「先日」とはいつまで?意味や使い方、類語・英語表現も例文解説

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    「先日はお世話になりました」と言われて、いつのことだか思い出せない、ということがあります。こちらが思っているよりずっと前の話と分かって、今それを?なんて思うことも。「先日」の指し示す範囲など、正しい使い方を解説します。

    目次

    「先日」の意味とは?

    「先日」の意味とは?

    「先日」と同じように「先」を使う言葉には「先月」や「先週」があります。これらは、ひとつ前の、を指していますから、「先日」は昨日を指しそうですね。しかし実際には昨日のことを「先日」と表現する人はいません。「先日」は「先月」のような使い方とは違うわけです。詳しく見ていきましょう。

    過去のある日を指す

    「先日」は、近い過去のある日を指します。ここで重要なのは、比較的近い時期であることと、必ずしも日付が特定されないことです。何年も前のことは表現できません。また具体的な日付がわかっていれば、〇日はお世話になりました、と言った方がわかりやすいですね。

    敬語ではない

    「先日」そのものは敬語ではありませんので、ごく日常的な会話でも用いられます。ただ漢語表現なのでフォーマルな印象があることや、不確定な日を指し示せる便利さからビジネストークでも頻繁に用いられます。

    「先日」の範囲はいつまで?

    「先日」の範囲はいつまで?

    「先日はお世話になりました」と声を掛けられて、確かめてみたら半年も前のことだった、なんてことがあります。道理で覚えていないはずだ、と自分の記憶力に自信を取り戻せますね。この覚えているかどうかが、実は重要なポイントになります。「先日」が指す範囲について考えてみましょう。

    3日前から1カ月前

    一般的に「先日」が指す範囲は3日前から1カ月前程度と考えられています。厳密にいつからいつまでをいうか定められているわけではありません。話題になった出来事がいつのことだったかを容易に思い出せる範囲をいうものと考えられており、それがせいぜい1カ月程度と考えられているわけです。当然、人によってとらえ方には違いがあり、中には数カ月前でも「先日」と使う人もいるので、この言葉を使われたときにあまり決めつけて考えない方が無難です。

    数日前なら「つい先日」を使う

    つい数日前の出来事なら「3日前に」や「〇日に」と表現する方がわかりやすいですね。こうした過去のある日も「先日」と表すことに差し支えはありませんが、ずいぶん前のことのように感じてしまいます。ごく近い日であれば「つい先日」と表現する方がお互いにわかりやすいですね。「つい」は、ほんのわずか、少しだけ、の意味があるので、直近の数日間を指す意味になります。

    昨日や一昨日は?

    昨日や一昨日は明らかに日付が特定できてしまいますので、「先日」の範囲には含まれません。昨日のことではさすがに記憶に新しすぎるので「先日」と表すのには無理があります。しかし一昨日となると、先にも述べたとおり人によっては日付を特定する必要を感じないかもしれません。したがって一昨日を「先日」と表現する人がいたとしても、一概に誤用とはいえないので注意が必要です。

    「先日来」とは?

    過去のある日から現在にいたるまで続いていることを「先日来」と表現します。いつからかははっきりしないが現在もまだ続いている状態をいうときに用います。「彼とは先日来の付き合いで…」のように使い、この場合は比較的最近知り合って、現在も付き合いが続いていることを表します。

    「先日」の使い方と例文集

    「先日」の使い方と例文集

    「先日」が指し示す範囲はわかっても、具体的にどのように使うかがわからないと心許ないですね。ビジネスシーンでも「先日」は便利に使える言葉です。例を挙げながら説明します。

    「先日」の使い方

    過去のある日を指す言い方には「この間」もありますが、「先日」はそれよりはフォーマルな響きがあり、ビジネスシーンでも違和感なく用いられます。和語である「きのう」や「おととい」よりは漢語である「さくじつ」や「いっさくじつ」の方がビジネスシーンにはふさわしいのと同様です。また「先日」にはあえて日付を曖昧にする働きがあります。プライベートでのことを職場で話題にする際など、〇月〇日に、と明確にすることは相手に差しさわりがあるかもしれません。ここを「先日」とぼやかして適当に流すことも大人のマナーの一つですね。

