「ですが」の意味やビジネスでの使い方|言い換え・英語表現・例文も解説

ですが
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「ですが」の意味とは?

「ですが」の意味とは?

「ですが」は逆説の意味の接続詞です。助動詞の「です」に助詞の「が」を付けることにより自立語化しています。「ですが」には、「ですが」の前の文章を一応受け止めながらも、「ですが」の後の文章で対立することを述べると示す意味があります。例文を見てみましょう。

【例文】
急ぎの用があり〇〇社の部長に会いに行ったのですが、あいにくお留守で会えませんでした。

この例文の主旨は「会いに行ったが会えなかった」ですから、「ですが」の前の文章と後の文章が対立する内容になっています。例文の話を実際に聞いている人には、「会いに行ったのですが」まで聞いたときに会えなかったのだなとわかります。

「ですが」の用法

「ですが」の用法

逆説の接続詞には、文中で使われる接続詞と文頭で使われる接続詞があります。「ですが」は、文中で使われる接続詞です。例文は次のとおりです。
【例文】
昨日はお天気だったのですが、今日は雨が降っています。

文頭で使われる接続詞には、例えば「しかし」などがあります。例文は次のとおりです。
【例文】
昨日はお天気でした。しかし、今日は雨が降っています。

「ですが」の使い方と例文

「ですが」の使い方と例文

ビジネスにおける「ですが」のさまざまな使い方を例文も用いて解説します。使わないほうがよいシーンもありますので、覚えておきましょう。

「ですが」は上司や目上の人に使わない

上司や目上の人とやりとりするシーンでは、「ですが~」といった直接的な反論の言葉は使わないほうが無難です。たとえあなたの言うことが正しかったとしても、部下や目下の人からの反論をいい気持ちで聞く人は少ないからです。日本には、あいまいにぼかしながらそれとなく自分の意見を言うような遠回しの表現がたくさんあります。上司や目上の同僚と上手に付き合うのは、ビジネスパーソンの基本です。

「ですが」は文頭には使わない

「ですが」の用法のところでも述べましたが、「ですが」は通常は文頭には使わない接続詞です。ただし、話し言葉では文頭で使われる場合もあります。テレビドラマなどで、次のようなやりとりを聞いたことはないでしょうか。

【例文】
社長:「早く◯◯をしろ!」。
部下:「ですが社長~~~」。

この場合の「ですが」は、「しかし」や「でも」などの文頭で使う接続詞と同じ働きをしています。

こういった話し言葉ではなく書き言葉では、「ですが」は文中でのみ使われる接続詞です。

「なんですが」はくだけた表現

「ですが」は、接続詞の「だが」の敬語(丁寧語)です。しかし、「ですが」の前に「なん」が付いて「なんですが」という言葉になると、くだけた表現になります。「なんですが」の丁寧な言い方は「なのですが」です。ビジネスシーンでは「なのですが」と言いましょう。

【例文】
誤)見積書なんですが、明後日にはお渡しできます。
正)見積書なのですが、明後日にはお渡しできます。

「~ですがなにか」は相手を挑発する表現

「~ですがなにか」という表現が挑発的に聞こえるのは、「なにか」で言葉を止めるからです。「なにか」の続きを最後まできちんと言えば、丁寧な問いかけに聞こえます。例えば次のように言うとよいでしょう。

【例文】
「〇〇(自分の名前)ですが、なにかご用でしょうか?」

「ですが」の敬語表現

「ですが」の敬語表現

前述したように「ですが」自体が接続詞の「だが」の敬語(丁寧語)ですので、「ですが」だけで敬語表現と言えます。といっても、「~ですがなにか」など使い方によっては丁寧な表現に聞こえない場合もあります。「ですが」の前後の言葉も丁寧な表現にすることが大切です。

「ですが」より丁寧な「でございますが」

「ですが」よりももっと丁寧な言葉が「でございますが」です。「ですが」は助動詞の「です」に助詞の「が」を付けた言葉ですが、この「です」を丁寧に言い換えた言葉が「でございます」です。「でございますが」は、ビジネス上の取引先やお客様、自社の取締役や社長などハイクラスの上司など特に丁寧に接する必要のある人に使います。

「ですが」の類義語・言い換え語と例文

「ですが」の類義語・言い換え語と例文

「ですが」の類義語を例文を使って紹介しましょう。「ですが」は逆説の接続詞ですので、類義語・言い換え語も同様にすべて逆説の接続詞です。

「ですが」のビジネスで使える類義語・言い換え語「しかし」の使い方と例文

「しかし」は文頭で使う逆説の接続詞です。「ですが」と同様に、前の文章と対立することを後の文章で述べることを示す意味があります。「しかし」も、ビジネスで使えるフォーマルな言葉です。例文は次のとおりです。

