「蚊帳の外」の意味や使い方とは?英語・類語・対義語も例文解説

蚊帳の外
目次

「蚊帳の外」の読み方

「蚊帳の外」の読み方

「蚊帳の外」は「かやのそと」と読みます。「蚊帳」が「ぶんちょう」や「かちょう」とも読むことから、読み方を間違う可能性もありますので注意しましょう。

「蚊帳の外」の意味とは?

「蚊帳の外」の意味とは?

「蚊帳の外」の正しい意味を知っていますか?ニュースでもたまに耳にする言葉。意味を理解していないと話についていけなくなるかもしれません。ここでは「蚊帳の外」の意味を紹介します。「蚊帳の外」のようにある状況を言葉にすることによって、その状況と同じような状況を指す言葉は多いです。「蚊帳の外」は社会に出ても使われる言葉ですので、ぜひ覚えておきましょう。

「蚊帳」の意味

「蚊帳」とは「夏の夜に蚊などの害虫の侵入を防ぐために寝床を覆う道具」です。クーラーがなかった時代には室内を開放して風が入るようにして寝るのが普通だったため、広く使われていました。映画やアニメなどで一度は目にしたことがあるひとも多いのでは?現代ではあまり使われていませんが、言葉としては確実に覚えてきたいものです。また、夏の季語としても「蚊帳」は知られています。

「蚊帳の外」の意味

「蚊帳の外」とは「無視されて不利な扱いを受けること」「物事に関与できない位置にたたされること」などです。ニュースなどでも耳にする言葉で、よく国際問題において「〇〇は蚊帳の外」という使い方をされます。あらゆるものと関係を結ぶことになる社会人には必須の言葉ですので、覚えておきましょう。

「蚊帳の外」の由来・語源

「蚊帳の外」の由来・語源

「蚊帳の外」の由来・語源はもちろん「蚊帳の外で蚊に刺されているところ」からきています。網戸の普及によって、現代日本ではなかなか目にすることがない「蚊帳」。しかし、以前の日本では広く一般的に使われていました。そこで「蚊帳の外」という言葉を使って、「孤立している様子」「無視されている様子」を表すようになったのです。語源や由来を知っていると、言葉に深みが出てきますのでぜひ覚えておきましょう。

「蚊帳の外」の類義語・言い換え

「蚊帳の外」の類義語・言い換え

ここでは「蚊帳の外」の類義語・言い換えについて紹介します。「蚊帳の外」はニュースではたびたび使われる言葉ですが、日常会話においてはなかなか使わないもの。「蚊帳の外」という意味を表現したいときには言い換えた方がベターかもしれません。「蚊帳の外」の類義語・言い換えを覚えることによって、確実に相手に伝わる言葉選びができるようになりましょう。

「蚊帳の外」の類義語1「つんぼ桟敷」

「蚊帳の外」の類語後1つ目は「つんぼ桟敷」です。「つんぼ桟敷」は「聾桟敷」とも表記され、「つんぼさじき」と読みます。「関係者であるにもかかわらず情報などが知らされないこと」を意味しています。「江戸の劇場でつんぼ桟敷呼ばれる座席が舞台に遠く、役者のことがよく通らないこと」が転じてこのような意味になりました。また「つんぼ」とは「耳の聞こえないひと」のことを指す差別用語ともされているので、使うのは控えたほうがよさそうです。

例文:私がなぜつんぼ桟敷に置かれているのだろうか。

「蚊帳の外」の類義語2「仲間はずれ」

「蚊帳の外」の類語後2つ目は「仲間はずれ」です。「仲間はずれ」とは「ある集団の仲間に入れてもらえないこと」を指しています。「蚊帳の外」とは「蚊帳の中の仲間に入れてもらえない」という状況を指しているので、「仲間はずれ」は類義語の関係にあるのです。

例文:彼のことを仲間はずれにして、私たちは4人だけで楽しんだ。

「蚊帳の外」の類義語3「爪はじき」

「蚊帳の外」の類語後3つ目は「爪はじき」です。「爪はじき」は「爪弾き」とも表記され、「つまはじき」と読みます。「嫌いなひとを仲間はずれにすること」を意味している言葉です。「蚊帳の外」とは違って、「爪はじき」には悪意があるのが特徴。小説にもたびたび出てくる表現です。