    「先日」の例文集

    「先日」を用いるのは、過去のことを詳細に突き詰めることなく話題にしたいときです。いくつか使用例を示します。

    ・つい先日、私もそのお店に行ってみました。
    話題に上っているものを自分も知っていることを示して、シンパシーを感じさせようとすることはよく行われます。詳細に日付を述べるとかえってこだわりを持っているようにとらえられて話が進みにくくなるかもしれません。

    ・先日のパーティーでは、お会いできてうれしかったです。
    最近お会いしたことを、それとなくアピールする言い方です。パーティーですから詳しい日付も調べればすぐわかるでしょうが、そこにこだわっていてはリレーションは深められません。

    ・先日はたいへんなご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
    ご迷惑の件について謝罪に行ったのなら別ですが、あくまでも話のきっかけとして使うのであればこれで十分でしょう。いつ、どんなご迷惑だったかにこだわることは、関係をぎくしゃくさせるだけです。

    「先日」の類義語・言い換え

    「先日」の類義語・言い換え

    いい意味で曖昧さを持つ「先日」ですが、使用する場面によっては別な言い方の方が適切な場合もあります。5つ紹介します。

    先般

    ・先般はお心遣いを頂戴しありがとうざいました。
    「先般」は、過去のある出来事を指す言い方です。過去の時間に着目する場合は「先日」を用いますが、「先般」は出来事そのものにフォーカスするニュアンスがあります。

    過日

    ・過日頂戴したご指導のおかげで、順調に経営できております。
    「過日」も過去の不特定の日を指す表現です。「先日」と違うのは、かなり前のことであっても使える点です。逆に数日前だからといって「つい過日」のような使い方はできず、ある程度古い過去を指すのに用います。

    この間

    ・この間は思わぬところで友人と出会いました。
    「先日」とほぼ同義に使える類義語です。ややフランクな印象があるので、目上の方などには用いない方が無難です。よほど気心の知れた間柄なら「こないだ」と崩した表現もあり得ますが、ビジネスシーンには似つかわしくない印象がありますね。

    先頃

    ・先頃発表した御社の新商品は評判がよいですね。
    「先日」とほぼ同義で、そのまま言い換えが可能な表現です。違いは「さきごろ」と和語で読まれることから、やや柔らかな印象があることでしょう。あらたまったシーンやメールなどでも使うことは差し支えないので、少し雰囲気を変えたいときなどには重宝する言葉です。

    その節

    ・その節は、親身な対応をしていただき本当に助かりました。
    「その節」は、過去の任意の出来事を指す表現で、「先日」よりはかなり遡って使用できます。数年前程度の場合でも用いられるので、時期的なことはすっかり記憶から失われていても使える表現です。

    「先日」を英語でいうと?

    「先日」を英語でいうと?

    海外の方と再会したときに、前に会ったことをアピールしたいですね。英語でも「先日」と表現できるとそんなときに便利です。2つ紹介します。

    the other day

    ・I sent an e-mail the other day.(先日メールを送りました。)
    the other dayは、ほかの日、を表しますが、過去形に伴って用いると「先日」と同じ意味で使えます。過去のある日、を表すニュアンスですね。

    a few days ago

    ・I bought this bag a few days ago.(先日このバッグを買いました。)
    fewは「いくつか」を表すので、数日前を表す表現になります。日本語だと「つい先日」といったニュアンスになります。not long ago(それほど前ではなく)も同じような使い方のできる表現です。

    まとめ

    ビジネスシーンにおいて、お付き合いのあった方とのつながりはとても大切なものです。過去の出来事を話題にしてそうしたリレーションを保つために、「先日」は大事な働きをする言葉です。「先日」をうまく使いこなして、人とのかかわり、人脈をしっかりつないでいけるようにしたいものですね。

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