「アウトライン」の意味と使い方とは?分野ごとの意味と類義語・似た言葉との違いも解説

アウトライン

「アウトライン」には概要や要約、輪郭などの意味があります。ビジネスシーンに多く登場し、デザイン分野やスポーツ分野などでは別の意味があることを知っておきましょう。類義語のほか、「アジェンダ」や「ガイドライン」との意味の違いも紹介します。

目次

「アウトライン」の意味とは?

「アウトライン」の意味とは?

ビジネスシーンでの「アウトライン」は「概要」や「要約」、「あらすじ」などの意味を持ちます。「会議のアウトライン」は「会議の概要」、「企画のアウトライン」は「企画の要点」のことです。ほかにもエクセルやワード、デザインやスポーツ分野でも「アウトライン」は使われています。

エクセルでの「アウトライン」の意味

エクセルでの「アウトライン」とは、グループ化して指定した行や列をまとめることをいいます。「アウトライン」を設定すれば任意で指定した行や列を折りたためるようになり、見やすくできます。「アウトライン」は数式を入力していない場所に設定でき、自動設定も可能です。手動で「アウトライン」を設定するときは、任意の行や列を選択した後、一番上のメニューから「データ」、その中にある「グループ化」を選択しましょう。

ワードでの「アウトライン」の意味

ワードでの「アウトライン」とは文章の階層構造を設定、表示させることをいいます。「アウトライン」を表示させると、その文章が見出しなのか本文なのかがすぐわかります。「アウトライン」で表示できる文章レベルはデフォルトの「本文」と「レベル1から9」の10種類で、「レベル1から9」を使いたいときは自分で設定する必要があります。「アウトライン」の表示、非表示は最上部にあるメニューから「表示」タブ、その中にある「アウトライン」を選択しましょう。

デザイン用語の「アウトライン」の意味

デザイン用語での「アウトライン」とは、イラストや文字の輪郭のことをいいます。「アウトライン化」とは作成したデザインが正しく印刷できるよう、データを納品する前に行う処理のことです。とくにフォント(文字書体)は「アウトライン化」をしておかないと、納品先で別のフォントに置き換わってしまうケースも。「アウトライン化」の後からデータを修正することはできないので、万が一に備えて「アウトライン化」前のデータも保存しておきます。

スポーツでの「アウトライン」の意味

サーフィンでの「アウトライン」とは、サーフボードの形状のことをいいます。サーブボードの先端は「ノーズアウトライン」、後端は「テールアウトライン」といい、ノーズからテールまでの「アウトライン」の形状により、サーフボードのドライブ性や回転性、安定性などが変わります。テニスでの「アウトライン」とは、コートの一番外にある線をいいます。シングルのコートの「アウトライン」は縦23.77m、横は8.23mと定められています。

「アウトライン」の語源は英語の「outline」

「アウトライン」の語源は英語の「outline」

「アウトライン」の語源は英語の「outline」です。「outline」には「概要」や「あらまし」、「輪郭」などの意味があり、「アウトライン」とほぼ同じです。「an outline of a story」は「話の筋書き、概要」、「draw〜in outline」は「〜の輪郭を描く」などと使います。
・Please concisely explain the outline.(概要をかんたんに説明してください。)
・The outline is sharply defined.(輪郭がはっきりとしている。)

「アウトライン」の類義語・言い換え表現

「アウトライン」の類義語・言い換え表現

「アウトライン」の類義語や言い換え表現には、「概要」や「要約」を意味する言葉があります。「レジュメ」や「サマリー」などの似た意味のカタカナ語とともに、覚えておきましょう。

1.概要

「概要」とは、ものごとの主要部分や大事な点を大まかにまとめたものをいいます。おおよそやおおむねをいう「概」と、必要なものをいう「要」とがあわさっており、ものごとの大まかな経緯やなりゆきを表現するのに使われます。
・就職活動のため、複数社の会社概要を閲覧した。
・この製品の効果については、概要欄に記載しています。

2.要約、ダイジェスト

「要約」とは文章などの要点を集約すること、まとめた文章のことをいいます。文章の構成に沿って大事な部分を箇条書きにし、要らない部分を削ってから自分の言葉でまとめることが「要約」です。また、「ダイジェスト」とは文書や書物、映画などの内容を要約したものをいいます。
・この新聞記事の要約を、明日までに提出してください。
・議事録のダイジェストが完成したので、明日の朝礼で報告します。