【例文】
部長はこの案件を早く進めたがっています。しかし課長は、この案件には課題があるのですぐには難しいと言っています。

「ですが」のくだけた類義語・言い換え語「けれども」の使い方と例文

「けれども」は文中でも文頭でも使える、少しくだけた逆説の接続詞です。文中と文頭の両方の場合の例文を紹介しましょう。

【例文】(文中)
今回のプロジェクトはできれば5人ほしいけれども、4人でもなんとかなるでしょう。

【例文】(文頭)
今回のプロジェクトにはできれば5人ほしいです。けれども、4人でもなんとかなるでしょう。

「ですが」のくだけた類義語・言い換え語「でも」「だけど」の使い方と例文

「でも」、「だけど」も、少しくだけた逆説の接続詞です。「でも」は文頭のみで使います。「だけど」は、文中でも文頭でも使えます。例文は次のとおりです。
【例文】(でも)
いとこに生まれた赤ちゃんは女の子だと思っていました。でも、本当は男の子でした。

【例文】(だけど 文中)
毎年娘の誕生日にケーキを買うのだけど、今年はケーキを手作りしました。

【例文】(だけど 文頭)
毎年娘の誕生日にケーキを買います。だけど、今年はケーキを手作りしました。

「ですが」のくだけた類義語・言い換え語「だが」の使い方と例文

「だが」は尊敬語の「ですが」のくだけた形です。「ですが」と同様に逆説の接続詞として使います。「だが」も原則は文中で使いますが、話し言葉では文頭で使われる場合もあります。例文は次のとおりです。

【例文】(文中)
以前から彼に言っておいたのだが、忘れてしまったようだ。

【例文】(文頭)
以前から彼に言っておいた。だが、忘れてしまったようだ。

「ですが」の英語表現

「ですが」の英語表現

「ですが」を意味する逆説の英語表現は、いくつかあります。英語の場合は、日本語の場合と違って文末に逆説の言葉を置くこともあります。それぞれの英語表現を見ていきましょう。

「ですが」の英語表現「but」は文中で使う

「ですが」の英語表現の一つに「but」があります。「but」は、次の例文のように文中で使います。

【例文】
He has no money, but he is happy.(彼にはお金がありませんが、幸せです。)

He has no money. But he is happy.のように、「but」を文頭に置くのは間違いですので、注意しましょう。

「ですが」の英語表現「although」は文頭・文中で使う

「although」も、「ですが」の英語表現の一つです。「although~」という表現をする際、「although」は後の文章とのみ結びついて「~にもかかわらず」という意味になるので、文頭でも文中でも使えるのです。例文は次のとおりです。

【例文】
She went shopping although she was sick.
Although she was sick, she went shopping.
(彼女は具合が悪かったのですが、買い物に出かけました。)

「ですが」の英語表現「though」は文頭・文中・文末で使う

「though」も、「ですが」の英語表現の一つです。「though」の使い方は「although」と同じですが、ニュアンスが少し違います。「although」よりも「though」のほうがよりカジュアルです。以下が例文です。

【例文】
Though the watch was expensive, she liked it.
She liked the watch, though it was expensive.
She liked the watch. It was expensive, though.
(その時計は高かったが、彼女は気に入った。)

「ですが」の韓国語表現

「ですが」の韓国語表現

「ですが」は話し言葉でも書き言葉でもよく使われる言葉なので、どこの国の言葉にもさまざまな表現があります。「ですが」の韓国語表現の例文は、次のとおりです。

【例文】
급료에 관해서인데, 승인했어?(給料についてですが、承認したのですか。)
저는 요리는 못 하지만 좋아합니다.(料理は下手ですが好きです。)
영어는 싫어하지만 열심히 하고 싶습니다.(英語は苦手ですが頑張りたいです。)

「ですが」の中国語表現

「ですが」の中国語表現

近年はビジネスで中国との取引も増加しています。「ですが」の中国語表現もご紹介しましょう。例文は次のとおりです。

【例文】
不能预留,不要紧吗?(取り置きはできないですが、いいですか。)
虽然是连休,但要加班。(連休ですが残業です。)
每天都很热你还好吗?(毎日暑いですが元気ですか。)

まとめ

「ですが」や「ですが」の類義語・言い換え語を使う際は、文中で使う場合、文頭で使う場合、文末で使う場合があります。ビジネスで「ですが」使う場合は特に、使い方だけでなく文章の中で使う場所にも注意しましょう。

ですが

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