ご尊顔の意味と使い方|尊容との違いや類語・英語表現・例文を紹介

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    「ご尊顔」という言葉の正しい使い方を知っていますか?現代においては推しに使われることが多い「ご尊顔」ですが、正しい使い方を知らないでいると恥をかいてしまうかも。ここでは「ご尊顔」の正しい使い方を類語などを踏まえて解説します。

    目次

    「ご尊顔」の読み方

    「ご尊顔」の読み方

    「ご尊顔」は「ごそんがん」と読みます。「ごそんがお」や「おみことがお」と読むのは間違いですので、間違えないようにしましょう。

    「ご尊顔」の意味とは?

    「ご尊顔」の意味とは?

    「ご尊顔」の意味とは「高貴な人の尊い顔」や「他人を敬って、その顔かたち」です。「尊顔」に敬意を表す「ご」をつけることによって丁寧な言い回しにしています。主に身分が高い人や位の高い人、皇族などに使われる言葉です。

    参照:Weblio辞書「ご尊顔」

    「ご尊顔」の漢字表記

    「ご尊顔」の漢字表記

    「ご尊顔」には漢字表記があります。メールや文書において漢字表記を初めて見て読めないなんてことがあれば社会人として恥ずかしいものです。いまのうちにしっかりと漢字表記も覚えておくことによって、社会で失敗しないようにしましょう。

    「ご尊顔」の漢字表記は「御尊顔」

    「ご尊顔」の漢字表記は「御尊顔」です。「御」は名詞や形容詞の頭について丁寧さを表すもの。「御尊顔」と同じように「御無沙汰」などで使われています。「お」と読むこともあり、このような用法における「御」は一部例外を除いて外来語にはつかないのが特徴です。

    「御尊顔」ではなく「ご尊顔」が一般的

    「御尊顔」という漢字表記がありつつも、「ご尊顔」を使うのが一般的。ですので、いざ「ご尊顔」をメールや文書などで使うときには「ご尊顔」と記載する方がベターです。

    「ご尊顔」の類義語・言い換え

    「ご尊顔」の類義語・言い換え

    「ご尊顔」には代表的な2つの類義語があります。類義語を知っていると、場合によって使い分けるなどビジネスマンとして一歩上の使い方をすることも可能。その類義語が「竜顔(りゅうがん)」と「尊容(そんよう)」です。あまり聞きなじみのない言葉ですが、覚えておきましょう。

    「ご尊顔」の類義語1「竜顔」

    「ご尊顔」の類義語1つ目は「竜顔(りゅうがん)」です。もともとは中国の君主にたいして使われていたため、「竜顔」自体に「中国君主のお顔」という意味が含まれています。それが転じて、日本では「天皇のお顔」という意味で使われるようになりました。中国君主を指しているように、国の君主に相当する人物にのみ使われる大変特別な言葉です。同じように使われる言葉として「天顔(てんがん)」もあります。

    例文

    天皇の竜顔を拝むなんて恐れ多いことだ。

    「ご尊顔」の類義語2「尊容」

    「ご尊顔」の類義語2つ目は「尊容」です。「尊容(そんよう)」と読み、「仏像や身分の高い人の尊い顔や姿」を意味しています。「尊容に接する」や「尊容に拝する」という使い方が一般的です。

    例文

    私は毎朝、仏様のご尊容を拝む習慣をつけている。

    「尊顔」と「尊容」の使い分け

    「尊顔」と「尊容」の使い分け

    「尊顔」と「尊容」はとても似た意味を持ち合わせている言葉ですが、微妙な使い分けがあります。それが「仏像や神像のお顔にも使えるかどうか」です。「尊顔」は仏像や神像のお顔に使えないのに対して、「尊容」は使えるのが違いです。また、意味が被っている部分においては「尊顔」が使われることが多いのも特徴。日常生活のなかでは「尊容」ではなくて「尊顔」を使う機会の方が圧倒的に増えるでしょう。

    「ご尊顔」の英語表現

    「ご尊顔」の英語表現

    「ご尊顔」の英語表現には2種類あります。それが「your countenance」と「your face」です。どちらも「顔」を指す英語なのですが細かな違いがありますので、その違いも意識して使えるようになりましょう。

    「ご尊顔」の英語表現1「countenance」

    「ご尊顔」の英語表現1つ目は「countenance」です。「countenance」は「顔つき」や「表情」といった意味。ほかの意味としては「冷静」「落ち着き」「支持」「賛同」などがあります。顔を意味する「face」に比べて、その人の顔つきや表情などの細かい部分まで表現しているのが「countenance」です。

