眼福の正しい使い方!由来・敬語・類語・英語もわかりやすく例文解説

「眼福」の正しい使い方!由来・敬語・類語・英語もわかりやすく例文解説
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「眼福」という言葉は、日常的にはあまり使わないのではないでしょうか?正確な意味を覚えて使ってみると、表現の幅が広がります。由来となる中国語から、敬語・類語・英語までわかりやすく例文とともに解説します。

目次

「眼福」の読み方・意味とは?

「眼福」の読み方・意味とは?

「眼福」の読み方・意味について説明します。

「眼福」の読み方・意味とは?

「眼福」は「がんぷく」と読みます。「がんふく」ではないので、間違えないようにしましょう。

「眼福」の意味

「眼福」の意味は、「珍しいもの、美しいものなどを見ることのできた幸せ。目の保養」です。実際には、目そのものが幸せになるということはありえませんが、目が幸せになるくらい素晴らしいものを見たということを表現する言葉です。「目の保養」という言葉の方が馴染みがあるかもしれません。「眼福」と「目の保養」は同じ意味です。

参照:Weblio辞書「眼福」

「眼福」の由来

「眼福」の由来

「眼福」はもともと、中国語です。由来について説明します。

中国語の「眼福」

中国語の「眼福」の意味は、日本語と同じで「珍しいもの、美しいものなどを見ることのできた幸せ。目の保養」です。そのまま日本語に取り入れられました。中国語でも「美術館で素晴らしい作品を見て、眼福だった」などと表現し、使い方は日本語と同じです。

中国語の「口福」「耳福」

中国語では、「眼福」以外にも、体の漢字を使った「〜福」という表現があります。

「口福」(こうふく)の意味は、「おいしいものなどを食べた時の幸福」です。口が幸せになるくらいおいしいものを食べたということを表現する言葉です。「口福」は、日本語としても使われることがあります。「フランス料理のフルコースをいただいて口福を得た」などと使います。

「耳福」(じふく)の意味は、「美しい音楽などを聴いた時の幸福」です。耳が幸せになるくらい素晴らしいものを聴いたということを表現する言葉です。「眼福」や「口福」とは違って、「耳福」は日本語としては使われていないので、注意が必要です。

「眼福」の類義語・言い換え

「眼福」の類義語・言い換え

「眼福」の類義語・言い換えについて説明します。

「眼福」の類義語・言い換え

「眼福」の類義語には、「目の保養」「目の薬」「目の正月」「目もあや」などがあります。

「目の保養」

「目の保養」の意味は、眼福と同じで「珍しいもの、美しいものなどを見ることのできた幸せ」です。美しいものを見て眼が幸福になるのが「眼福」でしたが、目が癒されるのが「目の保養」です。

「目の薬」

「目の薬」の意味は、「目を楽しませてくれるもの、見て癒されるもの」です。「眼福」は幸せを表す言葉ですが、「目の薬」は目を楽しませてくれる対象物そのもの、まるで目にとって薬になるようなものを表す言葉です。

「目の正月」

「目の正月」の意味は、「珍しいものや美しいものを見て目を楽しませること」です。正月は一年で最も楽しく喜ばしい日であることから、目にとって正月を迎えたようであるほど幸福なことを表しています。「眼福」とほぼ同じ意味の言葉です。

「目もあや」

「目もあや」の意味は、「まぶしいほど美しく立派な様子」あるいは「とてもひどい様子」です。「まぶしいほど美しく立派な様子」の方は、見た対象物が素晴らしいことを表しているので、「眼福」の類義語といえます。しかし、二番目の「とてもひどい様子」は、類義語とはいえないので、使うときには誤解されないよう注意が必要です。漢字で「目も綾」と書くこともあります。

「眼福」の言い換え

「美しい人を見て眼福だった」という文を、他の言葉で言い換えると、どうなるでしょうか。「美しい人を見て目の保養になった」「美しい人を見て目の薬になった」「美しい人を見て目の正月だった」「美しい人を見て目もあやだった」などになります。「目の保養」と「目の薬」については、「眼福だった」という部分を、「目の保養だった」「目の薬だった」と言い換えるよりも、「目の保養になった」「目の薬になった」と一部表現を変えたほうが自然です。

「眼福」の敬語

「眼福」の敬語

「眼福」を敬語でいうとどうなるか説明します。「眼福」そのものを敬語でいうことはできませんが、「眼福」を使った表現を敬語にできます。「眼福」を使った表現に「眼福を得る」があります。「眼福を得る」の意味は、「珍しいもの、美しいものなどを見て幸せを得る」です

。この「眼福を得る」の謙譲語が「眼福にあずかる」です。意味は、「珍しいもの、美しいものなどを拝見し、幸せを得させていただいた」です。お礼の言葉として、「眼福にあずかりまして、ありがとうございました」「眼福の栄にあずかりました」などと使われることが多いです。

「眼福」を英語でいうと?