3.レジュメ

「レジュメ」とは、概略や要約のことをいいます。フランス語の「résumé」が語源で、講演会の配布資料や履歴書も「レジュメ」と呼ばれます。ビジネスシーンで使われる「レジュメ」とは、プレゼンや会議の内容を大まかにまとめた資料のことです。
・明後日のプレゼン用のレジュメは、50人分用意すればよいでしょうか?
・新プロジェクトについては、レジュメに沿って説明いたします。

4.あらすじ

「あらすじ」とは話の大まかな筋道、概略のことです。とくに映画や演劇、小説のストーリーのだいたいの内容をまとめた文章のことを指します。
・その物語のあらすじを私に話してください。
・劇の各場のあらすじに、解説を添えて説明する。

5.サマリー

「サマリー」とは英語「summary」が語源で、「概要」や「要約」、「まとめ」のことをいいます。ビジネスシーンでは事業計画や会議、資料や記事を要約し、まとめたもののことを指します。
・明日の会議は欠席するので、後でサマリーを送っておいてください。
・先月の売上のサマリーです。ご確認ください。

「アウトライン」の対義語は「ディテール」

「アウトライン」の対義語は「ディテール」

「アウトライン」の対義語は「ディテール」です。「ディテール」は英語「detail」を語源としたカタカナ語で、「詳細」の意味があります。「会議内容のディテール」とは議題の進行内容の項目と予定時間、出席者名簿などの詳細のことをいいます。
・計画について、ディテールまで丁寧に話す。
・調査のディテールについては、下記を参照してください。

「アウトライン」と似た言葉との違い

「アウトライン」と似た言葉との違い

「アウトライン」に似たカタカナ語に、「アジェンダ」と「ガイドライン」があります。それぞれの意味と使い方を知って、正しく使い分けましょう。

1.アジェンダ

「アジェンダ」とは、会議の議題や協議事項のことをいいます。ある会議で話し合う事柄をリストにし、まとめた「議事日程」も「アジェンダ」です。「会議のアウトライン」は議題の目次のことですので、「アジェンダ」とは少々ニュアンスが異なります。また、「議題」の意味が転じ、国際機関や企業の行動計画のことも「アジェンダ」といいます。有名な「アジェンダ21」とは、開発を持続していけるよう、国際機関と各国が実施するべき行動計画のことです。
・週明けまでに次の会議のアジェンダを作成し、出席者に配布してください。
・本日の会議は、お手元のアジェンダに沿って進めてまいります。

2.ガイドライン

ビジネスシーンでの「ガイドライン」とは、指導目標や指導方針のことをいいます。仕事をするときに守るべき基準と取るべき行動を示し、判断や評価の目安とします。「仕事のアウトライン」は仕事をするときに外せない要点や概略を指すので、「ガイドライン」とは異なります。「ガイドライン」をみれば企業全体の方向性がわかり、社員が自主的に守るべきルールを把握できます。
・社内でのインターネット使用についてのガイドラインですので、目を通しておいてください。
・当社のガイドラインに従い、その書類を作成してください。

「アウトライン」を英語でいうと?

「アウトライン」を英語でいうと?

「アウトライン」の英訳は「outline」のほかに「summary」があります。「summary」」には「概要」や「要約」の意味があり、「in summary」で「要約すると」、「to make a summary」は「要約する」などと使います。
・Summary of the requirement is attached.(必要な条件の概要を添付しています。)
・First I explained the summary in that presentation.(そのプレゼンでは、最初に概要を説明しました。)

「アウトライン」の使い方と例文集

「アウトライン」の使い方と例文集

「アウトライン」を使った言葉と、例文を紹介します。「アウトライン」が「概略や要点」、「輪郭」のどちらを意味するかは文脈によって異なるので、あらかじめ使い方を把握しておきましょう。

「アウトライン」の使い方

「アウトラインプロセッサ」とは文書全体の構造を最初に決め、それから文を作成、編集するソフトウェアのことです。刺繍のステッチ(縫い方の技法)の一種である「アウトラインステッチ」は、主に図柄の輪郭線を表現するときに用いられます。「アウトラインフォント」とは文字を点の集まりではなく、曲線の輪郭データを持っているフォントのことです。

「アウトライン」の例文集

「アウトライン」を使った例文を紹介します。
・この件について、スケジュールとアウトラインとを事前に確認してください。
・印刷物の納品データのフォントをアウトライン化して、再提出するように依頼された。
・現在の状況について、まずはアウトラインを教えてください。

まとめ

ビジネスシーンでの「アウトライン」は、主に「概略」や「要点」の意味で使われています。予備知識のない人に説明するときはいきなり詳細から入るのではなく、まずは「アウトライン」から伝えるようにしましょう。

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