「あるいは」の意味と使い方とは?「または」との違いや類語・英語表現・例文も解説

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    「あるいは」はビジネスでよく使われる言葉です。言い換えの「または」や「もしくは」との違いがわかりづらいですよね。本記事では、「あるいは」の3つの用法や言い換えとその違い、英語表現など解説します。参考にしてビジネスで正しく使いこなしましょう!

    目次

    「あるいは」の意味とは?

    「あるいは」の意味とは?

    「あるいは」には大きく分けて3つの意味があります。以下の通りです。

    ・並立性を示す「aあるいはb」
    ・多様性を示す「あるいはaあるいはb」
    ・可能性を示す「あるいは~かもしれない」

    一見すると同じに見えますよね。順に解説していくので違いを理解しましょう。

    並立性を示す「aあるいはb」

    1つ目は、並立性を示す「aあるいはb」です。同類の関係にあるaとbを並べて、どれか1つであることを示します。ここで注意しておくべきことが、aとbは、「同類の関係」でなければいけないことです。同類でないものを並べると誤りなので、注意しましょう。

    また、「aあるいはb」は、「あるいは」の用法の中で最も多く用いられる表現です。3つ以上の事柄を並べて「aあるいはbあるいはc」としても問題ありません。読点を用いる際は、「a、あるいはb」の位置に置きましょう。

    多様性を示す「あるいはaあるいはb」

    2つ目は、多様性を示す「あるいはaあるいはb」です。同類のaとbを並べて、多様性があることを意味します。「一方で」や「あるときには」に置き換えることも可能です。

    多様性を示す「あるいはaあるいはb」は、あまり馴染みのない表現となります。3つ以上の事柄を並べて「あるいはaあるいはbあるいはc」としても問題ありません。読点を用いる際は、「あるいはa、あるいはb」の位置に置きましょう。

    可能性を示す「あるいは~かもしれない」

    3つ目は、可能性を示す「あるいは~かもしれない」です。何かが起きる可能性を意味します。「ひょっとしたら」や「もしかしたら」にも置き換えられます。

    可能性を示す「あるいは~かもしれない」は、並立性や多様性を示す「あるいは」と異なり、複数の選択肢がありません。日常的にはあまり用いられない表現となります。

    「あるいは」の古語

    「あるいは」の古語

    「あるいは」は、大和言葉(日本で古から使われていた生粋の日本語のこと)で古語としても使われていました。当時は、並立性、多様性、可能性の3つに加えて、「ある人は」といった意味もありました。現在では、この用法はほとんど用いられません。

    また、「あるいは」を漢字で書くと「或いは」、「或は」です。「或」は不特定、不確かなものを意味する漢字で、当て字として「あるいは」に使われています。日常的に漢字表記にすることはあまりないので、「あるいは」とひらがな表記にしましょう。

    「あるいは」の使い方・例文集

    「あるいは」の使い方・例文集

    続いては、「あるいは」の使い方と例文集を確認しておきましょう。「あるいは」にある3つの意味、「aあるいはb」、「あるいはaあるいはb」、「あるいは~かもしれない」に分けて解説していきます。

    「aあるいはb」

    「aあるいはb」は、aとbに同類の事柄を並べて、どれか1つを選ぶ場合に使います。例文は以下の通りです。

    ・鉛筆あるいはボールペンが必要です。
    ・牛乳あるいは水をください。
    ・今日、あるいは明日にします。
    ・出席する、あるいはしないどちらか一方を選択してください。
    ・みりん、あるいは砂糖を加えてください。
    ・コーヒーあるいはオレンジジュースのどちらがよろしいですか?
    ・趣味あるいは特技を教えてください。

    「あるいはaあるいはb」

    「あるいはaあるいはb」は、同様の事柄を並べて、さまざまな場合を示すときに使います。例文は以下の通りです。

    ・あるいは朝早く、あるいは遅くから準備している。
    ・あるいは勉強をして、あるいは読書をして1日を過ごした。
    ・あるいは洋食を選び、あるいは和食を選んで食事をした。
    ・あるいは歌をうたい、あるいはピアノを弾く。
    ・あるいは家に帰り、あるいは図書館に行った。
    ・あるいはショッピングをして、あるいは遊園地に行き海外を楽しんだ。

