「仰々しい」の意味や使い方とは?類語・英語・古語・由来も例文解説

仰々しい
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「仰々しい」の読み方

「仰々しい」の読み方

「仰々しい」は「仰仰しい」とも表記され、「ぎょうぎょうしい」と読みます。「仰は「こう」とも読めるため「こうこうしい」と読むひとがいますが間違いです。さらに「仰々しい」を「行行しい」とするのは誤変換ですので気を付けましょう。

「仰々しい」の意味とは?

「仰々しい」の意味とは?

「仰々しい」は「大げさである」という意味。ものごとをいかにも立派そうにみせることで、ネガティブなニュアンスとともに使われることが多いです。また「仰々しく〇〇する」のように副詞的に使われることもしばしばあります。

「仰々しい」の由来・語源

「仰々しい」の由来・語源

「仰々しい」の由来・語源はほかの漢字にあります。「仰」にはもともと「大げさ」という意味はなし。「仰々」は近代以降に当て字としておかれたものであり、以前は「業業しい」「凝凝しい」「希有希有しい」と表記されていました。そこから派生して「仰々しい」が生まれたのです。「言動やものごとが大げさ」「量がたくさんあること」を表す「仰山(ぎょうさん)」も同じ語源をとっています。

「仰々しい」の類義語・言い換え

「仰々しい」の類義語・言い換え

ここでは「仰々しい」の類義語・言い換えを紹介します。「仰々しい」はネガティブなニュアンスをもって使われる言葉。使うときには誰かを余計に傷つけないように慎重になるものです。そんなときに「仰々しい」の類義語・言い換えを使えると、絶妙なニュアンスを表現できます。社会人として表現力に幅をもたせるためにも、「仰々しい」の類義語・言い換えは頭に入れておきましょう。

「仰々しい」の類義語1「オーバー」

「仰々しい」の類義語1つ目は「オーバー」です。「オーバー」は「大げさなさま」を表している言葉。ほかにも「数量が限度を超えていること」や「ものの上を越したり、覆ったりすること」などを意味します。

例文:彼のファールへのアピールはオーバーだ。

「仰々しい」の類義語2「大袈裟」

「仰々しい」の類義語2つ目は「大袈裟」です。「大袈裟」は「おおげさ」と読み、「ものごとを実際よりも誇張して表現すること」が意味。ほかにも「大きな袈裟」や「袈裟がけにひとを斬ること」などを指します。

例文:彼女は大袈裟なので、怪我も大したことないだろう。

「仰々しい」の類義語3「物々しい」

「仰々しい」の類義語3つ目は「物々しい」です。「物々しい」は「ものものしい」と読み、「おおげさな様子」を指しています。しかし、「仰々しい」とは違って「重々しくて厳しい」というニュアンスを含むため、言い換えるときには注意が必要です。

例文:サイレンが鳴り、あたりは物々しい雰囲気に包まれた。

「仰々しい」の類義語4「大層らしい」

「仰々しい」の類義語4つ目は「大層らしい」です。「大層」とは「おおげさ」「非常に」という意味で、「らしい」は「〇〇によく似た状態」という意味。つまり「大層らしい」は「おおげさによく似た状態」を表しているのです。

例文:大層らしい服を着て一体どうしたんだい?

「仰々しい」の類義語5「誇大」

「仰々しい」の類義語5つ目は「誇大」です。「誇大」は「実際よりも優れているようにみせること」を指しています。「誇大広告」のように使われていて、「実際よりも商品の特徴や性能をおおげさに宣伝している広告」を表現しているのです。

例文:誇大な宣伝によって集まった客は商品を買い続けてはくれない。

「仰々しい」の対義語

「仰々しい」の対義語

ここでは「仰々しい」の対義語を紹介します。「仰々しい」はネガティブな意味を含んで「おおげさだ」というときによく使われる言葉。よって、対義語はたいていひとを褒めるときに使われます。「仰々しい」の対義語を覚えることによって、誠実で謙虚なひとを褒められるようになりましょう。

「仰々しい」の対義語1「控えめ」

「仰々しい」の対義語1つ目は「控えめ」です。「控えめ」は「量を少なくすること」「でしゃばらないこと」という意味。「ものごとをおおげさに表現する」という意味をもつ「仰々しい」とはまったく反対の意味です。

例文:彼は自分の実績を控えめに話した。

「仰々しい」の対義語2「慎ましい」

「仰々しい」の対義語2つ目は「慎ましい」です。「慎ましい」とは「遠慮深い態度である」「ぜいたくではなく質素である」「気後れする」という意味。こちらもまた「仰々しい」とは正反対の意味をもつ言葉です。

