「座右の銘」の意味や使い方とは?語源や英語、決め方なども紹介

座右の銘
目次

「座右の銘」の意味とは?

「座右の銘」の意味とは?

座右の銘は「ざゆうのめい」と読み、戒めや励ましのために自分自身の心に常に留めておく言葉、格言を指します。座右の銘には特にルールや決まりはなく、自分が生きていく中でこうありたい、これは忘れてはいけないと感じることを自由に決められます。また、1つだけという決まりもないので、座右の銘を複数持つ人も多くいます。

「座右の銘」の由来・語源

「座右の銘」の由来・語源

座右の銘の「座右」は自分が座っている右側を表し、「銘」は現代の紙のようなもの表しています。その昔、皇帝など位の高い人は歴史上の人物など自分の尊敬する人の言葉を銘に記し、自分の右側に置いていたとされています。当時、皇帝の右側は自分(皇帝)が一番信頼する補佐役などを座らせる場所とされていました。このことから、皇帝が自分の右側におくほど重要な言葉という意味で、座右の銘と呼ばれるようになったといわれています。

座右の銘という言葉がいつ頃から使用されるようになったかは不明ですが、皇帝などの位の高い人は常に冷静な判断をするために座右の銘をおき、過ごしていたといわれています。現代においても、自分らしさや平常心を保つために、座右の銘を掲げている人も多くいるでしょう。

「座右の銘」の類義語・言い換え

「座右の銘」の類義語・言い換え

座右の銘の類義語や言い換えとして挙げられる言葉には、生活信条(せいかつしんじょう)、人生訓(じんせいくん)、スローガンなどがあります。それぞれの言葉の意味は以下の通りです。

・人生訓
人生の目的や意味は何か、人はどう生きるべきかなど、人の生き方や人生に関する教えや教訓を指します。
・生活信条
生活していく上での信念や行動指針、判断の基準などを指します。人に優しく、嘘をつかないなどの抽象的なものの他にも、毎日1万歩歩く、平日はお酒を控えるなど具体的な行動も生活信条に含まれます。
・スローガン
企業や団体の運動の目的、理念などを端的に表現した言葉を指します。

また、座右の銘は「motto(モットー)」と英語で表現されます。好きな言葉、口癖などの意味を持つ「favorite phrase」や、真言、讃歌などの意味を持つ「mantra(マントラ)」などの言葉も座右の銘に類似する英語表現です。

「座右の銘」の使用シーンと使い方

「座右の銘」の使用シーンと使い方

日常生活の中で座右の銘を使用することはほとんどないかもしれません。では、どのような場面で座右の銘は使用されるのでしょうか。ここからは、座右の銘を特に強く意識する、自分をアピールしたい時、気持ちを新たにしたい時、何かにチャレンジしようとするときの3つのシーンについて詳しくみていきましょう。

自分をアピールしたい時に使う

座右の銘は自分の心に留めておくもので、人に話すために持つものではありません。しかし、自己紹介や面接時など、初対面の人に自分がどういう人間であるかを伝えたい場合には座右の銘使ってのアピールが非常に有効です。座右の銘とともに、それに関連する体験談やエピソードを添えて相手に伝えられれば、自分の価値観や信念をより強力にアピールできます。また、企業面接時には、応募者の人柄や仕事への姿勢を判断する材料として、企業側から座右の銘を尋ねられる場合もありますので、事前に考えておくとよいでしょう。

自分をアピールしたいときに使用される座右の銘として選ばれることの多い言葉は以下の通りです。ただし、企業の面接時に使用する場合は、自分の志や想いだけでなく、企業の理念や方針も考慮して座右の銘を考えましょう。応募する企業の理念や方針と大きく異なる座右の銘は逆にマイナスの印象を与えてしまう可能性があるので注意が必要です。

・人との出会いを大切にするイメージの言葉:「一期一会」、「袖振り合うも多生(たしょう)の縁」など
・コツコツ継続して努力を続けるイメージの言葉:「継続は力なり」、「雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)」など
・何事にも全力で取り組むイメージの言葉:「粉骨砕身」、「全身全霊」など

気持ちを新たにしたい時に使う

新年や転職、卒業など、気持ちを新たにスタートを切りたい時に、座右も銘を改めて心に刻んだり、新しく座右の銘を決めたりする人も多いといわれています。目標やこうありたいという行動指針をこめた座右の銘を持つことで、新しい環境に臆せず飛び込んでいけるでしょう。気持ちを新たにしたいときに選ばれる座右の銘として多い言葉は以下の通りです。
・決めたことを最後まで貫き通すイメージの言葉:「初志貫徹」、「首尾一貫」など
・常に努力を続けるイメージの言葉:「日々是精進」、「一心不乱」など

