「かしこみかしこみ」の意味と使い方とは?漢字や英語・使うタイミングなども解説

かしこみかしこみ
目次

「かしこみかしこみ」の意味とは?

「かしこみかしこみ」の意味とは?

「かしこみかしこみ」は「対象をおそれおおく思い、慎みと敬いをもって行う様子」を表した言葉。動詞について使うという特徴があります。「かしこみ」という「おそれおおく思う」という言葉を2回繰り返すことによって、その意味を強調しているのです。

「かしこみかしこみ」の漢字表記

「かしこみかしこみ」の漢字表記

「かしこみかしこみ」にはいくつもの漢字表記があります。しかしながら、漢字での書き方を理解している人は多くありません。ここでは「かしこみかしこみ」の漢字の書き方を紹介します。いざ漢字で書くときに迷ったり、間違ったりなどしては恥ずかしいもの。ここでしっかりと漢字の書き方を覚えてしまいましょう。

「かしこみかしこみ」の漢字表記1「畏み畏み」

「かしこみかしこみ」の漢字の書き方1つ目は「畏み畏み」です。「畏」は「畏愛」「畏敬」「畏友」などの熟語で使われる漢字で、漢字単体だけでも「おそれおおい」「おそれうやまう」という意味があります。

「かしこみかしこみ」の漢字表記2「恐み恐み」

「かしこみかしこみ」の漢字の書き方2つ目は「恐み恐み」です。「恐」は「恐悦」「恐縮」などの熟語で使われる漢字で、漢字単体だけでも「おそれいる」「つつしむ」「かしこまる」という意味があります。「恐ろしい」という言葉と同じ漢字を使うため、ネガティブな印象を与えがちですが、まったくそのようなマイナスイメージを含んでいません。

「かしこみかしこみ」の漢字表記3「恐美恐美」

「かしこみかしこみ」の漢字の書き方3つ目は「恐美恐美」です。「恐美恐美」は一般的ではないものの、結婚式などの祝いごとでは「よいこと」を意味する「美し」に使われている「美」が使われます。

「かしこみかしこみ」は基本的にひらがなで表記する

「かしこみかしこみ」は基本的にひらがなで表記されます。しかしながら、なんらかの意味を強調したい場合には漢字を使うことも、ひらがなで使われることが多いため、漢字の表記が忘れられがちですので、漢字も覚えておくことを忘れずに。「かしこみかしこみ」の意味を考えると、漢字も自然とわかります。

「かしこみかしこみ」の由来・語源

「かしこみかしこみ」の由来・語源

「かしこみかしこみ」の由来・語源は日本の神道の「祝詞(のりと)」にあります。「祝詞」とは「儀式などで、神を祭り、また神に祈るときに神の前で唱える古体の言葉」のこと。その際に使われている「かしこみかしこみ」が語源・由来です。

「かしこみかしこみ」を使うタイミング

「かしこみかしこみ」を使うタイミング

「かしこみかしこみ」は使うタイミングが決まっています。もちろん日常生活では滅多に使わない言葉ですので、ついつい使うタイミングを忘れてしまいがち。ここでは「かしこみかしこみ」の使うタイミングを具体的に紹介します。覚えておくことによって、大人としての常識が身につきますよ。

神社に参拝するとき

正月などで神社に参拝するときには「かしこみかしこみ」を使います。「2礼・2拍手・1礼」の「2拍手」と「1礼」の間に神様への願いごとをします。その願いごとが終わったあとに「かしこみかしこみ」を「かしこみかしこみもまおす」のように言うのです。すると、「私のようなものが神様のような偉大な方に恐れ多くもお願いをしております」という意味になります。さらには最後に「お願いを聞いていただき、ありがとうございました」と加えるとベストです。なにかと神社に参拝することは多いですので、ぜひ使ってみてください。

神棚に祈るとき

家に神様を祀るための神棚がある場合は、生活の中で神様に祈りを捧げることもあるでしょう。熱心に神道を信仰しているひとであれば、毎日神棚への祈りを欠かさないという人も多いはず。そのときにも「かしこみかしこみ」を「かしこみかしこみもまおす」の形に変えて使います。それによって「畏敬の念や慎み深さ」を表現するのです。