例文:私はクラスの中心グループから爪弾きにされた。

「蚊帳の外」の類義語4「村八分」

「蚊帳の外」の類語後4つ目は「村八分」です。「村八分」は「むらはちぶ」と読み、現代では「ある集団のあるひとを仲間はずれにする」という意味があります。語源は昔の「掟を破ったひとへの制裁」を「村八分」といっていたことからです。「村八分」が人権侵害事件にまで発展したケースもあります。

例文:村八分にあってしまったらどうすればいいのだろうか。

「蚊帳の外」の類義語5「のけ者」

「蚊帳の外」の類語後5つ目は「のけ者」です。「のけ者」は「除け者」とも表記し、文字通り「仲間から除外されたひと」のことを指します。「蚊帳の外」とは違って、状況ではなく人物を指しているのがポイントです。

例文:彼女はクラスから除け者にされてしまった。

「蚊帳の外」の使い方と例文集

「蚊帳の外」の使い方と例文集

「蚊帳の外」の意味や類義語を知っていても、実際に使えなくては意味がありません。 ここでは「蚊帳の外」の使う方、注意点、例文を紹介。「蚊帳の外」を使えると表現の幅が広がります。また、表現の幅が広がることによって、多くのひとに好印象を与えられるかも。「蚊帳の外」の使い方はマスターしておきましょう。

「蚊帳の外」の使い方1「蚊帳の外に〇〇する」

「蚊帳の外」の使い方1つ目は「蚊帳の外に〇〇する」です。たとえば、「蚊帳の外におく」「蚊帳の外にいる」などです。仲間はずれにされる対象が誰であり、どのような扱いを受けることで「蚊帳の外」に行ってしまうのかなどの状況などによって使い分けましょう。

「蚊帳の外」の使い方2「〇〇は蚊帳の外」

「蚊帳の外」の使い方2つ目は「〇〇は蚊帳の外」です。「〇〇」には仲間はずれにされる対象を入れます。たとえば「彼は蚊帳の外」「日本は蚊帳の外」などです。「〇〇は仲間はずれだ」というときに使いましょう。

「蚊帳の外」の使い方3「蚊帳の外感」

「蚊帳の外」の使い方3つ目は「蚊帳の外感」です。「感」とは「ものごとに接することによる心の動き」「そのものごとの様子」などを指す言葉。よって「蚊帳の外感」は「仲間はずれにされている感じ」「仲間はずれにされている様子」を表します。非常に使い勝手のいい「蚊帳の外」の使い方です。

「蚊帳の外」を使用するときの注意点

「蚊帳の外」を使うときには「日本独特の表現である」ことに注意しましょう。もしかすると、日本語を学び始めたばかりのひとや日本語を第二言語としているひとには「蚊帳の外」は通じないかもしれません。そのようなケースにおいては「仲間はずれ」などのかんたんな言葉に置き換えるのがベスト。「蚊帳の外」を使うときには相手の日本語レベルを考えるようにしましょう。

「蚊帳の外」の例文

「蚊帳の外」を使った例文は以下のとおりです。

・会社を無断欠勤したことによって蚊帳の外に置かれてしまった。
・初対面のひとばかりの飲み会に参加したものの蚊帳の外感が否めなくて早めに帰った。
・仲良しグループのアニメの話において私は蚊帳の外だ。
・蚊帳の外にいる彼を見つけて話しかけてみたところ、非常に気さくなひとだった。
・私が蚊帳の外にいるのは、周りが悪いのではなく、私が馴染もうとしていないからだ。

「蚊帳の外」の英語表現

「蚊帳の外」の英語表現

「蚊帳の外」を英語でいうと「out of the loop」です。英語としての「蚊帳の外」の対義語は「in the loop」です。

例文1:I’ve been out of the loop since I took a break from work.(私は会社を休んでから蚊帳の外だ。)
例文2:Please keep me in the loop if you have any information.(何か情報があれば私に教えてください。)

まとめ

「蚊帳の外」とは「仲間はずれ」という意味です。ニュースなどで「日本は蚊帳の外なようです」という形で耳にしたことがあるひとも多いはず。しかし、「蚊帳の外」を使うときは相手の日本語レベルに注意しないと、直訳で受け取ってしまうかもしれません。日本にもたくさんの外国の方がいますので、誤解を生まないように敵着言い換え表現を使うようにしましょう。

蚊帳の外

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