例文:彼は有名になっても慎ましい振る舞いをしていて、本当に尊敬する。

「仰々しい」の使い方と例文集

「仰々しい」の使い方と例文集

「仰々しい」の意味や類義語・対義語を知っていても、使い方がわからなくてはすべてが水の泡。ここでは「仰々しい」の使い方、注意点、例文を紹介します。間違ったまま「仰々しい」を使っていると思わぬところで誰かを不快な思いにさせてしまうかもしれません。使い方はしっかりと覚え、間違った使い方をしないように心がけましょう。

「仰々しい」の使い方

「仰々しい」は「仰々しい〇〇」という形でよく使われます。言葉自体にはネガティブな意味は含まれていませんが、基本的にはネガティブなニュアンスとともに使われる言葉。たとえば「仰々しい言い方」とすると「そんなに大袈裟な言い方をしなくても」という伝わりかたをします。また「仰々しく〇〇する」という副詞的な使い方ができることも覚えておきましょう。

「仰々しい」を使用するときの注意点

「仰々しい」を使うときには「相手への伝わりかた」に注意しましょう。前述いたしましたが「仰々しい」は意味としてネガティブさを含んでいませんが、一般的には「ネガティブな言葉」として浸透しています。そのことによって、意識していないままに相手を非難してしまうことがあるのです。「仰々しい」を使うときには相手にどのように伝わるのかを考えて、誤解を招くような表現になってしまうのであればほかの表現に言い換えることをおすすめします。

「仰々しい」の例文

「仰々しい」を使った例文は以下のとおりです。

・彼の仰々しい言い方のせいで多くの社員が勘違いをした。
・後輩に仰々しい態度をとられると、どう接したらいいのかわからなくなる。
・仰々しい文章は仲のよい間柄のなかでは嫌われている。
・少し実家を出るからといって仰々しい会を開くのはやめてほしい。
・周りのひとたちが仰々しく騒ぎ立てるせいで対応が遅れてしまったのだ。

「仰々しい」を古語でいうと?

「仰々しい」を古語でいうと?

ここでは「仰々しい」の古語を紹介します。日常生活では使う機会がありませんが、古い文献などを読む際には必要になる知識です。これを機に「仰々しい」の古語も覚えてしまいましょう。

「仰々しい」の古語表現1「よだけし」

「仰々しい」の古語表現1つ目は「よだけし」。「よだけし」は「弥猛し」とも表記され、「おおげさである」「めんどくさい」という意味ももっている古語です。

「仰々しい」の古語表現2「ことごとし」

「仰々しい」の古語表現2つ目は「ことごとし」です。「ことごとし」は「事事し」とも表記し、「いかにもおおげさだ」という意味を表します。

「仰々しい」の古語表現3「おどろおどろし」

「仰々しい」の古語表現3つ目は「おどろおどろし」です。「おどろおどろし」は「おおげさだ」「ものすごい」「気味が悪い」などの意味をもつ言葉。特に「気味が悪い」の意味で現代でもしばしば使われています。

「仰々しい」を英語でいうと?

「仰々しい」を英語でいうと?

「仰々しい」を英語で表現できますか?「仰々しい」を英語でいえれば、海外のクライアントと話すときでも役に立ちます。ここでは「仰々しい」の英語でのいいかたを解説。グローバル化が進んでいる現代においては英語を覚えるのはビジネスマンとして常識です。「仰々しい」の英語を覚えて、ワンランク上のビジネスマンを目指しましょう。

「仰々しい」の英語表現1「exaggerated」

「仰々しい」の英語表現1つ目は「exaggerated」です。「exaggerated」は「仰々しい」のなかでも「言葉が仰々しい」と表現するときに使います。

例文:Tell him to stop making exaggerated greetings.(彼に仰々しい挨拶はやめるようにいってくれ。)

「仰々しい」の英語表現2「pompous」

「仰々しい」の英語表現2つ目は「pompous」です。「pompous」は「仰々しい」のなかでも「見た目が仰々しい」と表現するときに使います。

例文:I sensed a pompous mood.(私は仰々しい雰囲気を感じた。)

まとめ

「仰々しい」は「おおげさである」という意味です。言葉自体にネガティブな要素は含まれていないのですが、ネガティブな使い方をされるため「ネガティブな言葉」として世間に浸透しています。それによって、思わぬところで誰かを傷つけてしまうかもしれません。「仰々しい」を使うときには注意しましょう。

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