「方々」の意味と使い方とは?「皆様・方達」との違いや類語・英語表現・例文も紹介

方々
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「方々」の読み方

「方々」の読み方

「方々」の読み方を知っていますか?多くのひとが「方々(かたがた)」だけだと思っていますが、実はもうひとつの読み方があるのです。ここでは「方々」の読み方について解説します。いつも通りではない読み方をする「方々」に対して読み方を間違ってしまうと非常に恥ずかしいですので、確実に覚えておきましょう。

「方々」の読み方1「かたがた」

「方々」の読み方1つ目は「かたがた」です。「方方」や「旁」と表記することもできますが、一般的には「方々」と表記されます。

「方々」の読み方2「ほうぼう」

「方々」の読み方2つ目は「ほうぼう」です。漢字で「方々」と表記されるよりも、ひらがなで「ほうぼう」と表記されるのが一般的です。あまりなじみのない読み方ですので、もしものときに備えて頭に入れておきましょう。

「方々」の意味とは?

「方々」の意味とは?

「方々」の正しい意味を知っていますか?「方々」には「人々」を意味する以外にもたくさんの意味があります。ここでは「方々」の3つの意味を紹介します。「方々」のさまざまな意味を覚えることによって、あらゆる状況で「方々」が使えるようになりましょう。ビジネスマンとしてはぜひ覚えておきたいものです。

「方々(かたがた)」の意味1「人々」を丁寧に表す

「方々(かたがた)」の意味1つ目は「人々」「あなた」「あなたがた」です。尊敬の意味を含んだ二人称代名詞であり、基本的には複数人を指しますが、ひとりのことも指せます。現代のみならず、昔から使われている表現です。

「方々(かたがた)」の意味2「並列」を表す

「方々(かたがた)」の意味2つ目は「一方で」「さらに」「ついでに」です。ものごとが2つ同時に発生している状態を表現します。あまり使わない表現ですが、ごくまれに使う場合があるので覚えておきましょう。

「方々(ほうぼう)」の意味3「いろいろな方面」

「方々(ほうぼう)」と読むときには「いろいろな方面」「あちこち」などを意味します。「方角」の「方」と同じ漢字が使われていることを意識すると、この意味も納得できます。

「方々」の類義語・言い換え

「方々」の類義語・言い換え

ここでは「方々」の類義語・言い換えを紹介します。「方々」にはさまざまな意味があるため、意味によってたくさんの類義語・言い換えが存在しています。「方々」の類義語・言い換えを覚えることによって、シチュエーションに応じた適切な「方々」を使うことが可能に。さまざまな状況に直面するビジネスマンとしては押さえておきたい内容です。

「人々」を表す「方々(かたがた)」の類義語

「人々」を表す「方々(かたがた)」の類義語は以下のとおりです。

・みんな
・皆様
・人々
・ご一同
・連中

言葉によっては目上のひとに対して使うには不適なものもありますので、相手や状況を考えたうえで使いましょう。

「並列」を表す「方々(かたがた)」の類義語

「並列」を表す「方々(かたがた)」の類義語には「がてら」「ついで」が挙げられます。しかしながら、「がてら」や「ついで」を目上のひとへの行動に使ってしまうと第一目的ではないことが強く伝わってしまい、失礼にあたります。よって、目上のひとや取引先に対しては「方々(かたがた)」を使うようにしましょう。

「いろいろな方面」を意味する「方々(ほうぼう)」の類義語

「いろいろな方面」を意味する「方々(ほうぼう)」の類義語には「あちこち」「諸所」が挙げられます。しかしながら、「諸所」は現代においてほとんど使われておらず。「あちこち」もビジネスシーンには不適切な表現です。ビジネスシーンにおいて「あちこち」を表現したいときには「方々(ほうぼう)」を使うようにしましょう。

「方々」と「皆様」の違い

「方々」と「皆様」の違い

「方々」と「皆様」の違いは「単体で使えるかどうか」です。具体的には「方々」は「〇〇の方々」と使うように単体では使えないのに対して、「皆様」は単体でも使えるうえに「ご来場の皆様」のように修飾して使えもするのです。また、「皆様方」という表現は「皆様」をより丁寧にしたもの。よって、感謝や謝罪などの改まった場面においては「皆様方」を使うことが好まれます。

「方々」と「方達」の違い

「方々」と「方達」の違い

「方達」と「方々」の違いは「敬意の強さ」です。具体的には「方々」のほうが「方達」よりも強い敬意を表しています。なぜなら「達」には「方」と違って敬意の意味が含まれていないから。たとえば「先生達」よりも「先生方」のほうが敬意を表しているようにです。しっかりと敬意を表して使いたいときには「方々」を使いましょう。

「方々」を英語でいうと?