    「あるいは~かもしれない」

    「あるいは~かもしれない」は、可能性は低いものの起こりうることを示す場合に使います。例文は以下の通りです。

    ・あるいは明日学校が休みになるかもしれない。
    ・あるいは風邪を引いたかもしれない。
    ・彼はあるいは理解していないかもしれない。
    ・あるいは私が勘違いしていたかもしれない。
    ・あるいは誰も来ないかもしれない。
    ・彼女はあるいは今日の会議を忘れているかもしれない。

    「あるいは」の類義語・言い換えと違い

    「あるいは」の類義語・言い換えと違い

    「あるいは」には3つの類義語・言い換え表現があります。以下の3つです。

    ・または
    ・もしくは
    ・それとも

    それぞれについて、「あるいは」との違いも含めて解説していきます。

    または

    「あるいは」の類義語・言い換え表現に、「または」があります。「または」も「あるいは」と同様に、同類の事柄を並べていずれかを選択することを意味します。基本的な意味は同じですが、並べた事柄の違いをどの程度強調するかに違いがあります。「または」の方が、並べた事柄の違いを強調しますよ。「または」の例文は以下の通りです。

    ・出席または欠席を選択してください。
    ・スマホまたはパソコンを持参してください。

    どちらか片方だけを選択して欲しいことを強調して欲しいときは、「または」を使いましょう。

    もしくは

    「もしくは」も、「あるいは」の類義語・言い換え表現です。「もしくは」は、2つの事柄を並べてどちらか1つを選ぶときに使います。漢字では「若しくは」と書きますよ。「あるいは」と「もしくは」の違いは、「もしくは」が並べた事柄のうちどちらか1つが必ず選択しなければいけない一方で、「あるいは」は複数選べます。「もしくは」の方が厳密に選択する必要がある覚えておきましょう。例文は以下の通りです。

    ・今日もしくは明日に必ず提出してください。
    ・徒歩もしくは車でお越しください。

    それとも

    「あるいは」の類義語・言い換え表現には、「それとも」もあります。「それとも」は疑問文で用い、並べた事柄のいずれかを選択するときに使います。「あるいは」と「それとも」の違いは疑問文でしか使われないかどうかです。「あるいは」は、平叙文、疑問文ともに使えるのに対して、「それとも」は、疑問文でしか使われません。例文は以下の通りです。

    ・コーヒーにしますか?それともお茶にしますか?
    ・寝ていましたか?それとも食事中でしたか?

    「あるいは」を外国語でいうと?

    「あるいは」を外国語でいうと?

    「あるいは」には、英語と中国語表現ともにあります。ビジネスシーンで困らないようにここで覚えておきましょう。

    英語表現

    「あるいは」の英語表現を3つ紹介します。

    「or」

    「あるいは」の英語表現に「or」があります。「or」の意味は、または、です。複数のうち、どれか1つを選択する場合に用います。「or」は文頭でも使用可能です。

    ・We have to eat rice or bread.(私たちはごはんまたはパンを食べなければいけない。)
    ・Do you want to buy clothes? Or is there anything else?(服を買いたいですか?あるいは、ほかに何かありますか?)

    「Perhaps」

    「Perhaps」も「あるいは」の英語表現として使えます。「Perhaps」の意味は、ひょっとしたら、恐らくです。

    ・Perhaps that is true. (ひょっとしたらそれは本当かもしれない。)
    ・Perhaps not.(恐らくだめだろう。)

    「the other is」

    「the other is」も「あるいは」の英語表現として使えますよ。「the other is」の意味は、一方では、です。「One book is thin, and the other is thick.(一方の本は薄くて、もう一方の本は厚い。)」のように使います。

    中国語表現

    「あるいは」の中国語表現は、「或」です。並立性を示す「あるいは」、多様性を示す「あるいは」ともに「或」で表現できます。

    まとめ

    「あるいは」には、並立性、多様性、可能性の3つの意味があります。日常的に多く用いられるのは、並立性を示す「あるいは(同類の事柄を並べて1つを選択する)」です。また、「あるいは」の類義語には、または、もしくは、それともがあります。いずれも基本的には意味が同じなので、使いやすいものを選びましょう。「あるいは」は、日常的に使いやすい言葉なので、本記事を参考に一度整理してみてくださいね。

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