「カンスト」の意味や使い方とは?「完凸」との違いや類語・英語訳・例文を解説

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    最近、「カンスト」という言葉が日常生活に浸透しつつあります。実はこの言葉、ゲーム業界から生まれた言葉でもあります。ここでは、「カンスト」とゲームの関係性や類語・対義語、使い方に至るまで、徹底解説します。

    目次

    「カンスト」の意味とは

    「カンスト」の意味とは

    「カンスト」には2つの意味があります。元々ゲームから生まれた言葉であるため、原始的な意味とそこから派生した意味が存在します。ゲーム業界という技術的な分野から、日常生活の言葉へと利用する範囲が広がった比較的新しい言葉であるともいえます。その意味を1つずつ見ていきましょう。

    数値上限に達してしまった状態

    「カンスト」の1つ目の意味は、数値上限に達してしまった状態を指します。これは、ゲーム業界から生まれた原始的な意味です。ゲームの設計上設定した値よりも大きな値は扱えません。そのような規格外の値が入力されたり達成されたりした場合、それ以上数を数えることを止めてしまいます。こういった状態を「カンスト」と表現します。

    無駄である状態

    「カンスト」の2つ目の意味は、「無駄である状態」を指します。これは1つ目の意味「数値上限に達してしまった状態」から派生した意味で、数値上限の状態からいくらレベルを上げたりアイテムを集めたりコインを貯めたりしても、その数がカウントされることはありません。つまり、カンストした状態でそれらのパラメーターをあげようとすること自体が無駄であるといえます。こういったゲーム上の状況から派生し、現実世界においてもオーバーキル気味な状況において用いられるようになりました。

    「カンスト」の由来、語源

    「カンスト」の由来、語源

    「カンスト」の由来や語源について解説します。ゲームと関係する言葉であるため、その始まりはゲーム業界にあります。どのようにして「カンスト」という言葉が生まれたのか見ていきましょう

    「カンスト」は「カウンターストップ」の略語

    「カンスト」は「カウンターストップ (counter stop)」を略した言葉です。 もともとは、ゲームにおいて数値上限に達してしまった場合、数えることが止まってしまうことを指す言葉でした。カンストに達する値はゲーム機のスペックや設定によってまちまちです。

    「カンスト」するのは上級プレイヤーの証拠

    スコアをカンストさせたプレイヤーは、ゲームの設計者の予想を超えていい成績を叩き出せたことを意味します。つまりゲームの上級プレイヤーであるといえるでしょう。プログラムの抜け漏れであるバグ技を用いても、同様のことができる場合もあります。またカンストした場合、普通にプレイしていれば到達しえない数値であるため、カンストを境にバグが発生することも多々あります。

    「カンスト」とゲームの関係性

    「カンスト」とゲームの関係性

    「カンスト」はゲーム業界から生まれた言葉で、ゲームのプログラムに組み込まれた数値限界であるともいえます。「カンスト」とゲームの関係性について、もう少し詳しく見ていきましょう

    カンスト値「65535」の謎

    ファミコンなどの昔のゲーム機はカンスト値が65535になっているものが多く、その中途半端な値を不思議に思った方も多いかもしれません。10000などのキリのよい数字ではなく、中途半端な65535がカンスト値になっているのは技術的な理由があります。

    その理由は、コンピューターの世界において、数値情報は2進数で取り扱われているからです。昔のゲームの場合、表示できる最大数は2の16乗でした。2の16乗を計算すると65536になります。65535より1つ多い理由は、プログラムにおいて数は0から数えられるからです。つまりこれは、0から65535までの65536個の数字を用いてデータを処理していたことの証拠になります。

    ちなみに現代のゲーム機は、もっと大きなカンスト値を持っています。カンスト値の上限が、ここ20年間での技術の進歩を物語っています。

    西暦2000年問題

    「カンスト」の問題はゲームだけにとどまらず、仕事にも使われるワードファイルなどのデータにも影響を与えました。2000年を超えてしまうと1999年に作成されたファイルよりも過去に作られたデータと判断してしまう不具合が生じました。

    ゲームのカンストとは性質が異なりますが、「設計されていない範囲の数値が入力されたことによる不具合」といった意味では同じです。当時はネットワーク環境が整っていなかったため、システムのアップデートが容易ではなく重要な問題となりました。

    「カンスト」の類義語・言い換え

    「カンスト」の類義語・言い換え

    「カンスト」という言葉がゲーム業界を飛び出し、一般語の仲間入りをするようになりました。そこで「カンスト」という言葉をよりよく理解するために、類語表現や言い換え表現を見ていきましょう

    「上限値」

    「上限値」は「大きい方に設けられた数値限界」という意味を表します。上限値に達した状態を、「カンストした」と表現するので全く同じ意味の言葉と考えてよいでしょう。フォーマルな場においては「上限値」を使うことをおすすめします。 カジュアルな場においては「カンスト」を用いても問題ありません。日常生活やビジネスシーンにおいては、「上限」のように略して表現されることも多いです。「彼のプレイデータのスコアは、いよいよ上限値を上回った。」のように使われます。