    例文
    • I saw the emperor’s countenance.(天皇のご尊顔を拝見する。)
    • I think of the countenance of God.(神のご尊顔を思い浮かべる。)
    • The countenance of my favorite idol is cute.(推しのアイドルのご尊顔が可愛い。)

    「ご尊顔」の英語表現2「face」

    「ご尊顔」の英語表現1つ目は「face」です。具体的には顎から額までの前面を指します。前述の「contenance」よりも一般的に「顔」を意味する言葉として使われている「face」。「face」にはほかにも「表側」「うわべ」などの複数の意味があります。

    例文
    • I saw the emperor’s face.(天皇のご尊顔を拝見する。)
    • I think of the face of God.(神のご尊顔を思い浮かべる。)
    • The face of my favorite idol is cute.(推しのアイドルのご尊顔が可愛い。)

    「ご尊顔」の使い方と例文集

    「ご尊顔」の使い方と例文集

    「ご尊顔」の意味や英語表現を知っていても、使い方を知らなくては意味がありません。実は「ご尊顔」は使い方に気をつけないと相手にとても不快な印象を与えてしまう言葉です。ここでは「ご尊顔」の具体的な使い方や注意点、例文を紹介します。正しい使い方を学び、大切な場面でミスをしないようにしましょう。

    「ご尊顔」の使い方

    「ご尊顔」は神や仏、君子や天皇などの高貴で位の高い人に使われる言葉です。人によって「高貴」の基準に違いはありますが、日本における天皇や神仏にたいして使うことは間違いありません。滅多にお目にかかれない人のお顔に使うことを覚えておきましょう。

    現代では「ご尊顔」は推しに使われることが多い

    もともとは神や仏、君子や天皇などにのみ使われてきた「ご尊顔」ですが、現代においては「推しのキャラクター、推しのアイドルなど」にも使われるようになりました。「推し」とは「自分のお気に入り」という意味。「推しが尊い」という言葉があるように、「推し」は非常に高貴なもののように扱われているのです。

    「ご尊顔」でよく使われる表現1「ご尊顔を拝見する」

    「ご尊顔」でよく使われる表現の1つ目は「ご尊顔を拝見する」です。「拝見する」は「見る」の謙譲語で、目上の人への自分の行為をへりくだることによって敬意を表するものです。「高貴な人のお顔」を表す「ご尊顔」に「拝見する」という敬語を加えることによって、非常に大きな敬意を表現しています。

    例文

    君子のご尊顔を拝見する機会を得た。

    「ご尊顔」でよく使われる表現2「ご尊顔を拝し」

    「ご尊顔」でよく使われる表現の2つ目は「ご尊顔を拝し」です。「拝し」は「拝する」と同じように「見る」の謙譲語です。「ご尊顔を拝し奉る」や「ご尊顔を拝しましては」などの表現があり、非常に広い範囲で使われます。

    例文

    ご尊顔を拝しましては恐悦至極に存じます。

    「ご尊顔」を使用するときの注意点

    「ご尊顔」を使用するときは「目上の人に使わない」という点に注意が必要です。「ご尊顔」は天皇や君子、神や仏にたいして使うのが普通。よって、以下のような表現はふさわしくありません。

    ・先生のご尊顔を拝見できて光栄です。
    ・久しぶりにお客様のご尊顔を拝し、安心いたしました。
    ・部長のご尊顔を拝することができて嬉しいです。

    目上の一般人には使わないようにしましょう。使ってしまうと、馬鹿にしたように受け取られてしまい、相手に不快な思いをさせてしまいます。

    「ご尊顔」の例文

    「ご尊顔」を使った例文は以下の通りです。

    例文

    例文1:久しぶりに天皇陛下のご尊顔を拝見した。
    例文2:その国の最高指導者のご尊顔を拝することができるようだ。
    例文3:神のご尊顔を思い描く。
    例文4:アイドルの〇〇ちゃんのご尊顔が美しい。
    例文5:推しのご尊顔を見るのが私の趣味です。

    まとめ

    「ご尊顔」は最大限の敬意を表する言葉です。しかし、使う対象は神仏や国のトップに相当する人にのみ。目上の一般人にたいして使うと少し馬鹿にしたような受け取り方をされるので気をつけましょう。また、現代においては「推し」にたいしても使うことを押さえておけば、「ご尊顔」の使い方はもうバッチリです。

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