「眼福」を英語でいうと?

「眼福」を英語でいうと、「feast for the eyes」となります。「feast 」の意味は、名詞として「宴会、ごちそう、喜び、楽しみ、祭日」です。「feast for the eyes」の意味は「目を楽しませてくれるもの」であり、すなわち「眼福」です。「Beautiful flowers was a feast for the eyes.」(美しい花は眼福だった。)というように使います。また、「feast 」を動詞として使った「feast my eyes」という表現もあります。動詞の「feast 」の意味は「もてなす」です。「feast my eyes」を直訳すると「自分の目をもてなす」ですが、「眼福になる」という意味です。「Beautiful flowers feast my eyes.」(美しい花は眼福になった。)というように使います。

「眼福」の使い方と例文集

「眼福」の使い方と例文集

「眼福」の使い方にはさまざまなものがあります。代表的な5つの使い方と、それぞれの例文を紹介します。

「眼福」の使い方1「眼福」を得る

「眼福を得る」の意味は、「珍しいもの、美しいものなどを見て幸せを得る」です。

「眼福」の使い方2「眼福」にあずかる

「眼福にあずかる」の意味は、「珍しいもの、美しいものなどを拝見し、幸せを得させていただいた」です。「眼福を得る」の謙譲語です。「眼福をあずかる」は間違いなので、注意しましょう。「眼福にあずかりたいものだ」というように、まだ拝見していないが、是非拝見したいという願いを表す場合もあります。

「眼福」の使い方3「眼福」を味わう

「眼福を味わう」の意味は、「珍しいもの、美しいものなどを見て得られた幸せをじっくりと楽しんでいる」です。「〜の眼福を味わう」という使い方が一般的です。例えば「一流の芸術品の眼福を味わう」などと使います。

「眼福」の使い方4「眼福」の極み

「眼福の極み」の意味は、「珍しいもの、美しいものなどを見て得られた幸せが最大化している」です。「〜をして、眼福の極みだ」というように使い、〜をしたおかげでこの上なく幸福であるという嬉しさ、興奮を伝える表現です。

「眼福」の使い方5「眼福」です

「眼福です」の意味は、「珍しいもの、美しいものなどを見られて幸せです」です。単純な使い方ですが、「幸せです」というよりも、実感がこもった力強い表現です。

「眼福」の例文

「眼福」の例文は、次のようになります。

使い方・例文
  • とても珍しい犬を見て眼福だった
  • 美術展でゴッホの絵画を見て眼福を得た
  • 貴重な標本を眼福にあずかり、ありがとうございます
  • 美しい富士山の姿を見て、眼福を味わった
  • 新年早々、神々しい初日の出を見られて、眼福の極みです
  • あんなに美しい人にお会いできて、眼福です

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は眼福について解説しました。

最後に「眼福」のまとめです。

「眼福」のまとめ
  • 「眼福」は「がんぷく」と読みます。「がんふく」ではないので、間違えないようにしましょう。
  • 「眼福」の意味は、「珍しいもの、美しいものなどを見ることのできた幸せ。目の保養」です。
  • 「眼福」はもともと、中国語です。中国語の「眼福」の意味は、日本語と同じで「珍しいもの、美しいものなどを見ることのできた幸せ。目の保養」です。
  • 「眼福」の類義語には、「目の保養」「目の薬」「目の正月」「目もあや」などがあります。
  • 「美しい人を見て眼福だった」という文を、他の言葉で言い換えると、「美しい人を見て目の保養になった」「美しい人を見て目の薬になった」「美しい人を見て目の正月だった」「美しい人を見て目もあやだった」などになります。
  • 「眼福」を英語でいうと、「feast for the eyes」となります。
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