「先だって」の意味とは?メールでの使い方や英語・類語・慣用句も紹介

先だって

「先立って」の意味を知っていますか?ビジネスメールでもよく使われる言葉です。この記事では「先立って」の意味・英語・類語・慣用句などを解説します。書き言葉として使う際には注意が必要ですので、確実にポイントを押さえておきましょう。

目次

「先だって」の読み方

「先だって」の読み方

「先だって」の読み方を知っていますか?実は「先だって」は2つの読み方があるのです。ここでは「先だって」の2つの読み方について解説します。「先だって」はよく耳にする言葉ですし、使うことも多い言葉。しっかりと読み方は身につけておきましょう。

「先だって」の読み方1「さきだって」

「先だって」の読み方1つ目は「さきだって」です。読み方としてはもう一方よりも知られており、日常的にも使われている言葉なので確実に覚えておきましょう。

「先だって」の読み方2「せんだって」

「先だって」の読み方2つ目は「せんだって」です。「先だって」は「さきだって」と読むことがほとんどですので、「せんだって」は忘れられがち。どちらもしっかり頭に入れておくようにしましょう。

「先だって」の意味とは?

「先だって」の意味とは?

「先だって」の意味は読み方によって少しだけ違うことを知っていましたか?ここでは「先だって」のそれぞれの読み方に対する意味について解説します。「先だって」はビジネスシーンでも使う言葉ですので、意味を間違って覚えていると大変なことになるかも。「先だって」の意味は確実に押さえておきましょう。

「先だって(さきだって)」の意味

「先だって(さきだって)」は「先日」「前もって」という意味です。2つの意味がありますが、「前もって」の意味で使うことがほとんど。しかしながら、「先日」の意味で使われたときに勘違いしてしまうと恥ずかしいですので、どちらの意味も覚えておきましょう。

「先だって(せんだって)」の意味

「先だって(せんだって)」は「先日」という意味です。この意味は「先だって(さきだって)」と同じもの。ですが、「先だって(さきだって)」は「前もって」という意味が含まれていたのに対して、「先だって(せんだって)」にはその意味が含まれていないことに注意しましょう。

「先立って」の漢字表記は?

「先立って」の漢字表記は?

ここでは「先だって」の漢字表記について解説します。「先だって」には漢字の書き方が2つもあるのです。そして、それぞれによって読み方が少し違います。メールなどに書かれている「先だって」を間違って読んでしまわないように、しっかりと漢字と読み方を覚えておきましょう。

「先立って」の漢字表記1「先立って」

「先立って」の漢字表記1つ目は「先立って」です。「先立って」と表記した際には「さきだって」としか読みません。よって、「先日」「前もって」という2つの意味をもつのです。

「先立って」の漢字表記2「先達て」

「先立って」の漢字表記2つ目は「先達て」です。「先達て」と表記するときには「さきだって」と「せんだって」の2つの読み方があります。どんな文脈で使われているのかを判断して、読み方に気をつけて読むようにしましょう。

「先だって(さきだって)」の由来・語源

「先だって(さきだって)」の由来・語源

「先だって(さきだって)」という言葉の由来・語源は「さきだちて」という言葉にあります。漢字では「先達ちて(さきだちて)」と表記するこの言葉の音が、時代とともに変わっていくことによって「先だって(さきだって)」になったとされているのです。

「先だって(さきだって)」は目上のひとにも使える?

「先だって(さきだって)」は目上のひとにも使える?

「先だって(さきだって)」はビジネスシーンでもよく使う言葉。だからこそ、目上のひとに使ってもいいのかが気になるところですよね。ここでは「先だって(さきだって)」が目上のひとに使ってもいい言葉なのかを解説。「先だって(さきだって)」のより丁寧な表現方法についても紹介します。

「先だって(さきだって)」は堅い表現

「先だって(さきだって)」は堅い表現です。よって、ビジネスシーンで敬語と一緒に使うことも可能。しかしながら、「先だって(さきだって)」自体は敬語ではありません。「先だって(さきだって)」を敬語にすると「先だちまして」となります。より丁寧に「先だって(さきだって)」を表現したいときには使うようにしましょう。

「先だって(さきだって)」はビジネスメールにも

「先だって(さきだって)」は堅い表現ですので、ビジネスメールにも問題なく使えます。たとえば、「前もって連絡したこと」「先日連絡したこと」を指して「先だってご連絡した件ですが」と使うことがあります。より丁寧にしたいときには前述の「先だちまして」を使いましょう。

「先だって(さきだって)」の類義語・言い換え

「先だって(さきだって)」の類義語・言い換え

ここでは「先だって(さきだって)」の類義語・言い換えについて紹介します。「先だって(さきだって)」は堅い表現であるため、日常会話においては適切に言い換えたほうがベター。「先だって(さきだって)」を使っていると、相手と自分の間に距離を感じてしまうものです。しっかりと「先だって(さきだって)」の類義語・言い換えは身につけておきましょう。