お祓いや厄払いのとき

お祓いや厄払いは神様の力を借りることによって行うものです。「かしこみかしこみもまおす」や「かしこみかしこみももうさく」と言うことによって、「神様どうかお力添えください」「貴方様のお力でどうかこの悪いものを取り除いてください」という意味に。つまり、お祓いや厄払いにおける「かしこみかしこみ」は「恐れ多いですが、お祓い・厄払いに協力してくださいませんか」という意味になるのです。

祝詞や祓詞のとき

「かしこみかしこみ」は「祝詞(のりと)」や「祓詞(はらえことば)」でも使われます。「かしこみかしこみもまおす」の形で使うことによって、「恐れ多くも謹んで申し上げました」という意味になります。「かしこみかしこみ」を耳にした際には「神様への礼儀としての言葉だな」と理解するようにしましょう。

「かしこみかしこみ」の使い方・例文

「かしこみかしこみ」の使い方・例文

「かしこみかしこみ」の意味や使うタイミングを知っていても、どうやって使うのかを知らなくては意味がありません。ここでは「かしこみかしこみ」の具体的な使い方を紹介します。さまざまな言い回しがありますので、ひとつひとつ頭に入れておきましょう。

「かしこみかしこみ」の使い方1「かしこみかしこみもうす」

「かしこみかしこみ」の使い方1つ目は「かしこみかしこみもうす」です。「もうす」は漢字で書くと「申す」。よって、「かしこみかしこみもうす」は「恐れ多くも謹んで申し上げます」という意味になります。

「かしこみかしこみ」の使い方2「かしこみかしこみもまおす」

「かしこみかしこみ」の使い方2つ目は「かしこみかしこみもまおす」です。「まおす」は漢字で「白す」で「申し上げる」という意味。「も」は「かしこみかしこみ」と「白す」をつなぐ接続詞として働いています。文末で使われることが多い表現で、「恐れ多くも謹んで申し上げました」という意味になります。

「かしこみかしこみ」の使い方3「かしこみかしこみももうさく」

「かしこみかしこみ」の使い方3つ目は「かしこみかしこみももうさく」です。「もうさく」は「白さく」と書き、「申し上げる」という意味を表現しています。「かしこみかしこみももうさく」の意味としては「かしこみかしこみもまおす」と同じなのですが、「かしこみかしこみもまおす」が文末に使われるのにたいして「かしこみかしこみももうさく」は文中で使われます。よって、「恐れ多くも謹んで申し上げておりますが」のような意味になります。

「かしこみかしこみ」を使用するときの注意点

「かしこみかしこみ」を使用するときの注意点

「かしこみかしこみ」は安易に使ってはいけない言葉です。なぜなら、「かしこみかしこみ」は神に関係する言葉だからです。ここでは「かしこみかしこみ」を使うときに注意点について紹介します。間違って使ってしまうと、場の空気を重くしたり悪くしたりしてしまうかもしれません。しっかりと身につけて、大人としての振る舞いができるようにしましょう。

絶対にふざけて使わないこと

「かしこみかしこみ」を使用するときの注意点1つ目は「絶対にふざけて使わない」ことです。「かしこみかしこみ」は非常に厳粛な場で使われる言葉で、とても強い言霊を持っているとされています。さらには相手がとてつもなく偉大であることが前提条件。ふざけて目上のひとにたいして使うと、おちょくって馬鹿にしているような印象を与えてしまいます。「かしこみかしこみ」を使うのは定められた場のみにして、日常生活での使用は控えましょう。

使う際には感謝の気持ちを忘れないこと

「かしこみかしこみ」を使用するときの注意点2つ目は「使う際には感謝の気持ちを忘れないこと」です。「かしこみかしこみ」は神様への礼儀です。軽い気持ちで使っていい言葉ではないので、心からの感謝の気持ちとともに使うようにしましょう。

「かしこみかしこみ」を英語でいうと?

「かしこみかしこみ」を英語でいうと?

「かしこみかしこみ」を英語でいうと「fear」となります。「fear」は「神へのおそれ」という意味。「かしこみかしこみ」自体は日本の独特な表現なのですが、神を恐れる気持ちは英語圏でも変わりません。

例文:The fear of God.(神への恐れ。)

まとめ

「かしこみかしこみ」とは「神にたいする恐れ多く、慎みを持った表現」です。動詞にくっつき、「かしこみかしこみもまおす」「かしこみかしこみももうさく」という使い方をします。使うタイミングや状況によっては大変失礼になってしまうこともありますので、日常生活で使う際には注意しましょう。

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