な、余分なという意味で表現した例文です。余計なものは入れず、現状維持を保ちたい場合の表現として使うといいでしょう。

今回のイベントは日雇い人員を雇う必要がある

『The daily employment staff needs the event of this time』「エクストラ」の臨時雇いの意味を使って、追加の人員が必要なときに使える例文です。

彼の行動はどう考えてもやり過ぎだ

『He is being extra』「エクストラ」の本来の意味には含まれていませんが、ネイティブが使うスラング表現として「エクストラ」を使った例文です。相手の行動の度が過ぎているときに使います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は「エクストラ」について解説しました。

「エクストラ」には複数の意味があり、それぞれシチュエーションや組み合わせる文章によって意味が異なります。「エクストラ」が持っている複数の意味をそれぞれ理解し、適切な表現として使用できるようにしましょう。

最後に「エクストラ」のまとめです。

「 エクストラ 」のまとめ
  • 「エクストラ」とは「余分な」「特別な 」「臨時雇い」という意味の言葉で文脈によって使い分けられます。
  • 「エクストラ」は度を越えている人を表現するとき、別料金や時間外料金としての使うこともできます。
  • 「エクストラ」の類義語は、「特別な」の意味で使われる「スペシャル」、「余分な」の意味で使われる「あまりもの」、「臨時雇い」の意味で使われる「日雇い人員」があります。
  • 「エクストラ」と「エキストラ」は基本的には同じ意味ですが、映画やドラマなどの臨時出演要員として使う場合は、「エキストラ」の方が一般的に認知度が高いので「エキストラ」と表現した方が無難です。
  • 「エトセトラ」は、「〜など、そのほか」の意味があるフランス語です。
  • 「エクストラ」の対義語は「一般的な(general,broad)」「ぎりぎり(just in time)」「長期雇用(long-term employment)」などです。
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