何かにチャレンジするときに使う

受験や起業など何か大きなものにチャレンジする際や、人生でここが勝負時だと感じた際に、座右の銘を決める方も多いでしょう。以下のような座右の銘を心に刻んでおけば、辛い時や苦しい時の心の支えになります。
・根気よく続けることで大きなことを成し遂げる意味の言葉:「千里の道も一歩から」、「ローマは一日にして成らず」など
・失敗しても諦めず何度も挑戦するという意味の言葉:「七転び八起き」、「不撓不屈 (ふとうふくつ)」など

座右の銘の決め方と例

座右の銘の決め方と例

座右の銘の決め方にはルールや決まりはないので、自分の価値観や目標、共感できる言葉を自由に選択できます。しかし、何を参考に座右の銘を選べばいいかわからないという方も多いかもしれません。こここからは座右の銘の具体的な選び方や、座右の銘の例について紹介します。

ことわざから決める

座右の銘といわれて、まずことわざを思い浮かべる人は多いかもしれません。ことわざには昔の人の知恵や教訓が多く含まれており、成功の秘訣や失敗、過ちに対する戒めなどを記した数々の格言が揃っています。ビジネスにも役立つ言葉が多いので、ビジネスマンの方はことわざから座右の銘を選ぶのもおすすめです。

ことわざから選んだ座右の銘の例として2つの言葉を紹介します。

馬には乗ってみよ人には添うてみよ

馬の善し悪しは実際に乗ってみなければわからないし、人の善し悪しも実際に付き合ってみなければわからないという意味の言葉です。どんなことも実際に自分で経験しなければ判断はくだせない、経験する前に批判をするのではなく、まずは自分で経験してみよという教訓を表しています。

初心忘るべからず

能を大成した世阿弥(ぜあみ)の言葉です。物事に慣れてくるとつい慢心してしまうが、どんな時でも始めた時の志や謙虚な気持ちを忘れてはいけないという意味で使われます。

四字熟語から決める

四字熟語は文字通り、4つの漢字で構成された言葉で4文字の中にさまざまな意味がこめられています。四字熟語から座右の銘を選ぶ際は、熟語の意味はもちろん、好きな漢字が入った言葉から選ぶのもおすすめです。

四字熟語から選んだ座右の銘の例として2つの言葉を紹介します。

臥薪嘗胆(がしんしょうたん)

硬い薪の上に臥し、苦い肝を嘗めることから、目的を成し遂げるために努力を重ねる、苦労に耐えるという意味で使用されています。

有言実行(ゆうげんじっこう)

自分が口にしたことはどんなことがあっても成し遂げるという意味です。

偉人や有名人の言葉から決める

歴史上の偉人や成功者、アスリートや有名人の言葉は、その人の人生観や価値観を如実に表しています。尊敬する人や興味を持っている人がいるのなら、その方の言葉から座右の銘を決めるのもよいでしょう。

偉人や有名人の言葉から選んだ座右の銘の例として2つの言葉を紹介します。

天才とは努力する凡才のことである

物理学者アインシュタインの残した言葉です。本当の天才とは努力する才能をもった人であり、誰よりも努力したものが成功するという意味を表します。

問題は未来だ。だから私は過去を振り返らない

マイクロソフトを創りあげたビル・ゲイツの言葉です。目まぐるしく変化するビジネス環境の中で、過去に囚われすぎている時間はない、常に前進し、未来へ向かうことが重要だという意味を表します。

好きなアニメや漫画、ドラマなどから決める

好きな漫画やアニメ、ドラマなどがある方は、そこに登場する言葉から共感できるものを座右の銘とするのもよいでしょう。漫画やアニメなどにも座右の銘となりえる言葉は数多く存在します。ことわざや四字熟語などでは共感しづらいという方には特におすすめです。

自分のオリジナルの座右の銘を作るのも

いつでも自分らしくいたいという方は、オリジナルの座右の銘を作るのもおすすめです。自分の理想や信念、志などを元にして自分だけの座右の銘を作ればより愛着が沸くでしょう。

まとめ

座右の銘は、自分の理想や信念、想いや志を示す言葉です。ルールや決まりはないので、自分が共感できる言葉や目的や理想に合致する言葉を座右の銘として選ぶとよいでしょう。座右の銘は心の支えや行動指針としても役立ちます。ぜひこの機会に自分の座右の銘を考えてみてはいかがでしょうか。

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