「方々」を英語でいうと?

「方々」を英語で表現できますか?グローバル化が進むことによって海外のお客様が増えたり、社内公用語が英語になったりしています。ここでは「方々」の英語でのいいかたを紹介。英語で「方々」がいえないと、いざというときに困ってしまいます。ワンランク上のビジネスマンになるためにも「方々」の英語でのいいかたはマスターしておきましょう。

「人々」を表す「方々(かたがた)」の英語表現

「人々」を表す「方々(かたがた)」の英語で表現すると「people」となります。また、英語にはこれと決まった敬語がないため、ほかの名詞も文脈によっては「方々(かたがた)」と訳されます。 

例文:There were noble people there.(高貴な方々がいらっしゃった。)

「並列」を表す「方々(かたがた)」の英語表現

「並列」を表す「方々(かたがた)」の英語で表現すると「while」「at the same time」となります。

例文1:I went to the zoo while I was shopping.(私は買い物方々動物園に行った。)
例文2:I go to friend’s house, enjoying walking at the same time.(散歩方々友人宅へ行く。)

「いろいろな方面」を意味する「方々(ほうぼう)」の英語表現

「いろいろな方面」を表す「方々(ほうぼう)」の英語で表現すると「several places」「around」などとなります。ほかにも「everywhere」などの複数の場所を指し示す英単語も文脈によっては「方々(ほうぼう)」と訳されます。

例文1:There were fires in several places.(方々で火災が発生しました。)
例文2:I’ve traveled around.(私は方々を旅しました。)
例文3:I’ve been looking everywhere for you.(あなたのことを方々探した。)

「方々」の注意点と例文集

「方々」の注意点と例文集

「方々」は注意して使わないと相手を不快な気持ちにさせてしまう可能性のある危険な言葉です。ここでは「方々」を使うときの注意点とそれぞれの意味における「方々」の例文を紹介します。これらを知らないままにしていると、大事な場面での重大なミスにつながってしまいます。社会人として確実に頭に入れておきましょう。

「方々(かたがた)」を使用するときの注意点

「方々(かたがた)」を使うときには「自分や身内には使わない」ことに注意しましょう。なぜなら「方々(かたがた)」は尊敬を表す言葉だから。たとえば、友人や親族に対して使うときには「みんな」「みなさん」などを使うのがベスト。「方々(かたがた)」を使うときには相手を見極めましょう。

「方々(かたがた)」は結婚式では使わない

「方々(かたがた)」は結婚式などの祝い席では使わないようにしましょう。なぜなら「方々(かたがた)」などの重ね言葉は「忌み言葉」だからです。「忌み言葉」とは「宗教的理由から縁起が悪いとされている言葉」のこと。祝いの席で「方々(かたがた)」を使いたいときには「皆様」などに言い換えましょう。

「人々」を表す「方々(かたがた)」の例文

「人々」を表す「方々(かたがた)」の例文は以下のとおり。

・ご来場の方々にお知らせいたします。
・多くの方々から喜びの声をいただいております。
・もっとたくさんの方々と触れ合いたいです。

「並列」を表す「方々(かたがた)」の例文

「並列」を表す「方々(かたがた)」の例文は以下のとおり。

・お礼方々ご報告申し上げます。
・ご挨拶方々伺わせていただきます。
・散歩方々友人宅へ行く。

「いろいろな方面」を意味する「方々(ほうぼう)」の例文

「いろいろな方面」を意味する「方々(ほうぼう)」の例文は以下のとおり。

・あなたのことを方々探し回ったんだよ!
・方々から噂が聞こえてくる。
・方々で浸水の報告が来ている。

まとめ

「方々」は「人々」「ついでに」「いろいろな方面」などのさまざまな意味がある言葉です。よって、読み方や意味には注意して読む必要があります。文脈からしっかりと意味を判断しないと、決定的なミスをしてしまうかもしれません。「方々」の知識をたくさん頭に入れておいて、間違えないようにしましょう。

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