    「リミット」

    「リミット」は「限界」という意味の言葉です。「カンスト」は数えられる限界という意味であることを考えると、「リミット」は「カンスト」の類義語であるといえます。 ただ、リミットの方が日本語に定着して長いため、使い方に幅があります。幅広い世代を前に話すときは、「カンスト」は通じない可能性があるため「リミット」を用いた方が無難でしょう。「彼は窮地に追いつめられると、自分のリミットを外して戦う傾向がある。」

    「カンスト」の対義語

    「カンスト」の対義語

    ここでは「カンスト」の対義語について紹介します。 類義語と合わせて理解していきましょう。

    「下限値」

    「カンスト」の類義語が「上限値」であることを考えると、対義語は「下限値」となります。下限値は最小値とも言い換えることができ、最大限大きい数という意味を持つカンストと対を成すような言葉であるといえます。技術的な側面が強く、日常生活やビジネスシーンでの登場回数は少ないかもしれませんが、覚えておくとよいでしょう。「酸素供給量が下限値を下回った。」のように使われます。

    「2周目」

    いきなり「2周目」という言葉が対義語といわれても、理解に苦しむかもしれませんね。ゲームのプログラム上の話で、ここでいう「周」とは「計測数値の周回数」を表します。つまり1回目の上限値に達したときに、計測数値がリセットされてまた0から数え直すことになります。これを使えば、実質的にカンストすることなく計測が可能になります。もちろん、1周目と2周目を区別するためのパラメーターも準備されています。このシステムを使うと1周目よりも2周目の方が難しくなるというように、ゲームの難易度を調整することも可能です。

    「カンスト」と「完凸」の違い

    「カンスト」と「完凸」の違い

    近年のゲームにおいて、育成ゲームの分野で「限界突破」というルールが搭載されていることが多々あります。「限界突破」とは、ある要素において成長の上限を突破するという意味があり、それを達成するためにはゲームをやりこむ必要があります。

    さらに上のステータス状態を「完凸」と言います。「完凸」とは、あらゆる成長要素において限界突破している状態を指します。つまり、「完凸」すれば「カンスト」したことと同じ意味であるようですが、ことはそう単純ではありません。なぜなら、ゲームによっては成長システムや限界突破の有無といった要素が異なるからです。

    「カンスト」も「完凸」も共にゲームをかなり深くまでやりこんだ状態であることは間違いないですが、厳密には意味は違う言葉であることを覚えておきましょう。

    「カンスト」の英語訳

    「カンスト」の英語訳

    「カンスト」は「カウンターストップ (counter stop)」から来ている和製英語で、英語圏の人には通じません。「カンスト」を適切な英語表現に直すと、「hitting the maximum value of a numeric counter」となります。日本語に訳すと「数値上限に達した」となり、適切な英語表現であることがわかります。

    「カンスト」の使い方と例文集

    「カンスト」の使い方と例文集

    「カンスト」という言葉の使い方を例文とともに解説します。また、「カンスト」という言葉を使うときの注意点についても詳しく紹介します

    「カンスト」の使い方

    「カンスト」はゲーム業界においては「数値がこれ以上進まない」ことを表現した言葉です。そのため、現実世界においても「これ以上先に進めない状況」や「この先の発展が見込めない様子」を表すときに使われます。ゲーム分野から日常生活の言葉として使われるようになった珍しい言葉であるといえます。比較的若い世代の人々が使う言葉です。

    「カンスト」を使用するときの注意点

    「カンスト」を使うときの注意点として3つ挙げられます。

    1つ目は、「比較的カジュアルな場で使われる言葉」であることです。つまり公式な場面において、カンストという言葉を使うのは馴染みがありません。ビジネスシーンでも使える言葉ではありますが、同僚とコミュニケーションをとるときに使うようにし、上司と話すときは別の表現を使いましょう。

    2つ目は、「若者以外馴染みがない言葉」であることです。ゲーム業界出身者ならば話は別ですか、すべての年代において浸透している言葉ではありません。相手がわからない言葉を使うのはコミュニケーションの障壁となるので、使う相手には注意しましょう。

    3つ目は、カンストは和製英語であることです。つまり英語圏の人にカンストは通じません。日本語にはこのように英語圏の人に通じない英語由来の表現が多々存在するので、使用する際には気をつけましょう。

    「カンスト」の例文

    「カンスト」を用いた例文をいくつか紹介します

    ・「私は同じゲームをやり込み、レベルがとうとうカンストした。」
    ・「彼は頭の良さがカンストしている。」
    ・「このテーマパークの今日の入場者数は、すでにカンスト状態だ。」

    まとめ

    「カンスト」という言葉の意味は、主に「数値上限に達してしまった状態」を表しています。元々ゲーム業界の技術的な側面が強い言葉でありながらも、日常生活でも用いられるようになった珍しい言葉であるといえます。比較的新しい言葉であるため、通じる人と通じない人の見極めは慎重に行うべきでしょう。

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