「先だって(さきだって)」の類義語1「先んじて」

「先だって(さきだって)」の類義語1つ目は「先んじて」です。「先んじて」は「さきんじて」と読む言葉。「先に」「あらかじめ」という意味をもっています。

例文:そろそろ来客があるとのことだったので先んじてお湯を沸かしておいた。

「先だって(さきだって)」の類義語2「先駆けて」

「先だって(さきだって)」の類義語2つ目は「先駆けて」です。「先駆けて」は「ほかのことよりも先に」という意味をもつ言葉。もとは「先駆ける」という形ですが、殆どの場合「先駆けて」という使い方をします。

例文:開場に先駆けて石の準備をした。

「先だって(さきだって)」の類義語3「早々と」

「先だって(さきだって)」の類義語3つ目は「早々と」です。「早々」は「そうそう」や「はやばや」と読み、「その状態になってすぐ」「普通よりも早い時期に」という意味をもつ言葉。「早々と〇〇する」というように使います。

例文:彼は早々と部屋を片付け始めた。

「先だって(さきだって)」の類義語4「前もって」

「先だって(さきだって)」の類義語4つ目は「前もって」です。「前もって」は漢字で「前以て」と書きます。「あらかじめ」「前々から」といった意味をもっています。

例文:前もって用意しておくことが、忘れ物を防ぐために有効な手立てだ。

「先だって(さきだって)」の類義語5「いの一番に」

「先だって(さきだって)」の類義語5つ目は「いの一番に」です。「いの一番」とは「最初に」「真っ先に」という意味。「いの」の由来はイロハの「イ」だとされています。

例文:彼はいの一番に部屋に駆け込んでいった。

「先だって(さきだって)」の使い方と例文集

「先だって(さきだって)」の使い方と例文集

「先だって(さきだって)」の意味や類義語を身につけても、使い方がわからなくては意味がありません。ここでは「先だって(さきだって)」の使い方と使うときの注意点、例文について解説します。ここでしっかりと「先だって(さきだって)」の使い方を身につけて、実生活でも使えるようになりましょう。

「先だって(さきだって)」の使い方

「先だって(さきだって)」は「先だって〇〇する」「〇〇に先だって」という使い方をします。たとえば、「今回のプレゼンテーションに先だって、資料を配布いたします」という使い方をするのです。「先だって(さきだって)」はビジネスでも使える言葉。社会人としてはぜひマスターしておきたいものです。

「先だって(さきだって)」を使用するときの注意点

「先だって(さきだって)」を使うときには「先だってより」という表現に注意しましょう。「先日から」「以前から」という意味で「先だってより」を使いたくなるかもしれませんが、この表現は使わないほうがベター。なぜなら、時間の起点を表すときには「から」を使うほうが適切だからです。よって、「先だってより」という表現を使いたくなったときには「先立ってから」と言い換えるようにしましょう。

「先だって(さきだって)」の例文

「先だって(さきだって)」を使った例文は以下のとおりです。

・先だってはお世話になりました。これからもよろしくお願いします。
・先だっての会議ではミスを指摘してくださり、ありがとうございました。
・今回の論文発表に先だって、30部のレジュメを用意した。
・結婚式に先だって、たくさんのひとにお世話になりました。
・本会に先だちまして、講師陣の紹介をいたします。

「先だって」を含む慣用句

「先だって」を含む慣用句

ここでは「先だって」を含む慣用句について解説します。しかし、ここで紹介するものはすべて「せんだって」と読むことに注意が必要。しっかりと注意したうえで、「先だって」が含まれている慣用句を覚えておきましょう。

「先だって中」の意味

「先だって中」は「この間中」「この間ずっと」という意味をもつ言葉。「せんだってじゅう」と読みます。具体的な使い方は以下のとおり。

例文:先だって中、仕事をしているがまったく終わる気配がない。

「先だって来」の意味

「先だって来」とは「この間から」という意味をもつ言葉。「せんだってらい」と読みます。具体的な使い方は以下のとおりです。

例文:先だって来、連絡しているのにまったく返信がない。

「先だって(さきだって)」を英語でいうと?

「先だって(さきだって)」を英語でいうと?

「先だって(さきだって)」を英語で表現すると「the other day」や「some time ago」となります。具体的な使い方は以下のとおりです。

例文1:There was an error in the documents we received the other day.(先だっていただいた資料に間違いがございました。)
例文2:There was an error in the documents we received some time ago.(先だっていただいた資料に間違いがございました。)

まとめ

「先だって(さきだって)」は「先日」や「前もって」という意味をもつ言葉。堅い表現ですので、ビジネスシーンや目上のひとに対して敬語と一緒に使うことも可能です。しかしながら、「先だって(さきだって)」自体は敬語ではありません。よって、もっと丁寧に言い表したいときには「先だちまして」を使うようにしましょう。

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